乳酸菌には嫌気性とラクトバチルスのような好気性がありヨーグルトを作る上でこの乳酸菌の種類は重要になる。ぬか漬けは乳酸菌と酵母菌のバランスが良くないと良いぬか床にはならない。ビフィズス菌は偏性嫌気性菌であるが乳製品で死滅しないのか?好気性発酵と呼吸を考える!
乳酸菌の嫌気性とは、空気があると死滅してしまう性質を持っているということです。嫌気性の乳酸菌は、酸素ではなく、アデノシン二リン酸という物質を使って呼吸をします。
乳酸菌の嫌気性とは
嫌気性の乳酸菌は、酸素がない動物の腸内で生息していて、腸内は栄養が豊富なのでとっても貧弱であり、酸素があると死ぬので家庭で嫌気性の乳酸菌ヨーグルトを作るのは困難です。
家庭用のヨーグルトメーカーなどでは対応不可で、温度、湿度、栄養を全て整えた環境の中で発酵させる必要があり、ヨーグルト製造工場でもない限り無理でしょうね。嫌気性と好気性について詳しく見て行きましょう!
嫌気性の細菌は酸素がないところで生きる偏性嫌気性菌と酸素があっても大丈夫な通性嫌気性菌に分かれます。
高い免疫調節活性を示すOLL2809株は,アレルギーや子宮内膜症等の免疫関連疾患に対して症状の軽減等に有効であり,罹患者のQOLの向上に貢献できることが明らかになった.
引用元: 乳酸菌の免疫調節効果に関する研究
乳酸菌の嫌気性と好気性
乳酸菌の嫌気性と好気性について考えて行きましょう。嫌気性の乳酸菌は酸素がないところで生息しているとお話しましたが、好気性の乳酸菌はこの逆です。
乳酸菌と酸素
好気性の乳酸菌は酸素で呼吸をしています。私たちが暮らしている地球には酸素が豊富ですので、この自然の中に好気性の乳酸菌が多く生息していて、過酷な環境で生き抜いているため生命力が強いです。
また、酸素があるところで生きているので、家庭でヨーグルトを作る時にも好気性の乳酸菌であれば、ヨーグルトメーカーなどを使って簡単に作ることができます。
乳酸菌の呼吸
乳酸菌の呼吸は、好気性の酸素か嫌気性のアデノシン二リン酸に大きく分かれます。これに加え、嫌気性は酸素がほとんどないところでしか生きられない偏性嫌気性菌と酸素があっても生きられる通性嫌気性菌に分かれます。
乳酸菌の嫌気性とぬか漬け
美味しいぬか漬けを作るためには、良いぬか床作りを行わなければなりません。良いぬか床の条件としては、嫌気性の乳酸菌と好気性の酵母菌がバランス良く繁殖していることです。
ぬか漬けの基本は乳酸菌の嫌気性の性質を活用したもの
発酵食品として知られているぬか漬けは、古来よりご飯のお供と共に食べられてきた存在で、日本人に欠かすことができない健康食品です。ぬか漬けを作る場合には、ぬか床を用いますが、まず乳酸菌が繁殖しても空気を触れることがない嫌気性の環境下においては、乳酸を出します。
この乳酸は酸っぱい成分になりますが、それによって腐敗を進める雑菌の繁殖を抑制することで野菜などの腐敗を防ぐことができる様になります。もちろん漬物の魅力は塩辛さが存在しますが、塩は雑菌に対しても殺菌力を高める存在で、ぬか漬けを漬ける上での必要です。
塩辛さと乳酸菌が作り出した乳酸の二つの力によって腐敗を防ぐことができるため、長期に保存することもできます。なおぬか漬けの旨さを引き出すのは酵母菌で、酵母菌は空気を必要とする好気性でぬか床の表面で繁殖します。
ぬか漬けの臭いのもとは、酵母菌の発酵が行われたためで、ぬか漬けを漬ける場合には毎日、ぬか床をかき混ぜる必要があります。ぬか床をかき混ぜることで、酵母菌の発酵が抑制され、逆に乳酸によって分解され、うまみ成分に繋がる流れとなります。
こうした乳酸菌の嫌気性と酵母菌の好気性を利用した食べ物がぬか漬けとなり、広く日本人にも親しまれた食材として定着しています。
ビフィズス菌は偏性嫌気性菌
ビフィズス菌は偏性嫌気性菌ではありますが、偏性嫌気性菌の中では比較的、酸素に強い細菌です。ビフィズス菌入りのヨーグルトは、牛乳を加熱殺菌して酸素が少ない状態になっています。
さらに、好気性の乳酸菌が発酵することによって牛乳がもっと嫌気状態に近づきます。だからと言って、ビフィズス菌は偏性嫌気性菌であることに変わりはないので、ヨーグルト容器を酸素が通らないようにしたり酸素に強い菌を選択してメーカーは対応しています。
細菌が増殖するときにはいくつかの条件があります。酸素もそのうちの一つです。細菌の中で生育するときに酸素を必要としないものがあります。それが嫌気性菌と呼ばれるものです。
そしてその嫌気性にも大気レベルの酸素の暴露による影響で2つに分類することができます。酸素が存在するところでも生育できるものを通性と言います。大気レベルの酸素濃度では死滅するものは偏性に分類されます。その他に酸素が必要となる好気性菌も存在します。
嫌気性の菌は、酸素を取り入れる代わりに発酵や嫌気呼吸と言う代謝系で生育に必要なエネルギーを獲得します。ビフィズス菌は偏性嫌気性菌になります。
ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌は食べるときに酸素と触れることになるため、ダメになってしまうのではないかと気になります。ただし、偏性に分類されるものでも比較的酸素に影響を受けないものもあり、ビフィズス菌はそれに属します。ヨーグルトの作り方も嫌気性に適した環境になります。
発酵するときに牛乳を加熱殺菌して酸素の量が減っていること、一緒に発酵する乳酸菌が嫌気に近い状態にしてくれるためビフィズス菌が生育できる環境が出来上がります。このようにして嫌気性のビフィズス菌でも発酵することができます。
乳酸菌の培養
乳酸菌を培養して増やすには、下記のような点に注意すると良いでしょう。
- 温度:30度から40度程度で乳酸菌が活性化
- 酸素:嫌気性の場合は密閉し、好気性の場合は空気に触れさせる
- 栄養:糖、アミノ酸、金属塩やビタミンなどがエサになるが、糖があれば良い
- 酸度:ph値が4.0を下回ると死滅して行くので気をつける
ラクトバチルスの好気性
ラクトバチルスの乳酸菌は、グラム陽性の通性嫌気性または微好気性であり、糖を乳酸に代謝する乳酸菌群の大部分を占めています。ラクトバシラス属とビフィズス菌のプロバイオティクスは、回腸嚢炎および胆管炎の臨床症状を軽減すると言われています。
乳酸菌の好気培養
乳酸菌の好気培養により、酸化ストレス耐性を向上させることができます。酸化ストレスに弱い乳酸菌の酸化ストレス耐性を向上させるためには、乳酸菌由来カロテノイドがカギを握っています。
好気性発酵
好気性発酵は、酸素がある状態で活動する微生物の働きで有機物を分解し、発酵させるもので、堆肥づくりはこれを行っています。
通性嫌気性菌はどんな菌か
空気を嫌う細菌である嫌気性菌には偏性と通性の2タイプがあります。酸素が存在すると偏性嫌気性菌は死んでしまいます。
一方、通性嫌気性菌は死にません。酸素が存在してもしなくてもかまいません。酸素が存在する場合はクエン酸回路でエネルギーを作り出しますし、存在しない場合はその発酵によってエネルギーを得ることができます。
大腸菌、サルモネラ菌、インフルエンザ菌が通性嫌気性菌です。赤痢菌、コレラ菌、ペスト菌などもそうです。基本的には細菌ですが、真核生物や古細菌であることもあります。真核生物の中には酸素がなくても増殖することができるものもあります。
食中毒の原因になるウェルシュ菌やボツリヌス菌、以前は恐れられた破傷風菌は偏性嫌気性菌です。バクテロイデスという体に良い細菌もそうです。
好気性菌に対してこの嫌気性菌があります。好気性菌は酸素があれば生育するものですが、低濃度の酸素の中でも生育することができる菌は好気性菌ではなく通性嫌気性菌に分類されることが多いです。
この通性嫌気性菌の中には80度ほどで20分熱を加えても死なないものもいます。食中毒が心配な場合、より100度ほどの高温でより長い時間熱を加えてください。
嫌気性菌である乳酸菌の特徴
乳酸菌は一般に嫌気性菌として知られていますが、この嫌気性菌にも二つの種類があることを覚えておくのはよいことです。一つは通性嫌気性菌であり、もう一つは偏性嫌気性菌です。
ビフィズス菌はこの二つのうち偏性のほうに属しており、酸素があると死んでしまう菌となっています。それに対して、乳酸菌は通性のほうに属しており、酸素が得意ではありませんが酸素があっても生きていくことができる菌と言えるのです。
一般的に言って、通性嫌気性菌は酸素がある環境の下では酸素を使った呼吸を行ない、酸素がない環境下では嫌気性呼吸と呼ばれる形態の呼吸を行なっています。
乳酸菌の場合は、無酸素状態では糖を取り入れることによって乳酸を放出する仕組みになっており、この乳酸のおかげで私たちの腸内は良い状態に保たれているのです。
例えば、腸内がこうして放出された乳酸に満たされた状態になると、腸内は酸性のほうに傾くことになり、結果としてビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が繁殖しやすい環境になります。
そのため悪玉菌は減少していき、腸内環境を悪化させる細菌を寄せ付けないように作用するというわけです。もちろん腸内の乳酸菌が嫌気性呼吸を行なうのに必要な栄養をしっかりと摂取するのは、私たちが行なうべきことなのです。
乳酸菌は嫌気性がおすすめ
乳酸菌は腸内の環境を整える大切な細菌です。腸内で活動する細菌の中では少数になりますが、酸素があるとなくなってしまう嫌気性がほとんどだからです。
限られたものしか生存していないので、ヨーグルトなどを食べて補充してあげると腸内環境を改善することができます。酸素があっても生きられる好気性のものもありますが、好気性を摂取しても酸素が少ない大腸では増えることができません。
腸内の乳酸菌は嫌気性のものになるのでその数がどうしても少なくなってしまうでしょう。腸内において乳酸菌を増やすのに嫌気性を利用すると便利です。
嫌気性は酸素があるとなくなってしまう乳酸菌のことで、腸内は酸素がかなり少ない環境にあるので嫌気性にとっては住みやすい環境です。酸素が少ない環境で育つのですが、好気性の乳酸菌より弱い特徴もあります。
体外では酸素がある環境になっているので、酸素に触れると死滅してしまうのでうまく育てるのが難しいという欠点があります。酸素が少ない腸内で強く生きることができるので、摂取する乳酸菌として嫌気性のものがおすすめです。
市販されているものは嫌気性のものが多いので、リーズナブルな価格で気軽に購入することができます。
乳酸菌はPHが酸性の状態で増殖する
乳酸菌とは特定の菌を指した名称ではなく、乳糖やブドウ糖等を養分として増殖し、乳酸等の有機酸を産出して悪臭の原因になる腐敗物質を生成しない性質を持った細菌のことを指します。現在までに40種類以上の種類が発見されていて、それぞれ異なる特徴を持っています。
また、PHが酸性の状態で増殖しやすいという性質を持ち生成される乳酸等が酸性の環境を整えるので、酸に弱い細菌の増殖を抑制する効果があります。
乳酸菌は牛乳や豆乳に含まれている乳糖等を養分として増えていきますが、その際に乳酸を生成する為、発酵によりPHが低下します。ヨーグルトは、牛乳に含まれるたんぱく質が酸性度が低下するに伴い凝集した固形成分です。
固形分から分離する溶液はホエーと呼ばれるもので、水溶性のたんぱく質やビタミン類が含有されているのが特徴です。そして、現代では様々な発酵食品が販売されていますが、これは人間にとって有害な腐敗と同様の作用があります。
腐敗したものを食べてしまうと下痢や食中毒を起こす危険性がありますが、乳酸菌の場合はこのケースに当てはまりません。乳酸菌で発酵させることで酸味等の味や香りに変化を持たせて長期保存が可能となり、
産出物の乳酸等の働きによってPHが酸性に偏るので、体内で下痢や食中毒の原因となる微生物の繁殖を抑えることができるのです。そのため、日本では独自の発酵食品がたくさん販売されているというわけです。
乳酸菌は呼吸しています
乳酸菌は好気性と嫌気性があります。好気性は酸素で呼吸をしていて、自然界に広く生息していて生命力が強いことがあげられます。手作りで増やすことが可能で、自宅でも作ることが可能です。嫌気性は酸素で呼吸しないで空気と同じくらいの酸素に触れるとなくなってしまいます。
嫌気性はアデノシン二リン酸という物質で呼吸することができ、酸素がない腸などにおいて生息することができたり手作りで増やすのは難しいことがあげられます。好気性は生命力が強くても酸素がなければ生きるのは無理で、人の大腸の中には酸素が存在しないので生きるのは無理です。
ヨーグルトを食べると腸内に乳酸菌が定着することによって腸内環境を改善することができると思ってしまいますが、好気性は生命力が強く生きたまま腸に届きやすいですが腸内には酸素がないのですぐになくなってしまうでしょう。
反対に嫌気性は非常にデリケートですぐになくなってしまいますが、腸の中において嫌気性乳酸菌は元気に生きることができる環境です。少しでも生きたまま嫌気性の乳酸菌が腸内に届くことができれば、そこで十分元気に生きて増加することができます。腸において長生きするのは嫌気性の乳酸菌になります。
乳酸菌を培養する方法
乳酸菌は腸内環境を改善するために有効な細菌です。積極的に摂取することで大腸に届けることができます。ヨーグルトとかに含まれていることは有名ですが、自分で培養することはできないのでしょうか。
培養と聞くと研究室などのクリーンルームの中でいろいろな設備によって行わなければならないと言うイメージがありますが、そんなことはありません。
乳酸菌は好気性細菌で酸素のあるところでも生育することができます。そんなに大掛かりな設備は必要ありません。実は日本でも古くから一般家庭で行われてきた方法があります。それがぬか漬けなどの漬物です。
ドイツでは、肉の付け合わせとしてザワークラウトがあります。これも乳酸菌を培養して造られる料理です。キャベツに3%の量になる塩をつけて、ローリエ、クミンシード、キャラウェイシードなどのスパイス、砂糖を少々入れて煮沸消毒した容器に保存します。常温で2から3日放置すれば完成です。
中では発酵した乳酸菌が培養されて増殖しています。ほどよく浸かった状態になると酸味があって爽やかな味わいになります。このほかにも韓国のキムチも乳酸菌を培養したことで発酵する食品です。各国の伝統料理に乳酸菌の培養が利用されています。
乳酸菌の嫌気性と好気性!ぬか漬け培養は酸素呼吸の菌バランスが大切のまとめ
乳酸菌には嫌気性とラクトバチルスのような好気性がありヨーグルトを作る上でこの乳酸菌の種類は重要になる。ぬか漬けは乳酸菌と酵母菌のバランスが良くないと良いぬか床にはならない。ビフィズス菌は偏性嫌気性菌であるが乳製品で死滅しないのか?好気培養酸素
乳酸菌の英語表記や発音、略!ドリンク飲料や植物性と腸ビフィズス菌
乳酸菌は英語で「Lactic acid bacteria」です。うむ、これで完了!と言いたいところだけれど、乳酸菌と英語に関して調べて行くので、これじゃあダメということなので…
乳酸菌の英語表記だけでなく、発音や略からドリンクやサプリの英語など色々調べて行きましょう。ついでにフランス語なんてのも見て行きます。どう?英語に興味はありますか?
