滑舌が悪い人やむせる原因は口の衰えにもある。滑舌を舌の動き訓練・練習で良くする方法は嚥下体操や口輪筋や喉をペットボトルで鍛えるのが効果的だ。むせを防ぐ食べ方もあるが…おしゃべりや食事で使われる唇や舌がどのように動くかがわかるガムを使うと筋肉痛にビックリ?
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え
滑舌が悪い人とは、どのような人をいうのでしょうか?滑舌が悪いと話している内容が聞き取りにくいので、人から良い印象を持たれない、人に話を聞いてもらえない、人前でしゃべるのが怖いなどの悩みに繋がります。

滑舌が悪い人とは?

もともと、滑舌が悪い場合もありますが、年齢を重ねたことによって滑舌が悪くなったという人や若い頃は大丈夫だったのに、よくむせるようになったという場合には、口の衰えが原因である可能性が高いです。

ですので、口の衰えを解消する嚥下体操や口輪筋や喉を鍛えるペットボトルを使った訓練などをお教えしますので、是非実践して、認知症、肺炎、心筋梗塞、肥満、顔のシワ、たるみなどの原因にもなる口の衰えを解消しましょう!

ダイエット先生ダイエット先生

口の衰えによって滑舌の低下やむせることが多くなり、多くの病気を引き起こす原因にもなってしまいます!

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滑舌が悪い原因

滑舌が悪い原因は、筋力低下、呼吸、歯並び、舌小帯短縮症の4つに大きく分けられ、口の衰えによるものは、筋力の低下が当てはまります。また、舌小帯短縮症は手術が必要ですが、他は矯正で改善できます。
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え

口の衰えを鍛える

口の衰えを鍛えることで、むせる、滑舌の低下、食べこぼし、顔の変形、シワ、たるみ、肥満、肺炎、認知症、心筋梗塞などを防ぐことができます。

飯島勝矢医師によると、口の機能を維持することによって、いつまでも若々しい生活であり
自立した生活が送れます。

口の衰えは大きく3つに分かれます。

  • 噛む能力の低下
  • 滑舌の低下
  • 飲み込む力の低下

滑舌が低下するとリスクが高まる病気

滑舌の低下で喋ることが面倒になってきます。そうすると社会とのコミュニケーションが薄くなってきて最終的に認知機能が落ちて認知症のリスクが高まります。
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え

飲み込む力が低下するとリスクが高まる病気

飲み込む力が低下するとむせやすくなり、危険な肺炎のリスクが高まります。特に40代半ばくらいから幅広い口の機能が衰え始めます。飲み込む力を鍛えることで、健康寿命を5年、10年と延ばすことは可能です。

でも、安心して下さい。大丈夫です。この口の衰えは止めることができます。

口を鍛えて滑舌良く、むせない健康的な生活を送る方法

それでは、口を鍛えて滑舌良く、むせない健康的な生活を送る方法について説明して行きます。
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え

口の滑舌のチェック

滑舌が良いか悪いかの簡単なチェックとして、下記のものがあります。

チェック方法

1秒間に何回「タッ」という言葉が言えているかでチェックします。

チェック結果

1秒間に6回以上、言えれば問題ありません。

秋津嘉男医師によると、噛む力が衰えると食べ物をあまり噛まずに飲み込みます。噛むことによって、満腹中枢が働くため
噛めなくなると太る原因になります。口は入り口であるだけではなく、全部の健康の要でもあります。

良く噛むダイエットについては、下記の特集記事を参照して下さい。
良く噛むダイエット

上山博康医師によると、唾液が少ないということは、免疫力の低下により、脳卒中、心臓病、がんなどに
繋がります。

武川寛樹医師によると、口の衰えというと虫歯や歯周病を思い浮かべるのですが、これらは最近の8020運動が進んできてかなり改善されています。

8020運動は、80歳で20本の歯を残そうという運動で、現在では、51.2%の人が達成しています。尚、平成23年の時点では、40.2%でした。


滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え
▶歯による食べ物選別ダイエット

ですが、噛む力、滑舌、飲み込む力という口の虚弱が最近、とても問題になっています。これらを改善することで、食べこぼし、むせ、滑舌は改善していきます。

口のまわりは、筋肉で構成されていますので、トレーニングで改善できるのです。口の衰えと健康寿命を研究している平野浩彦歯科医師は、板橋区の65歳以上、1,000人の口の機能を追跡調査している口の衰えを研究する第一人者です。

