「もう年齢的に痩せるのは無理かもしれない」
「更年期だし、太るのは仕方ない」
ダイエット相談の現場で、これまで何百人もの女性から聞いてきた言葉です。
そして、正直に言うと――過去の私は、まったく同じことを思っていました。
痩せたい気持ちはある。
でも、何度もダイエットしてきた。
そのたびに一時的には体重が落ちるけれど、必ずリバウンド。
「また戻った…」
「やっぱり私は続かない」
そんな自己嫌悪を繰り返しながら、
それでも心のどこかで「本当は痩せたい」と思い続けていました。
この記事では、更年期世代の女性が
「痩せたい」を現実的に叶えるためのステップを、
ダイエット専門家として、そして当事者として、
かなり赤裸々にお伝えします。
なぜ更年期になるとダイエットがうまくいかなくなるのか
ホルモンだけの問題だと思っていた頃
更年期太り=ホルモンバランスの乱れ。
これは確かに一因ではあります。
でも、現場で多くの女性を見てきて、
「それだけじゃない」と強く感じています。
同じ年齢、同じ更年期でも、
リバウンドを繰り返す人と、
少しずつ体型を整えていく人がいるからです。
更年期女性に共通する「見えない負担」
更年期は、体の変化だけでなく、
心と生活の負担が一気に増える時期です。
・仕事での責任
・家族のケア
・将来への不安
・体力や気力の低下
この状態で、
「食事を減らす」「運動を増やす」
という従来型ダイエットをやれば、
心も体も限界を迎えるのは当然です。
何度もリバウンドした私の黒歴史
成功体験が逆に足かせになっていた
私は若い頃、ダイエットで何度か成功しています。
食事制限をすれば体重は落ちたし、
運動すれば引き締まった。
だから更年期に入っても、
「同じやり方でいけるはず」と思っていました。
でも現実は違いました。
体が言うことを聞かない。
疲れやすい。
気力が続かない。
それでも、
「昔できたんだから、今もできるはず」
と自分を追い込んだ結果、
見事にリバウンド街道まっしぐらでした。
リバウンドのたびに積み上がる自己嫌悪
体重が戻るだけでは終わりません。
リバウンドの本当のダメージは、心に残ります。
「どうせまた失敗する」
「私は痩せられない人間」
こうした思い込みが、
次のダイエットを始める前から、
成功の芽を潰してしまうのです。
更年期女性が「痩せたい」と思うことは悪くない
まず手放してほしい思い込み
現場でよく聞くのが、
「この年で痩せたいなんて欲張りですよね」
という言葉です。
でも、はっきり言います。
更年期でも、痩せたいと思っていいのです。
体を軽くしたい。
服を楽しみたい。
鏡を見るたび落ち込むのをやめたい。
これは、わがままではありません。
自分を大切にしたいという、自然な欲求です。
問題は「叶え方」を間違えていただけ
痩せたい気持ち自体が問題なのではありません。
問題は、その叶え方です。
・我慢で乗り切ろうとする
・短期間で結果を出そうとする
・できなかった自分を責める
このやり方が、
更年期女性のダイエットと
致命的に噛み合っていなかったのです。
現場で見えてきた「痩せる人」の共通点
完璧を目指していない
更年期でも体型が安定している人は、
決してストイックではありません。
食べすぎる日もある。
動けない日もある。
それを「なかったこと」にしようとせず、
すぐに立て直す力を持っています。
体調を最優先している
体重よりも、
・睡眠
・疲労感
・気分の安定
これらを大事にしている人ほど、
結果的にリバウンドしません。
私が最初に取り組んだ「現実的ステップ」
体重を減らす前にやったこと
意外に思われるかもしれませんが、
私が最初にやったのは
「体重を減らすこと」ではありませんでした。
まずは、
・体重計を見る回数を減らす
・食べた後に自分を責めない
・疲れている日は休む
この3つを徹底しました。
これだけで、
食欲の暴走とリバウンドの不安が
少しずつ落ち着いていったのです。