乳酸菌の英語表記を知ったからなんだ?って話もありますが、まぁ知識としてまとめておきましょう。
乳酸菌の英語表記
乳酸菌は英語表記すると『lactic(乳)acid(酸)bacterium(「細菌」の単数形)(読み:ラクティック・アシッド・バクティアリアム)』です。
定義として発酵によって糖類から多量の乳酸を産生して悪臭の原因になるような腐敗物質を作らないものが該当するとされます。
電子辞書などではLactobacillusと表記される場合もありますがこれはマニアックな訳で、例えば英語圏の国のドラッグストアで乳酸菌を買いに行く場合ラクトバチルスをくださいと言っても一般的な店員には通じ無い傾向です。
しかも薬剤師さんの場合は「バクテリアのラクトバチルス」と言えばわかるかもしれ無いと言った具合です。
ラクトバチルスは乳酸菌の種類の一つである為乳酸菌系列に詳しい店員や薬剤師ぐらいしかわから無いので、寧ろ生菌サプリメントや生きたまま腸に届いて増殖し体に良い影響を及ぼす微生物で腸に効く微生物の総称プロバイオティクス(Probiotics)から乳酸菌に該当するのを探すと言った具合になります。
日本人が海外に行った場合食事と水の違いで下痢を起こす事があるので出先で買うとしたら消化酵素剤の入った乳酸菌整腸剤(プロバイオティクスで通じます)が有効となります。
乳酸菌の英語を発音
乳酸菌の英語表記を発音する時にカタカナでは、ラクティック・アシッド・バクティアリアとなります。
乳酸菌の英語を略
乳酸菌はドリンクも多く、日本では毎日飲んでいるという人も少なくありません。そんな乳酸菌を英語で言うとどんな言葉になるのか覚えておくのも良いでしょう。
海外に出かけている時に急に欲しくなったら、英語で探さなくてはいけません。英語で乳酸菌のことは「lactic acid bacterium」といいます。bacteriumというのは単数形ですから、複数形にした言葉が「bacteria」になります。ですから、略してbacteriaと言っても通じます。
ただ乳酸菌飲料の場合はbacteria drinkとは言いません。この場合、「cultured milk drink」と言う事が多いです。culturedというのは「培養する」あるいは「栽培する」という意味がありますので、培養されたミルクの飲み物という事でこういう言葉が使われています。
また場合によってはproviotic drinkという言葉でも通じます。provioticは日本語にすると、体に良い働きをするバクテリアという意味があります。日本語でもプロバイオティクスという言葉が使われていますので、わかりやすいのではないでしょうか。海外で乳酸菌飲料を飲みたくなった時にはこれらの言葉が書かれているものを購入しましょう。
乳酸菌飲料の英語
乳酸菌飲料は英語で言うと、lactic-acid-bacteria-beverageと表記されます。牛乳などの乳製品との違いはどこにあるのでしょうか。その特徴とあわせて考えて見ましょう。
牛乳はたんぱく質やカルシウムなどの栄養素が豊富ですが、熱殺菌などがされているだけのシンプルな製法で食卓に並びます。これに対して乳酸菌飲料には腸内環境を整える乳酸菌を各種豊富に含んでいます。
乳酸菌は腸内環境の維持に大きな役割を担っている訳です。乳酸菌は胃液に消化されるので全てが生きたまま腸内に届くことができるわけではありませんが、たとえ死骸のであっても善玉細菌の繁殖に不可欠な栄養素に利用されるので町内環境をサポートする点では大きな意義をもっています。
ただ自分にあった乳酸菌飲料を選択するときには機能面に着目するのがポイントです。数千種類にもなる乳酸菌のなかには特定の作用を強く持つ種類が存在するからです。
例えばアレルギー症状の緩和に重点を置くのか、あるいはダイエット目的をメインに据えるのかによっても、役立つ乳酸菌の種類は異なってきます。またこのような有用な効果を実感するには継続するのが大事。飲み続けるためには、美味しく飲用出来るのか味にもこだわって選びたいものです。
乳酸菌ドリンクの英語
乳酸菌ドリンクの英語表記は、Lactobacillus drinkです。
乳酸菌サプリの英語
乳酸菌サプリの英語表記は、Lactobacillus supplementです。
植物性乳酸菌の英語
乳酸菌とは糖を分解し熱源とし多量の乳酸を生成するグラム陰性菌の総称を意味しています。乳酸菌は納豆をはじめ各種の発酵食品や、植物などの身近な環境ばかりでなく、ヒトの体内の腸組織やひいては広く海洋環境など地球上の膨大なエリアで分布しています。
自然界から分離された乳酸菌株は細胞の形態上の違いや生物学的性質にゲノム情報などによって、各々の菌種に同定されることになります。同じ菌種どうしは分離元が違っていても、ゲノム情報や基本的情報はほぼ同一であることが知られています。
ところで植物性乳酸菌と動物性乳酸菌の違いについて検討していきましょう。植物性乳酸菌は英語でplant-lactobacillusとの学術的な分類名を付されていますが、動物性乳酸菌と性質にほぼ違いがないといわれています。
それと言うのも、植物性と動物性の名前の違いは、分離元が植物か動物かの違いあるにすぎず、基本的性質やゲノム情報が一致していれば同一の種類と認識して間違いがないからです。
例えば植物性乳酸菌の代表格のラクトバチルス・プランタムは、植物だけでなく人体内の腸からも分離することが出来るからです。つまり分離元はちがっても微生物学的性質に違いは無いと言う訳です。
動物性乳酸菌の英語
動物性乳酸菌の英語表記は、Animal lactic acid bacteriaです。
乳酸の英語
乳酸という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。よく運動などで体を激しく動かした後、疲れが溜まったときに「乳酸が溜まる」などと言いますよね。では一体どんな物質なのでしょうか。
乳酸は英語で「lactic acid」と表記されます。有機化合物の一種で、分子式はC3H6O3です。乳酸は、我々が体内に取り込んだ栄養素などをエネルギーに分解する中で生成される有機化合物のことを言います。
食べ物などに含まれている糖質、いわゆるグルコースが筋肉の細胞内でエネルギー分解される過程で作られます。この物質が人間の体内で生成される過程を、解糖系と呼びます。人間のエネルギー源である糖分の蓄えが少なくなることが筋肉疲労の原因と言われています。
一方で、乳酸は筋肉疲労を引き起こす物質でもありますが、全てにおいて悪い影響を及ぼすわけではありません。近年では運動をすることによって、筋肉疲労を早く回復させるなど、疲労を軽減させてくれる物質であることもわかってきました。
さらに、新しく血管を作ったり傷の治りを促進したりするなど、人間にとって良い働きがあることもわかってきています。また、炭水化物を分解して乳酸を作り出す微生物のことを乳酸菌と呼びます。
乳酸菌のフランス語
乳酸菌のフランス語表記は、Bactéries lactiquesです。
ビフィズス菌の英語
ビフィズス菌を英語にするとBifidobacterium(ビフィドバクテリウム)になります。細胞が菌糸を形成して細長く伸びていく増殖をする放線菌の中のBifidobacteriales目のBifidobacterium属に属する細菌の総称です。
その中の一つである基準書のbifidum(ビフィドゥム)だけを呼ぶこともあります。ビフィズス菌は乳酸を産出する細菌であることから乳酸菌に属します。ただし、乳酸以外に酢酸を産出するため、腸内環境を改善する働きが強いと点で多くの食品に使われています。
英語名はビフィドゥムとなっていますが、元々はビフィドゥスと言うラテン語で「二又の」と言う意味の言葉が使われていました。これは細菌が増殖をするときに菌糸をV字やY字に似た形に分岐する性質を表したものです。
フランス・パスツール研究所によって乳児の糞便中より発見されたときにその分岐した形状がとても特徴的だったことから、その言葉が使われました。
それに細菌を意味するバルキスをつけて、バキルス・ビフィドゥスと言うのが当初の呼び方です。現在日本で使われるビフィズス菌と言う呼び方は、この時のものが由来していると言えます。
LACTOBACILLUSの特徴と人への影響
LACTOBACILLUSは等を乳酸に退社するための乳酸菌群の大部分を占めているラクトバシラス属に属しています。グラム陽性の通性嫌気性や微好気性・桿菌・非芽胞形成性の真正細菌です。
人間の中ではラクトバシラス属細菌は多くの体の部位における微生物の重要とされる構成要素になります。ヨーロッパの女性ではラクトバシラス属は一般的に膣内微生物の主な最近になります。
多くのLACTOBACILLUS属は数種類の糖から乳酸だけを産生しているホモ乳酸発酵を用いて、いくつかの種類からアルコールや乳酸のどれかを産生することが可能なテヘロ乳酸発酵を用いています。
これは呼吸鎖の完全なる呼吸が欠如しているにもかかわらず、酸素耐性になります。この酸素耐性はマンガンに依存されていて、ラクトバシラス・プランタルムと言われるものにおいて研究されていると説明されています。
多くの種類のものは、増殖するために鉄を必要としていないので極めて高い過酸化水素耐性を有しています。ゲノムの大きさは1、2から3、3mbと大きなばらつきが見られます。
タンパク質をコードしている遺伝子の数としては1100個から3200個まで幅があります。ゲノムのコード領域に豊富である複合マイクロサテライトを含んでいて不完全でたくさんのモチーフを持っています。
腸の英語
腸は英語でntestinesもしくはbowelsといいます。人の小腸はhuman small intestine、大腸はhuman large intestineと呼んでいます。
腸内には善玉菌と悪玉菌とが住み着いてしれつな生存競争を繰り広げていますが、悪玉菌はvirus(ウイルス)やbacteria(バクテリア)と呼び、一方の善玉菌はprobiotic (プロバイオティック)と呼びます。
それに対して、どちらにも属さない菌を日本語では日和見菌といい、英語ではopportunistic pathogenといいます。腸内にはこの善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3種類が生存しており、それぞれ人体に影響を与えています。
善玉菌の代表的な菌にビフィズス菌や乳酸菌があり、それぞれ英語でBifidobacteria、Lactic acid bacteriaという名前が付けられています。
一方悪玉菌の代表的な物が大腸菌で、英語でe.coliです。大腸菌が優勢になると腐敗菌やガスが発生し便秘や体調不良の原因になります。発がん物資を産出することもあるので要注意です。日和見菌はふだんはおとなしくしていますが、免疫力が低下すると悪玉菌に変身することがあります。
乳酸菌の英語表記や発音、略!ドリンク飲料や植物性と腸ビフィズス菌のまとめ
乳酸菌の英語表記や発音と略をドリンク飲料やビフィズス菌、腸まで、ついでにフランス語も答えよう。植物性乳酸菌や動物性乳酸菌の英語も比較してみるのも面白いかも知れない。まぁ日本に住んでいるのだからEnglishはいらないって話もあるけどね!
乳酸菌の学名!LG21ヨーグルトやチーズ、ヤクルトとカルピスは?
乳酸菌は学名ではなく乳酸を産生する細菌類の総称です。乳酸菌は、発酵食品のヨーグルトやキムチなど身近な食べ物だけでなく、自然界にも多く存在し、私たちの腸内フローラにおける善玉菌としても生息しています。
学名は、学術上、動植物につける世界共通の名称なので、普段使うには小難しく話しにくくなるので、一般的には学名は使わずに通称として慣例的な呼び名を設けたのが乳酸菌というわけです。
乳酸菌の学名としては、乳酸菌株の名称が正式な学名にあたります。多くの食品で乳酸菌の分類が分かれており、それぞれに学名がついているので詳しく見て行きましょう!
乳酸菌の学名を知ったからと言って何なんだ?ということもありますが、知識としてまとめましょう。
乳酸菌の分類
乳酸菌の分類は、1970年代まで4属だけでしたが、現在では20属に分類されています。食品によって分かれているので、それぞれを見て行きましょう。
漬物:乳酸菌の学名
漬物に使われる乳酸菌の学名は、Leuconostocです。
餅麹:乳酸菌の学名
餅麹に使われる乳酸菌の学名は、Pediococcusです。
ヨーグルト:乳酸菌の学名
ヨーグルトに使われる乳酸菌の学名は、StreptococcusやLactobacillusです。
普段から多くの人が何気なく食べているヨーグルトは、おなかの調子を整えたり免疫力をアップさせたりさまざまな効能があり、肌をきれいにしたりダイエットにもよいので美容と健康の両方に効果的です。
その秘密は中に入っている乳酸菌で、腸内で善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことによってお通じが良くなったり美肌になるなど嬉しい効果が得られます。
乳酸菌の学名は「lactic acid bacteria」と言い、「Lactobacillus」という属性に分類されます。市販されているヨーグルトにはさまざまな種類があり、異なる働きを持った独自の乳酸菌が使われていますが、多くがラクトバシラス属に属していて、大昔からヨーグルトをはじめとする発酵食品の製造に活用されていました。
チーズにも使われていて、乳酸だけを生成するタイプのものは「Lactococcus」という学名で呼ばれていて、牛乳にも多く含まれています。
「Lactobacillus」は自然界にもたくさん存在するので日本古来の発酵食品である漬物や醤油、納豆、甘酒などにも入っていて、日本人にも馴染みが深い乳酸菌です。それぞれの学名を知っていると、普段食べているヨーグルトのことをもっと深く理解できます。
日本酒:乳酸菌の学名
日本酒と乳酸菌はあまり関係があるようには思われませんが、実際にはなくてはならないものです。乳酸菌は日本酒の発酵において雑菌を抑えて酵母を増殖させる働きがあります。
また、味についてもコクを出すためにはなくてはならないものです。ただし、火落ちと言って日本酒を悪くする原因にもなることから二面性があることも覚えておかなければいけません。
日本酒を直接作るのは清酒酵母ですが、乳酸菌は酵母を助ける働きがあります。酵母を活かすことができる乳酸菌はLeuconostoc mesenteroidesとLactobacillus sakeiと言う学名です。
どちらも乳酸とアルコール、二酸化炭素を生成する働きがあります。製造工程中に余分な微生物は、乳酸によって死滅します。清酒酵母は乳酸に強いのでそのまま増殖を続けることができます。
そして増殖し、発酵を続けることでアルコールを増えるとその濃度によって乳酸菌が死滅することになります。また、醸造中に白濁して悪くなる火落ちと呼ばれる状態にする乳酸菌の学名はLactobacillusのfructivorans、hilgardii、paracasei、rhamnosusになります。これらを増殖させないために火入れという作業が行われます。
整腸剤:乳酸菌の学名
整腸剤に使われる乳酸菌の学名は、Enterococcusです。
チーズ:乳酸菌の学名
チーズに使われる乳酸菌の学名は、Lactococcusです。
チーズは、私たちの食生活においてとても身近なものであり芸能人などもよく食べる食材として認知度は高いです。このチーズは、実はアオカビというカビの仲間からつくられています。
アオカビの学名は、ペニシリウムと呼ばれています。由来は、カビを顕微鏡で見た場合には筆状体と呼ばれる筆のような形の構造が見られることが挙げられます。その先端に胞子がついており、この形がアオカビの学名の由来です。
アオカビからは世界で初めての抗生物質であるペニシリンが発見されており世界的にも有名です。ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなどの代表的なチーズの製造に用いられるカビもアオカビの一種からつくられています。
チーズには、乳酸菌が極めて多く含まれており整腸作用があります。乳酸菌が入っているといっても菌自体は少なかったり死滅していることも多いのですが、それでも摂取することはおすすめです。
その理由は、乳酸菌の死んだ菌であっても菌体成分はそのままチーズの中に残っているためこのタイプのものでも免疫力が向上するためです。
チーズはヨーグルトに比べて水分が少ない性質を持っているため、少量でも菌体成分を多く摂ることが可能で便秘解消などに役立つメリットがみられます。
醤油:乳酸菌の学名
醤油に使われる乳酸菌の学名は、Tetragenococcusです。
味噌:乳酸菌の学名
味噌に使われる乳酸菌の学名は、Tetragenococcusです。
ワイン:乳酸菌の学名
ワインに使われる乳酸菌の学名は、Oenococcusです。
ヤクルト:乳酸菌の学名
ヤクルトに使われる乳酸菌の学名は、Lactobacillus casei strain shirota、L.カゼイ YIT 9029で、ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株です。ヤクルト菌、LCS、L.カゼイ・シロタ株、乳酸菌 シロタ株とも呼ばれます。
LG21:乳酸菌の学名
LG21に使われる乳酸菌の学名は、Lactobacillus gasseri OLL2716株です。
カルピス:乳酸菌の学名
カルピスに使われる乳酸菌の学名は、Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)です。
ピクルス:乳酸菌の学名
ピクルスに使われる乳酸菌の学名は、Pediococcusです。
ザワークラウト:乳酸菌の学名
ザワークラウトに使われる乳酸菌の学名は、Leuconostocです。
ラクトバシラス目に属する学名
ラクトバシラス目に属する学名には、Lactobacillus、Enterococcus、Lactococcus、Pediococcus、Leuconostoc、Streptococcusがあります。
ラクトバシラス属 (Lactobacillus)
ラクトバシラス属は、フィルミクテス門バシラス綱ラクトバシラス目ラクトバシラス科に属するグラム陽性の桿菌で、ラクトバチルス・ブルガリクス、ラクトバチルス・ガセリ、ラクトバチルス・アシドフィラスなどがヨーグルト製造に使われます。
ラクトバチルス属
ラクトバチルス属は、ラクトバシラス属のことで、ラクトバチルスとも呼ばれるということです。
エンテロコッカス属 (Enterococcus)
エンテロコッカス属は、ラクトバシラス目エンテロコッカス科に属するグラム陽性の球菌で、回腸、盲腸、大腸に生息しています。
ラクトコッカス属 (Lactococcus)
ラクトコッカス属は、ラクトバシラス目ストレプトコッカス科に属するグラム陽性の球菌で、発酵乳製品に使われます。
ペディオコッカス属(Pediococcus)
ペディオコッカス属は、ラクトバシラス目ラクトバシラス科に属するグラム陽性の球菌で、ピクルスに使われます。
リューコノストック属 (Leuconostoc)
リューコノストック属は、ラクトバシラス目リューコノストック科に属するグラム陽性の球菌で、ザワークラウトに使われます。
ストレプトコッカス属(レンサ球菌属) (Streptococcus)
ストレプトコッカス属は、ラクトバシラス目ストレプトコッカス科に属するグラム陽性の球菌で、ヨーグルトに使われます。
乳酸菌の学名でLACTIS
乳酸菌の学名でLACTISは、ラクトコッカス属 (Lactococcus)を指します。Lactococcus lactisが、プロセスチーズや肉、飲料などに着かれます。
乳酸菌の学名を知っておこう!
