「また失敗した……」
体重計の数字を見た瞬間、胸の奥がギュッと縮むような感覚。これ、ダイエットを何度も繰り返してきた人なら、一度や二度じゃなく経験していると思います。
はじめまして。私はダイエット専門家として、これまで多くの女性のダイエットとリバウンド相談に向き合ってきました。そして同時に、誰よりも「ダイエット迷子」だった当事者でもあります。
この記事では、何をやっても痩せたいのに続かない、痩せても必ずリバウンドする…そんな状態から抜け出すきっかけになった「ゆる断食(ライトファスティング)」について、かなり赤裸々に体験談を交えながら書いていきます。
キラキラした成功談ではありません。むしろ、情けない失敗、自己嫌悪、焦り、暴食、言い訳…全部通ってきたリアルな話です。
ダイエットを頑張るほど、なぜリバウンドするのか?
まず最初に、私が何度もリバウンドしてきた背景から正直に話します。
短期集中型ダイエットの落とし穴
・糖質制限で一気に3kg減
・置き換えダイエットで2週間で−4kg
・ジム通いで体脂肪率ダウン
数字だけ見れば「成功」です。でも、その成功は長く続きませんでした。
なぜなら、生活そのものを変えずに、我慢だけで痩せようとしていたからです。
心理学的に見ると、人は「制限されるほど反動が大きくなる」生き物です。これは「心理的リアクタンス」と呼ばれる現象で、「ダメ」と言われるほど、やりたくなる。
私の場合もまさにそれでした。
糖質を制限すればするほど、夜中にパンのことを考え、置き換えを続ければ続けるほど、週末にドカ食い。結果、体重は元通り、もしくはそれ以上。
そして自己嫌悪。
「私って意志が弱い」「また続かなかった」
でも、これは意志の問題ではありません。方法が合っていなかっただけです。
「痩せたい」が強すぎる人ほど危険
痩せたい気持ちが強い人ほど、極端な方法に走りやすい傾向があります。
・早く結果を出したい
・周りに痩せたねと言われたい
・今の自分を一刻も早く変えたい
この気持ち、痛いほどわかります。私もそうでした。
でも、この状態は常に交感神経が優位で、ストレスホルモン(コルチゾール)が出続けている状態。これが、脂肪を溜め込みやすくし、リバウンドしやすい体を作ります。
つまり、頑張りすぎるダイエットほど、リバウンドの種を育てているんです。
「もうダイエットしたくない」と思った日
私がゆる断食に出会う前、正直こう思っていました。
「もう一生ダイエットなんてしたくない」
それくらい、疲れていたんです。
成功と失敗を繰り返した末の虚無感
痩せては太り、褒められては戻り、写真を撮られるのが嫌になり、服選びが苦痛になり…
ダイエットって、本来は自分を大切にする行為のはずなのに、いつの間にか自分を責める材料になっていました。
ある日、鏡の前で下着姿の自分を見たとき、ふと涙が出たんです。
「私、何やってるんだろう」
この瞬間が、考え方を変えるきっかけでした。
痩せるより「戻らない」方が大事だと気づいた
ここで初めて、発想が変わりました。
・何kg痩せるか
・どれだけ早く痩せるか
ではなく、
・どうすればリバウンドしないか
・どうすれば一生続けられるか
これを最優先に考えるようになったんです。
そしてたどり着いたのが、「ゆる断食(ライトファスティング)」でした。
ゆる断食(ライトファスティング)とは何か?
断食=過酷、という思い込み
正直に言うと、最初は「断食」という言葉に拒否反応がありました。
・お腹が空いて辛そう
・仕事に支障が出そう
・どうせ続かない
でも、調べていくうちに気づいたんです。
ゆる断食は、我慢するダイエットではなかった。
私が実践した「ゆる断食」の基本ルール
私が取り入れたのは、いわゆる「16時間断食」をベースにした、かなり緩めの方法です。
・朝は無理に食べない(水・お茶・ブラックコーヒーOK)
・昼と夜は普通に食べる
・夜遅くの間食はしない
・完璧を目指さない
これだけです。
最初は「こんなので痩せるの?」と半信半疑でした。
でも、この「緩さ」が、私には致命的に合っていました。
なぜ「ゆる」が続くのか?心理学的な理由
人は「やってもいい」「失敗しても戻れる」と思えると、行動を継続しやすくなります。
ゆる断食は、
・食べてはいけないものがほぼない
・我慢している感覚が少ない
・失敗しても自己嫌悪になりにくい
この条件が揃っています。
つまり、脳がストレスを感じにくいダイエットなんです。
ゆる断食を始めて最初の1ヶ月のリアル
ここからは、かなり正直な体験談です。
最初の1週間:正直、痩せた実感ゼロ
体重はほぼ変わらず。
「やっぱり意味ないかも…」と何度も思いました。
でも、不思議だったのは、暴食衝動が少しずつ減っていたこと。
夜にお菓子を探す回数が減り、「まあ今日はいいか」と思える日が増えていました。
2〜3週間目:体より先に、心が軽くなる
