こんにちは。私はこれまで長年、女性向けダイエットの現場で実践サポートをしてきたダイエット専門家です。特に「何度もダイエットしているのに、結局リバウンドしてしまう」「更年期に入ってから急に太り始めた」「もうどうすれば痩せたい気持ちが報われるのかわからない」——そんな声を、嫌というほど聞いてきました。
この記事では、マスコミや雑誌に書いてあるような表面的なダイエット論ではなく、実際に現場で起きているリアルな体験をベースに、「なぜ更年期太りが止まらなかったのか」「なぜ食事量を減らすだけではダメだったのか」を、かなり赤裸々にお伝えします。
正直、耳が痛い内容もあります。でも、今まで何度もダイエットとリバウンドを繰り返してきた方ほど、最後まで読んでほしい内容です。
何度もダイエットしてきたのに、なぜ私は痩せなかったのか
「また太った…」と鏡の前で呆然とした日々
私自身、更年期に差し掛かった頃、人生で一番ダイエットがうまくいかない時期を経験しました。
若い頃は、少し食事量を減らせば体重が落ちました。運動をすれば、数字はすぐに反応してくれました。でも、同じことをしても、全く痩せない。むしろ、前よりも太りやすくなっている感覚すらありました。
朝起きて鏡を見るたびに、下腹部のぽっこり、お尻や太もものライン、背中に乗った脂肪が目に入り、ため息が出る。体重計に乗っては、「昨日より増えてる…」と落ち込み、また食事を減らす。
その結果どうなったかというと、数週間後にドカ食い。夜中にキッチンで立ったままお菓子を食べ、「もうどうでもいい」と思いながら、涙が出たこともあります。
一時的に痩せても、必ずリバウンドする理由
確かに、食事量を極端に減らせば、一時的には体重が落ちます。でも、その後に待っているのは、ほぼ確実なリバウンドです。
更年期の体は、ホルモンバランスの変化によって「省エネモード」になりやすい状態です。そこに無理な食事制限をすると、体は「これ以上減らしたら危険」と判断し、脂肪を溜め込もうとします。
つまり、食事量を減らすほど、リバウンドしやすい体を自分で作っていたのです。
更年期ダイエットで多くの人が陥る思考のワナ
「痩せたい=食べたらダメ」という思い込み
相談を受けていて強く感じるのは、「痩せたいから食べない」という考えが、あまりにも根深いということです。
でも、冷静に考えてみてください。今まで、食べないダイエットで一生キープできたことはありましたか?ほとんどの方が、「一時的には痩せたけど、リバウンドした」と答えます。
それでもなお、同じ方法を繰り返してしまう。これは、意志が弱いからではありません。心理的な仕組みが関係しています。
不安が強いほど、人は極端な方法を選ぶ
心理学では、不安や焦りが強いと、人は「即効性がありそうな行動」を選びやすくなると言われています。
更年期は、体調・気分・将来への不安が一気に押し寄せる時期です。「このまま太り続けたらどうしよう」「もう若くない」という思いが、過激なダイエットに走らせます。
その結果、短期的に痩せても、反動でリバウンド。自己嫌悪が強まり、また別のダイエットに手を出す。このループから抜け出せなくなります。
【体験談】私が「食事量を減らすのをやめた日」の話
ある日、ふと気づいたのです。「私は、痩せたいというより、太っている自分を責め続けているだけだ」と。
その日は、体重計に乗るのもやめました。食事量を減らすのもやめました。正直、怖かったです。「これ以上太ったらどうしよう」という不安でいっぱいでした。
でも、不思議なことに、数日後から食べたい衝動が落ち着いてきたのです。今まで我慢で押さえつけていた反動が、少しずつ消えていきました。
この経験が、私のダイエット観を大きく変えました。
更年期太りを止めるために本当に必要だった視点
体重よりも「体の反応」を見る
更年期ダイエットで重要なのは、体重計の数字ではありません。
・朝のだるさはどうか
・夜、眠れているか
・イライラが増えていないか
こうした体のサインを無視している限り、どんなダイエットも長続きしません。
「減らす」より「整える」
私が現場で一番伝えているのは、「まず整える」という考え方です。
食事量を減らす前に、
- 食事のリズムが崩れていないか
- タンパク質が不足していないか
- 睡眠が足りているか
これらを見直すだけで、更年期太りが止まり始める人は本当に多いです。
前半のまとめ
更年期太りが止まらなかった理由は、意志が弱かったからでも、努力が足りなかったからでもありません。
「食事量を減らせば痩せる」という思い込みが、リバウンドを繰り返す原因だったのです。
後半では、匿名で寄せられたリアルなQ&Aをもとに、なぜ痩せたい気持ちが裏切られてきたのか、そしてリバウンドを止めた具体的な改善方法を、さらに深く掘り下げていきます。
【匿名相談Q&A】更年期ダイエットで本当に多いリアルな悩み
ここからは、実際に匿名で寄せられた相談内容をもとに、更年期ダイエットの「本音」にズバリ答えていきます。かなり赤裸々ですが、同じように悩んでいる方はきっと多いはずです。
Q1:食事量を減らしているのに、全然痩せません。なぜですか?