乳酸菌とは、発酵することによってブドウ糖からたくさんの乳酸を産生させる細菌類の総称です。代表的な物にラクトバチルス属があります。
学名をLactobacillus (ラクトバシルス)といい、長い間ヨーグルトの製造に使われてきた乳酸菌です。これは人や動物の腸の中にもすんでいる菌であり、現在市販されているヨーグルトの中にもこのラクトバチルス菌が含まれているものがたくさんあります。
人の腸の中には悪玉菌と善玉菌、そしてどちらにも属さない日和見菌の三種類が住み着いています。日和見菌は日によって悪玉菌になったり、善玉菌になったりしながら体内で生存競争を繰り広げています。
もうひとつ、エンテロコッカス属も重要な乳酸菌です。学名をEnterococcus(エンテロコッカス)といい、哺乳類の腸の中に住んでいる菌として有名な菌です。
そのなかでもエンテロコッカス・フェカリス菌は熱や冷温にも強い菌で、摂氏60度の温度で30分熱しても生き続けることができるというデータがあります。
エンテロコッカス・フェカリス菌を他の乳酸菌と混ぜて整腸薬にしたものが発売されています。コレステロールを減らし、免疫力を高めてくれる機能があることもわかっており、今後の研究が期待されています。
乳酸菌とは
知っているようで意外と知らない乳酸菌についてまとめてみます。今回の記事をチェックすれば「乳酸菌とは」の質問にもしっかりと応えられるようになるとおもいます。
乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどの乳製品におおく含まれており、食品ごと含まれる乳酸菌の種類も異なります。乳酸菌とはオリゴ糖などの糖をもとに乳酸をつくりだすことのできる細菌の総称といえます。
乳酸菌は、自然界に広く存在している最近でもあります。乳酸菌は胃腸働きを調整してくれるといわれていますが、この場合の乳酸菌はいわゆる善玉菌です。
善玉菌の働きはプロバイオティクスと呼ばれます。善玉菌の主な種類としては、各種のビフィズス菌、アシドフィルス菌、フェカーリス菌などをあげることが出来ます。
上手に乳酸菌を取り入れることは健康なからづくりには有効な手段となりえますが、乳酸菌は腸内で1週間ほどしかきられないため、意識して摂取する必要があります。
ストレスや加齢などによっても腸内の善玉菌は減少していきます。毎日の食事から乳酸菌を取り込むことは理想ですが、仕事が忙しく食生活が乱れがちの方はサプリメントなどの補助食品を活用して乳酸菌を摂取するのよいのではないでしょうか。
乳酸菌の種類と学名
乳酸菌というのは分類学上の学名ではなく慣例的な呼び方で、種類が豊富で、分かっているだけでも350種類はあり、属や株などによって持つ性質は異なります。
個々の株などについているラクトバチルスなどは学名になります。日常的に多く摂ることが多く知られているのは乳酸桿菌で、ヨーグルトに使われています。チーズなどの発酵食品に使われているのは乳酸球菌です。
乳酸菌というと腸内に存在している菌が知られ、350種類の中で特に人の健康に役立ちます。代表的なものはラクトバチルス・ガゼリで、胃潰瘍などに起因するピロリ菌を減少させて活動を抑制する働きも期待できます。
この他にもプレーンヨーグルトに多く含まれ整腸作用に優れているものや、酸に強く胃酸で死滅することなく大腸まで届いて善玉菌を増加させて腸内環境を改善するものもあります。
乳酸菌の中でラクトバチルス属は一番大きな属に分類されます。自然界に広く分泌しており、ラクトバチルス属のものは70種類以上も存在します。
ラクトバチルス属は胃などの消化酵素に強く、酵素の存在しない環境にも存在できるため、人だけではなく動物の消化管に多く生息しており、ヨーグルトなどに活用されています。
乳酸菌の効果
まず「乳酸菌」とは、代謝によって乳酸をはじめとする多くの酸を生産する細菌の事です。吸収や消化を促進させ、免疫力を高める善玉菌の代表でもあり、人間が健康に過ごす上で大切な菌でしょう。
乳酸菌を利用した食べ物は沢山あるので、手軽に摂取する事が出来ます。多く含まれているもので代表的なものはキムチやぬか漬け、塩麹やヨーグルトが有名ですね。
そんな乳酸菌ですが、身体に良いという事は知っていても、何故良いのか。そしてどういった効果が期待出来るのか…知られていない事は沢山あります。乳酸菌を摂る事で発揮される効能一覧です。
「整腸作用」腸内環境を悪くしてしまう悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。それと同時に善玉菌を増やしてくれるので、便秘や症状改善に繋がるでしょう。老廃物を溜め込むのを防ぎ、余分な成分を排出する動きもあるので美容の側面でも期待出来ます。
「免疫作用」腸内環境を整える事で、有害物質を迅速に排除します。免疫力が下がってしまうと風邪やインフルエンザになりやすくなるので、免疫力を高めてウィルスから身を守りましょう。ガンや糖尿病等の大病を防ぐという期待もされています。
「脳腸相関」脳と腸は自律神経やホルモン等を介して、密接な関係にあります。腸が第二の脳と呼ばれているように、腸の状態が良ければ良いほどストレスや精神病を避けられるのです。乳酸菌を摂取するほど心の健康にも好影響を齎せます。
乳酸桿菌
多くの女性が悩む便秘を解消、改善してくれるものとして有名な乳酸菌は、大きくわけて2つの形があり、細長い形をしたものと丸い形をしたものがあります。
細長い形をしたものが乳酸桿菌といい、丸い形をしたものが乳酸球菌といいます。それぞれが複数繋がった形の菌もいて、連鎖桿菌や連鎖球菌などと呼ばれています。
乳酸菌には様々な種類があり、細かく分類されていて、現在わかっているだけでも350種類もあり、動物や植物と同じように属・種・株の順序で名前がつけられているのです。
この中で乳酸桿菌はヨーグルトに主に使われていて、整腸作用にすぐれています。腸内の免疫細胞に直接働きかけていることから健康維持に効果があると最近の研究ではわかってきました。
例えばヨーグルト1ミリリットルには1000万個以上もの乳酸菌が含まれていますので、少量摂取するだけでも体にとっては非常に大きな健康効果が期待できます。
発酵に使う菌の組み合わせ方によって味わいや舌触りなどが変化するという特徴があり、人によって効果的な菌は違ってきます。だからこそ色んな種類のヨーグルトを食べてみて、自分にはどれが一番良かったかを探すことが健康を維持するためには必要です。
乳酸菌の大きさ
ヨーグルトや乳酸菌飲料などに豊富に含まれている乳酸菌は非常に小さなサイズであるため、目視することはできません。では、乳酸菌の実際の大きさとは一体どれほどなのでしょうか。
もちろん種類によって大きさも異なりますが、大体0.5マイクロメートルから10マイクロメートルほどであると言われています。ちなみに1マイクロメートルは0.001ミリメートルですから、実際に乳酸菌を自分の目で見てみたいと思うのであれば顕微鏡を使わなければなりません。
乳酸菌の大きさをもう少し分かりやすくするために、別の物と比較してみましょう。例えば、私たちの髪の毛の太さは個人差があるとは言え、大体60から100マイクロメートルであると言われています。
その髪の毛のおよそ16分の1程度の大きさしかないのですから、乳酸菌の大きさは非常に小さいということが容易に理解できるでしょう。
他にも、私たちの身近にあるスギ花粉よりも小さく、スギ花粉のおよそ6分の1程度の大きさに過ぎないと考えられているのです。これほど小さなサイズでありながら、私たちの体に良い影響をたくさん与えてくれる乳酸菌ですから、是非とも毎日意識的に摂取するよう心がけたいと思うことでしょう。
乳酸菌の英語
乳酸菌を英語にするとlactic acid bacteriaになります。直訳では「乳の酸性の細菌」です。乳酸自体は、糖を分解してエネルギーに変えるときに生成される物質です。
筋肉が糖質をエネルギーに替えるときに生成され、筋肉内を酸性に偏った環境に変えてしまいます。乳酸が蓄積されることで筋肉疲労が起こると言うイメージがありますが、実際には疲労した筋肉を回復させるために使われる物質です。
乳酸が溜まることが悪いようなイメージを持たれてしまいましたが、回復に使われる重要な物質と言うことです。また腸内で健康的な環境を維持するためにも使われています。
乳酸菌を直接示す単語は英語にはありません。その性状に合わせた内容として「乳」を示すlacticと「酸」を示すacidを組み合わせたものになります。
物質てきな観点から考えれば乳酸で一つの用語なので英語で示されているような分割した意味はありません。乳酸を産出する働きのある細菌を総称して示した用語です。
日本では「乳酸」で一つの用語になり、言葉として分解することはできません。一言で示せないと言うことは当て字に近いことになってしまいます。そのため、乳酸を示す場合は、英語よりも日本語の方が向いていると言うことになります。
ラクトバチルス属の乳酸菌の効果
ラクトバチルス菌はラクトバチルス属の乳酸菌の総称であり、実際には70種類ものラクトバチルス菌があることで知られています。それらのラクトバチルス菌は多くの乳酸菌飲料にも使用されており、多くの効果があるという理由で注目を集めているのです。
例えば、ラクトバチルス属の乳酸菌に分類されるLG-21乳酸菌やR-1乳酸菌には、免疫力を上昇させる効果があると言われています。また他のラクトバチルス属乳酸菌には、女性のデリケートゾーンのケアにも効果があるものがあり、膣内を恒常的に酸性の状態に保つことによって雑菌が繁殖するのを防ぐことができるようになっています。
加えて、ラクトバチルス属の乳酸菌には、アレルギーを予防する効果も期待できると言えるでしょう。実際、ラクトバチルス菌の摂取によりアレルギー性鼻炎やアトピー、または花粉症などの症状が改善されたという結果が見られています。
さらに、最近ラクトバチルス属の乳酸菌に期待できる効果として大きな注目を浴びているのは、腸内環境を改善することによって鬱症状の緩和にも効果的なのではないかという点です。腸内の環境が改善されれば、神経伝達物質がスムーズに脳にまで到達するようになるため、確かに鬱症状の緩和にも役立つと言えるでしょう。
乳酸菌の学名!LG21ヨーグルトやチーズ、ヤクルトとカルピスは?のまとめ
乳酸菌は分類で学名ではないヨーグルトやチーズ、ヤクルト、カルピス、LG21など種類があり、乳酸桿菌のラクトバチルス属やLACTISのラクトコッカス属がずらりと英語で並ぶ。よく10μm程度しかない大きさの乳酸菌に学名をつけるものだ。
乳酸菌の殺菌方法!条件は加熱温度で作用するが死菌表示も効果なし?
乳酸菌の殺菌とは、何なのでしょうか?これには二つの意味があります。一つは、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品を殺菌処理して雑菌を減らし味だけでなく食中毒の防止を行います。
このような殺菌処理は、乳酸菌に限らず多くの食品で行われていますので、最初にこれを思い浮かべる人が多いでしょう。では、もう一つは何なのでしょうか?
乳酸菌による殺菌です。乳酸菌を殺菌に使うという意味で、土壌や農作物に対して乳酸菌を散布するというものです。乳酸菌の殺菌について、前者をメインに後者についても触れて行きましょう!
生きた乳酸菌が腸まで届くとかいうけど、殺菌処理しちゃったら乳酸菌が死滅するんじゃないのでしょうか?
