こんにちは。私はこれまで数え切れないほどの女性のダイエット相談に乗ってきた、現場叩き上げのダイエット専門家です。雑誌やテレビで語られる「更年期太り対策」をそのまま信じて、何度も失敗し、何度もリバウンドし、「もう痩せたいなんて言う資格ないのかな…」と泣いた女性たちを、私は何人も見てきました。
そして正直に言います。私自身も、同じように何度もダイエットに失敗し、リバウンドを繰り返してきました。
この記事では、会議室で考えた机上の空論ではなく、「現場」で実際に起きた更年期ダイエットのリアルを、かなり赤裸々に書いています。恥ずかしい感情、隠したかった失敗、情けなくなった夜のことも含めて、です。
「更年期だから太るのは仕方ない」
「もう若くないから痩せない」
そう思っているなら、この記事は最後まで読んでください。
更年期に太るのは本当にホルモンのせいなのか?
更年期に入ると、確かに女性ホルモン(エストロゲン)は大きく減少します。これは医学的事実です。代謝が落ちやすくなり、脂肪がつきやすくなる。ここまでは誰も否定できません。
でも、ここで一つ大きな誤解があります。
「更年期=必ず太る」わけではないのです。
実際、同じ年齢、同じ更年期世代でも、太らない人は太りません。むしろ若い頃より引き締まっている人すらいます。
では、この違いはどこから生まれるのでしょうか。
ホルモンよりも影響が大きい“あるもの”
現場で何百人と見てきて、はっきり言えることがあります。それは、更年期ダイエットで一番体重を左右するのは、ホルモンではなく「思考のクセ」と「行動パターン」です。
例えばこんな声、あなたも心当たりありませんか?
- どうせ頑張っても痩せないから、今日はいいや
- イライラするから甘いものくらい許してほしい
- 若い頃と同じダイエットをしているのに痩せない
これ、全部リバウンドを引き寄せる思考です。
【体験談】私が更年期で一気に太った本当の理由
ここからは、少し個人的な話をさせてください。
私が40代後半に差し掛かった頃、体重は一気に増えました。食事量は若い頃とほとんど変わっていなかったのに、半年で5kg以上。
鏡を見るのが嫌で、ピタッとした服は全部タンスの奥に押し込みました。お腹の段差を見るたびに、「これが更年期太りか…」とため息。
でも、今なら断言できます。
あれは更年期のせい“だけ”ではありませんでした。
「痩せたいのに怖い」という矛盾
当時の私は、「痩せたい」と口では言いながら、心のどこかでダイエットが怖くなっていました。
なぜなら、過去に何度も失敗していたからです。
・糖質制限で一気に痩せたけど、リバウンド
・置き換えダイエットで我慢しすぎて暴食
・運動を頑張りすぎて三日坊主
「また失敗するくらいなら、最初から頑張らない方がマシ」
これが、更年期ダイエットで太る人の心理の正体です。
更年期ダイエットでリバウンドする人の共通点
① 短期で結果を出そうとする
更年期に入っても、20代の頃と同じ感覚で「1ヶ月で3kg痩せたい」と考えてしまう人は要注意です。
無理な制限は、一時的に体重を落としますが、必ず反動が来ます。これは意思が弱いからではなく、体の防衛反応です。
② 自分を責めるクセがある
更年期太りに悩む女性ほど、自分に厳しい。
「また食べちゃった」
「意志が弱い」
この自己否定が、ストレスホルモンを増やし、結果的に脂肪を溜め込みやすくします。
③ 情報を詰め込みすぎている
ネットや雑誌で見たダイエット法を次々試し、どれも中途半端になる。
これも現場でよく見る失敗パターンです。
心理学的に見る「更年期太り」の正体
更年期は、体だけでなく心も大きく揺れます。
子育てが一段落し、親の介護が始まり、仕事でも立場が変わる。そんな中で、「自分のためだけに頑張る」ことが、無意識に後回しになるのです。
食べることが、唯一のストレス解消になっていませんか?
これは甘えではありません。脳が「安心」を求めているサインです。
痩せたいのに行動できない理由
心理学ではこれを「自己防衛」と呼びます。
過去の失敗経験が多いほど、脳は新しい挑戦を避けようとします。だから、更年期ダイエットでは「気合」や「根性」は逆効果なのです。
太らない人が無意識にやっていること
更年期でも太らない人は、特別な運動や極端な食事制限をしていません。
代わりに、こんな特徴があります。
- 完璧を目指さない
- 体重より体調を重視する
- 「続けられるか」で判断する
これは才能ではなく、考え方の違いです。
そしてこの考え方は、誰でも後から身につけることができます。
ここまでのまとめ
更年期に太る人・太らない人の決定的な違いは、ホルモンだけではありません。
・思考のクセ
・ダイエットへの向き合い方
・自分への扱い方
これらが積み重なって、リバウンドするか、しないかが決まります。
次回は、実際に匿名相談で寄せられたリアルな質問に、ストレートに答えながら、「更年期でも痩せたい人が最初にやるべき具体的行動」を深掘りしていきます。
【匿名Q&A】更年期ダイエットのリアルな悩みにズバリ答えます
ここからは、実際に寄せられた匿名相談をもとに、更年期ダイエットの現場で本当に多い悩みに答えていきます。かなり赤裸々な内容ですが、同じことで悩んでいる方はきっと多いはずです。
Q1:何をやっても痩せないのは、やっぱり更年期だからですか?
