リバウンド常連だった私が、ライトファスティングで落ち着いた理由

「痩せたい」「ダイエット」「リバウンド」……この3つの言葉は、私の人生でずっと離れなかった呪文みたいなものでした。
特に「リバウンド」は最悪で、一度は痩せた数字を自慢げに見下ろした体重計が、数週間後には平然と元の数字+αを叩きつけてくる。
私の場合は+αどころか+βまでついてきたこともある。正直に言うと、48kg→44kg→53kgみたいな、ジェットコースターのようなダイエット人生を10年以上繰り返しました。

しかもそのたびに「今度こそ痩せたい」「今度こそもう太らない」「今度こそリバウンドしない」と自分に言い聞かせるんですが、毎回同じ結末を辿る。つまり、リバウンド。しかも太り方が雑なんですよね。
夜中にポテチ→罪悪感→翌朝の体重→スパルタ節制→反動ドカ食い→ため息、っていうテンプレをひたすら回し続けていました。

そんな私が、なぜライトファスティング(ゆる断食)に落ち着いたのか。これは本当に意外でした。
というのも、私自身が断食というワードに対して、最初は嫌悪感すらあったからです。
断食=宗教儀式、修行、苦行、ガリガリモデルの意識高い系、空腹で黒目が揺れるやつ、みたいな偏見があった。

でも、ライトファスティングは違った。厳しくない、続けられる、しかも体だけじゃなく心のクセが整っていく。
その「心のクセ」がダイエットとリバウンドの最大の壁だったと、後になってようやく理解しました。

リバウンドの本質は“食欲”じゃなく“思考癖”だった

多くのダイエットの失敗って、意識の世界では「食べ過ぎた」「運動しなかった」「意思が弱い」と処理されがちです。
でも実際に現場(=私自身の生活)を振り返ると、もっと深い部分に理由がありました。

心理学的に見たリバウンドの3つの地雷

専門的な話になるので噛み砕くと、私のリバウンド習慣には3つの地雷がありました。

① 早く痩せたい(成果主義)
② すぐ痩せないと焦る(短期報酬)
③ 食べちゃいけないと縛る(禁止思考)

この3つがセットになると、人は自然と反動行動に走ります。
禁止にすればするほど脳は渇望しますし、焦れば焦るほど選択を雑にします。
しかも成果主義(数字依存)が強いと、たった1日の増減で全てが台無しに見えてしまう。

これがまさに“リバウンドの心理”で、食べ物の問題じゃなく思考の問題。
当時はそんなこと1ミリも理解してなかったので、ただただ努力と根性で解決しようとして失敗していました。

ライトファスティングと相性が良かった理由

ライトファスティングの最大のメリットは、数字ではなく習慣にフォーカスする点です。
具体的には、時間で食べる・時間で休ませる・時間で調整する、という「余白」が生まれます。
この余白が食欲の自動調整につながってくる。

一番驚いたのは、無理に痩せようとしなくなったことで結果的に痩せたこと。
「痩せたい」「早く痩せたい」が薄れていくと、リバウンド欲求も減る。
感情や欲求って面白くて、押せば抵抗し、緩めれば自走するんですよね。

体験談:ライトファスティングを始めた日の私

私が最初にライトファスティングを始めたのは、たぶん人生で一番「ダイエットに疲れていた日」でした。
体重は51kgで、数字だけ見れば全然重くない。むしろ普通。
でも私の中では「美容体重」を標準に置いていたから、51kg=太ってる、だった。

何より辛かったのは、痩せたり太ったりの感情の波。テンションが体重に支配されてる感じ。
今日は46kg台だからハッピー、明日は49kgだからブルー。恋愛してるわけでもないのに情緒不安定。

その時たまたま知ったのがライトファスティング。
「ファスティングって断食でしょ?私には無理」と思いながら調べたら、意外と違った。
細かい決まりが少なくて、食べることをやめるんじゃなく“食事にサービス休憩を入れる”という考え方。
なんかスイッチが入りました。