乳酸菌の殺菌方法
乳酸菌の殺菌方法として、乳酸菌を含むヨーグルトなどの乳製品を殺菌する場合には、低温殺菌か高温殺菌を選ぶことになります。
一般的な殺菌方法として、アルコール殺菌もありますが、乳酸菌はアルコールで死滅させることが難しいので、このやり方は使えません。
乳酸菌食品や乳酸菌飲料には殺菌と表示されているものをよく見かけます。乳酸菌の殺菌方法としては生きて腸まで届くことで効果が発揮されるとのことが多く人には知られます。
従って、殺菌と表示されることで菌が死んでしまうのではないかと思ってしまう人も多いと言われています。まず殺菌を行なっている理由としては殺菌処理にはこれだけではなく他の最近などが繁殖するのを抑制して腐敗も防止します。
これにより商品としての味や栄養面を損なわずして販売することができます。発酵していく中でガスが膨張してしまい破裂してしまうこともありますがこれでは商品として販売することもできません。
従って殺菌処理を行って菌を死滅させています。死滅した乳酸菌の死菌は胃酸や熱処理の影響を受けることもなく腸までたどり着けることが可能です。
生菌のように整調作用を促したり免疫力を高めたりする効果はありませんが生成してサポートを行い腸内の乳酸菌を増やしてくれます。
殺菌と表示されている乳酸菌食品でも腸に効果があるものがあるということがわかります。殺菌処理をしているからと行ってその商品を食べないようにするわけではなく色々な種類の乳酸菌食品を継続的にとり続けることが大切です。
乳酸菌の殺菌条件
乳酸菌の殺菌条件として、温度が大きく関係します。乳酸菌が活発に活動できる温度は、40度前後です。低い温度であれば休眠状態になり生きていますが、低温殺菌でも50度以上で死滅してしまいます。
他の菌同様、乳酸菌は生きています。そして多くの生き物には適温というものが存在します。食品に使用されることが多い乳酸菌は加熱処理されることも多いのですが、殺菌条件を知っておくことで菌を活かしたまま加熱することも可能となります。
ただ乳酸菌と言ってもその数がかなり多いものです。それぞれに耐熱温度は異なっており、増殖を繰り返しているのです。ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌の多くは、40度前後が適温と言われています。
氷点下まで下がると活動は停止しますが死滅はせず仮死状態となります。再び適温になったときに活動を再開するのです。
一方で高温には弱く、50度以上が長時間続くとやがて死滅してしまいます。殺菌条件を短くしたいのであれば、100度以上の加熱であれば数秒で殺菌されます。
しかし植物性乳酸菌と言われるみそやキムチに含まれる菌は、耐熱温度が高い菌です。発酵が進むことで食品の温度が上昇しますが、80度前後までは耐えられるとも言われています。つまり生きた乳酸菌を調理に取り入れたいということであれば、植物性乳酸菌を含んだ食材をさっと加熱して調理することが望ましいと言えるのです。
特性をよく知ることで、より効果的に摂取できるでしょう。
乳酸菌の殺菌温度と時間
乳酸菌の殺菌温度と時間について見て行きましょう。下記の低温殺菌と高温殺菌のどちらを選んでも乳酸菌は死滅してしまうので、生きている乳酸菌を摂取するには殺菌後に添加するしかありません。
殺菌方法 | 温度 | 時間 |
---|---|---|
低温保持殺菌 | 63度から65度 | 30分 |
連続式低温殺菌 | 65度から68度 | 30分 |
高温保持殺菌 | 75度以上 | 15分以上 |
高温短時間殺菌 | 72度以上 | 15分以上 |
超高温瞬間殺菌 | 120度から150度 | 1秒から3秒 |
乳酸菌にはいろいろな種類があり、350種類あると言われています。それぞれの種類によって乳酸菌の特徴にも違いがあり性質も異なります。
乳酸菌の加熱
乳酸菌には増殖しやすい温度や死滅しやすい温度があり、40度以上になると乳酸菌は死滅するそうです。熱に弱いということが特徴的ですが、最も活躍するのは25度~40度ぐらいと言われています。
殺菌温度が設定されていて、パッケージの外側に高温での保管はなるべく避けて下さいなどの記載が書かれています。保管する温度は十分気を付ける必要があるでしょう。乳酸菌を効果的に摂取には食事の後が最も効果を発揮すると言われています。
胃酸に弱い特徴があるので胃酸が薄まるような食後に食べると効率良く摂取することが可能です。繁殖しやすい温度は約40度ぐらいと言われていて、食品で摂取する場合は生きた状態に維持するため40度前後で料理をする必要があるでしょう。
特に味噌といった発酵食品には多く含まれていますが、一般的な料理において40度で調理するのはかなり難しく沸騰したら熱によって乳酸菌がなくなってしまいます。適度に冷えたヨーグルトを食べることによって効率良く乳酸菌を生きたまま摂取することが可能です。
乳酸菌の殺菌表示
乳酸菌の殺菌表示は、ペットボトル入りや紙パック入りの乳酸菌飲料などに書かれていて、カルピスにも殺菌の文字があります。
スーパーの飲料水のコーナーに置いてある飲み物で乳酸菌飲料の横に殺菌と表示されているものを見かけます。乳酸菌の含まれている飲み物なのに殺菌がしてあったら意味がないのではないだろうかと思ってしまいます。
この菌は糖を分解することで乳酸を作りだすことのできる菌で、同じ乳酸菌と分類されますがその種類は数多く存在しています。この菌の腸内での働きは、大腸菌などの悪玉菌の活動を抑制したり、便を送る腸の運動の手助けをしてくれます。
加熱殺菌によってこのような働きをもった乳酸菌は殺菌されているのですが、乳酸発酵して作りだされた成分は有効となっていて、また殺菌された乳酸菌はすでに存在している腸内の善玉菌の餌になることによって有効に作用するようになっているのです。
また殺菌された菌の残骸が腸内の免疫細胞を刺激して免疫力を高めてくれる効果も確認されています。このようなことから殺菌されているからといって一概に効果が無くなってしまっているとは言い切ることはできません。
飲料メーカーの見解としては乳酸菌は生きていても死んでいても良い作用を身体にもたらすことがわかっていて、体内に取り込まれた乳酸菌は効果を発揮した後には数日で消化されることになるので継続しての摂取を推奨しています。
乳酸菌の死菌
アサヒのカルピスや明治のヨーグルトなどは、加熱殺菌処理により乳酸菌が死菌となっていますが、死んだ菌も腸内で善玉菌の餌になり腸内フローラを改善します。
乳酸菌のシロタ株
乳酸を作る生きた乳酸菌や乳酸と酢酸を作るビフィズス菌が入っているヤクルトやジョア、ミルミルなどの乳製品は、腸内環境を改善して頑固な便秘を解消してくれます。
乳酸菌の殺菌剤
乳酸菌は、主に人間の腸に棲む善玉菌として名高く、食中毒の原因となる菌を殺菌してくれる存在と説明されます。そのため、雑菌が発生している場所に乳酸菌を与えれば、それだけで殺菌剤と同じ働きがあるのではないかという疑問が生じるのは確かです。
これについては乳酸菌が活躍する上では、その乳酸を作り出す環境を必要とし、その乳酸が悪玉菌の増殖を抑えることに繋がります。つまり乳酸菌をそのままの状態で殺菌剤で使うことはできず、乳酸を作り出せる状態にあることが必要です。
もっとも悪玉菌の増殖を抑制できるだけであって、総てを殺菌できる点ではないことに注意も必要です。また乳酸がある酸性状態でも、食中毒の原因菌のO-157などは生存できる状態にあり、そういったことからも、殺菌剤に使用できません。
実際に乳酸菌が多いはずのヨーグルトを食べて食中毒であるO-157が起きたという事例も存在するため、乳酸でも耐えてしまう可能性もあります。
なお乳酸菌の効果をより引き出す上では、人間の腸内がもっとも優れ、そこでは免疫細胞にも働きかけ、腸内環境を向上させる働きがあります。
善玉菌の勢力が悪玉菌の勢力を上回ることで殺菌に似た働きが起き、結果として殺菌剤に近い効果を得ることができるとされているだけです。
乳酸菌の殺菌作用
最近は食品や飲料水、発酵商品など様々な乳酸菌が含まれている商品が販売されていますが、気になるのが殺菌表示の記載がされているものです。
健康や美容目的で摂取するのに、殺菌作用が施されていると意味がないと感じる人も少なくないでしょう。殺菌作用が施された商品は当然菌が死んでいますが、実は死んでいる菌を体の中に取り入れても効果は期待できるのです。
生きているか死んでいるかは関係なく摂り入れることが、腸内環境を良くすることに貢献します。
食品に乳酸菌が使われているのは体に良い効果をもたらすだけでなく、酸味や香りをプラスできるので美味しさを増す意味合いもあります。
さっぱりとした美味しさは乳酸菌が分解された時にできる乳酸が基になっていますが、酸味が一定数を超えると旨味が減少するので低温加熱で殺菌しているのです。
アルコール商品に含まれている乳酸菌はお酒の発酵の促進を早めて腐らせてしまうことがあるので、低温で加熱処理が施されています。
加熱処理された乳酸菌は死滅するので効果を発揮できないと思いがちですが、死滅した状態でも乳酸自体はなくならないので腸内できちんと作用します。
生きたまま腸に届いても菌が腸に定着して善玉菌を増殖させるわけではないので、摂取する前に菌が生きているか死んでいるかはあまり関係はなく、殺菌作用が施された乳酸菌でも腸には効果的な働きをしてくれます。
乳酸菌の殺菌体の効果とは
乳酸菌の中で殺菌体といわれるものはフェカリス菌と呼ばれ、その中のうち花粉症で免疫の働きが異常になったアレルギー症状を正常にしていくとされ特許になっているFK-23菌や、菌株にあたるEC-12株等が注目されている菌とされています。
この菌は加熱殺菌された状態(殺菌乳酸菌)でも加熱や殺菌して摂取する方が免疫力を上げ身体機能に有効と言った身体に良い効果が期待出来る事が研究結果が発表されているもので、実際フェカリス菌を摂取により腸内で身体に刺激による効果が確認されています。
また一般的な乳酸菌と比較すると殺菌しても効果があるだけでなく加工や品質保持がしやすく、そのサイズは1/5と言う大きさ(また形状は一般的な乳酸菌が棒状の形だがフェカリス菌は丸型)であるため、少ない量でたくさんの数の摂取ができると言った効率の良さ上に、身体のすみずみにまでしっかり届くと言った効果とお手軽さの特徴があります。
摂取によって善玉菌のエサとなり、善玉菌の栄養となるその結果腸内免疫細胞が活性化するので善玉菌の働きを助ける事にもつながります。その為、善玉菌が体内にないと効果がないので善玉菌に当たる乳酸菌も一緒に摂取すると安心です。
ラブレ乳酸菌と殺菌表示の関係
乳酸菌飲料などの商品をよく見てみると、無殺菌や殺菌などと表示されているものがあります。健康を思って摂取する乳酸菌が殺菌されていたら意味が無いのではないかと考えてしまいます。
結論から言うと、殺菌と表示されている物の菌は死んでいます。しかし、体に与える影響を考えると、生きているかどうかは関係なく、菌を摂取する事自体が大切なのです。
ラブレ乳酸菌の特徴であるさっぱりとした酸味は乳酸菌が分解された時に生成される乳酸がもたらす物です。しかし、酸味が一定量を超えてしまった場合、酸の強さで容器の破損などの原因となったり、旨味の減少を引き起こす理由になるため、菌を低温加熱で菌を死滅させているのです。
乳酸民死滅した状態でもきちんと効果があるのか心配になる方もいるかもしれませんが、乳酸菌が生成する乳酸自体はなくなるわけではなく、腸内でしっかりと働いてくれるのです。
腸内に届き、善玉菌のえさになったり、腸内の老廃物を吸収して体外に排出する働き、免疫細胞を活性化し、健康的な体を作り、病気に負けない体を作る効果が期待できます。殺菌・無殺菌の表示を気にするよりは、自分の体にどの乳酸菌が効果的なのかの見極めのほうが大切です。
シールド乳酸菌の殺菌
森永乳業の「シールド乳酸菌®M-1」は、免疫賦活作用を有する乳酸菌の加熱殺菌体です。たべるシールド乳酸菌タブレットやたべるシールド乳酸菌チョコレートが有名ですね。
乳酸菌粉末が生きてる
乳酸菌粉末が生きてるかどうかはそれほど重要ではないとしている会社と生きているから腸で善玉菌を活性化させるチカラが強いんだ!という会社がありますが、どちらが正しいのでしょうか?
殺菌乳酸菌末
殺菌乳酸菌末ということは、乳酸菌が殺菌されてしまっているので、生きて腸まで届きません。ですが、死滅した菌でも腸内で善玉菌のエサになるので意味はあります。
乳酸菌は効果なし?
乳酸菌は腸内環境の改善に効果なしなのでしょうか?そんなことはありません。小腸の善玉菌は乳酸菌がメインですので、小腸が活性化して免疫力向上の効果が期待できます。
大腸については、善玉菌の99.9%がビフィズス菌なので、乳酸菌の効果は低いかも知れませんが、小腸と大腸は繋がっているので、効果なしということはありません。
乳酸菌を発酵させるための適切な温度は
ヨーグルトを作るための乳酸菌には、好熱性と中温性があります。好熱性乳酸菌は発酵するのに35度から60度ほどの温度を好むとされ、中温性乳酸菌は20度から30度程度の温度を好みます。
市販されているヨーグルトの菌は好熱性で、37度から45度程度の中間くらいが発酵に適しています。ですが、この間の温度ならば大丈夫かといえばそうではなく、微妙な温度調節が必要となります。
ヨーグルトを作る場合、はじめに乳酸菌を入れるときの温度が重要となります。冷蔵庫から出したばかりの牛乳では温度が低すぎて、発酵しないばかりか雑菌の繁殖を促してしまいます。
まずは牛乳を発酵適温となる30度くらいに温めておきましょう。種菌となる乳酸菌によっては中温性の場合もあり、こちらでは20度を目安としてください。また、植物性乳酸菌を使用するときは、さらに低く温める必要があります。
中温性乳酸菌は常温で発酵させることができます。ヨーグルトメーカーなどの機械を使わず、温度管理がとても簡単に作ることが可能となります。それ以外の種菌は、40度を保つように管理してください。この管理に失敗したときには、固まらないことや固形と液体が分離した状態となってしまいます。
乳酸菌の殺菌方法!条件は加熱温度で作用するが死菌表示も効果なし?のまとめ
ヨーグルトなどの乳酸菌を含む商品は効果なしではないが死菌より生きてる乳酸菌が腸まで届くと表示したいので加熱温度条件による作用を厳しくチェックする。シールド乳酸菌は殺菌乳酸菌粉末を使っているが効果がある。殺菌剤とは?
乳酸菌の効能効果一覧!色々な種類を比較おすすめ市販ヨーグルトは?
乳酸菌の効能には、どのようなものがあるのでしょうか?乳酸菌は、自然界にも存在し、動物性乳酸菌や植物性乳酸菌として食べ物にも存在します。
私たちの腸内においても、乳酸菌は善玉菌として働いています。その種類は400種類以上が確認されています。この乳酸菌を摂取することで腸内環境を整えて様々な健康効果が得られるとされています。
効能とは、ある物質の作用によって得られる効果のことですから、乳酸菌の働きによって得られる効果です。第一段階としては、腸内フローラの改善という効果があります。これによって、どのような効果を得ることが出来るのでしょうか?
