こんにちは。女性向けダイエットの実践サポートを現場で続けてきた、ダイエット専門家です。

この記事では、「ダイエットを頑張っているのに続かない」「一時的に痩せても必ずリバウンドする」「痩せたい気持ちそのものが苦しい」――そんな方に向けて、かなり赤裸々な体験談と、腸内環境・心理学の視点から見た本質的な改善方法をお伝えします。

正直に言います。
私自身、これまで数え切れないほどのダイエットを繰り返し、そのたびにリバウンドしてきました。

カロリー制限、糖質制限、置き換え、断食、サプリ、ジム通い…。
「痩せたい」という気持ちだけは誰にも負けなかったのに、結果はいつも同じでした。

一時的に痩せる → 気が緩む → 食欲が暴走 → リバウンド → 自己嫌悪

この無限ループから抜け出せなかったんです。


どんなに頑張ってもダイエットが続かなかった理由

当時の私は、「続かないのは自分の意志が弱いから」だと本気で思っていました。

だから、もっと厳しくしなきゃ、もっと我慢しなきゃ、と自分を追い込んでいました。

  • 空腹は根性で耐える
  • 甘いものを食べたら罪悪感
  • 体重が増えたら一日中落ち込む

今思えば、完全に心も体もボロボロでした。

特にひどかったのが「お腹の状態」です。

お腹は常に張っていて、便秘と下痢の繰り返し

・3〜4日出ない便秘
・急にお腹が痛くなる下痢
・ガスが溜まって苦しい
・食後は必ず膨満感

でも当時は、「ダイエット中だから仕方ない」と無理やり納得させていました。

今なら断言できます。

腸内環境が崩れた状態で、ダイエットがうまくいくわけがない


「痩せたい」が苦しくなる正体は、腸とメンタルだった

転機になったのは、匿名相談を受ける立場になってからです。

相談内容の多くが、驚くほど似ていました。

「痩せたいのに、食べるのが止まりません」
「リバウンドするたびに、自分が嫌いになります」
「ダイエットのことを考えるだけで苦しいです」

これを読んだとき、胸がギュッと締めつけられました。

全部、過去の私の本音だったからです。

心理学的に見る「痩せたい」が苦しくなる状態

心理学では、強い制限や自己否定が続くと、脳は常にストレス状態になると言われています。

この状態が続くと、

  • 衝動的な食欲が強くなる
  • 我慢の反動が大きくなる
  • 「どうせ無理」という思考になる

つまり、頑張るほど失敗しやすいという矛盾が起きるのです。

さらに問題なのが、ここに腸内環境の乱れが加わること。


腸内環境が乱れると、なぜリバウンドしやすくなるのか

腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、感情や食欲に影響を与えています。

腸内環境が悪化すると、次のような変化が起こります。

  • 満腹感を感じにくくなる
  • 甘いもの・脂っこいものへの欲求が強くなる
  • 幸せホルモン(セロトニン)が減る
  • 不安・イライラが増える

この状態でダイエットをすると、どうなるか。

痩せたい → 我慢 → ストレス → 食欲爆発 → リバウンド

これは意志の問題ではなく、体の仕組みの問題です。


【赤裸々体験談】私が「ダイエット」をやめた日

ある日、体重計の前で立ち尽くしていたとき、ふと思いました。

「私、いつまでこれを続けるんだろう」

痩せたいはずなのに、
毎日が苦しくて、
自分を責めて、
何のために生きているのかわからなくなっていました。

その日、私は決めました。

体重を減らすことを一旦やめようと。

最初にやめた3つのこと

  • 毎日体重を測ること
  • 食べたものを責めること
  • 「痩せなきゃ」という口癖

正直、怖かったです。

「また太るんじゃないか」
「今度こそ完全に終わるんじゃないか」

でも、それ以上に、もう苦しいダイエットを続けたくありませんでした。


体重より先に変わったもの

1週間、2週間が経ちました。

体重は、ほとんど変わりません。

でも、確実に変わったことがありました。

お腹が楽になった

朝、自然に便意が来る。

お腹の張りが減り、ガスの不快感がなくなりました。

「痩せたい」が苦しくなくなった

以前は、痩せたい=我慢、苦しみ、自己否定。

それが、いつの間にか

「体を整えたい」
「今日は何を食べたら楽かな」

そんな感覚に変わっていったんです。


腸活ダイエットで意識した基本の考え方

ここで大切なのは、「腸活=ストイックな健康生活」ではないということ。

① 完璧を目指さない

腸はストレスにとても弱い。

だから、頑張りすぎる腸活は逆効果です。

② 体重より体調を見る

・お腹の張り
・便の状態
・気分の安定

これらは、痩せ体質に向かっているサインです。

③ メンタルが落ちている日は、何もしない