口の中が乾く

口の検査では、滑舌、飲み込み、良く噛めるかの3つに加え、唾液の量をチェックします。通常は、患者の口の問題に合わせていくつかの検査を選んで行います。口の中が乾くというのは、唾液の量が足りていません。

口の中には、常に細菌が存在しています。この細菌が増えすぎてしまうと歯周病などの原因になります。医療用ガムを噛むことで噛む能力をチェックすることができます。ガムを60回噛むことで、唾液が多く混ざり、濃い赤色に変色します。

口の中できもの

口の中で舌を上手く使えなくなるようになると、口の中を噛んでしまって、その傷口から雑菌が入り、できものが出来てしまう場合があります。口の中を鍛えることは、このようなできものの予防にも繋がります。

飲み込むチカラのチェック

飲み込むチカラのチェックは、30秒間、唾液を小出しにして、少しずつゴクッゴクッと飲み込むことで検査が行えます。30秒間で唾液を何回のみ込めるかで喉仏が動く回数を数えます。3回以上なら問題ありません。

口の中が潤わなくなる乾きの原因

口の中が潤わなくなる乾きの原因には、下記のものがあります。

  • 加齢による唾液量の減少
  • 薬による副作用で乾燥する

口のセルフチェック方法

口のセルフチェック方法は、下記の通りです。
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え
左右のこめかみに手を当てて、人差し指と中指を当てたまま奥歯で軽く噛みます。そうするとこめかみが膨らむ、これは側頭筋という筋肉が正常に動いている証拠です。

頬骨から2㎝下に両手の人差し指から小指を当てたまま軽く噛みます。そうすると頬の下が膨らむ、これは咬筋で強く噛んで強く膨らむかどうかではなく、左右のバランスが均等かどうかが重要で、バランスが悪ければ、歯の専門医によるチェックをした方が良いです。
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丁宗鐵医師によると、漢方では舌を診ます。たとえば、舌が真っすぐ出ない時は脳梗塞や心筋梗塞の前ぶれです。

お年寄りで多いのが、認知症になる前に舌がつるつる光っているように見えます。中には、味覚の異常が起きているケースもあります。

食べている時にむせるのは、食べ物や飲み物が誤って器官に入ってしまう誤えんによるものです。誤でむせるのは飲み込む力が衰えたからです。この衰えは40代から始まっています。

藤島一郎医師によると、飲み込むチカラを鍛えて、肺炎にならなければ、寿命は5年から10年延びます。脳の病気が原因で食事が困難になり、肺炎を引き起こすケースが多いそうです。

藤島一郎医師は、このような飲み込みに問題がある患者を30年に渡り、1万人以上も診察してきた口とノドのスペシャリストです。

カラダの運動というと散歩とか体操とかありますが、口に関してはよくおしゃべりをしたり歌を歌ったり、しっかり食べることが重要です。

食べること自体が口にとっては運動であり、これに加えて、準備体操やのどを鍛える体操があります。

むせなくなる方法

むせなくなる方法には、嚥下体操や口輪筋や喉を鍛えるペットボトル、ガムを使った訓練などがあります。
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嚥下体操

嚥下体操は、グッとおでこにチカラを入れて、下を向くと、えん下をする時に喉がゴクンと持ち上がります。この持ち上がる筋肉を鍛えることができます。

ちょっとむせる人に、この体操をやらせると突然むせなくなったりと即時効果があります。これは、喉の上の部分が鍛えられて飲み込む力が強くなるからです。

特に食事の前に行うと、飲み込む準備が出来て、むせ予防になります。

おでこ嚥下体操のやり方

おでこ嚥下体操のやり方は、おでこと手の平で15秒ほど押し合うだけです。

むせを防ぐ食べ方

むせを防ぐ食べ方について考えていきます。麺類のすすり飲みは、すすった時に汁だけ肺に行ってしまうことがあるので、おすすめできません。
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え
すすり食べしないと美味しくないけれど、少量を箸でつまみ短く切ってから食べるようにします。また、食べやすい物と食べにくい物を交互に食べるのも良いです。