腸は第二の脳と呼ばれるほど、大切な臓器です。腸内環境を改善することが健康への第一歩だと言えます。
乳酸菌の効能効果
乳酸菌の効能効果としては、乳酸菌が働く場所から考えて行く必要があります。乳酸菌が腸内で主に働いているのは、小腸です。大腸にもいますが、大腸の善玉菌の99.9%はビフィズス菌です。
ということは、乳酸菌の効能効果を得られるのは、小腸だということになります。小腸の環境が改善されることによって、小腸の活性化により、小腸の機能がアップします。
小腸の働きとして、カラダ全体の70%という大部分の免疫力を担っています。ですので、乳酸菌の効能効果としては、免疫力アップにより、花粉症などのアレルギー症状の改善や風邪、インフルエンザの予防効果が得られます。
乳酸菌の種類別効能についての一覧
乳酸菌とはブドウ糖などの糖分を分解して乳酸を作り出す細菌の総称を指します。数は200種類以上にも及び、効能がそれぞれで違います。代表的なものを一覧にすると次のようになります。
「乳酸菌シロタ株」ヤクルトに使われているものです。生きたまま腸内に到達するのが特徴で、消化液(胃液、胆汁など)に強く、腸内にあるビフィズス菌を増やして腸内の悪い菌が作り出す物質を抑える働きがあります。
「KW乳酸菌」キリンと小岩井乳業が共同研究で発見したものです。生きたまま腸内に届き、更には町内に到達するまでに死滅してしまったとしても効果を発揮してくれるという特徴があります。
花粉症やアレルギー症状の改善や整腸作用、免疫力の向上に期待されています。「LG21乳酸菌」明治が保有する約2,500種類以上の乳酸菌ライブラリーに保有する菌株から選ばれた菌で、酸性である胃の中でも耐性が高く、増殖してピロリ菌の活動を抑えてくれる特徴があります。
「ガセリ菌SP株」雪印メグミルクが発見した菌で、生きたまま腸内に届き、整腸作用、内臓脂肪を減らすのを助ける効果があります。
「モラック乳酸菌」森永乳業が保有する菌株から選ばれた菌で、免疫を活発にする作用が高く、インフルエンザにも効果があると期待されています。これ以外にも様々な特徴をもつ乳酸菌があり、自分に合ったものを摂取すると良いでしょう。
乳酸菌の効能と種類
現代の人々の食生活で、食卓にヨーグルトが一回も出てこないなどといった家庭はまずないに等しく、それほどまでに国民の食生活に馴染み親しまれてきたのが、各種類乳酸菌の入った商品です。
食生活が欧米化した背景もあり、昔ながらのご飯に味噌汁、魚に漬物だけという、シンプルな献立で食事する風景は少なくなったのです。
その結果、野菜を食することが少なくなり繊維をとらなくなったせいで腸内は乱れ、悪玉菌の増加で体調が悪くなるという、悪循環に見舞われるのでした。
今では各社独自の研究で種類も沢山ある中、何に効果があり、効能的に良いかを謳って販売している商品が多くなりました。それも具体的な症状や病名まで特定しての効能に、購入する側にとっても分かりやすく、自分の症状に合っていれば希望さえ持てるようになるものです。
一口に乳酸菌といってもそれは沢山の種類があり、今スーパーなどのお店で販売されている商品は、その中のほんの一例であると言えます。
通常の乳酸菌が入った食べものには、腸内に届くものが多く、腸内の悪玉菌を抑えて善玉菌を増やし、体にとって良い働きをするので体調を整えてくれます。そんな良い乳酸菌であっても、自分に合わないものがあることも事実で、その種類を見極めて摂取することが必要です。
乳酸菌の効果・効能別紹介
乳酸菌は腸内で働く善玉菌の一種です。有効的に摂取することで体に様々な良い健康効果を生み出すものとされています。
代表的なものですとヨーグルトやチーズなどの乳製品ですが、他にも納豆・キムチ・味噌など生活の中では様々な乳酸菌をとれる食材があります。
その中で効果・効能別紹介していきます。まずは、便秘の予防・解消です。こちらは、ブルガリア菌などが有名です。
また、便秘効果に期待できる菌や株はとても多く、ヨーグルトなどにはその乳酸菌が含まれることも多く、サプリメントとしても登場していることもあります。
次に、免疫力を高めてくれるものです。こちらは飲み物としても見かける事があります。有名な所で1073R-1株です。そしてコレステロールを低下する機能があるラクティス菌などがあげられます。
他にもピロリ菌を減少させるといわれるLG21や、肌荒れ予防に効果があるLB81、血糖値を下げてくれるクレモリス菌FC株、花粉症などのアレルギーを抑えるL-92、口内効果があるロイテリ菌。
近年色々な乳酸菌による効果の情報が多くなり、さまざまな商品も発売されています。これからも、さまざまな乳酸菌が発見され、新たな健康効果も見つかっていくと思います。
乳酸菌の効能で論文
乳酸菌の効能で論文を書かれているのが、辨野義己医師です。生きた乳酸菌の効能は、プロバイオティクスにより、多くの疾患発生のリスク軽減が期待できます。
腸内環境改善という整腸作用、発がんリスク低減作用、免疫能調節作用、アレルギーの低減作用、花粉症軽減効果、インフルエンザ感染予防、血圧効果作用、胃内ピロリー低減作用などがあります。
▶乳酸菌の効能で論文
乳酸菌の効能でカルピス
乳酸菌の効能でカルピスによるものとしては、下記が期待できます。
- 寿命への効果
- 感染症・腫瘍・循環器疾患の予防
- 血圧低下作用
- 疲労回復
- ストレス軽減
- 記憶力向上
乳酸菌サプリの効能
乳酸菌サプリの効能としては、下記が挙げられます。ただし、これは乳酸菌の種類であったり、乳酸菌サプリの種類によって大きく異なります。
便秘や下痢の改善、予防、腸の蠕動運動促進、花粉症の改善、予防、アトピー性皮膚炎の改善、予防、ガン予防、コレステロール値を下げる、高血圧の改善、予防、生活習慣病改善、ダイエット効果、美肌効果、老化防止、長寿へつなげる、
インフルエンザ予防、風邪の予防、免疫力アップ、口臭予防、歯周病予防、虫歯予防、カンジダ予防、糖尿病の予防改善、薄毛対策
体臭対策、二日酔い予防、うつ病改善、アレルギー症状への効果、安眠効果
高血糖、血糖値を下げる、美肌効果、老化防止、長寿へつなげる、インフルエンザ予防、風邪の予防、免疫力アップ、口臭予防、歯周病予防、虫歯予防、カンジダ予防、糖尿病の予防改善、薄毛対策などです。
R1乳酸菌の効能
R1乳酸菌の効能、効果は下記の通りです。
- インフルエンザの予防効果
- ガンの予防効果
- 腸内環境の改善効果
- リウマチ予防効果
- 肌トラブルの改善効果
L92乳酸菌の効能
L92乳酸菌の効能、効果は下記の通りです。
- 花粉症症状改善
- 通年性アレルギー性鼻炎改善
- アトピー性皮膚炎改善
- ナチュラルキラー細胞(NK細胞)活性化
- 唾液中の抗ウィルス物質(IgA抗体)を増加
- マウスのインフルエンザウイルス増殖を抑制
プラズマ乳酸菌の効能
プラズマ乳酸菌は、ラクトコッカス属ラクティス菌JCM5805株と呼ばれ下記のような効能、効果があります。
- 風邪・インフルエンザの症状が軽減
- ロタウイルス感染症状の緩和
- アンチエイジング・寿命伸長
- 肌の免疫力とバリア機能の増強効果を確認(肌フローラの改善)
LG21乳酸菌の効能
ピロリ菌が胃の中で生き続けると、胃がただれて十二指腸・胃潰瘍などの疾患を引き起こす原因になりますが、LG21乳酸菌にとても弱くこの生成を停める旗なきがあります。
LG21乳酸菌は、胃液などの強い酸の中でも生きて行くことが出来て、胃の粘膜にもしがみつき長時間留まることが可能です。胃の粘膜にくっついたLG21乳酸菌は乳酸の生成を行っていき、少しずつピロリ菌の息の根を止められて、ピロリ菌専用の殺菌剤としての効能があります。
そして、LG21乳酸菌を含んでいるヨーグルトなどを摂取すると、今まで痛めつけられていた胃の粘膜の補修も期待できます。
そしてLG21乳酸菌は善玉菌でもあり、耐酸性なので胃に長く留まった後に生きたまま腸に行き、良好な腸内フローラルを形成する効能もあります。低栄養でも体内で増殖していき、胃から腸へどんどん働いてケアをしてくれます。
それ以外にも免疫力を高める効能もあり、花粉症やアレルギー症状の改善や動脈硬化の予防にも効果が期待でき、免疫細胞が集中している腸内環境を整えられます。朝・昼・夜のいつLG21乳酸菌は摂取しても効能は変わらないので摂取しやすく、食前食後どちらに食べても大丈夫です。
ヨーグルト効能比較
ヨーグルト効能比較をする際には、プロバイオティクスと特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品が基準になります。それぞれについて見て行きましょう。
プロバイオティクス
プロバイオティクスの条件は下記の通りです。
- 食品や医薬品として安全性が保証されている
- 腸内粘膜へ付着し、増殖できる
- 腸内環境を整え、腸内に腐敗物質を増やす悪玉菌を減らすことができる
- 胃酸や胆汁酸などの影響を受けることなく腸まで届く
- 抗菌性物質を生産し、がんなどの病気を予防することができる
- 摂取・飲用が簡単である
- 商品としての生産性があり、なおかつ価格が安価である
特定保健用食品(トクホ)
特定保健用食品(トクホ)として認可されるとトクホの消費者庁許可マークをつけることができます。これは、消費者庁がメーカに対し、健康に効果があることを表示許可した制度だからです。
機能性表示食品
機能性表示食品はトクホと異なり審査はありません。メーカがヒトでの試験や論文・文献を引用し科学的根拠を消費者庁に届出しているだけです。そうすることで機能性表示食品を表示させることができます。これって、消費者庁が無責任な感じしませんか?
ヨーグルト効果効能
子供からお取りよりまで大人気の食品といえばヨーグルトです。ヨーグルトが健康にいいことは誰もが知っていることですが、具体的にはどんなヨーグルト効能があるのでしょうか。
その一つは腸内環境を整えることです。腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がありますが、善玉菌は多ければ多いほど腸内環境は整えられていきます。腸内環境が整えられると便秘が解消されます。
さらに腸内環境が整えられると免疫力が高まります。免疫力が高まるとアレルギーや花粉症の改善効果が見られたり、風邪やインフルエンザの予防にもなるといわれていますので、風邪をひきやすい人や体が疲れやすい方は積極的に取り入れましょう。
さらにヨーグルトにはウイルス病原菌の侵入を防ぐ効果があり驚くべきことにガンなどの予防効果もあるといわれていますのでヨーグルト効能を侮ることはできません。
さらに、ヨーグルトには人が生きていくうえで絶対不可欠なカルシウムやビタミンも含まれています。お肌を整えたり骨を強くする働きがあります。こうしたことを考えると、健康のためにもヨーグルトを積極的に取り入れることはとても重要なことといえます。
もし、ヨーグルトが苦手という方は、イチゴジャムなどを加えるとおいしくいただけます。
乳酸菌は効果なし?
お肌の調子を整えたり、便秘を解消する効果があるとして乳酸菌が注目を集めていますが、効果なしだという意見も見られます。実際に乳酸菌サプリメントを飲んでいる人は、その効果について口コミでどう評価をしているのでしょうか。
乳酸菌サプリメント愛用者の口コミを見ると、やはりお腹の調子が整う・朝スッキリできるなどのコメントが多いようです。腸内の働きが弱まり便秘が続いてしまうと、吹き出物等の肌トラブルも起きやすくなってきます。
乳酸菌サプリメントでお腹の調子を整えているうちに、ニキビ等のトラブルが減ってきたと感じている人も多いようです。
ただし乳酸菌は便秘に対して即効性がある成分ではないため、すぐにお腹がスッキリする、というわけではないようです。継続して飲みつづけているうちに腸内環境が整っていき、便秘等のトラブルが起こりにくくなる、というサプリメントだといえます。
腸内環境の悪化による便秘は体全体の血行不良を招いたり、冷え性など健康トラブルを引き起こす原因にもなります。第二の脳とも呼ばれるほど体にとって重要な部位である腸を、しっかりと内側からケアしていきたい人に、乳酸菌サプリメントはぴったりな製品だといえるでしょう。
乳酸菌種類と効果
乳酸菌と聞くとヨーグルトをイメージする人が多いでしょう。体に良い菌ということを知っている人は多いかもしれません。しかし、具体的にどのような効果があるのかについてきちんと知っておくことが大切です。
乳酸菌というのは善玉菌の一種であり、糖類を食べて乳酸を出す細菌の総称です。一口に乳酸菌といってもそれぞれの性質によって細かく分類されており、さまざまな種類があるということです。
効果もそれぞれ異なっていますし、目的や悩みに合わせたものを選んでいくことが大切です。主な役割は同じとされていますが、細かい部分が異なることもあると知っておきましょう。
一般的にヨーグルトを作る時は牛乳に2種類に乳酸菌を入れて発酵させています。さらにそれぞれのメーカーが他の乳酸菌やビフィズス菌などを添加しているということです。
そのためビフィズス菌は全てのヨーグルトに入っているわけではないのです。乳酸菌の種類により、ヨーグルトの特徴や効果が異なってきます。
食べてすぐに効果を実感できるわけではありませんが、気になるヨーグルトを見つけたら1~2週間は継続して食べてみると良いでしょう。相性が良くないと感じたら別のヨーグルトを試してみるのがおすすめです。
乳酸菌の種類一覧
乳酸菌はいろいろな種類があり、400種類以上あると言われていて一覧にしているサイトもあります。例えばシロタ株は飲料に利用している有名なもので、正式には「ラクトバチルス属カゼイ菌YIT9029株」です。
胃液や胆汁の消化液に強いので生きたまま腸に到達することができ、腸のビフィズス菌を増加し腸内環境を改善することができます。KW乳酸菌は正式には「ラクトバチルス属パラカゼイ菌KW3100株」と呼ばれているもので、アレルギー状態において免疫バランスをきちんとする働きがあります。
アレルギー改善や免疫力をアップすることが可能です。プラズマ乳酸菌は「ラクトコッカス属ラクティス菌JCM5805株」のことで、免疫細胞の司令塔「プラズマサイトイド樹状細胞」を活性化することにより風邪などに強い身体を実現することができるでしょう。
LG21乳酸菌は他の種類に比べて胃で生きる能力が強く、ピロリ菌の活動などを抑制する効果があります。モラックはインフルエンザへの効果が期待されていて、L-92はアトピーや花粉症のアレルギー症状を緩和することが可能です。
ガセリ菌SP株は生きたままの状態で腸まで届き、長期間留まることができます。フェカリス菌は免疫力をアップし、アレルギーに効果があります。
乳酸菌の色々な種類
乳酸菌には現在およそ600種類もの菌種があることがわかっており、そのうち人間の腸内にいるものだけでも約100種類あるとみられています。
この乳酸菌は糖から乳酸菌を作るという基本的な働きは共通するものの、細かな性質については種類ごとにかなり違います。そのため一口に腸内の乳酸菌といっても、個人個人でその種類やどの菌が多いかなどのバリエーションも自然に違ってきます。
それは遺伝的要素や年齢にもよりますし、生活習慣とりわけ長年の食生活による影響が大きく個々人の体型や顔のように、千差万別です。
人によっておもに活躍する乳酸菌の種類が違うという点は、これを元気づけるために食品などで乳酸菌をとる場合にも考えなくてはいけません。
自分の菌とよく似た性質があったり、相性のいい菌であれば固有の菌とともに悪玉菌と闘ったり固有の善玉菌が増えやすい環境を作るなどの効果が期待できます。
