「痩せたい」と思って始めたダイエット。
最初は順調だったのに、気づいたらリバウンド。
体重計に乗るたび、胸の奥がギュッと苦しくなる。
私はこれまで、数えきれないほどのダイエットを経験してきました。
糖質制限、カロリー制限、置き換え、断食、流行りのサプリ…。
どれも「一時的には痩せる」。でも、必ず元に戻る。
そして毎回こう思うのです。
「また失敗した」「私は意志が弱い」「どうせ痩せられない」
この記事では、そんなリバウンド地獄から抜け出せなかった私が、腸活ダイエットに出会い、不安から解放されていった実体験を、かなり赤裸々に書いていきます。
ダイエットで何度もリバウンドした私の黒歴史
「痩せたい」が口癖だった頃の私
ダイエット専門家として活動している今だからこそ言えますが、
昔の私は完全に「ダイエット迷子」でした。
朝は何も食べず、昼はサラダだけ。
夜は「食べちゃダメ」と思いながらも我慢できずに暴食。
お腹が空くとイライラして、家族に当たる。
甘いものを食べた日は自己嫌悪で泣く。
体重が増えるたび、「また太った…」と心が折れる。
それでも「痩せたい」という気持ちだけは消えませんでした。
一時的に痩せても、必ずリバウンドする理由
今振り返ると、リバウンドの原因はとてもシンプルでした。
・食べる量を減らすことしか考えていなかった
・心と体の状態を完全に無視していた
体重は数字でしか見ていなかったけれど、
体の中では悲鳴が上がっていたんです。
便秘、肌荒れ、冷え、慢性的な疲労感。
そして何より、常に不安でいっぱいなメンタル。
今思えば、腸内環境は最悪でした。
「また太るかも…」という不安が消えなかった本当の理由
リバウンド経験者が抱える“見えない恐怖”
リバウンドを何度も経験すると、
痩せること自体が怖くなります。
「今は痩せているけど、どうせまた太る」
「頑張るほど、反動が来る」
この不安、実はとても多くの女性が抱えています。
私の元にも、匿名相談でこんな声が届きます。
「痩せたいけど、リバウンドが怖くて動けません」
「体重が減るほど不安になります」
これは意志の弱さではありません。
心理学的に見る「リバウンド不安」の正体
心理学的に見ると、これは学習性不安の状態です。
過去に何度も
「痩せる → リバウンド → 自己嫌悪」
を経験していると、脳はこう学習します。
「ダイエット=苦しい」「痩せる=危険」
その結果、痩せたいのに、無意識にブレーキをかけてしまう。
だから続かないし、ちょっとした変化で過食に走る。
ここで重要なのが、腸と脳の関係です。
なぜ「腸活」がリバウンドを止めたのか
腸は第二の脳と言われる理由
腸は「第二の脳」と呼ばれています。
それは、感情や食欲をコントロールする物質の多くが、
腸で作られているからです。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%は腸で生成されます。
つまり、腸内環境が乱れると、
・不安が強くなる
・イライラしやすくなる
・甘いものがやめられなくなる
という状態に陥りやすいのです。
私が腸活に目を向けたきっかけ
正直に言います。
最初は「腸活ダイエット」なんて信じていませんでした。
でも、何をやってもリバウンドする。
もう体重を追いかけるダイエットに疲れ切っていた。
そんな時、ある相談者さんの一言が刺さりました。
「痩せたいより、普通に食べて普通に生きたいです」
この言葉をきっかけに、
私は体を整えることを最優先にするダイエットへと舵を切ったのです。
腸活ダイエットを始めて最初に起きた変化
体重より先に変わった“ある感覚”
腸活を始めて、最初の1〜2週間。
正直、体重はほとんど変わりませんでした。
でも、明らかに違ったことがあります。
・食後の罪悪感が減った
・間食したい衝動が弱くなった
・「また太るかも」という不安が和らいだ
これが本当に衝撃でした。
体重が減っていないのに、心が軽い。
ダイエット中特有のピリピリ感がない。
「もしかして、今まで間違っていたのは体重の見方だったのかも」
そう思い始めたのです。
腸内環境が整い始めると起こるメンタル変化
腸内環境が整い始めると、
食欲が落ち着くだけでなく、思考も変わってきます。
・極端な考え方をしなくなる
・「まあいっか」と流せるようになる
・完璧を求めなくなる
