こんにちは。ダイエット専門家として、これまで本当に多くの女性の相談に向き合ってきました。特に更年期世代の方からは、こんな声を何度も聞いてきました。
「若い頃と同じようにやっているのに痩せない」
「一度は痩せるけど、必ずリバウンドする」
「もう痩せたいって思うこと自体が疲れました」
もし、これを読んでいるあなたが少しでもうなずいたなら、今日はぜひ最後まで読んでください。
この記事では、更年期ダイエットがなぜうまくいかないのか、そして「減量」ではなく「回復」に意識を向けたことで何が変わったのかを、かなり赤裸々に書いていきます。
会議室で考えられた理論ではありません。
現場で、実際に転び、恥をかき、泣きながら立て直してきた体験です。
ダイエットを頑張ってきたはずなのに、報われなかった過去
私はこれまで、本当に数え切れないほどのダイエットを実践してきました。
糖質制限、カロリー制限、置き換え、ファスティング、運動漬け。
流行ったものは一通り試しましたし、雑誌に載っている方法も、ネットで話題の方法も、ほぼ網羅しています。
正直に言えば、痩せたことも何度もあります。
でも、そのあと必ず待っていたのがリバウンドでした。
一時的に痩せる→戻る→さらに太る
体重が落ちると嬉しい。
周りに「痩せた?」と言われると舞い上がる。
でもその裏で、心と体は限界に近づいていました。
・常に空腹
・イライラが止まらない
・夜になると強烈な食欲
ある日、糸が切れたように食べてしまい、翌日には体重が増える。
「やっぱり私は意志が弱い」
「どうせまたリバウンドする」
そうやって自分を責め、次はもっと厳しいダイエットに走る。
結果、前よりも太る。
今振り返ると、これは完全に負のスパイラルでした。
更年期に入ってから感じた「今までと違う違和感」
40代後半に入った頃、明らかに今までと違う感覚がありました。
食事量を減らしても体重が動かない
以前なら、少し食べる量を減らせば体重はすぐ反応していたのに、まったく減らない。
むしろ、何もしていないのに増えていく。
体重計に乗るたび、心臓がギュッと掴まれるような感覚になりました。
気力だけで乗り切れなくなった
若い頃は「気合」で何とかできたことが、更年期では通用しません。
・疲れが抜けない
・眠りが浅い
・理由もなく落ち込む
それなのに、私は自分にこう言い聞かせていました。
「もっと頑張らなきゃ」
これが、最大の間違いでした。
「痩せたい」が「壊したい」に変わっていた
今だから言えますが、当時の私は「痩せたい」のではなく、自分を追い込むことで安心したかったのだと思います。
心理学的に見る「自己罰型ダイエット」
更年期の女性に多いのが、このタイプです。
・太った自分が許せない
・痩せない=怠けていると思ってしまう
・我慢している自分に価値を感じる
これは、心理学でいう自己罰型行動。
短期的には頑張れますが、長期的には必ず反動が来ます。
そして反動が来たとき、人はさらに自分を責め、リバウンドを繰り返します。
現場で見てきた「匿名相談」にあふれる本音
私はダイエット相談を匿名で受けることが多く、表では言えない本音をたくさん見てきました。
実際に多い相談内容
「5kg痩せたけど、半年で8kg戻りました」
「痩せて褒められたのが忘れられず、無理をやめられません」
「リバウンドするたびに、人生まで失敗している気がします」
どれも、珍しい話ではありません。
そして、これらに共通しているのは、体重ではなく心が先に壊れているという点です。
「減量」ではなく「回復」という考え方との出会い
私が大きく考え方を変えたのは、ある日、鏡に映った自分を見たときでした。
体型よりも先に目に入ったのは、疲れ切った目と、覇気のない表情。
その瞬間、心の奥で声がしました。
「もうこれ以上、自分を削るのはやめよう」
回復とは、甘やかすことではない
「回復」と聞くと、サボる、楽をする、というイメージを持つ人も多いですが、違います。
回復とは、
- 壊れた感覚を取り戻すこと
- 我慢しすぎた反動を鎮めること
- リバウンドしない土台を作ること
ここを整えない限り、どんなダイエットも続きません。
更年期ダイエットの本質は「戻らない体」を作ること
更年期で本当に目指すべきなのは、急激な減量ではありません。
少し増えても、崩れずに戻せる体と心。
私はここで、初めて「痩せたい」という気持ちを否定せず、でも振り回されない状態を作ることができました。
後編では、
- 具体的に何をやめ、何を始めたのか
- リバウンドを止めた実践テクニック
- 赤裸々な失敗談と立て直しの瞬間
- 匿名Q&A(5〜8問)へのストレート回答
ここまで踏み込みます。