体重は−1kg程度。でも、それ以上に変化が大きかったのはメンタルです。
・食べた後の罪悪感が減った
・「痩せなきゃ」という焦りが弱まった
・ダイエット中なのに気持ちが楽
これ、今までのダイエットでは一度もなかった感覚でした。
1ヶ月後:リバウンドの恐怖が消えた
体重は−2kg程度。数字だけ見れば、劇的ではありません。
でも、
「これなら一生続けられる」
そう思えたことが、何よりの収穫でした。
ダイエットで一番怖いのは、リバウンドです。その恐怖が消えた瞬間、私は初めて「痩せたい」から解放されました。
ゆる断食で「リバウンドしなくなった」決定的な理由
ここが一番伝えたいポイントです。
ゆる断食を続けていて、体重以上に大きく変わったのは「考え方」でした。
「痩せるために我慢する」という発想を捨てた
今までの私は、ダイエット=我慢の連続だと思い込んでいました。
・好きなものを我慢
・空腹を我慢
・外食を我慢
でも、我慢は必ず反動を生みます。これは心理学でもはっきりしていて、抑圧された欲求は、いずれ強い形で表に出ます。
ゆる断食では、「食べたい気持ち」を無理に消そうとしません。
「今は食べないけど、後でちゃんと食べていい」
この安心感が、暴食を防いでくれました。
「戻ってもいい」と自分に許可を出した
意外かもしれませんが、リバウンドしなくなった最大の理由は、戻ってもいいと許したことです。
以前は、少し体重が増えるとパニックになっていました。
「せっかく痩せたのに」
「もう終わりだ」
でも今は違います。
「あ、少し戻ったな。じゃあまた淡々と戻そう」
感情を挟まず、事実として受け止める。
この距離感が、リバウンドを“イベント”ではなく、“調整”に変えてくれました。
失敗した日との向き合い方が180度変わった
ドカ食いした日のリアルな話
正直に言います。ゆる断食を始めてからも、ドカ食いした日はあります。
仕事で嫌なことがあった日、無性に甘いものが食べたくなって、コンビニでお菓子を大量に買った夜。
昔の私なら、こう思っていました。
「もうダメだ」「私は一生痩せられない」
そして翌日から自暴自棄。
でも今は違います。
リバウンドしない人の思考回路
その日は、こう考えました。
「ああ、今日は疲れてたんだな」
「体じゃなくて、心が欲しがってたんだな」
反省はしても、責めない。
翌日は、いつも通りのゆる断食に戻すだけ。
これだけで、体重は自然に戻っていきました。
リバウンドしない人は、失敗を「異常事態」だと思っていません。
失敗を想定内にしている。これが最大の違いです。
ゆる断食を続けるための具体的なコツ
完璧主義を捨てる
・16時間空かなかった日があってもOK
・朝にお腹が空いたら食べてもOK
・イベントの日は気にしない
ダイエットは「100点」を目指すと失敗します。
60点を淡々と積み重ねる方が、結果的に痩せて、リバウンドしません。
体重より「行動」を見る
体重は水分やホルモンで簡単に変わります。
それよりも、
・夜遅くの間食が減ったか
・食後の満足感が上がったか
・食に振り回されていないか
こうした行動や感覚の変化を指標にしてください。
これが、長期的に痩せたい人にとって重要な視点です。
匿名相談Q&A:痩せたいのに続かない人へ
Q1. ゆる断食って結局、痩せますか?
A. 痩せます。ただし「急激には痩せません」。その代わり、リバウンドしにくい痩せ方です。
Q2. 朝食を抜くのが怖いです
A. 無理に抜かなくて大丈夫です。スープやヨーグルトなど、軽いものから始めてください。
Q3. 空腹でイライラしませんか?
A. 最初はあります。でも、我慢ではなく「後で食べる」という意識に変えると、驚くほど楽になります。
Q4. 運動は必要ですか?
A. 必須ではありません。まずは食習慣を整える方が、ダイエットもリバウンド対策も効果的です。
Q5. 何度もリバウンドしてきた私でも大丈夫?
A. むしろ、そういう人に向いています。失敗経験が多い人ほど、ゆるさの価値がわかります。
Q6. 家族と食事時間が合いません
A. 完全に合わせなくてOKです。食べる時間より「無理をしないこと」を優先してください。
Q7. 痩せたい気持ちが強すぎて苦しいです
A. 痩せたい=今の自分を否定している状態です。まずは「戻らない体」を目標にしてみてください。
まとめ:ダイエットは「戦い」じゃなく「習慣」
ダイエットに失敗し続けていた頃の私は、常に自分と戦っていました。
でも今は違います。
ゆる断食は、痩せるための方法であると同時に、自分との関係を修復する習慣でした。
痩せたいと思うあなたは、怠けているわけでも、意志が弱いわけでもありません。
ただ、やり方が合っていなかっただけ。
リバウンドを制する者は、ダイエットを制します。
もし今、ダイエット迷子なら、「頑張らない方法」を選んでみてください。
その選択が、あなたの人生を一番ラクに痩せさせてくれるかもしれません。
