「また失敗した……」
体重計の数字を見て、思わずため息が漏れたあの日のことを、私は今でもはっきり覚えています。

これまで数えきれないほどのダイエットに挑戦してきました。糖質制限、置き換え、カロリー計算、ジム通い、サプリ…。一時的に痩せることはできても、気がつけばリバウンド。「痩せたい」と願うほど、ダイエットが苦しくなっていく感覚に、何度も心が折れました。

この記事では、そんな私自身の赤裸々な失敗談と、女性向けダイエットサポートの現場で見てきたリアルをもとに、「食べる幸せを失わず、リバウンドを防ぐ」ゆる断食ダイエット(ライトファスティング)の本質をお伝えします。

なぜ多くのダイエットはリバウンドするのか

「意志が弱いから」ではない現実

リバウンドを経験すると、多くの人が自分を責めます。
「私って意志が弱い」「どうせまた太る」

でも、これは完全に誤解です。
リバウンドは、脳とホルモンの仕組みが引き起こす“自然な反応”なのです。

極端な食事制限をすると、脳は「生命の危機」と判断します。すると、次のような変化が起きます。

  • 食欲を強くするホルモンが増える
  • 脂肪を溜め込もうとする
  • 少ないエネルギーで生きようと代謝が下がる

つまり、「頑張れば頑張るほど太りやすい体になる」という皮肉な状態に陥るのです。

過去の私がハマっていた「ダイエット地獄」

正直に言います。
私は「ストイックこそ正義」だと信じていました。

朝はブラックコーヒーだけ、昼はサラダ、夜は豆腐。
空腹で眠れない夜を「痩せている証拠」だと思い込んでいたのです。

でも、結果はどうだったか。
2〜3kg落ちた後、ある日突然スイッチが切れたように食べてしまい、自己嫌悪。
そして、数週間後には元の体重+α。

この失敗を、私は何度も何度も繰り返しました。
痩せたい気持ちが強いほど、リバウンドの沼に深くハマっていったのです。

ゆる断食ダイエットとは何か

「我慢しない時間制限」という考え方

ゆる断食ダイエット(ライトファスティング)は、「食べない量」を減らすのではなく、「食べない時間」をゆるやかに作る方法です。

例えば、

  • 夜20時以降は食べない
  • 朝食を少し遅らせる
  • 1日のうち12〜14時間は胃腸を休ませる

これだけでも、体は大きく変わります。

「食べていい」という安心感が脳を救う

ゆる断食が他のダイエットと決定的に違うのは、「食べることを否定しない」点です。

心理学的に見ると、人は「禁止されるほど欲しくなる」生き物。
ケーキ禁止、白米禁止、外食禁止…。これでは、脳が反発するのも当然です。

ゆる断食では、食べる時間になったら普通に食べていい。
この安心感が、過食スイッチを切り、リバウンドの引き金を防いでくれます。

【体験談】ゆる断食を始めた最初の1週間

正直、不安しかなかった

「本当にこんなので痩せたい体になれるの?」
これが、ゆる断食を始める前の正直な気持ちでした。

過去に散々失敗してきた私は、「楽そう=効果がない」という思い込みに縛られていたのです。

初日の夜、あっさり終わった

最初に決めたルールは、夜20時以降は何も食べない、ただそれだけ。

拍子抜けするほど、初日はあっさり終わりました。
「我慢している」という感覚がほとんどなかったのです。

3日目に訪れた意外な変化

3日目の朝、目覚めた瞬間に気づきました。
胃が重くない。体が軽い。

体重はほとんど変わっていませんでしたが、むくみが減り、気分が安定していました。

何より驚いたのは、「食べたい!」という衝動が落ち着いていたこと。
これは、過去のダイエットでは一度も感じたことのない感覚でした。

リバウンドを防ぐための心理学的ポイント

完璧主義を手放す

リバウンドしやすい人ほど、真面目で完璧主義です。

「今日はルールを破ったから全部ダメ」
この思考が、ドカ食いの引き金になります。

ゆる断食では、7割できていれば合格
これくらいの気持ちが、長期的な成功につながります。

体重より「行動」を評価する

体重は、ホルモンや水分量で簡単に上下します。
それに一喜一憂すると、モチベーションが続きません。

「今日は食べる時間を守れた」
「昨日より夜食を減らせた」

こうした行動を評価することで、自己肯定感が育ち、リバウンドしにくくなります。

ここまでのまとめ

ゆる断食ダイエットは、「痩せたいのに続かない」人ほど試してほしい方法です。

我慢ではなく、仕組みで痩せる。
意志ではなく、習慣で変わる。

次回は、さらに踏み込んだ実践テクニックと、匿名相談Q&Aを通して、「本当にリバウンドしない考え方」を詳しくお伝えします。

