はじめまして。私はこれまで10年以上、女性向けのダイエット実践サポートを現場で行ってきたダイエット専門家です。
そして同時に、数え切れないほどのダイエット失敗とリバウンドを、自分自身の身体で体験してきました。
「ダイエットしなきゃ」「痩せたい」「今度こそ本気で変わらなきゃ」
この言葉を、何度心の中で繰り返してきたでしょうか。
一時的に体重が落ちたことは何度もあります。でも、そのたびにリバウンド。
気づけばスタート地点どころか、以前よりも体重も自己嫌悪も増えていました。
この記事では、なぜ「痩せなきゃ」という強いプレッシャーが、ダイエットを失敗させ、リバウンドを引き起こすのか。
そして、そこからどう抜け出せば「本当に痩せたい自分」を取り戻せるのかを、
かなり赤裸々な体験談と心理学的な視点、そして具体的な改善方法を交えてお話しします。
綺麗ごとは書きません。
会議室で作られた理論ではなく、現場で、そして自分の人生で何度も転びながら掴んだリアルな話です。
何度も繰り返したダイエットとリバウンドのループ
「今度こそ最後のダイエット」に何度も騙された
最初のダイエットは、よくあるパターンでした。
糖質制限、置き換え、サプリ、ジム通い、短期集中プログラム。
始めた直後はやる気に満ちています。
体重計に乗るのが楽しくて、毎日0.2kg減っただけでもガッツポーズ。
でも、その高揚感は長く続きません。
仕事のストレス、疲労、生理前の不調、友人との食事。
少し気が緩んだ瞬間、「まあ今日くらいいいか」が始まります。
すると不思議なことに、一度の「まあいいか」が、自己嫌悪を連れてくるんです。
「やっぱり私は意志が弱い」
「痩せたいって言ってるくせに何やってるんだろう」
この自己否定が、さらに食欲を刺激します。
ストレス解消という名目で甘いものを食べ、
「もう今日は終わり」と投げやりになり、翌日は体重増加。
そして、ダイエットをやめる。
数ヶ月後、体重は元通り、もしくはそれ以上。
これが私のリバウンドの正体でした。
「痩せたい」が強すぎる人ほど太りやすい心理
プレッシャーが脳に与える意外な影響
心理学的に見ると、「〜しなければならない」という思考は、
脳にとって強烈なストレスになります。
「痩せなきゃ」
「太ってはいけない」
「失敗したら終わり」
この状態が続くと、脳は常に緊張モード。
すると、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されやすくなります。
コルチゾールが増えると、どうなるか。
- 脂肪を溜め込みやすくなる
- 甘いもの・高カロリーなものを欲する
- 判断力が低下し、衝動食いが増える
つまり、「痩せなきゃ」と思えば思うほど、太りやすい身体と心を作ってしまうという、
かなり皮肉な状態に陥るのです。
自己否定型ダイエットの落とし穴
多くの女性がやってしまうのが、
「今の自分はダメだから痩せる」という動機です。
でも、これには大きな問題があります。
自己否定をエネルギーにしたダイエットは、
成功しても心が満たされません。
「もっと痩せなきゃ」
「まだ足りない」
「少し太ったら終わり」
ゴールがどんどん遠ざかり、常に不安と隣り合わせ。
結果、心が先に疲れてしまい、リバウンドへ一直線です。
匿名相談で見えてきた「痩せたい人たち」の共通点
これまで、匿名で数多くのダイエット相談を受けてきました。
恥ずかしいこと、誰にも言えない本音もたくさん届きます。
その中で、ある共通点が浮かび上がってきました。
真面目で頑張り屋ほど、リバウンドしやすい
意外に思われるかもしれませんが、
リバウンドを繰り返す人ほど、真面目で努力家です。
・ルールを守ろうとする
・一度決めたら完璧を目指す
・人に迷惑をかけたくない
だからこそ、少しの失敗を「致命的なミス」だと捉えてしまいます。
「チョコを一つ食べた=もう終わり」
「外食した=私はダメ」
この極端な思考が、ダイエットを長続きさせない最大の原因でした。
私自身が気づいた、ダイエットがうまくいかなかった本当の理由
痩せたい理由が「恐れ」だった
あるとき、ふと立ち止まって自分に問いかけました。
「私は、なぜこんなに痩せたいんだろう?」
答えは、驚くほどネガティブなものでした。
・太っていると思われたくない
・自信がない自分を見せたくない
・愛されないのが怖い
つまり、私は「なりたい自分」ではなく、「なりたくない自分」から逃げるためにダイエットしていたのです。
この恐れが、常にプレッシャーを生み、
「痩せなきゃ」という呪いの言葉になっていました。
ここまでのまとめ(前半)
- ダイエットとリバウンドを繰り返す原因は意志の弱さではない
- 「痩せなきゃ」という強いプレッシャーは、脳と身体にストレスを与える
- 自己否定型のダイエットは、長期的に必ず破綻する
- 真面目で頑張り屋ほど、極端な思考に陥りやすい
後半では、ここからどうやって思考を切り替え、
リバウンドしないダイエットへ進んだのか。