むせ 状態 食べ物
むせやすい 水分が多い お茶やうどんなど
むせにくい とろみがある バナナやインゲンサラダなど

むせにくいものを食べることで喉が慣れ、その後に、むせやすいものを食べてもむせにくくなります。これに加え、同じ物ばかりを続けて食べると食事に対して注意が薄れます。

ですので、一口ごとに料理を変えて飲み込むことに意識を集中することでむせ予防に繋がります。

口輪筋のペットボトルで喉を鍛える

口輪筋のペットボトルを使って、ペットボトルブローイングを行うことで喉の力が鍛えられて、むせを予防できます。喉を鍛えるペットボトルの作り方は、下記の通りです。

口輪筋のペットボトルの材料

口輪筋のペットボトルの材料は、下記の通りです。

  • ペットボトル
  • ストロー
  • ハサミ
  • カッター
  • セロハンテープ
口輪筋のペットボトルの作り方

口輪筋のペットボトルの作り方は、下記の通りです。

  • カッターでペットボトルの上の方に穴を開けストローを挿す
  • 穴とストローの隙間から空気が漏れないようにセロハンテープでふさぐ

ペットボトルブローイング訓練の効果

ペットボトルブローイングのやり方としては、時間を計りながら、できる範囲で長く吹き続けます。限界に達したら、その半分の秒数が目安になります。
滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え
これを、朝と夜の食事前、1日2回行えば効果が実感できます。ペットボトルのキャップは、最初はゆるめで始めて慣れてきたら徐々に強くして行きましょう。

力いっぱい強くし過ぎると苦しくなり、酸欠になる危険性もありますので良くありません。苦しくない程度の強さで行います。ゆるい状態で繰り返すだけでも、かなり練習になるので無理せずに行いましょう。

秋津嘉男医師によると、食事は姿勢も大切で、ソファにふんぞり返って食べるとのどが閉まりますので、飲み込みずらくなります。

逆に前かがみで猫背の状態で食べるのもアゴが下がり、のどが狭くなり胸が圧迫されて飲み込みにくくなります。姿勢を良くして食事をすると飲み込みやすくなり、むせにくくなります。

南雲吉則医師によると、ガムを噛むのは、噛む力のトレーニングになります。ガムを歯で噛まずに舌で噛むようにすると飲み込むチカラのトレーニングになります。

ガムを舌で噛むやり方

ガムを舌で噛むやり方は、下記の通りです。

  • ガムを柔らかくなるまで歯で噛む
  • 舌と口内の上の部分で押しつぶす
  • ガムが平らになったら、また舌で丸める

広い範囲の筋肉を使うので、口の衰えが改善でき、シワやたるみの予防、小顔効果が期待できます。

姫野友美医師によると、唾液の分泌が減って来ると、むせやすくなり、飲み込みが悪くなります。唾液の分泌を促進する栄養素を摂取することが大切です。

どのようなものかというとビタミンCやコエンザイムQ10(ラム肉など)、イソフラボンなどが良いです。ビタミンCの多い食品は、下記の特集記事を参照して下さい。


滑舌が悪い人むせる原因は口の衰え
▶ビタミンCの多い食品

女性ホルモンが減って来ますと、唾液が減って乾いてきますので、イソフラボンを摂取することで、これを補えます。女性ホルモンを補うには、下記の特集記事を参照して下さい。

また、鮭に含まれているアスタキサンチンも唾液の分泌を促進するので、おすすめです。食べ物を滑らかに飲み込めるようになれば、自然とむせを予防できます。

アスタキサンチンは、眼精疲労にも効果があり、結果にコミットで有名なライザップでは、アスタキサンチンを含むサプリメントをおすすめしています。詳しくは下記のレビュー記事を参照して下さい。