初日のリアル:空腹より戸惑いが強かった

初日はめちゃくちゃ空腹になると思ったんですが、実際は違って、空腹より暇と不安が来る。
空腹が辛いんじゃなくて「食べていい時間じゃない」という制限が辛い。
つまりこれも心理戦だった。

でもその不安に慣れ始めたあたりから、ほんの少し体が軽い感覚が出てきて、胃腸が休んでいるのがなんとなく分かる。
それに比例して体重はゆっくり落ちていく。

ダイエットは“体脂肪”より“イメージ”の戦い

専門家としても思うんですが、特に女性は数字よりイメージに苦しむことが多い。
鏡の前のライン、二の腕の影、太もものタッチ、ウエストの浮き。
ダイエットをやってる人同士で話すと「数字より質感の話」が多いんです。

この“質感”が変わると急にやる気が出るし、逆に質感が悪いとリバウンドした気分になる。
私はずっとこの罠にハマっていた。

しかしライトファスティングは、この質感の変化が早かった。
特にむくみ。私の場合はむくみが取れると脚が細く感じるので、実際の体重より痩せた実感が出る。
痩せたい人にとってこの“実感”はモチベーションのエンジンになる。

ここまでやって分かったこと:私は太ったわけじゃなく“詰まってた”

これは本気で赤裸々に書くんですが、太ったというより、消化と代謝が詰まっていた。
過食と焦りとむくみと自責で詰まっていた。
ライトファスティングはこの詰まりを掃除していく感覚があった。

そして詰まりが改善された後にくる気づきは「別に食べたい量はそこまで多くなかった」という事実。
欲求は多いのに、必要量は少ない。これも心理学的に面白いテーマだったりします。

Q&A:ライトファスティングに関するよくある質問(前半)

Q1. 空腹は我慢するもの?

我慢ではなく観察です。空腹は5〜20分で波状になります。
食欲=血糖値+感情+習慣の混合なので、我慢より理解の方が効果があります。
私も最初は我慢だと思ってましたが、それがリバウンドの原因でした。

Q2. リバウンドしない理由は?

ライトファスティングは過剰禁止や短期集中ではなく、習慣と余白で痩せる方式だからです。
だから反動食いが起きにくく、ダイエット後の生活も続く。特に女性はこの仕組みと相性が良いです。

Q3. 食べない時間はどれくらい?

最初は10〜12時間でもOK。私は14〜16時間に落ち着きました。
時間は目的じゃなく調整なので、無理をするとリバウンドします。

ライトファスティングで変わったのは体より“生き方のテンポ”だった

ライトファスティングを半年ほど続けたあたりから、ようやく生活のテンポに変化が出てきました。
「痩せたい」「ダイエット」「リバウンドしたくない」という焦りの三位一体みたいな感情から少し距離が取れたんです。
これが本当に大きかった。

女性のダイエットが難しい理由って、実は体型ではなくライフテンポだと思っています。
食事の時間、睡眠、ストレス、仕事の繁忙期、恋愛の気分、友達付き合い…これらすべてが体型に反映される。
特にストレスと食欲の相関は強くて、心理学的には“補償行動”と呼ばれます。

補償行動とは、心の負担を別の行動で補おうとするクセ。
私の場合は、仕事の疲れや恋愛のモヤモヤをコンビニスイーツで補っていた。
スイーツは悪くないけど、補償行動として使うと“抜け道”になりやすい。
抜け道が太ると、体重ではなく行動がリバウンドする。

ライトファスティングは、この抜け道を閉じるんじゃなくて短くした感じ。
根絶ではなく、調整。
私にはこのゆるさが合っていた。

“太る=怠惰”だと思っていた頃の自分へ

ここは体験談というより、過去の私への手紙です。
昔の私は、太った自分をすぐ責めた。太る=怠惰、努力不足、弱さ。
でもこれは完全に誤解でした。

痩せたい人が太るのは怠惰ではなく、余裕がないからです。
余裕がないと脳は短期報酬を求めます。
短期報酬は甘いものや濃い味の食べ物に多く、ドーパミンが気持ちを慰めてくれる。

心理学的には“意志力は有限”と言われています。
つまり、我慢にも燃費がある。
ダイエットで燃費を浪費すると、リバウンドの回収コストが発生する。
痩せたいのに太るのは、意志が弱いんじゃなく燃費計算が苦手だっただけ。