それだけに自分の腸にあった乳酸菌を探すのはとても重要であり、乳製品を中心として食生活に幅広く取り入れるのがお勧めです。ヨーグルトなども数多くの種類が発売されていますので、まずは2週間をめどに試したうえでお通じの変化を観察してみるといいでしょう。
自分に合わなければ製品を変えることで、自分にあった菌を探してみてください。
乳酸菌おすすめ
体調管理を行うためには、乳酸菌がおすすめです。乳酸菌は、腸内の環境を良くしてくれる効果があります。腸内には善玉菌と悪玉菌が存在しており、善玉菌が多くなることで様々な健康効果を期待することができます。
善玉菌が優勢になれば、腸内の老廃物を排出しやすくなり、便秘に悩まされることもありません。老廃物が排出されるようになれば、だるさやお腹の圧迫感に悩まされることもなく、すっきりとした状態で過ごすことができます。
また、老廃物がなくなることで、お肌のことを考えても大きなメリットが出てきます。老廃物を排出することで、血液をクリーンにすることも可能です。
きれいな血液がお肌にしみわたれば、肌の浄化を行いやすくなりニキビやシミなどのトラブルも改善しやすくなります。化粧品を使って入念なお肌のケアを行っているものの、効果がでてこないという人は、乳酸菌を摂取してみるとよいでしょう。
乳酸菌は、ヨーグルトに多く含まれていますが、今はタブレットタイプのものも販売されているため、ヨーグルトを食べる時間が取れない時にも摂取しやすくなっています。タブレットを利用すれば、水なしでも摂取することができるのでとても便利になっています。
便秘に効くヨーグルト市販
腸内にはたくさんの細菌が住み着いており、中でも善玉菌は体に対して有益な働きをしています。腸内環境を整えるということは善玉菌を増やすということでもあり、善玉菌を増やすためにはビフィズス菌をはじめとした善玉菌を食べ物などの形で取り入れることがオススメです。
ビフィズス菌ヨーグルトは、善玉菌を摂取するための方法の一つになります。ビフィズス菌は通常のヨーグルト含まれる乳酸菌よりも整腸作用が高く、健康や便秘解消を考えるのであればビフィズス菌入りのヨーグルトを選ぶことが良いとされています。
ビフィズス菌は人間の腸内にもいる菌であり、健康な赤ちゃんの腸内フローラの大半を占めている菌です。しかし、腸内のビフィズス菌は年齢とともに減っていきます。
それに合わせて健康に悪影響を与える悪玉菌も増えていき、様々なトラブルを引き起こしやすくなります。
そんな腸内トラブルを避けるためにも、ビフィズス菌ヨーグルトなどを使って意識して摂取していくことが大切です。腸内のビフィズス菌を増やすためには、生きたまま腸に届くビフィズス菌入りのヨーグルトなどを毎日継続していくことが効果的で、食事の後やおやつなどとして取り入れていくことがオススメとなります。
殺菌乳酸菌体はアレルギー症状の改善も大丈夫
生きたまま腸に届く乳酸菌に注目が集まっていますが、乳酸菌の効果は生きていないとだめなのでしょうか。実は最近の研究で殺菌された菌であっても、生きた菌と同様に効果が認められるものが発見されているのです。
これを殺菌乳酸菌体と言います。今まで生きたまましか効果が発揮されないと信じられてきたために、乳酸菌の加工は限られたものとなっていました。しかし殺菌乳酸菌体の発見によって、多くの加工食品への転用が出来るようになったのです。
殺菌乳酸菌体のメリットは何と言っても加工のしやすさにあります。加熱処理できるために、お菓子やパン・麺類といったものに加工することが可能となり、より身近な存在となりました。
もちろん殺菌乳酸菌体は便秘の改善などの整腸作用があり、アレルギー抑制効果や美肌効果も認められています。実は生きたまま乳酸菌を摂取しても、体の中で増殖することはありません。
腸内ではやがて死滅してしまいますが、効果は確かめられているために殺菌乳酸菌体であっても問題ないのです。
加工食品に配合したときに1㎎中に存在する量は殺菌乳酸菌体の方がはるかに多く、多くの数を摂取した方がメリットが大きい乳酸菌では生きている菌よりも優れている点も多いのです。
アレルギーに効果的な殺菌乳酸菌粉末
乳酸菌はアトピー性皮膚炎に効果的だと最近では注目されている健康食品です。よく殺菌乳酸菌粉末という言葉を聞きますが、殺菌した乳酸菌が効果があるのかと疑問に思う人も多いはずです。
生きた乳酸菌を摂ることで、アトピーなどのアレルギー性疾患に働きかける訳ではなく、殺菌乳酸菌粉末が発酵によって体に良い成分を作り出したり、消化や吸収を良くする効果を期待しているのです。また、死んだ乳酸菌は腸内で善玉菌の餌になり、腸内環境を整えます。
別の効果は、死んだ菌が免疫細胞を刺激することにより、体の防衛力をより強くする働きがあります。このようにアレルギー性疾患に対して効果的な成分ですが、原料により植物性、動物性、海洋乳酸菌に分かれています。
植物性は大豆など、動物性はチーズやヨーグルトなどの牛乳に対しての食物アレルギーを持っている人は、注意が必要です。殺菌乳酸菌粉末のサプリメントにその他の成分も含まれる場合、成分表示をよく読んで自分のアレルギーのある成分に注意しましょう。
いずれにせよ殺菌乳酸菌粉末は数日で消化されるため、継続して摂り続けることが必要です。一度摂ったからといって、即効性があるわけではありません。気長に取り組む姿勢が大切です。
乳酸菌の種類と効能にはなにがあるか
乳酸菌は善玉菌の代表とも言われており、腸内にいる善玉菌と悪玉菌のバランスを整える働きもあります。乳酸菌といってもさまざまな種類があり、一つ一つ効能が異なります。
乳酸菌の一つであるLカゼイシロタ株やL-92乳酸菌はアレルギーや免疫に作用します。特にLカゼイシロタ株は腸内までしっかりと菌が届くプロバイオティクスで、腸内の環境をしっかりと整える効能があります。
ブルガリクス菌やLGG菌、ラブレ菌は腸に作用しており、LGG菌とラブレ菌はLカゼイシロタ株同様腸まで生きたままきます。ですが、腸内環境を整える場合、乳酸菌をとるのをやめてしまうともとに戻ってしまうので、継続して摂取する必要があり注意が必要となってきます。
コレステロールや脂肪に作用するものとしては、ガセリ菌SP株があります。ガセリ菌SP株は人間の腸から培養された乳酸菌で、こちらもプロバイオティクスです。コレステロール値を下げる、内臓脂肪を減らすといった効果が期待され、機能性表示食品となっていることが多いです。
このように、乳酸菌によって若干の効能があります。どの種類を選ぶかは体との相性があるので、2週間は同じ種類のものを摂取し、合わないようであればその時点で変えるようにします。
乳酸菌効能には優れた力があります
乳酸菌効能にはいろいろな効果を期待することができます。例えば腸内環境を整えることが可能です。乳酸菌の重要な働きの一つに腸内環境を整えることがあげられます。
腸内環境が乱れるとさまざまな悪影響が健康に及びますが、乳酸菌は腸内環境を整えることによって健康をサポートすることが可能です。免疫力を高めることができ、免疫細胞の半数以上は腸内に存在して乳酸菌には免疫細胞を活性化し免疫力をアップする効果が期待されています。
生活習慣病を予防することができ、乳酸菌はコレステロール値をダウンさせる作用も期待することが可能です。コレステロール値が高いと動脈硬化を起こす可能性があり、動脈硬化は高血圧や心筋梗塞・脳梗塞などをはじめとするさまざまな生活習慣病の危険因子になります。
これらを予防することができるので乳酸菌は生活習慣病に対する予防に役立つとされています。抗アレルギー作用があり、腸内環境が乱れ腸内の働きが衰えてくると花粉症やアトピーといったアレルギーを引き起こしやすくなると言われています。
乳酸菌は腸内環境を整えることによって免疫機能を高めることができ、アレルゲンに反応する状態などを改善することができるので便利です。
乳酸菌の種類と効能はさまざまです
乳酸菌の種類と効能にはいろいろな種類があり、乳酸菌やビフィズス菌には特に整腸作用があると言われています。例えばL・カゼイ・シロタ株は特定保健用食品に関係する成分になっている乳酸菌です。
知名度が高くヒト由来になっています。ビフィズス菌BB536菌は国内で初めてヨーグルトとしてに使用されたビフィズス菌で、特定保健用食品として関与成分になっていて、世界各国において輸出されているヒト由来のものです。
LGG乳酸菌は世界で最も研究されている有名な乳酸菌で、乳酸菌としては初めて特定保健用食品関与成分になりました。ビフィズス菌Bifixはそのまま生きて腸まで届くことができ、腸内で増殖することができる菌です。
機能性表示食品関与成分で、スーパーマーケットでもよく見られる種類でしょう。ビフィズス菌BE80は世界展開されているビフィズス菌で、高い生存率において腸まで到達することが可能です。
機能性表示食品関与成分で人気があります。ガセリ菌CP-23株は自律神経を介し脳に働きかけることができ腸内の働きを正常にすることが可能です。LB81菌はブルガリア菌2038株やサーモフィラス菌1131株などをプラスしてLB81菌と呼んでいます。トクホの関与成分になっていて注目されている種類です。
乳酸菌の効能効果一覧!色々な種類を比較おすすめ市販ヨーグルトは?のまとめ
乳酸菌の効能効果一覧にはL92、プラズマ、R1など色々な種類を比較できるように整理した。便秘に効く市販ヨーグルトは乳酸菌の効能よりビフィズス菌を選ぶと良い。カルピスの論文でも分かるように乳酸菌は小腸の働きを活性化させて花粉症やアレルギー症状など免疫力向上!
乳酸菌とビフィズス菌の違いは効果!どっちが便秘解消で免疫向上か?
乳酸菌とビフィズス菌は乳酸を出すという広い意味で、元々はどちらも乳酸菌と呼ばれていました。ですが、現在においては、乳酸菌とビフィズス菌は区別されて呼ばれます。乳酸菌は消費したぶどう糖に対して50%以上の乳酸を作るものを指します。
この乳酸菌とビフィズス菌の違いとして、生息場所や生きるために酸素が必要かどうかとか、生成物質についてなどがありますが、知りたいのはそんな科学的なことじゃなくて、悩みを解決するためにどっちが効果的かじゃないですか?
例えば、便秘を解消するためには、どっちが効果的なのか?花粉症やアレルギー症状、風邪などに対する免疫力アップにはどっちが効果的なのか?そういう違いが知りたいというアナタは、この記事を読めば悩みがスッキリ解決しますよ!
乳酸菌とビフィズス菌のサイエンスや基礎講座を始められても悩みは解決しないでしょう!
乳酸菌とビフィズス菌の違いは
乳酸菌とビフィズス菌の違いは、善玉菌として多く生息する場所に関係します。乳酸菌は、小腸に多く存在するので乳酸菌を摂取すれば小腸の働きによって免疫力アップ効果が期待できます。
これに対し、ビフィズス菌は大腸の善玉菌の99.9%を占めるので、大腸に大きく関わる便秘解消が期待できます。大腸も小腸も繋がっているので、双方に関連しますが大きく分けると違いは大腸と小腸です。
乳酸菌とビフィズス菌の共通点
乳酸菌とビフィズス菌には違いだけでなく、共通点もあります。もともと、どちらも乳酸菌と呼ばれていたくらいですから当然と言えば当然ですね。
項目 | ビフィズス菌 | 乳酸菌 |
---|---|---|
腸内 | 生息する | 生息する |
乳酸 | 代謝する | 代謝する |
乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス
つづいて、乳酸菌とビフィズス菌の違いをサイエンス(科学)の分野から見て行きましょう。
項目 | ビフィズス菌 | 乳酸菌 |
---|---|---|
生息場所 | 腸内 | 腸内、乳製品、 発酵食品、自然界 |
菌形態 | 多くが不規則な形態・配列の桿菌 (分枝状、V字状、Y字状、こん棒状など) |
桿菌(桿状)又は球菌(球状) |
酸素存在時の生存 | 死滅(偏性嫌気性) | する(通性嫌気性) |
酢酸 | 代謝する | 代謝しない |
乳酸菌とビフィズス菌の基礎講座
乳酸菌とビフィズス菌の基礎講座として、乳酸菌とビフィズス菌の違いを見て行きましょう。
項目 | ビフィズス菌 | 乳酸菌 |
---|---|---|
生息場所 | 腸内 | 腸内、乳製品、 発酵食品、自然界 |
菌形態 | 多形性 | 桿状又は球状 |
酸素存在時の生存 | 不可 | 可 |
強さ | 一般的に酸素や強い酸性に弱い | 酸素や強い酸性に強いものもある(菌による) |
代謝物 | 乳酸+酢酸 | 乳酸 |
乳酸菌とビフィズス菌のどっちを選ぶ?
例えば、ヨーグルトを選ぶ時に乳酸菌とビフィズス菌のどちらを強調しているものを選べば良いのでしょうか?それは、アナタの悩みによります。
頑固な便秘を解消したいなら、ビフィズス菌が生きて腸まで届くと謳われているものが良いでしょう。免疫力向上が目的なら、乳酸菌の種類で特に免疫力アップを謳っているものが良いでしょう。
どっちも悩みだ!と言う場合には、ビフィズス菌が入っているものを選びます。なぜなら、乳酸菌はヨーグルトを作る過程で必要ですが、ビフィズス菌はなくても作れるから乳酸菌は入っている前提です。
乳酸菌とビフィズス菌の効果
乳酸菌とビフィズス菌にはいろいろな効果があり、例えば乳酸菌やビフィズス菌に代表される善玉菌は腸内において糖を分解し乳酸を作ることが可能です。
このことによって腸内を酸性にし悪玉菌などが増殖するのを抑制することができたり、体外から侵入する病原菌の増殖などを阻止することで感染を予防する働きを行います。
病原菌などに汚染されている食べ物を食べたとしても、激しい食中毒の症状が出る人や軽い下痢ぐらいで済む人もいますが、この差は腸内において乳酸菌とビフィズス菌などの善玉菌などが防衛しているかどうかによって症状がそれぞれ異なると言われています。
善玉菌は腸の蠕動運動を活発することができるので、排便を促進することにより便秘や下痢などを防ぐ整腸作用があります。消化吸収を助けたりビタミンや有機酸などを産生することができ、免疫などを調節する効果があるのでさまざまな健康を助けてくれます。
消化吸収を補うことができたりビタミンや有機酸などの産生、アレルギー症状などを抑えることができ、病気に対する抵抗力も付けることが可能です。
免疫調節などの人にとって有用な働きをしてくれる菌で、特にビフィズス菌や乳酸菌は腸内フローラの舞台である大腸において善玉菌はほぼビフィズス菌になります。
ビフィズス菌とは
人間の腸内には様々な細菌が活動をしており、腸内細菌の数は数百兆個にも及びます。中でも体に良い働きをしているビフィズス菌の発見は1899年のことでした。
ビフィズス菌とは善玉菌と呼ばれている腸内細菌のことで、他の善玉菌よりも遥かに多くの数が腸内に存在しています。そのためビフィズス菌が人間の腸内に適していることが伺えます。
現在判明しているビフィズス菌は50菌種に分類されていて、菌の住んでいる場所は種類によっても異なっています。人間の体内に住んでいるビフィズス菌は動物の体内には存在していないことから、それぞれのビフィズス菌には適した環境があるということです。
ビフィズス菌は整腸作用をはじめとする腸内環境を整える働きをしています。同じように善玉菌として知られている乳酸菌よりも整腸作用が強いのが特徴です。ビフィズス菌を摂取するタイミングとしては、胃酸の影響が少ない食後がベストです。
ビフィズス菌は餌となる食物繊維やオリゴ糖と一緒に食べることで最大の効果を発揮し、感染予防や骨補強作用や脂肪の蓄積のブロックや体脂肪の低下などの効果もあります。つまりビフィズス菌は健康を保つ大きな役割を果たしていると言えます。
ビフィズス菌を摂ることで得られる効果とは?
