こんにちは。私はこれまで数百人以上の女性のダイエット相談に関わってきた、現場叩き上げのダイエット専門家です。雑誌やテレビで語られる「理論上は正しいダイエット」ではなく、実際に悩み、失敗し、泣いて、また立ち上がった女性たちのリアルを、今日は包み隠さず書いていきます。
この記事は、「ダイエットしてもリバウンドしてしまう」「本気で痩せたいのに続かない」そんな方に向けた、かなり赤裸々な体験談と、心理学・腸活の視点を融合させた内容です。
正直に言います。
私自身も、過去に何度もダイエットに失敗し、リバウンドを繰り返してきました。
体重計の数字に一喜一憂し、少し増えただけで自己嫌悪に陥り、「またダメだった…」と夜中にコンビニスイーツを握りしめていた日もあります。
でも、あるとき気づいたんです。
体重より先に変えるべきものがあったということに。
何度痩せても、なぜ私はリバウンドしたのか
これまで私は、糖質制限、脂質制限、置き換え、ファスティング、ジム通い、サプリ依存…ありとあらゆるダイエットを試しました。
確かに一時的には痩せます。2kg、3kg、多いときは5kg以上落ちたこともありました。
でも、決まって数か月後、もしくは数週間後にはこうなります。
- 気がついたら間食が増えている
- お腹が常に張っている
- 便秘と下痢を繰り返す
- なぜかイライラが止まらない
- 「もうどうでもいいや」という投げやりな気持ち
そして体重計に乗ると、元通り、もしくはそれ以上。
「またリバウンドした…」
「私って本当に意志が弱い…」
そうやって、自分を責め続けていました。
でも、これは意志の問題じゃなかった
今ならはっきり言えます。
リバウンドは、意志が弱いから起きるのではありません。
原因は、腸内環境とメンタルの崩壊でした。
当時の私は、「痩せたい」という気持ちが強すぎて、体の声を完全に無視していました。
・お腹が張っても無視
・便が出なくても無視
・眠れなくても無視
それでも体重が落ちている間は「成功している」と勘違いしていたんです。
体重より先に変わった「お腹」と「メンタル」
転機になったのは、ある匿名相談でした。
相談者の女性は、こんなことを書いていました。
「痩せたい気持ちはあるのに、気づくと食べてしまいます。
お腹はいつも苦しくて、便秘もひどい。
自分が嫌いで、ダイエットのことを考えるだけで涙が出ます。」
…正直、過去の自分そのものだと思いました。
そこで私は、体重の話を一切やめ、その方にこう伝えました。
「まず、お腹と心を立て直しましょう」
腸内環境が乱れると、痩せたいのに太る理由
腸は、ただの消化器官ではありません。
腸は「第二の脳」と呼ばれ、感情・欲求・意欲に深く関わっています。
腸内環境が乱れると、こんな変化が起こります。
- 満腹感を感じにくくなる
- 甘いもの・脂っこいものへの欲求が暴走
- セロトニン(幸せホルモン)が減少
- 不安・焦り・自己否定が強くなる
つまり、腸が荒れると、痩せたいのに食べてしまう状態になるのです。
これは性格の問題でも、甘えでもありません。
【赤裸々体験談】私が一番最初にやめたこと
私が最初にやめたのは、意外かもしれませんが「頑張るダイエット」でした。
・カロリー計算をやめた
・体重計に毎日乗るのをやめた
・「痩せなきゃ」という言葉を口にしない
最初は正直、怖かったです。
「こんなことしてたら太るんじゃないか」
「またリバウンドするんじゃないか」
でも、もうこれ以上、自分を壊したくなかった。
最初の変化は「体重」じゃなかった
1週間、2週間…
体重は、ほぼ変わりませんでした。
でも、ある朝、ふと気づいたんです。
お腹が、軽い。
あの常に張り付いていた重苦しさがなく、自然に便意が来る。
それだけで、なぜか気持ちまで少し明るくなりました。
「あれ?今日イライラしてないかも」
「甘いもの、そこまで欲しくないな」
この感覚は、今でも忘れられません。
心理学的に見る「リバウンド体質」の正体
リバウンドを繰り返す人には、ある共通点があります。
① 完璧主義
「100点じゃないと意味がない」
「少し食べたらもう終わり」
こうした思考は、ダイエットにおいて最大の敵です。
一度の失敗で自暴自棄になり、結果的にリバウンドを招きます。
② 自己否定が強い
「どうせ私なんて」
「また続かない」
この思考があると、脳はストレス状態になり、腸内環境が悪化します。
つまり、考え方そのものが太りやすい体を作ってしまうのです。
腸活ダイエットで私が意識した3つのこと
① 食べる内容より「食べる気持ち」
「ダメ」「禁止」「我慢」ではなく、
「体が喜ぶかな?」という視点に切り替えました。
② すぐに結果を求めない
腸は、最低でも2~3週間はかけて変わります。
焦るほど、リバウンドのリスクは高まります。
③ メンタルが落ちた日は、何もしない
これは本当に大事です。
気分が落ちている日に「痩せたい」と考えると、必ず空回りします。
ここまで読んで「私も同じ」と思った方へ
もし今、
- ダイエットしてもリバウンドばかり
- 痩せたい気持ちが苦しい
- お腹の調子がずっと悪い
そう感じているなら、あなたは間違っていません。
間違っていたのは、やり方だけです。
後編では、匿名相談Q&A形式で、かなり突っ込んだ質問にズバッと答えていきます。
「本当に何から始めればいいの?」
「食事、何を変えればいい?」
「メンタルが弱い私はどうしたら?」
そんな声に、現場目線で正直に答えます。
【匿名相談Q&A】現場で本当に多かった質問にズバリ答えます
ここからは、実際に寄せられた匿名相談をベースにしたQ&A形式でお届けします。
どれも「恥ずかしくて人に言えない」「本音ではこう思っている」という声ばかりです。
Q1:何度もリバウンドしている私でも、本当に痩せられますか?