ライトファスティングはこの燃費を節約してくれた。
何かを足すんじゃなく、余計なものを引く。
引き算のダイエットは余白ができる。
余白ができると生活に自由度が生まれる。
自由度は余裕を生む。
余裕があると、リバウンドは減る。

リアルな数字とリアルな感情

次に、もっと赤裸々な話をします。
数字は正直です。感情はもっと正直です。

ライトファスティング開始前:51kg
1ヶ月:48.9kg
2ヶ月:47.8kg
3ヶ月:46.9kg
半年:46.1kg

ここだけ切り取ると「普通に痩せたじゃん」で終わります。
でも実はここがダイエットの本質ではありません。
私が本当に嬉しかったのは、数字じゃなくて感情のジェットコースターが止まったこと。

例えば…
体重が増えた朝でも機嫌が悪くならない
太っても焦らない
痩せても舞い上がらない

この“平常心”が痩せる以上の価値でした。
実際にリバウンドが起きやすい時期(旅行や生理前、繁忙期)でも戻りが早かった。

ダイエットには“戻る力”が必要

体は常に揺れています。痩せたり太ったり動くのが普通。
ライトファスティングでは「どれだけ痩せるか」ではなく「どれだけ戻せるか」が重要。

これを専門的に言うとホームオスタシス(恒常性)ですが、感覚的に言うと“自分の適正ポジに戻る力”です。

リバウンド体質の人は、この戻る力ではなく「逃げる力」が強い。
逃げるとは不安から逃げること。不安に追われると行動が雑になる。

痩せたい私が雑だったのは、不安のせいでした。
ライトファスティングは不安を薄くするダイエットでした。

Q&A(後半)もっと深い質問に回答

Q4. 生理中はどうすればいい?

生理中は無理にファスティングに寄せなくてもOKです。
私も生理前は特に浮腫んで増えます。
むしろ生理前に増えるのは正常です。
正解は“戻せる準備をする”ことで、生理が終わったタイミングでスルッと落ちます。

Q5. ドカ食いする日があると終わり?

全然終わりじゃないです。私もあります。
重要なのは“その次の食事”で調整すること。
ダイエットは1日の戦いではなく2〜3日の回復力です。

Q6. 運動は必須?

必須ではないですがあると綺麗に落ちます。
私は歩く程度で十分でした。
特に脚が細くなる体感は早かったです。

Q7. ストレス食いと相性は?

相性は良いです。
ファスティングは“間を置く”習慣なので短期報酬行動(衝動食い)を鎮めます。
私もストレス食いから卒業しました。
完全ではないですが、前ほど依存しない。

Q8. 一番のメリットは?

美容観点ならむくみが減ること、心理観点なら焦りが減ること。
リバウンド観点なら戻りが早いことです。
痩せたい女性にとってこの3つはかなり大きい。

ライトファスティングと自己肯定感の関係

ダイエットって体型より自己肯定感の戦いです。
自分を責めながら痩せると絶対にリバウンドします。

ライトファスティングは自己肯定感を壊さないやり方でした。
「食べちゃった」「太った」の失敗を咎めない。
曖昧さと余白を許す。

心理学的には、自己肯定感が高い人は“回復行動”が早いんです。
失敗してもすぐ戻せる。
これがリバウンドしない理由でした。

習慣化のコツ:ただ痩せるのではなく“戻せる体”を作る

私が最終的に気づいたのは、痩せることより“戻せること”でした。
戻る力がある人は少し太っても焦らない。
この焦らないが本当に強い。
焦りがなければ反動もない。
反動がなければリバウンドもない。

まとめ

リバウンド常連だった私がライトファスティングに落ち着いた理由は、心理と生活に合っていたからです。
痩せたい願望は強かったけれど、強すぎる願望はいつも裏目に出た。

ライトファスティングはその願望を弱めてくれた。
願望が弱まると結果は強くなる。
皮肉だけど、ダイエットってそういうもの。

リバウンドに苦しんだ人ほど、ライトファスティングの“余白”に救われると思います。