これが、リバウンドしにくいメンタルの正体です。
我慢ではなく、自然に続く。
無理ではなく、心地いい。
この感覚を知ってしまうと、
もう以前のダイエットには戻れません。
私が実践した「リバウンドしない腸活ダイエット」の具体的方法
まず最初にやめたこと(これが一番重要)
腸活ダイエットを始めて、私が一番最初にやったこと。
それは「無理な制限をやめること」でした。
・糖質を完全にカットしない
・カロリー計算をやめる
・体重を毎日測らない
正直、最初は怖かったです。
「こんなにゆるくて太らないの?」と。
でも、ここで無理をすると、また同じリバウンドループに戻る。
それだけは避けたかった。
腸を整えるために意識した3つのポイント
私が実践した腸活ダイエットの基本は、次の3つです。
① 食べる量より「食べるリズム」を整える
朝を抜かない。
完璧じゃなくていいから、1日3回「腸に刺激を与える」。
これだけで、便通と食欲が驚くほど安定しました。
② 腸が喜ぶ食材を“足す”意識
やめるより、足す。
発酵食品、食物繊維、温かい汁物。
「これを食べたら太る」ではなく、
「これを食べたら腸が整う」という視点に変えました。
③ 頑張りすぎた日は、必ずリカバリーする
外食で食べすぎた日。
甘いものを食べた日。
以前の私は「もうダメだ」と自暴自棄になっていました。
でも腸活では、
「次の食事で整えればいい」
この考え方が、リバウンドを防いでくれました。
それでも失敗した…リアルな腸活ダイエット挫折体験
腸活を「真面目にやりすぎた」時期
正直に言います。
腸活ダイエットでも、失敗しました。
発酵食品を食べなきゃ。
添加物はダメ。
お菓子はNG。
気づいたら、腸活がルールだらけになっていたんです。
そして案の定、ある日ドカ食い。
「私、何やってるんだろう」と泣きました。
失敗から学んだ「続く腸活」の考え方
この失敗で学んだことがあります。
腸活は、頑張るものじゃない
腸は、ストレスにとても弱い。
「ちゃんとしなきゃ」という思考自体が、腸に悪影響だったんです。
そこからは、8割できていればOK。
残り2割は、楽しむ。
このバランスが、
結果的に一番リバウンドしませんでした。
匿名相談Q&A|リバウンドが怖い人の本音に答えます
Q1. 腸活ダイエットって本当に痩せますか?
A. 正直に言います。即効性はありません。
でも、痩せ続ける体は作れます。
体重より先に、食欲とメンタルが安定します。
それが結果的に、リバウンドしない減量につながります。
Q2. 何度もリバウンドしていても大丈夫?
A. 大丈夫です。むしろ、リバウンド経験者ほど向いています。
腸活は「減らすダイエット」ではなく、
「整えるダイエット」だからです。
Q3. 便秘じゃなくても腸活は必要?
A. 必要です。
便秘がなくても、腸内環境が乱れている人は多いです。
甘いものがやめられない、イライラしやすい人ほど、
腸活の効果を感じやすい傾向があります。
Q4. 外食が多くても腸活ダイエットできますか?
A. できます。完璧を目指さないことがコツです。
外食=悪ではありません。
次の食事でリセットする意識が大切です。
Q5. 腸活をしても体重が減らず不安です
A. その不安、すごく分かります。
でも、腸活では「減らない時期」が準備期間です。
ここを越えると、体は驚くほど素直に反応します。
Q6. メンタルが弱くても続けられますか?
A. むしろ、メンタルが不安定な人にこそおすすめです。
腸が整うと、思考のクセが穏やかになります。
「痩せたいけど怖い」という気持ちが、少しずつ薄れていきます。
「また太るかも…」と思わなくなった今の正直な気持ち
今でも、体重は多少増減します。
でも、以前のように怯えることはありません。
なぜなら、
「戻せる感覚」を持てたから。
腸活ダイエットは、
私にとって痩せる方法というより、
自分を信じ直すプロセスでした。
まとめ|リバウンドを制する鍵は「腸と心」にあった
何度もダイエットに失敗してきた人ほど、
もう「頑張るダイエット」は卒業していい。
痩せたい気持ちを否定しなくていい。
でも、自分を追い詰める必要もない。
腸を整えることは、
体重だけでなく、不安も整えてくれます。
もし今、
「また太るかも」と一歩踏み出せずにいるなら、
その不安こそが、腸活を始めるサインかもしれません。