舌の働き

口のケアに関する本を数多く出版している菊谷武歯科医師によると、鍛えるのは歯だけでなく舌が重要です。

舌を鍛えておくと、しゃべり・滑舌も良くなりますし、噛むことも上手になります。小さなゴマ粒1つでも噛めますよね?これは、舌が巧みに動くから噛めるのです。食べてて、舌を噛むのも舌が衰えている証拠です。

舌には、味覚の他に大切な働きがあります。

  • 正しく噛むことをサポートする機能として、食べ物を噛みやすい位置へ移動させます。
  • 舌で食べ物をうまく移動できないと早食いや消化不良になり肥満に繋がります。
  • 舌を様々な形にすることで正しい発音ができます。

舌の筋トレのやり方

舌の筋トレのやり方として、滑舌を良くするパタカラ体操と小顔効果が期待できるチェンジ噛みを説明します。

滑舌を良くするパタカラ体操

滑舌を良くするパタカラ体操は、パタカラをなるべく早く繰り返します。一息でできるだけを1セットとして朝と晩に3セットずつ行います。

しゃべる時にいろいろな複雑に唇や舌を動かして発音しています。この時の代表的な音が、パタカラなのです。

舌と唇の動き 動く筋肉
唇が上下に開くが、舌は動いていない 唇のみ
舌の先が口内の上につく 舌の先端の筋肉
舌の奥が口内の上につく 舌の根元の筋肉
舌の先が歯の裏につく 舌を反らせる筋肉

パタカラ体操を行うことで、舌を通常の位置、舌先、舌の奥、舌を反らせるという4つの動きができるのです。ポイントは、できるだけ早く声を出して行うことです。

このパタカラ体操は、声を出さないとダメです。声を出すことで音で聞いて舌を調整するので、口だけ動かしても正しく動いているかの確認が出来ません。

咳嗽訓練

咳嗽訓練は、下記のように行います。

  • 腹部に手を置いて息を吸う
  • 「えへん」としっかり声を上げながら息を吐く
  • 呼気に合わせて腹部を押す

口すぼめ呼吸

口すぼめ呼吸は、ロウソクの炎を消すような気持ちで口をすぼめて、鼻から吸って口から吐くことで、肺機能、鼻咽腔の閉鎖機能の強化に役立つとともに口唇の訓練にもなります。

のどのアイスマッサージ

のどのアイスマッサージは、凍らした綿棒で口蓋弓や舌根部を押したり軽くなでたりして、嚥下反射を誘発させることができます。凍った綿棒に少量の水をつけて、軟口蓋や舌根部を軽く2、3回刺激した後、すぐに空嚥下をさせます。

小顔効果が期待できるチェンジ噛み

小顔効果が期待できるチェンジ噛みのやり方は、下記の通りです。

  • チューイングガムを柔らかくなるまで噛む
  • 右の奥歯で1回噛んだら舌を使って左の奥歯へ移動
  • 左の奥歯で1回噛んだら舌を使って右の奥歯へ移動
  • 1日にガム1枚で、味がなくなるまで行う

舌の動きや頬っぺたの動きを意識しながら持っていく訓練です。表情筋も鍛えられるので、小顔効果や見た目の若返りにも繋がります。

小さなガムだとむせてしまう場合には、さきいかで代用できます。さきいかでチェンジ噛みは、端を持ったまま舌で左右に移動させることで行えます。

中山久徳医師によると、舌の動きと共に口の動きも大切です。声を出さなくても、口を大きく空けることを鏡の前で行うと口の筋肉が鍛えられます。

滑舌が悪い、むせる原因は口の衰え!嚥下体操やペットボトルで口輪筋のまとめ

滑舌が悪い人やむせる原因は口の衰えにもある。滑舌を舌の動き訓練・練習で良くする方法は嚥下体操や口輪筋や喉をペットボトルで鍛えるのが効果的だ。むせを防ぐ食べ方もあるが…おしゃべりや食事で使われる唇や舌がどのように動くかがわかるガムを使うと筋肉痛にビックリ?

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口の衰えで顔が大きく!

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