こんにちは。私はこれまで女性向けに数百人以上のダイエット実践サポートを行ってきたダイエット専門家です。
そして同時に、「何をやっても痩せない」「必ずリバウンドする」そんな地獄を長年さまよってきた当事者でもあります。

今回の記事では、便秘体質だった私が腸活を通じて体重を落とし、リバウンドしなくなったリアルな体験談を、かなり赤裸々にお話しします。

正直に言います。
この話はキラキラした成功談ではありません。

・下剤に頼っていた過去
・お腹が張ってズボンが入らなかった日々
・「痩せたい」と思うほど太っていった現実

恥ずかしいことも、情けない感情も、全部書きます。

もしあなたが今、
「ダイエットしているのに便秘が治らない」
「体重よりもお腹がパンパン」
「またリバウンドしそうで怖い」
そんな状態なら、きっと役に立つはずです。


ダイエットしているのに便秘が悪化していた過去

痩せたい一心で食べる量を減らした結果

私が本格的にダイエットを始めたのは20代半ば。

「痩せたい」「細くなりたい」
その気持ちだけで、食事量を一気に減らしました。

朝はコーヒーだけ。
昼はサラダ。
夜は炭水化物抜き。

体重は確かに落ちました。
でも同時に、明らかな異変が起きました。

便が出ない。

3日、4日、ひどい時は1週間。

お腹は常に張っていて、鏡を見るたびにため息。
「体重は減っているのに、全然痩せた気がしない」

便秘=仕方ないものだと思っていた

当時の私は、便秘を完全に軽視していました。

「ダイエット中は便秘になるもの」
「水飲めばそのうち出る」

そんな認識です。

今思えば、この考えがリバウンドの入り口でした。

便秘による不快感、ストレス、イライラ。
それが積み重なって、食欲を暴走させていったのです。


下剤に頼るようになった最悪の時期

「出ない」恐怖が頭を支配していた

便秘が続くと、次に来るのは恐怖です。

「このまま体に溜まり続けたらどうしよう」
「もっと太るんじゃないか」

そこで私は、安易に下剤に手を出しました。

最初は市販の便秘薬。
「たまに使うだけだから大丈夫」
そう思っていました。

でも、だんだん効きが悪くなります。

量が増え、頻度が増え、
気づけば自力で出せない体になっていました。

下剤ダイエットの末路

下剤を使えば体重は一時的に減ります。

でも、それは痩せたわけではありません。

・脱水
・腸内環境の悪化
・代謝の低下

結果、私はこうなりました。

食べていないのに太る体

そして、ある日突然やってきたのが、大リバウンドです。

体重計に乗った瞬間、数字を見て固まりました。

「こんなに戻る?」

努力が全否定された気がして、
しばらく何もする気が起きませんでした。


心理学的に見る「便秘とダイエット失敗」の関係

便秘はストレスを増幅させる

心理学的に見ても、便秘はダイエットの大敵です。

腸内環境が悪化すると、
セロトニン(幸せホルモン)の分泌が低下します。

するとどうなるか。

・不安が強くなる
・イライラしやすくなる
・甘いものが欲しくなる

これは意志の問題ではありません。

脳と腸の連携エラーです。

「痩せたい」が強すぎる人ほど便秘になりやすい

これは、私自身と多くの相談者さんを見て感じた共通点です。

「痩せたい」という気持ちが強い人ほど、
・食事制限が過剰
・噛む回数が少ない
・リラックスできていない

結果、腸が常に緊張状態。

腸は安心しないと、動いてくれません。

この事実を知った時、
私はようやく「戦うダイエット」をやめようと思えました。


腸活に切り替えた最初の一歩

「出す」より「整える」発想へ

腸活を始めたきっかけは、
ある女性相談者さんの一言でした。

「便秘が治ったら、自然に食欲が落ちたんです」

その言葉に、正直ショックを受けました。

私はずっと、
「食欲を抑える方法」
「太らない食べ方」ばかり考えていたからです。

でも本当は、腸が整えば結果は後からついてくる

そこから、私のダイエットは大きく方向転換しました。


(第2回へ続きます)