A:はい、大丈夫です。むしろ、リバウンド経験がある人ほど成功しやすいです。
なぜなら、あなたはすでに「間違ったダイエット」を体験しているからです。
リバウンドを繰り返す人は、「痩せたい」という気持ちが人一倍強い。
ただ、そのエネルギーを体重だけに向けてしまっているだけです。
腸内環境を整え、メンタルを安定させる方向にその力を使えば、
「気づいたら痩せていた」という状態に入る可能性は十分あります。
Q2:食事制限をしないと、やっぱり痩せないですよね?
A:短期的には痩せます。でも、ほぼ確実にリバウンドします。
食事制限で体重が落ちる理由は、脂肪ではなく「水分・筋肉・腸内内容物」が減るから。
その状態で制限をやめると、腸は一気に吸収モードに入り、
以前よりも脂肪を溜め込みやすくなります。
痩せたいなら必要なのは「制限」ではなく、
腸が安心して働ける食べ方です。
Q3:便秘がひどいのですが、これもダイエットと関係ありますか?
A:関係ありすぎるほどあります。
便秘=老廃物が腸内に溜まっている状態。
腸内環境が悪化すると、代謝は確実に落ちます。
さらに、便秘の人ほど
- お腹が張って食欲が乱れる
- 「スッキリしない」不快感で間食が増える
- 自己肯定感が下がる
つまり、便秘は「太りやすい思考」と「太りやすい体」を同時に作ります。
ダイエット以前に、まずは出る体を作ることが最優先です。
Q4:生理前になると必ず食欲が爆発します…意志が弱いだけ?
A:意志の問題ではありません。ホルモンと腸の影響です。
生理前は、セロトニンが減少しやすく、不安感が強まります。
その状態で腸内環境が乱れていると、
「甘いもの・脂っこいもの」で一時的に気分を上げようとします。
これは自然な反応です。
だからこそ、生理前は
- 痩せようとしない
- 体重を見ない
- 腸を休ませる食事に切り替える
これだけで、リバウンド率は大きく下がります。
Q5:腸活って結局、何を食べればいいんですか?
A:「これを食べればOK」という魔法の食材はありません。
大事なのは、腸が嫌がらないことです。
私が現場でよく勧めているのは、次のような考え方です。
- 冷たいものを減らす
- よく噛む
- 加工食品を「ゼロ」にしない(ストレス回避)
- 毎日同じものを食べない
腸は環境の変化に弱いので、
「頑張りすぎない腸活」が一番続きます。
Q6:メンタルが弱く、すぐ自己嫌悪になります…
A:それは弱さではなく、真面目さです。
ダイエットがうまくいかない人ほど、自分に厳しい。
心理学的に見ると、自己否定が強い状態では、
脳は常にストレスモードになり、腸の働きが低下します。
つまり、自分を責めるほど痩せにくくなる。
まずは「できなかったこと」ではなく、
「今日できたこと」を一つだけ認めてあげてください。
Q7:どれくらいで変化を感じられますか?
A:早い人で1~2週間、平均で1か月前後です。
ただし、最初に変わるのは体重ではありません。
- お腹の張りが減る
- 気分の浮き沈みが少なくなる
- 間食が自然に減る
これらはすべて、痩せ体質に入ったサインです。
【さらに赤裸々】私が一番つらかったリバウンド期の話
正直に言います。
ダイエット専門家として活動する前、
私は「人に教える立場なのに太っている自分」が本当に嫌でした。
SNSで細い人を見るたびに落ち込み、
「私には才能がないんだ」と思っていました。
でも、腸活をベースに考え方を変えてから、
体重よりも先に「自分への信頼」が戻ってきました。
すると不思議なことに、
体重はあとから自然についてきたんです。
リバウンドしない人が必ずやっている共通点
- 短期で痩せようとしない
- 体重より体調を見る
- 腸とメンタルを最優先する
ダイエットは、戦いではありません。
整えるプロセスです。
まとめ:本当に変えるべきは「体重」ではなかった
痩せたい。
リバウンドしたくない。
その気持ちは、間違っていません。
ただ、体重だけを追いかける限り、
ダイエットは一生終わらない。
お腹が整い、
心が落ち着き、
自分を信じられるようになったとき、
体は必ず応えてくれます。
この記事が、
「もう一度だけ、やってみよう」
そう思えるきっかけになれば嬉しいです。