ゆる断食ダイエットを続けて見えた「本当の変化」

ゆる断食ダイエットを始めて、2週間、3週間と時間が経つにつれ、体重以上に大きな変化が現れました。

それは、「痩せたい」という気持ちに振り回されなくなったことです。

以前の私は、朝起きた瞬間から「今日は何キロ減ってる?」と体重計に乗り、増えていれば一日中気分が沈み、減っていれば調子に乗って無理をする。その繰り返しでした。

でも、ゆる断食では体重が主役ではなくなったのです。

「食べ過ぎた翌日」が怖くなくなった

ある日、久しぶりに友人と外食をしました。
正直に言えば、デザートまでしっかり食べました。

以前の私なら、帰り道で自己嫌悪に襲われ、「もうダイエットなんて意味ない」と投げやりになっていたでしょう。

でも、その日は違いました。

「明日、少し食べる時間を整えればいい」
そう思えた自分に、内心とても驚いたのです。

これこそが、リバウンドしない思考の第一歩でした。

【実践編】ゆる断食ダイエットを成功させる具体的テクニック

食べない時間を「少しずつ」延ばす

いきなり16時間断食などを目指す必要はありません。

おすすめは以下のようなステップです。

  • まずは12時間(夜20時〜朝8時)
  • 慣れてきたら13〜14時間
  • 無理のない範囲で調整

重要なのは、「できた」という成功体験を積み重ねること。
これは心理学的にも、自己効力感を高め、継続力を上げる効果があります。

断食明けは「何を食べるか」が重要

ゆる断食だからといって、何でも好き放題食べていいわけではありません。

特に断食明けの最初の食事は、以下を意識してください。

  • たんぱく質を必ず入れる
  • いきなり甘いものを食べない
  • よく噛んで食べる

これだけで、血糖値の乱高下を防ぎ、脂肪を溜め込みにくくなります。

「できなかった日」を責めないルール

ダイエットが続かない最大の理由は、「自己否定」です。

夜遅く食べてしまった日、つい間食が増えた日。
そんな日は必ずあります。

そのときに大切なのは、反省よりも修正

「じゃあ、明日はどうする?」
この視点を持つだけで、リバウンドへの道から外れることができます。

【赤裸々体験談】私が一番救われた瞬間

ゆる断食を続けて1ヶ月ほど経った頃、ふとクローゼットの前で立ち止まりました。

以前は、体型を隠す服ばかり選んでいた私が、
「これ、着てみようかな」と自然に思えたのです。

体重は、劇的に減ったわけではありません。
でも、明らかに体のラインが変わっていました。

何より大きかったのは、「どうせ私なんて」という気持ちが薄れていたこと。

痩せたい一心で自分を追い詰めていた過去の私を、
やっと許してあげられた気がしました。

匿名相談Q&A:ゆる断食ダイエットの本音と疑問

Q1. ゆる断食って本当に痩せますか?

はい、正しく続ければ痩せます。ただし「急激に」ではありません。
脂肪を落としながら、リバウンドしない体を作る方法だと考えてください。

Q2. 夜どうしてもお腹が空いたら?

無理に我慢しなくて大丈夫です。
温かい飲み物や、軽いたんぱく質を少量取り、「暴食しない選択」をしましょう。

Q3. 毎日守らないと意味がありませんか?

いいえ。週5日できていれば十分です。
完璧主義は、リバウンドの原因になります。

Q4. 運動は必要ですか?

必須ではありませんが、軽い散歩やストレッチを組み合わせると効果が高まります。
「やらなきゃ」ではなく「気持ちいいから」で選びましょう。

Q5. 生理前でも続けていい?

生理前は食欲が増えて当然です。
その時期は断食時間を短くするなど、体に合わせて調整してください。

Q6. 家族と食事時間が合わない場合は?

毎日合わせる必要はありません。
週に数回一緒に食べるだけでも、心と体のバランスは保てます。

Q7. 途中でやめたらリバウンドしますか?

ゆる断食は「習慣化」が目的なので、急にやめても極端なリバウンドは起きにくいです。
戻るのではなく、「少し緩める」という感覚で向き合いましょう。

ゆる断食ダイエットは「人生を縛らない」

ダイエットは、本来人生を良くするための手段です。
それなのに、食べることを恐れ、楽しめなくなってしまっては本末転倒。

ゆる断食ダイエットは、食べる幸せを残したまま、痩せたいを叶える方法です。

もし今、あなたが

  • 何度もリバウンドしている
  • ダイエットが怖くなっている
  • でも、やっぱり痩せたい

そう感じているなら、まずは「少し食べない時間」を作ることから始めてみてください。

体も心も、きっと想像以上に優しく応えてくれます。