便秘が改善したとき、体と心に起きたリアルな変化

最初に変わったのは体重ではなく「お腹の感覚」

腸活を始めて、正直に言うと最初の1〜2週間は体重にほとんど変化はありませんでした。

だから最初は、
「やっぱり意味ないのかな」
「また失敗するのかな」
そんな不安も頭をよぎりました。

でも、ある日ふと気づいたのです。

朝起きたときのお腹の重さがない。

これまでの私は、朝からお腹が張っていて、
パンツのウエストを触るたびに気分が落ちていました。

それが、スッと軽い。

体重計の数字よりも先に、
体が「違う」と教えてくれた瞬間でした。

「毎日出る」ことが当たり前になった衝撃

便秘が改善した、と言うと軽く聞こえるかもしれません。

でも、私にとって「毎日自然に出る」というのは、
人生でほとんど経験したことのない出来事でした。

・力まない
・お腹が痛くならない
・下剤に頼らない

この状態が続くだけで、
自己肯定感が驚くほど回復しました。

「ちゃんと体が機能している」
その安心感は、ダイエットへの向き合い方を大きく変えました。


私が実際にやった「便秘改善×腸活ダイエット」具体策

やったこと① 朝の習慣を変えた

まず見直したのは、朝の過ごし方です。

以前の私は、
・起きてすぐスマホ
・コーヒーだけ飲んで出勤

これをやめました。

代わりにやったのは、
白湯を飲んで、ゆっくり朝食をとる

量は少なくても構いません。

腸に「今から動いていいよ」と合図を出す感覚です。

やったこと② 食事制限をやめた勇気

これは、かなり勇気がいりました。

「痩せたいのに、制限をやめる?」
頭では分かっていても、怖かったです。

でも、便秘の原因が食べなさすぎだったと気づきました。

特に炭水化物。

極端に減らすと、腸は動かなくなります。

夜も少量のご飯を戻しました。

結果、体重は増えませんでした。
むしろ、少しずつ落ち始めたのです。

やったこと③ 「出ない日」を責めない

腸活をしていても、毎日完璧ではありません。

出ない日もあります。

でも、そこで自分を責めない。

以前の私は、
「またダメだ」
「だから痩せない」
と、自分を追い込んでいました。

今は、
「今日は休憩日なんだな」
と受け止めます。

この考え方の変化が、リバウンドを防ぐ最大の要因でした。


便秘が治ったら、なぜ体重が落ちたのか

腸が動く=代謝が上がる

腸が正常に動くようになると、体の中で起きる変化があります。

・栄養吸収がスムーズになる
・老廃物が溜まりにくくなる
・血流が良くなる

これらが重なり、
「痩せやすい状態」が作られます。

無理に運動量を増やさなくても、
体が勝手に調整し始める感覚でした。

暴食が減った理由は「安心感」

もう一つ大きな変化は、暴食が減ったことです。

以前は、便秘による不快感やストレスから、
甘いものや脂っこいものに走っていました。

腸が整うと、
「何か食べなきゃ落ち着かない」
という感覚が薄れます。

これは意志力ではありません。

腸と脳の関係が正常に戻った結果です。


【Q&A】便秘・腸活ダイエットのリアルな質問に答えます

Q1. 便秘が治るまでどれくらいかかりましたか?

私の場合、1〜2週間で変化を感じ、1ヶ月で安定しました。

Q2. 体重はいつから落ち始めましたか?

便通が安定してから、自然に落ち始めました。焦らないことが大切です。

Q3. 便秘薬は完全にやめましたか?

最終的にはやめました。腸が自力で動く感覚を大切にしています。

Q4. 外食が多くても腸活できますか?

できます。完璧を目指さず、翌日で調整する意識が重要です。

Q5. 便秘が改善しないときはどうすれば?

睡眠・ストレス・食事量を見直してください。腸は心に敏感です。

Q6. 何度もリバウンドしてきた私でも大丈夫?

大丈夫です。むしろ、リバウンド経験者ほど腸活は効果を実感しやすいです。

Q7. 「痩せたい」気持ちが強すぎて苦しいです

まずは痩せる前に整える。その順番を信じてください。


まとめ|便秘を軽視しなくなったらダイエットが変わった

以前の私は、
「痩せたい」気持ちだけで自分を追い込んでいました。

便秘は、その無理のサインだったのだと思います。

腸を整え、便秘が治ったことで、
体重だけでなく、心も安定しました。

ダイエットは戦いではありません。

もし今あなたが、
何度もリバウンドし、
便秘に悩み、
それでも痩せたいと願っているなら。

まずは腸から、やさしく整えてみてください。

それが、遠回りに見えて一番の近道です。