※後編では、具体的な食事・運動の改善方法、
そして匿名相談で多いQ&A(5〜8問)を、
さらに赤裸々に解説します。
更年期女性が「痩せたい」を叶えるための具体的ステップ
ステップ1:まず「減らす」より「整える」
更年期ダイエットで一番やってはいけないのが、
いきなり食事量を減らすことです。
私自身、何度もこれで失敗しました。
食べる量を減らす → 体力が落ちる → 気力が続かない → リバウンド。
このループを、何年も繰り返していたのです。
そこで発想を変えました。
「痩せたい」よりも先に、
体調を整えることを最優先にしたのです。
具体的には、
・睡眠時間を削らない
・空腹を我慢しない
・疲れている日は何もしない
これだけで、
食欲の波と感情の起伏がかなり落ち着きました。
ステップ2:食事は「引き算」ではなく「足し算」
更年期女性のダイエット相談で、
最も多いのが「食べすぎてしまう」という悩みです。
でも、よく話を聞くと、
実は「必要なものが足りていない」ケースがほとんど。
私が意識したのは、
・毎食タンパク質を少し足す
・間食を敵にしない
・食事の満足感を上げる
不思議なことに、
「食べてはいけない」をやめると、
過剰な食欲が自然と落ち着いてきました。
運動が続かなかった私が変われた理由
「痩せるための運動」を完全にやめた
正直に言います。
私は運動が得意ではありません。
更年期に入ってからは、
ハードな運動をすると翌日まで疲れが残り、
「もう無理」と思うことが増えました。
そこで、
痩せるための運動は一切やめました。
目的を「消費」から「回復」に変えた
運動の目的を、
・カロリー消費
・体重を減らす
から、
・血流を良くする
・自律神経を整える
に切り替えました。
ゆっくりした散歩、
軽いストレッチ、
深呼吸。
これだけで、
むくみや食欲の暴走が減り、
結果的に体重が安定していったのです。
リバウンドしなくなった最大の理由は「心の扱い方」
食べすぎ=失敗、ではなかった
以前の私は、
少し食べすぎただけで
「また失敗した」と自分を責めていました。
でも今は、
「今日は何がしんどかった?」
と自分に聞くようにしています。
すると、
・疲れていた
・寂しかった
・我慢しすぎていた
こうした本音に気づけるようになり、
食でごまかす必要が減りました。
自己嫌悪をやめると、自然と痩せ始める
自己嫌悪をエネルギーにしたダイエットは、
必ずリバウンドします。
逆に、
自分を責めるのをやめた瞬間から、
食欲も体重も落ち着いていきました。
赤裸々Q&A|更年期女性のリアルな悩み
Q1. 更年期でも本当に痩せられますか?
痩せられます。
ただし「若い頃と同じやり方」をやめることが前提です。
Q2. 何度もリバウンドして自信がありません
自信がなくて大丈夫です。
大切なのは、失敗しない方法を選ぶことではなく、
立て直せる方法を選ぶことです。
Q3. 食事制限がどうしても続きません
続かない制限は、
あなたの体と生活に合っていないだけです。
Q4. 運動しないと痩せませんか?
更年期では、
無理な運動より回復を優先した方が結果につながります。
Q5. 体重が減らないと焦ってしまいます
焦りはリバウンドの入り口です。
体調や気分の変化も成果として見てください。
Q6. 家族に理解されずつらいです
環境を変えられないなら、
自分を守る考え方を身につけることが大切です。
Q7. 何から始めればいいかわかりません
まずは「痩せなきゃ」というプレッシャーを下ろすこと。
そこから現実的なダイエットが始まります。
まとめ|更年期女性の「痩せたい」は叶えられる
更年期だから痩せられない。
これは事実ではありません。
合わない方法を、
無理に続けていただけ。
痩せたい気持ちを否定せず、
自分を責めないやり方に切り替えたとき、
リバウンドしないダイエットが始まります。
リバウンドを制する者は、ダイエットを制す。
更年期は、その考え方を変える最大のチャンスです。