「痩せたいのに、もう疲れた」
「ダイエットが怖くなっている」
そんな方ほど、後編を読んでほしいです。
続きは、次回。
更年期ダイエットで私が最初に「やめたこと」
前編で書いたとおり、私が更年期ダイエットを立て直すために最初にしたのは、「頑張ること」ではありませんでした。
やめることです。
正直、これが一番怖かった。
毎日の体重測定をやめた
以前の私は、毎朝トイレに行ったあと、必ず体重計に乗っていました。
0.2kg増えただけで、その日一日が台無し。
減っていれば気分が良く、増えていれば食事を削る。
完全に体重に感情を支配されていました。
でも更年期では、体重はホルモンや水分量で簡単にブレます。
そこに一喜一憂すること自体が、リバウンドを招くストレスだったと、今なら分かります。
「ちゃんとしたダイエット」をやめた
糖質制限、カロリー計算、完璧な食事管理。
一見すると正しそうですが、私の場合、それがすべてプレッシャーになっていました。
守れなかった瞬間に、
「もういいや」
「どうせ失敗する」
と、極端に振り切れてしまう。
これが、何度もリバウンドを繰り返した原因でした。
逆に、少しずつ始めた「回復のための習慣」
ここからは、実際に私がやって効果を感じたことを書きます。
どれも地味で、即効性はありません。
でも、確実に戻らないダイエットにつながりました。
「減らす」より「満たす」を優先する
更年期ダイエットで多い失敗が、「食べ過ぎている」と思い込むこと。
実際には、
- タンパク質不足
- 脂質不足
- エネルギー不足
で、体が常に飢餓状態になっている人がほとんどです。
私はまず、しっかり食べることを許可しました。
すると不思議なことに、夜の爆発的な食欲が徐々に落ち着いていったのです。
「痩せたい理由」を体重以外に設定する
私はノートに、こんなことを書き出しました。
- 朝、スッと起きられるようになりたい
- イライラせずに家族と話したい
- 鏡を見るたびに落ち込むのをやめたい
体重は、その結果でしかない。
この意識を持てたことで、ダイエットが「戦い」ではなくなりました。
赤裸々な体験談:一番崩れた日の話
正直に言います。
回復を意識し始めてからも、私は一度、大きく崩れました。
仕事で否定され、家に帰っても誰にも弱音を吐けず、夜中に一人でキッチンに立っていた日。
甘いものを食べながら、涙が止まりませんでした。
でも、そのとき以前と違ったのは、自分を責めなかったことです。
「今日は限界だったんだね」
そう声をかけて、布団に入りました。
翌朝、体重は増えていました。
それでも、食事を削らなかった。
この対応が、リバウンドを止めた分岐点でした。
心理学的に見る「リバウンドしない人」の共通点
多くの相談者を見てきて、リバウンドしない人には共通点があります。
失敗を「性格」ではなく「状況」で捉える
リバウンドする人ほど、こう言います。
「私の意志が弱いから」
でも、リバウンドしない人はこう考えます。
「疲れていた」
「我慢が続きすぎた」
これは、心理学でいう健全な自己評価です。
自分を責めないことが、結果的に体重を安定させます。
匿名Q&A:更年期ダイエットの本音に答える
Q1. 更年期ではもう痩せないのでしょうか?
A. 痩せます。ただし若い頃と同じやり方ではなく、「回復」を土台にする必要があります。
Q2. 何度もリバウンドしていて自信がありません
A. それは失敗ではなく経験です。体が嫌がる方法を、もう十分学んだだけです。
Q3. 食欲が止まりません
A. 意志ではなく、疲労と我慢の反動です。食事量より生活全体を見直してください。
Q4. 運動しないとダイエットは無理ですか?
A. 更年期では、運動は必須ではありません。やりすぎる方がリバウンドにつながります。
Q5. 体重が増えるのが怖いです
A. 怖さを無視すると、必ず反動が来ます。怖いままでも大丈夫な設計に変えていきましょう。
Q6. 何から始めればいいですか?
A. 今やっている「一番しんどい制限」を、一つだけやめてください。
Q7. 本当にリバウンドしなくなりますか?
A. 波はあります。でも、戻り切らなくなります。それが成功です。
更年期ダイエットは「人生の立て直し」に近い
更年期で太ったことは、私にとって罰ではありませんでした。
無理な生き方、削り続けてきた習慣を見直すための、強制終了ボタンだったのだと思います。
ダイエットは、体重だけの話ではありません。
心と体をどう扱うか、その練習です。
痩せたいと思うあなたは、まだ諦めていない。
だから大丈夫。
減量より回復。
そこから始めたダイエットは、人生ごと戻らなくなります。