ビフィズス菌はヨーグルトなどに含まれ、腸内環境を整えることで知られています。そんなビフィズス菌には他にどんな効果があるのか見ていきましょう。
まず、ビフィズス菌と聞いて思い浮かぶのは便秘解消などの整腸作用ですよね。これはビフィズス菌が産出する乳酸や酢酸といった有機酸が、悪玉菌の増殖を防ぐことで腸内環境が改善され得られる効果です。
次に感染防御作用もあります。ビフィズス菌は腸内の善玉悪玉のバランスを整えるので、病原菌の感染を防ぐ効果があるのです。風邪やインフルエンザなどに有効なので感染予防ために摂取したいですね。
次に血中脂質改善作用についてです。脂質の代謝がスムーズにいかないと血中のコレステロール値や中性脂肪が増えていきます。ビフィズス菌は腸内の善玉菌を増やすので、腸内のバランスを整え脂質代謝を改善する効果があるのです。
つまり肥満や、それに伴う動脈硬化や心筋梗塞の予防になります。このようにビフィズス菌には、便秘解消だけではなく健康への嬉しい効果が沢山あります。
善玉菌を増やし腸内環境を改善するには一回摂れば永遠に効果が続くという訳ではないので、毎日継続することが大切です。ヨーグルトやサプリメントなどで摂取して美味しく気軽に続けたいですね。
ビフィズス菌が便秘改善に役立つ理由
人の腸には便秘を改善してくれる働きをする善玉菌と悪さをする悪玉菌、それにどちらでもない菌など数百兆個もの菌が生息していて、それぞれのバランスが人間の健康にも影響を与えていると考えられています。
それらの菌のひとつであるビフィズス菌は、もともと人の腸内に生息していて腸の働きを整えてくれる善玉菌です。乳幼児のころはビフィズス菌が腸内の菌の中で多くの割合を占めていますが、成長するにしたがって次第に減っていってしまいます。そのため大人は食品から摂取するのが大事です。
ヨーグルトをはじめとしたビフィズス菌が含まれている食べ物を摂取することが便秘の改善に役立つ理由には、ビフィズス菌が腸内で酢酸を作るからということが挙げられます。
お酢にも含まれているこの有機酸は、ツンとするニオイと酸味が特徴の、お酢のすっぱさのもととなっている成分ですが、お酢をそのまま飲んでも途中で消化されてしまい大腸には届きません。
しかし酢酸は悪玉菌が増えるのを抑制し、腸の粘膜を保護する効果もあるとされているため、便秘を改善して健康を守るために役立ちます。酢酸の健康効果を便秘改善に活用するには、腸内のビフィズス菌を増やすことを目指すのがおすすめです。
ビフィズス菌B3の特徴とは
ビフィズス菌B3は、年齢とともに気になる体重・体脂肪の増加を抑える力があります。腸内の細菌のバランスを整えてくれる特徴があり、肥満型の人を太りにくい体質に変えることが出来て、脂肪が蓄積されるのを防止して脂肪の減少につなげてくれます。
そして、生活習慣病の引き金となる内臓脂肪・スタイルが気になる皮下脂肪を減らすことが出来ます。同時にお酒を飲む方には嬉しいγ‐GTPも有意に低下させて肝機能の改善も期待が出来て、HDLコレステロールを増加させ動脈硬化の抑制をしてくれます。
肌の保護作用もあり紫外線から肌を守ってくれるので、ダイエットなどで食事制限をして肌荒れなどに悩んでいる方にも美肌効果を期待できます。
酸素があっても繁殖できる乳酸菌にたいして、ビフィズス菌B3は基本的には酸素があると繁殖できない栄養素な為に、食品から摂取することが出来ずにビフィズス菌が添加されている食品から取る必要があります。
現在は、ヨーグルトに含まれていないので、ビフィズス菌B3が含まれているサプリメントを摂取するしかありません。サプリメントの中には、腸内フローラルを整えて痩せ菌を増やしてデブ菌を減らすものが配合されている物があります。
ビフィズス菌入りのヨーグルトの役割
ヨーグルトには、乳酸菌入りのものとビフィズス菌入りのものが売られているのが主流と言えます。しかし、乳酸菌いりのものよりビフィズス菌入りのものの方が高い技術が必要になるためたくさんある種類の中でも一部の商品にしか入っていないということがあるのです。
この、ビフィズス菌とは人の腸内に最も多く住んでいる菌であり有用な菌でもあります。そして、この菌の主な舞台は大腸であり大腸の中の大敵でもある悪玉菌と戦ってくれる大切な役割を担っているのです。
しかも、たくさんある菌の中でも乳酸菌の割合とビフィズス菌の割合は乳酸菌が0.1パーセントに対してビフィズス菌が99.9パーセントであり大腸の善玉菌の大多数がビフィズス菌なのであります。
このように、大腸を整える役割を担っている重要な菌であるのです。しかし、近年では感染防御作用やアレルギー予防作用それだけではなく発がん予防作用などの役割も報告されておりこういった点からも何十年と注目されている菌でもあります。
そういったことからも、なんとなく聞き馴染みの良さだけでヨーグルトを購入していた購入者の方はもう一度ビフィズス菌が入ったヨーグルトの購入をおすすめしたいものであります。
ビフィズス菌の多いヨーグルトは
ビフィズス菌の多いヨーグルトは、下記があります。
- 生乳100%ヨーグルト/小岩井
- ビヒダスプレーンヨーグルト/森永
- ナチュレ恵megumi/雪印メグミルク
- 朝食BifiX/グリコ
- 恵megumiビフィズス菌SP株カプセル/雪印メグミルク
ビフィズス菌ヨーグルトランキング
ビフィズス菌ヨーグルトランキングは、下記の通りです。
- 1位:森永乳業のビヒダスBB536 プレーンヨーグルト
- 2位:ビヒダス のむヨーグルト
- 3位:高濃度ビフィズス菌飲料BifiX1000α(アルファ)
ビフィズス菌ヨーグルトでおすすめ
ビフィズス菌ヨーグルトでおすすめなのは、ランキングにあるように森永乳業のビヒダスBB536 プレーンヨーグルトです。
ビフィズス菌を増やす方法とは
「ビフィズス菌は健康にいい」と聞いたことはありませんか?今回は、ビフィズス菌を増やす方法についてご紹介します。そもそもビフィズス菌とは、乳酸菌の一種で、大腸菌の増殖を抑える働きがあります。
整腸作用をはじめとして、感染防御作用やアレルギー予防作用、発がん予防作用があるといわれています。しかし、年齢が増すに伴い菌の存在数が減少してしまいます。そのため、普段の食事から積極的に摂取する必要があるのです。
「ビフィズス菌はヨーグルトに入っているもの」と、漠然と思っていないでしょうか。実は、すべてのヨーグルトに含まれているわけではありません。ヨーグルトを買うときはパッケージに「ビフィズス菌入り」と書いてあるものを選びましょう。
また、ヨーグルトメーカーで自分でつくる場合も、なるべくビフィズス菌入りのヨーグルトを使うといいですね。「ヨーグルトは苦手」「いちいちヨーグルトを食べるのは面倒」という方もいるかもしれません。
そのような方には、ビフィズス菌のサプリメントをおすすめします。これなら手軽ですよね。いかがでしたか?おいしくヨーグルトを食べながら、健康になれたら嬉しいですよね。あなたも普段食べているヨーグルトを見直してみませんか?
善玉菌の乳酸菌とビフィズス菌ではどっちを摂った方がいい?
近年、腸内フローラという言葉をよく耳にするようになりました。フローラとは花の女神や植物相という意味があります。腸内には善玉菌や悪玉菌、日和見菌がいることはよく知られていますが、その数は100~1000兆個にもなります。
そのためお花畑に無数に咲く花のように、菌類が腸内に無数にいるので腸内フローラと呼びます。一つ一つは小さいですが、これだけの数があると重さは2kg程にもなります。健康な場合、善玉菌と悪玉菌と日和見菌の比は2:1:7程になると言われており、
この比が崩れると体に不調が出てきたりもします。善玉菌は腸内での栄養吸収を補助したり悪玉菌が増えるのを防いだりもしますが、悪玉菌は病気に繋がる物質を作るため、多くなると健康上のリスクも高まります。
ところでビフィズス菌や乳酸菌といった名前をよく聞きますがこれらは善玉菌です。ビフィズス菌は乳酸や酢酸の他に栄養分なども作り出します。酢酸は殺菌作用があり悪玉菌を減らします。乳酸菌は乳酸を作り出す他、ビフィズス菌の働きを助ける役割もします。
善玉菌の99.9%がビフィズス菌で乳酸菌は0.1%と言われていますが、年を重ねるとビフィズス菌の数が減り、悪玉菌が増える傾向になります。そのためビフィズス菌を摂取することが腸内フローラを保つことにも繋がります。
こういった理由から、2つの善玉菌のどっちを摂ったほうがいいかと言えば、それはビフィズス菌となります。
乳酸菌が持つ役割について
一言で言うと、乳酸菌は私たちの腸内環境を健康的な状態に保ってくれる菌です。食品などから体内に入ると、生きたまま腸まで届く乳酸菌と、途中で死滅する乳酸菌とに分かれます。
生きたまま腸まで届く菌は生菌と呼ばれ、腸内を酸性に傾ける役割があるほか、悪玉菌が増えるのを抑制する効果もあります。悪玉菌が増えすぎてしまうと腸内に毒素が増え、
老化を促進したり、高血圧やがんの原因ともなりますが、乳酸菌はこの悪玉菌の毒素の発生を根本から防いでるため、腸内環境を適切に保つために欠かせない菌だと言えるでしょう。
一方で、体内に摂取されて途中で死滅してしまう方の菌は死菌と呼ばれます。死んでしまったからといって一切の働きを行わないのでなく、死菌は食物繊維と同様の働きをすることで知られています。
更には善玉菌によって退治された悪玉菌を体外に排出する役割がある他、乳酸菌の餌となって免疫力を向上させる効果が期待できます。このように乳酸菌は、生きたままでも死んでしまっても腸にとって重要な効果がある菌と言えるでしょう。
また、最近では乳酸菌がアレルギー症状の緩和にも効果があることが分かってきました。加えて中性脂肪値を下げる効果も確認されており、私たちの健康に幅広く役立っています。
身体にやさしい乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス
乳酸菌とビフィズス菌はどちらも人の腸内で善玉菌として働く細菌です。乳酸菌とビフィズス菌は同じもののように扱われることが多いのですが、実は全く別物です。その違いをサイエンスとしてとらえていきます。
乳酸菌は乳製品や発酵食品にも生息し、人の体内でも腸だけでなく他の部位にも生息しています。一方ビフィズス菌は体内では大腸にだけ生息できます。
これは乳酸菌は酸素があっても生息できるのに対してビフィズス菌は酸素があると生息できないためです。また腸内では乳酸菌よりもビフィズス菌の方が圧倒的に多く存在します。
その数は乳酸菌で1億個から1,000億個でビフィズス菌にいたっては1兆個から10兆個にもなり、まさに人の腸に適した細菌と言えます。体内で乳酸菌は糖を分解して乳酸を作り出しますが、ビフィズス菌は乳酸に加えて酢酸も作り出します。
酢酸は乳酸よりも腸内を酸性に保つ力が強いので、悪玉菌の繁殖を防ぐ力も強くなります。市販のヨーグルトには乳酸菌とビフィズス菌の両方が入ったものがあり、腸内環境を整えるためにはこれを食べることが望ましいと言えます。
理由は乳酸菌は主に小腸で働き、ビフィズス菌は大腸で働くからです。このように腸内細菌のサイエンスはとても奥が深いものと言えます。
乳酸菌とビフィズス菌の基礎講座でその役割を知ろう
乳酸菌とビフィズス菌はどちらも人間の腸内に存在する善玉菌の代表です。よく同じものだと勘違いしている人もいますが、その役割は同じなのでしょうか?ここでは、乳酸菌とビフィズス菌の基礎講座を開きその役割を探ってみましょう。
実は、人間の大腸内にはビフィズス菌が乳酸菌の数百倍存在していることが知られています。また、乳酸菌は糖を分解して乳酸を作る役割を果たしていますが、ビフィズス菌はさらに乳酸に加えて酢酸を作ります。
この酢酸が人の腸内環境改善に大きく役立っています。乳酸よりも酢酸の方が腸内を酸性化させる力が強く、悪玉菌の繁殖を防ぎます。また、主に小腸で働く乳酸菌に対し、ビフィズス菌は主に大腸で働くため、どちらも多く存在することで腸内環境をバランスよく保つことができるのです。
さらに、乳酸菌とビフィズス菌との大きな違いは、ビフィズス菌は酸素があると生育できない偏性嫌気性という気質を持っている点です。乳酸菌は乳製品や漬物などの発酵食品にも含まれていることが知られている通り、
自然界にも多く存在していますが、ビフィズス菌は腸内にしか存在することができません。しかもビフィズス菌は、年齢とともに減少していくことが分かっています。つまり、生きたまま腸に届くビフィズス菌を毎日摂取し続けていくことが大切なのです。
乳酸菌とビフィズス菌の違いは効果!どっちが便秘解消で免疫向上か?のまとめ
乳酸菌とビフィズス菌の違いは効果として大腸に大きく関わる頑固な便秘の解消と小腸が大部分を担う免疫力である。乳酸菌とビフィズス菌の酸性物質とか酸素がどうとかサイエンスや基礎講座が学びたいんじゃない。悩みを解決するおすすめなヨーグルトを選ぶ基準が知りたいんだ!
乳酸菌入り食品おすすめランキング!表示一覧に添加物の種類が多い?
乳酸菌入り食品というとヨーグルトを最初に頭に思い浮かべる人が多いかも知れないが、これはテレビCMや雑誌広告などにより知らず知らずのうちにアナタが洗脳されているからでしかありません。
乳酸菌入りの食品はヨーグルト以外にも多くの食べ物がありますし、そもそもヨーグルトに入っている乳酸菌の量はたいしたことはありません。レモンのビタミンCがたいしたことないのと一緒です。
あとはカルシウムといえば、牛乳と思いこまされているのと一緒です。その商品を売る為にイメージを埋め込まれてしまったのです。じゃあ、ヨーグルト以外の乳酸菌入り食品も含めてランキングを作ってみたらいいんじゃないでしょうか?
乳酸菌といえばヨーグルトというのは安易な連想です。もっと多くの食べ物に乳酸菌は入っているのですよ!