具体的な改善方法と、Q&A形式でズバリ答えていきます。
「痩せなきゃ」から抜け出すために私が最初にやったこと
ダイエットを「頑張るもの」から「整えるもの」に変えた
前半でお話ししたように、私は長年「痩せなきゃ」という恐れとプレッシャーでダイエットをしていました。
そこでまず最初にやったのは、食事制限でも運動でもありません。
ダイエットを一度、完全にやめる決断でした。
これは多くの人が一番怖がる選択です。
「ここでやめたら、もっと太るのでは?」という不安が一気に押し寄せます。
私も正直、かなり怖かったです。
でも、あのまま続けていたら、同じリバウンドを繰り返す未来しか見えませんでした。
だからこそ、身体ではなく、思考を整える期間を意図的に作ったのです。
心理学的に正しい「リバウンドしない思考の作り方」
禁止をやめると、欲求は落ち着く
ダイエット中にありがちなルール。
- 甘いものは禁止
- 夜は食べない
- 炭水化物は敵
これらは一見、正しそうに見えます。
でも心理学的には「禁止」は欲求を強化すると言われています。
「ダメ」と言われるほど、脳はそれを欲しがる。
これは人間の防衛本能です。
私は思い切って、「食べてはいけないもの」をゼロにしました。
量もタイミングも、まずは細かく決めませんでした。
すると不思議なことに、最初は暴走した食欲が、
2〜3週間で自然と落ち着いていったのです。
体重計に乗る頻度を減らした理由
毎日体重を測ることが悪いわけではありません。
でも、数字に一喜一憂してしまう人には逆効果です。
0.3kg増えただけで気分が落ち、
0.5kg減っただけで気が緩む。
私は体重計をクローゼットの奥にしまい、
「体重をコントロールする」ことを一度手放しました。
その代わりに意識したのは、
- 朝起きたときの身体の軽さ
- 食後の満足感
- イライラの減少
これらはすべて、リバウンドしにくい状態のサインです。
具体的にやった改善ステップ(実践編)
ステップ1:食事を「減らす」より「感じる」
まずやったのは、食事量を減らすことではなく、
「味わって食べる」ことでした。
スマホを見ながらの食事をやめ、
一口ごとに「美味しい」「満足してきた」と感じる。
これだけで、自然と食べ過ぎが減りました。
ステップ2:運動は「痩せるため」ではなく「整えるため」
以前は「運動=消費カロリー」でした。
でもこの考え方が、運動を苦痛にしていました。
そこで、散歩やストレッチなど、
気持ちがいいと感じる動きだけを選びました。
結果として、運動の頻度は増え、
身体も徐々に引き締まっていきました。
ステップ3:感情を食べ物で誤魔化さない
リバウンドの大きな原因は、
空腹ではなく「感情」で食べていたことです。
寂しい、疲れた、認められたい。
その感情を無視して、食で埋めていました。
感情を書き出したり、誰かに話したりすることで、
食べなくても落ち着ける時間が増えました。
赤裸々体験談:一番変わったのは体重よりも心だった
正直に言うと、思考を変えた直後は体重はほとんど動きませんでした。
それでも、不思議と焦りはありませんでした。
「また太るかも」という恐怖より、
「今回は違う」という安心感の方が大きかったのです。
数ヶ月後、気づけば体重は自然と減り、
以前のような急激な増減はなくなっていました。
何より違ったのは、
- 食べても罪悪感がない
- 太る恐怖に支配されない
- 「痩せたい」が穏やかな願いになった
この状態こそが、本当の意味でリバウンドを制した瞬間だったと思います。
Q&A:匿名相談にストレート回答
Q1. ダイエットをやめたら太りませんか?
短期的に増えることはあります。
でも、それは身体が安心を取り戻す過程。
長期的には安定しやすくなります。
Q2. 痩せたい気持ちを持ってはいけませんか?
いいえ。「痩せたい」は悪くありません。
問題は「痩せなきゃ」と自分を追い詰めることです。
Q3. リバウンド経験が多くても間に合いますか?
むしろ経験が多い人ほど、今回の方法は合います。
失敗してきた理由を理解できるからです。
Q4. 食欲が止まらない時はどうすれば?
まず責めないこと。
その上で「何を感じているか」を探ってみてください。
Q5. 周りの目が気になります
他人の評価で痩せても、心は満たされません。
自分基準を作ることが最優先です。
Q6. 運動が本当に苦手です
「運動しなきゃ」という思考を捨ててください。
身体を動かす=気持ちいい、で十分です。
Q7. どれくらいで変化を感じますか?
心は数週間、身体は数ヶ月。
焦らないことが最大の近道です。
まとめ:リバウンドを制する者はダイエットを制す
ダイエットがうまくいかなかったのは、
あなたの意志が弱いからではありません。
「痩せなきゃ」というプレッシャーが、
心と身体を追い詰めていただけです。
痩せたいなら、まず安心すること。
自分を責めるのをやめること。
その先に、リバウンドしないダイエットがあります。
この体験記が、同じように悩む誰かの支えになれば幸いです。