気分が落ちている日に「痩せたい」と考えると、必ず空回りします。

そんな日は、休む。それも立派なダイエットです。


ここまで読んで、心が少しでも楽になったなら

もしあなたが今、

  • ダイエットが苦しい
  • 何度もリバウンドしている
  • 痩せたいのに自分を責めてしまう

そう感じているなら、あなたは間違っていません。

間違っていたのは、頑張り方です。

後編では、

  • 匿名相談Q&A(5〜8問)
  • さらに踏み込んだ腸活の具体策
  • リバウンドしない人の共通点

を、かなりストレートにお伝えします。

「私も同じかも」と思った方は、ぜひ続きも読んでみてください。

【匿名相談Q&A】腸活ダイエット現場で本当に多かった質問

ここからは、実際に寄せられた匿名相談をもとにしたQ&Aです。
どれも「本当は聞きたいけど、恥ずかしくて聞けない」内容ばかり。

かなりストレートにお答えします。


Q1:腸活を始めても、体重が全然減りません。不安です。

A:とても正常な反応です。むしろ順調です。

腸内環境が乱れていた人ほど、最初は体重が動きません。

なぜなら、体はまず「安心できる状態」を取り戻そうとするからです。

腸が整い始めると、

  • 便通が安定する
  • むくみが減る
  • 食欲の波が落ち着く

これらが先に起こり、そのあと自然に体重が動きます。

焦って制限をかけると、リバウンドの原因になるので要注意です。


Q2:「痩せたい」と考えるだけでストレスになります

A:それは、過去のダイエットで心が疲れ切っているサインです。

「痩せたい=苦しいもの」という記憶が、脳に強く残っています。

この状態で無理に頑張ると、

  • 食欲が暴走する
  • 自己嫌悪が強くなる
  • リバウンドしやすくなる

まずは、「痩せる」ではなく、「楽になる」を目標にしてください。

腸内環境が整うと、痩せたい気持ち自体が穏やかになります。


Q3:甘いものがやめられません。意志が弱いですか?

A:意志ではなく、腸とホルモンの影響です。

腸内環境が乱れていると、セロトニンが不足しやすくなります。

すると脳は、手っ取り早く快感を得るために、甘いものを欲します。

これは自然な生理反応。

無理に我慢するより、

  • 空腹状態を作らない
  • 食事量を安定させる
  • 罪悪感を持たない

これだけで、甘いもの欲は驚くほど落ち着きます。


Q4:腸活って何から始めればいいかわかりません

A:まずは「減らす」ことから始めてください。

足すよりも、減らす方が腸は喜びます。

  • 冷たい飲み物を減らす
  • 夜遅い食事を減らす
  • 早食いを減らす

これだけで、腸の負担はかなり軽くなります。

特別な食材やサプリは、後からで十分です。


Q5:生理前に必ずリバウンドします…

A:それはリバウンドではなく「体の調整」です。

生理前は、

  • 水分を溜め込みやすい
  • 食欲が増えやすい
  • 気分が落ちやすい

この時期に体重が増えるのは自然なこと。

ここで制限すると、次の周期で必ず反動が来ます。

生理前は「痩せない」「整える」期間と割り切ってください。


Q6:何度も失敗してきた私でも変われますか?

A:変われます。むしろ可能性が高いです。

失敗の回数は、ダイエットの才能ではありません。

失敗を繰り返してきた人ほど、
「何が合わなかったか」を体が覚えています。

腸と心を整える方向に切り替えれば、
同じ失敗は繰り返しません。


【さらに赤裸々】一番ひどかったリバウンド期の話

実は、私の人生で一番体重が増えたのは、
「一番ダイエットを頑張っていた時期」でした。

食事制限、運動、自己管理。

周りからは「意識高いね」と言われていましたが、
心の中は常に不安と焦りでいっぱい。

夜、一人で食べるお菓子を隠し、
「明日からまた頑張ればいい」と自分に言い聞かせる。

そして朝、強烈な自己嫌悪。

この状態が、リバウンド体質そのものでした。


リバウンドしない人に共通する考え方

  • 体重を評価基準にしない
  • うまくいかない日があって当然
  • 腸とメンタルを最優先する

ダイエットは、努力の量で決まりません。

「続けられるかどうか」だけです。


まとめ:腸が整うと「痩せたい」は自然な願いになる

痩せたい。
リバウンドしたくない。

その気持ちは、決して間違っていません。

ただ、無理な方法を選んでいただけ。

腸内環境が整うと、

  • 食欲が安定する
  • メンタルが落ち着く
  • 痩せたい気持ちが苦しくなくなる

体重は、そのあと自然についてきます。

もう自分を責めるダイエットは終わりにしませんか。

この記事が、
「またやってみよう」ではなく
「今度こそ大丈夫かも」

そう思えるきっかけになれば嬉しいです。