乳酸菌の多い食品ランキング
乳酸菌の多い食品ランキングは、単純に食品で順位付けをすることができません。よって、乳酸菌の種類で順位付けをします。その結果、日本人に合うということも含めて下記のような結果に落ち着きます。
- 第一位:植物性乳酸菌
- 第二位:動物性乳酸菌
植物性乳酸菌は、植物に生息する植物由来の乳酸菌で、動物性乳酸菌は、動物の乳に生息する動物由来の乳酸菌です。乳酸菌は、糖をエサに増え、アミノ酸やビタミン、有機酸などを生成します。
植物性乳酸菌の食品
植物性乳酸菌は、ブドウ糖などをエサにしていて、塩分や酸への耐性が強く、胃酸にも強く生きて腸まで届く可能性がとても高いのが特徴です。
動物性乳酸菌の食品
動物性乳酸菌は、乳糖をエサにしていて、酸や塩分耐性が弱く、その多くは胃酸や塩分で死滅してしまい生きて腸まで届くことはほとんどありません。
乳酸菌の食品一覧
植物性乳酸菌を含む食品としては、漬物、しば漬け、味噌、醤油、みりん、納豆、甘酒、キムチ、ザワークラフト、ザーサイなどに多く含まれています。
動物性乳酸菌の食品としては、ヨーグルト、チーズ、塩辛、アンチョビ、鰹節、くさや、生ハム、にしんの糖漬けや塩漬け、鮒寿司、サラミ、ペパロニなどに含まれています。
植物性乳酸菌多い食品を賢く食べよう
乳酸菌には動物性と植物性があります。動物性はチーズやヨーグルトなどの乳製品に多く、動物の母乳に含まれる乳糖によって育ちます。
ただ、栄養が豊富な場でしか育つことができず、耐酸性や対塩性に弱く、他の菌類との共生や温度変化にも弱いと言われているため、死滅しやすいです。弱くても死骸が腸内の善玉菌のえさになるため、健康に役立つことには変わりありません。
抗酸化力が強く、丈夫な乳酸菌を摂取したいなら植物性乳酸菌が欠かせません。植物性乳酸菌は植物に含まれる様々な糖分をえさにして育つため、乳糖でしか育たない動物性乳酸菌よりも栄養価が厳しい環境に適応して生き残る力が強いです。
食品の発酵を促す作用があるために、発酵食品に多く含まれることになります。植物性乳酸菌多い食品は、日本の場合漬け物が代表的な物です。近年では、京都の漬け物のしば漬けから発見されたラクトバチルスという乳酸菌が注目されています。
しば漬けが苦手な方でも、ぬか漬け等の他の漬け物にも多く植物性乳酸菌は含まれますし、同じく発酵食品である味噌やしょう油も豊富です。日本には比較的発酵食品が多いので、摂取しやすいと思われます。
海外で植物性乳酸菌多い食品は、アジア圏で言えば、中国のザーサイや韓国のキムチがそれにあたります。ドイツで肉料理の付け合わせやホットドッグに使われるキャベツの漬け物のザワークラウトもその1つです。
乳酸菌の食品表示
現代の食べものの中には、乳酸菌を使用した商品が非常に多くなっていて、スーパーなどへ買い物に行っても手に取る商品の数々には、裏にある食品表示の中に、乳酸菌の文字を見つけることが多くなりました。
それはヨーグルトに限らず、飲料やおかずに至ってもそれはいえることであり、色々な食材に乳酸菌が使用されているということです。確かに人間の身体にとって、有効に働く乳酸菌は必要であるので一種類のみではなく、数種類の食品から摂取できればより良いというものです。
いつもの食品一つとっても、商品の入れ物の裏には必ず国が定めた食品表示が付いており、その商品の内容に沿って必要な情報が書かれています。大抵の人たちは、乳酸菌に限らずその食品表示を見て判断することが多く、摂取したくないものや自分の体調で合わない表示があれば、その都度購入を差し控えるものです。
現代の人の中には、食品のアレルギーを持っている人も少なからずいるのが現状であり、自分で身を守るには、このような表示は必要不可欠なものになります。
とはいえ、大勢の方々にとって乳酸菌はそれ相応になじみ深く、毎日の食卓には欠かさず出てくる家庭もあり、それだけ日々の生活に浸透しているということになります。
乳酸菌と食品添加物
乳酸菌が身体にいいということは広く知られています。乳酸菌はとても数が多く、わかっているだけでも体内には300種類以上存在しているとも言われています。
乳酸菌は善玉菌の一種ですが、腸内環境を整えるために重要な働きを担っているのです。そんな乳酸菌はヨーグルトだけでなく多くの食べ物に加工されるようになりました。
そこで注意しなければならないのは過剰摂取による塩分・糖分の摂り過ぎです。どの種類の乳酸菌であっても、1日摂取しただけでは効果を得ることは出来ません。食べ続けることで体質が改善される効果は期待できますが、薬とは異なり必ず改善されるという訳でもないのです。
ヨーグルトは代表的な食品ですが、たくさんの糖分が含まれているものも多いです。美味しいからと甘いヨーグルトを毎日食べていると、いつの間にか糖分の摂り過ぎになっている可能性もあります。
そして安価な食品の中には、大量の食品添加物が含まれていることが多いです。肝心の乳酸菌が取り込まれず、添加物だけが体内に蓄積されてしまうこともあるのです。そのために乳酸菌入りといった食べ物を選ぶ際には、糖分や塩分・添加物などをよく確認して、過剰摂取にならないように気を付けましょう。
乳酸菌入り食品でおすすめ
乳酸菌食品は何かと問われたら、誰しもがヨーグルトと答えるほどヨーグルトが乳酸菌食品の代表格といえるでしょう。ヨーグルトは、腸内環境を整え健康に良いとされている食品ということは認識している人が多い一方で、その乳酸菌によって効能などを気にしている人は、わずかなのではないでしょうか。
ヨーグルトは、確かに健康に大変に良い効果をもたらすものですが、その含まれている乳酸菌の種類によって、効能や効果もさまざまです。
食品スーパーマーケットやコンビニでは、100円程度のさまざまな種類のヨーグルトを扱っていますので、効能別に市販ヨーグルトを紹介してみます。
最も多くの人の抱える悩みである便秘解消や便秘予防には、クレモリスFC株のカスピ海ヨーグルトプレーンやラブレ菌の植物性乳酸菌ラブレプレーン、ブルガリア菌2038株などの明治ブルガリアヨーグルトです。
免疫力アップには、BB536株の森永ビヒダスプレーンヨーグルトやビフィズス菌SP株のナチュレ恵、KW3110株の小岩井大人の元気ヨーグルトなどです。
花粉症予防や改善には、LGG株のドリンクヨーグルトおながへGOやL-55株のたっぷりイチゴヨーグルトなどとなっています。いずれにも属しているのが、シロタ株のヤクルト各種なので、最もおすすめな乳酸菌食品はヤクルトといえるでしょう。
植物性乳酸菌入り食品ランキング
植物性乳酸菌入り食品ランキングを健康やダイエットの効果で順位付けするなら下記のようになります。
- 第一位:納豆
- 第二位:漬物
- 第三位:味噌
乳酸菌の多い食べ物ランキング
乳酸菌の多い食べ物ランキングとしては、下記のようになります。
- 第一位:漬物
- 第二位:納豆
- 第三位:キムチ
乳酸菌の種類
乳酸菌の種類は、既に400種類程度まで発見されていて、これからも更に多くの種類が発見されることでしょう。乳酸菌を摂取する際には、自分の腸内細菌と相性が良いことが大切です。
その為には、多くの種類の乳酸菌を摂取するようにしましょう。食事はバランス良くと言われるのは、多くの食品を食べることで自然と多くの種類の乳酸菌を摂取できることにも繋がります。乳酸菌の種類について、詳しくは下記の特集記事を参照して下さい。
乳酸菌の効果
乳酸菌の効果というと便秘解消やダイエットを思い浮かべる女性も多いようですが、それは乳酸菌よりビフィズス菌の効果と言った方が良いでしょう。
便秘は大腸に大きく関わり大腸の善玉菌の99.9%がビフィズス菌だからです。それに対し乳酸菌は小腸の善玉菌なので、小腸の働きである免疫力向上に大きく関わります。乳酸菌の効果について詳しくは下記の特集記事を参照して下さい。
食品で乳酸菌を摂取する
乳酸菌は体に良いことを知っている人も多いでしょう。健康のためにこの菌を摂取したいという場合、ヨーグルトやチーズ、バターなどの食品を摂取するのがおすすめです。
これは乳を発酵させた食品であり、発酵させることで美味しくなるだけでなく体にも良い効果が期待できるということです。また、大豆や漬け物など植物性の食品にも乳酸菌が含まれています。
これは素材にもともと付着している乳酸菌が野菜などの糖分を餌として乳酸を作り出すためと言われています。味噌や醤油などは原料である大豆に麹や塩を混ぜ、乳酸菌によって発酵させることで作られているものです。
一般的な食品は出荷前に殺菌を行っており、乳酸菌が死滅してしまうことが多いのです。しかし、中には生きたまま配合されている商品などもあります。そのような食品を探し出して食べてみるのも良いでしょう。
また、キムチやザーサイ、ピクルスなど世界各国の料理の中にも乳酸菌が含まれているとされています。このような食品を普段から食べている人は腸内環境が整っており、便秘や下痢になりにくいとされています。
便秘や下痢などが起こりやすい場合は食生活を見直してみましょう。また、食品だけでなくサプリメントで補うこともできます。
乳酸菌を多く含む食品にキムチ
乳酸菌と聞けばヨーグルトを思い浮かべる人が大半ですが、中にはヨーグルトが苦手な人や乳製品のアレルギーなどで食べられない人もいるでしょう。そんな人はなす術がないのでしょうか。
そんなことはありません。ヨーグルト以外にも乳酸菌を多く含む食品があります。その一つがキムチです。キムチ1g当たりに含まれる乳酸菌の量はおよそ1億から8億個です。
これはヨーグルトに匹敵する量です。キムチの発酵の主役となっているのはラクトバチルス属という種類の乳酸菌です。このラクトバチルス属の乳酸菌は生命力が強く、胃酸に負けることなく腸まで届きやすいという特徴を持っています。
また、キムチは乳酸発酵が進むにつれてビタミンやミネラルも増えていきます。そしてGABAという物質も乳酸発酵が進むにつれて増えていきます。
GABAには血圧を下げる作用や血液中の中性脂肪を下げる作用、アトピー性皮膚炎を改善する作用などがあると報告されています。認知症の予防に効果があると言う報告も届いています。
キムチは漬け込み後3週間くらいが一番ビタミンやミネラルが多くなるのですが、日本人の口には酸味があるものよりもあっさりとした浅漬けの方が好まれる傾向があるので、スーパーなどで売っているキムチはそれほど乳酸菌が多くないこともあります。
できればアミや魚介系の塩辛が入っている少し酸味のあるものを購入するのがベターです。
乳酸菌発酵食品の変質は食品汚染では無い
食品を発酵すると食品が変質する場合があります。発酵は人にとってメリットがある変質で、腐敗は人にとってメリットが無い変質になります。発酵は菌が食品を分解して、栄養価を高めたりするメリットがあるので食品汚染ではありません。
食品汚染は食品の有害物による汚染のことを言いますが、発酵はこれには該当せず、人を健康にしてくれ美を与えてくれる存在です。
腐敗の場合は場合によっては健康被害に繋がり、発酵とは区別されます。乳酸菌発酵食品例えば乳酸菌を発酵させたチーズはカビがある場合がありますが、これは人の口に入って安全なカビなので口にしても問題無く安全です。
他方、長期保管によりカビが生えた場合は有害物による汚染なので食品汚染に該当します。
乳酸菌発酵食品であるチーズやヨーグルト等は、腸内環境を整えてくれて病気罹患確率を下げる効果やダイエット効果等身体に良い働きがあります。
発酵された食品は独特な臭いや風味がある場合がありますが、これは食品汚染では無いので全く問題無いです。しかし、長期保管等の場合は口に入って問題がある変質かどうかの判断ができにくいので、商品購入後は商品記載の保管方法により、消費期限を守った方が好ましいと言えます。
生きた乳酸菌で腸内環境を改善させる
3日以上排便が無い、便が硬くてスムーズな排便が出来ない、お腹にガスが溜まって不快感があるなどの便秘の悩みを抱えているという人は多いのではないでしょうか。
便秘は放置すると免疫力の低下や肌荒れや腸の疾患や体臭や口臭の原因になってしまいますし、ダイエットの大きな妨げにもなります。健康や美容やダイエットに様々な悪影響を及ぼすものですので、早めに対策を行って腸内環境を健やかに整えて便秘を解消させることが大切です。
そこで役立つのが乳酸菌です。乳酸菌には腸内の善玉菌を増加させて悪玉菌を減少させる働きがあるので、腸内細菌のバランスを整える効果が期待できます。
腸内細菌のバランスが良くなれば腸内環境も改善されて便秘も解消されます。乳酸菌の働きを最大限に腸に作用させるためには、生きた乳酸菌を腸に届ける必要があります。ですので、腸内で生き抜く力が強い乳酸菌を摂取することが重要なポイントとなります。
生きた乳酸菌を腸に届けるためには、乳酸菌を摂取するタイミングにもこだわる必要があります。食前は胃酸の分泌が活発で乳酸菌が刺激を受けやすいので、胃酸の分泌が弱まる食後に摂取するのが効果的です。生きた乳酸菌で腸内環境を改善させて便秘の悩みを解消させましょう。
発酵食品に含まれる乳酸菌
発酵食品は身体に良いことが広く知られています。しかし、そのメカニズムについて本当によく理解しているという方は実はそれほど多くないものです。
発酵食品と呼ばれる食品にはヨーグルトや納豆などがありますが、その中には乳酸菌と呼ばれる菌が含まれています。この乳酸菌は現代のストレス社会を生き抜く私達現代人にはなくてはならない菌になります。
効能としては、便秘を改善してくれることが期待出来ますが、それだけではなく肌荒れにも効果が期待出来ます。特に食生活や生活習慣が不規則で肌荒れに悩む方は積極的に摂取したい菌になります。
腸内環境を整えることは健康寿命を延ばすことにも繋がってきます。免疫力が下がった時のことをイメージしてみると、食欲がなかったり、お腹の調子が悪い状況を思い出すことでしょう。
食べることは人間の生命の根幹になりますので、その生命を健康に保つためには腸は重要な役割を果たしてくれます。この腸内環境を整えることは人間の免疫力の増強にも繋がると考えられています。
免疫力はありとカゼを始め、ガンなど人間のあらゆる病気と戦ってくれる大切なものです。日頃の食生活に上手に乳酸菌を取り入れて増強していきましょう。
乳酸菌が多い野菜
乳酸菌と聞けば、ヨーグルトを思い浮かべますが、乳酸菌はヨーグルト以外にも含まれています。乳酸菌が多い野菜や野菜料理として、キムチやザワークラウトやすぐき漬けがあります。
キムチの発酵の主役となっているのは生命力が強いラクトバチルス属の乳酸菌です。ラクトバチルスは胃酸に強く、生きたまま腸まで届きやすいという特徴があります。キムチの乳酸菌の量は、1g当たり1億から数億個と、ヨーグルトに匹敵する量を含んでいます。
また、キムチの乳酸菌は発酵が進むにつれてビタミンやミネラルやGABAも増えていきます。GABAと言うのは、乳酸菌の作用でたんぱく質が変性したアミノ酸の一種で、血圧低下や中性脂肪の低下や血流改善などの効果が高いと言われています。
ザワークラウトはヨーロッパでは定番のキャベツの漬物です。ドイツ料理のお店に行くと、ソーセージの横に必ずと言っていいほど定番に添えてあります。
ザワークラウトも1g当たり約1億個の乳酸菌を含みます。乳酸菌以外にビタミンUおも豊富に含まれています。ビタミンUはキャベジンとも言われていますが、まさに食べる胃腸薬で胃粘膜を保護する働きがあります。漬け込み後1週間くらいが乳酸菌の量がピークになります。
乳酸菌は1種類の食品だけを多量に食べるよりも、数種類の食品から摂る方が善玉菌の増殖が活発になることが判っています。ヨーグルト以外からも乳酸菌を摂るようにしましょう。
乳酸菌の多い食べ物のランキングと注意点とは
免疫細胞は腸内に多く存在しており、腸内の環境をよくすることで病気になりにくく、肌の状態も良くなります。腸内の環境を整えるには善玉菌を増やすことが必要となりますが、
ストレスがたまっている、脂っこい食べ物を食べた、ということでも簡単に悪玉菌が増えてしまい、腸内環境を整えるのが難しくなります。そのため日ごろから善玉菌を増やす食べ物を食べて、環境を整える必要があるのです。
善玉菌を増やすには乳酸菌やビフィズス菌が適しています。乳酸菌は植物性と動物性とがありますが、植物性のほうが胃酸に強く腸までしっかりと届く傾向にあります。
動物性は腸に届く前に死滅してしまいますが、死骸は腸内にある善玉菌の栄養源となるので、どちらが良いのか、ということはあまり意識しなくても良いでしょう。
乳酸菌の多い食べ物はヨーグルト、乳酸菌飲料、発酵バターやナチュラルチーズ、かす漬けやキムチ、ザーサイといった漬物類、納豆やしょうゆといった大豆製品、甘酒、塩麹などがあります。
キムチは乳酸菌の多い食べ物の上位にランキングにあがるほど含まれており、ヨーグルトと同様程度あります。ヨーグルトが苦手な場合はキムチを食べると良いでしょう。逆にプロセスチーズにはあまり含まれていないので注意します。
乳酸菌入り食品おすすめランキング!表示一覧に添加物の種類が多い?のまとめ
乳酸菌入り食品では大きな種類として動物性か植物性に分けられる。乳酸菌の食品おすすめランキングでは表示一覧に添加物が入っているかどうかも考慮し小腸の腸内フローラを善玉菌が優勢になり免疫力向上による花粉症などのアレルギー症状改善効果がある食べ物かが重要でしょ?
病に勝つために
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▶糖尿病の食事療法
他にも良いものがあるのでは?
L8020乳酸菌ヨーグルトがどんな乳酸菌なのかは分かったけど、他の乳酸菌サプリとどのように違うのか気になりますよね?ですので、腸まで届くか・続けやすさ・配合成分などを総合的に評価した下記の特集記事を参考にして下さい。
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