A:半分はYES、半分はNOです。
確かに更年期は痩せにくくなります。でも「痩せない」のではなく「今までと同じやり方では痩せない」だけです。
多くの人が若い頃の成功体験に縛られています。食事量を減らせば落ちた、運動すればすぐ結果が出た。でも更年期では、それが通用しません。
ここで必要なのは、やり方の更新です。自分を責める必要はありません。
Q2:我慢できずに夜に食べてしまいます。意思が弱いのでしょうか?
A:意思の問題ではありません。
夜の食欲は、ホルモンと自律神経の乱れが大きく関係しています。特に更年期は、日中に我慢しすぎるほど、夜に反動が来ます。
現場でよくあるのは、「朝と昼を控えすぎている」ケースです。その結果、夜に一気に欲求が爆発します。
対策は「夜を我慢する」ことではなく、昼までにしっかり栄養を入れること。これだけで夜の暴食は驚くほど減ります。
Q3:体重が減らないとやる気が出ません
A:とても自然な感情です。
ただ、更年期ダイエットで体重だけを見るのは危険です。なぜなら、脂肪が減っても水分量やホルモン変動で体重が動かないことが多いからです。
おすすめなのは、
- 朝の目覚め
- 夕方の疲れ方
- 便通やむくみ
こうした体調の変化を指標にすること。これができる人ほど、リバウンドしません。
Q4:運動しないと痩せませんか?
A:「ハードな運動」は不要です。
更年期に無理な運動をすると、逆にストレスで太ります。実際、ジム通いを始めて体重が増えた人も少なくありません。
大切なのは「日常で動く量」。
・歩くスピードを少し上げる
・座りっぱなしを減らす
これだけで十分です。
Q5:リバウンドが怖くて、本気で始められません
A:その感覚、正解です。
リバウンドを何度も経験している人ほど、「本気=辛いもの」と無意識に結びついています。
だからこそ、更年期ダイエットでは「本気を出さない」ことが成功の鍵です。
7割の力で、続けられることだけを選んでください。
Q6:家族にダイエットを邪魔されます
A:これは本当によくある悩みです。
家族は悪気なく、お菓子を勧めたり、食事量を心配したりします。
大切なのは「理解を求めすぎない」こと。説明よりも、行動で示す方がうまくいきます。
Q7:何から始めればいいか分かりません
A:最初は「減らす」より「整える」です。
睡眠、食事のリズム、気持ちの余裕。この3つを整えるだけで、体は自然と変わり始めます。
【体験談】私がリバウンド地獄から抜け出せた転機
正直に言うと、私は一度「もう痩せなくていい」と思ったことがあります。
何度も痩せては太り、そのたびに自己嫌悪。ダイエット専門家なのに、自分の体はコントロールできない。その矛盾が、心をすり減らしていました。
転機は、「痩せたい理由」を問い直したことでした。
誰かに褒められたい?
若く見られたい?
どれも本音でした。でも一番強かったのは、「もう失敗したくない」という気持ちでした。
そこから、私は「成功するダイエット」ではなく、「失敗しないダイエット」を選びました。
やめたこと
- 短期目標
- 体重だけの管理
- 自分へのダメ出し
始めたこと
- 1日の終わりに「できたこと」を探す
- 体調の小さな変化に気づく
- 続かない方法を潔く捨てる
すると不思議なことに、体重はゆっくりですが確実に落ち、何よりリバウンドしなくなりました。
更年期ダイエットで本当に大事な改善ステップ
ステップ1:痩せる前に「安心」を作る
不安や焦りは、脂肪を溜め込む最大の原因です。まずは生活リズムと心を落ち着かせることが先決です。
ステップ2:完璧を捨てる
毎日100点を目指すと、0点の日が来ます。70点で続ける方が、結果は出ます。
ステップ3:数字との距離を取る
体重計は「参考資料」。評価表ではありません。
更年期でも「痩せたい」は、わがままじゃない
年齢を理由に、痩せたい気持ちを否定しないでください。
更年期は終わりではなく、体と向き合い直すスタートです。
リバウンドを繰り返してきた人ほど、正しい順番で進めば、今度こそ安定したダイエットができます。
この記事が、「どうせ無理」という気持ちを、ほんの少しでも軽くできたなら嬉しいです。