A:減らしすぎている可能性が高いです。
更年期に入ると、体は「守り」に入ります。そこに極端な食事制限をすると、体は危機を感じて脂肪を溜め込みます。結果として、食べていないのに痩せないという状態になります。
これは代謝が落ちたからというより、「体が省エネモードになっている」状態です。
Q2:一度痩せても、必ずリバウンドしてしまいます
A:それは「我慢で痩せた」証拠です。
我慢で作った体重は、我慢をやめた瞬間に元に戻ります。特に更年期は、ストレスホルモンの影響で、反動が一気に出やすい。
リバウンドは失敗ではなく、「その方法が合っていなかった」というサインです。
Q3:更年期太りはホルモンのせいだから仕方ないですよね?
A:半分正解で、半分間違いです。
ホルモンの影響は確かにあります。ただし、「だから何をしても太る」わけではありません。問題は、ホルモン変化に合わせた生活に切り替えられていないことです。
睡眠不足、食事の乱れ、慢性的なストレス。この3つが重なると、更年期太りは加速します。
Q4:体重が減らないと、モチベーションが続きません
A:それは体重に期待しすぎています。
更年期ダイエットでは、体重が減る前に「体調の変化」が先に出ます。
- 朝のだるさが減る
- 間食したい衝動が減る
- イライラしにくくなる
これらを見逃してしまうと、「何も変わっていない」と勘違いしてしまいます。
Q5:周りが痩せていくのを見ると焦ってしまいます
A:その焦りが、リバウンドの一番の原因です。
他人と比べて始めたダイエットは、他人と比べて終わります。更年期は特に、自分のペースを無視すると、心も体も壊れやすい時期です。
昨日の自分と比べる。それだけで十分です。
Q6:痩せたい気持ちが強すぎて、常に頭がダイエットのことばかりです
A:それは「痩せたい」ではなく「安心したい」状態です。
多くの場合、痩せたい気持ちの正体は「このままで大丈夫だと思いたい」という不安です。その不安を無理なダイエットで抑え込もうとすると、反動が必ず来ます。
更年期太りが止まった人が実際にやっていた具体的改善方法
食事量を減らす前に見直した3つのこと
リバウンドを繰り返さなくなった方に共通しているのは、「食事量を減らす前」に、次のことを見直した点です。
- 食事の時間がバラバラになっていないか
- タンパク質を怖がっていないか
- 夜更かしが習慣になっていないか
これだけで、体は驚くほど落ち着きます。
「痩せるため」ではなく「整えるため」の運動
更年期ダイエットで運動が失敗する原因は、「消費カロリー目的」でやることです。
おすすめなのは、
- 軽い散歩
- 深呼吸を意識したストレッチ
- 疲れを残さない体操
これらは脂肪を直接燃やすというより、リバウンドしにくい体を作るための運動です。
【体験談】「もう食事量を減らさない」と決めてから起きた変化
正直に言うと、最初は怖かったです。「食べたら太る」という考えが、体に染み付いていました。
でも、食事量を減らすのをやめてから、少しずつ変化が起きました。
夜中のドカ食いがなくなり、体重計に乗るのが怖くなくなり、何より自分を責める時間が減ったのです。
体重は、急には減りませんでした。でも、確実にリバウンドしなくなりました。この「戻らない感覚」は、今まで一度も経験したことがありませんでした。
更年期太りとダイエット情報に振り回されないための結論
更年期太りが止まらなかった原因は、努力不足ではありません。
「食べない=痩せる」という思い込みと、情報に振り回され続けたことです。
痩せたい気持ちは、決して悪いものではありません。でも、その気持ちを自分を追い詰める方向に使わないでください。
リバウンドを制する者は、ダイエットを制します。更年期だからこそ、優しく、現実的に、自分の体と向き合っていきましょう。
