「また失敗した……」「どうして私は痩せたいだけなのに、こんなにうまくいかないんだろう」
これは、更年期に差しかかってからの私が、毎晩お風呂上がりに鏡を見て心の中でつぶやいていた言葉です。
ダイエット歴は20年以上。糖質制限、置き換え、ファスティング、ウォーキング、ジム通い、サプリ…。
一時的に体重が落ちては、必ずリバウンド。そのたびに「意思が弱い自分」が嫌いになっていきました。
この記事では、更年期ダイエットで自己嫌悪をやめた瞬間から、なぜ結果が出始めたのかを、
ダイエット専門家として、そして一人の当事者として、かなり赤裸々に書いていきます。
表面的なテクニックではなく、現場――つまり日常生活の中で何が起きていたのか。
匿名相談で実際に寄せられた「恥ずかしい本音」にも、ストレートに答えていきます。
更年期に入ってからダイエットがうまくいかなくなった本当の理由
ホルモンのせいだけにしていた頃の勘違い
更年期になると痩せにくくなる。これは事実です。
でも私は長い間、「ホルモンのせいだから仕方ない」と思いながら、
実は若い頃と同じダイエットを無理やり続けていました。
カロリーを削る、食事量を減らす、運動を増やす。
体が悲鳴を上げているのに、「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込む。
これが、リバウンド地獄の始まりでした。
「痩せたい」が「罰」になっていた心理状態
心理学的に見ると、当時の私は自己否定を動機にしたダイエットをしていました。
・太っている私はダメ
・痩せたら価値がある
・だから我慢しなきゃいけない
この思考パターンは、一時的な体重減少は生みますが、
長期的にはほぼ確実にリバウンドを引き起こします。
なぜなら、心がずっと緊張状態だからです。
リバウンドを繰り返す人に共通する3つの思考グセ
①「一度失敗=全部ダメ」という白黒思考
クッキーを1枚食べただけで、「今日はもう終わり」と投げやりになる。
その結果、夜にドカ食いして自己嫌悪。
これは更年期世代の女性に非常に多い思考グセです。
真面目で責任感が強い人ほど、完璧を求めてしまいます。
②「痩せたい=我慢」という刷り込み
痩せたいなら、楽をしてはいけない。
そう信じ込んでいると、ダイエット自体がストレスになります。
ストレスホルモンが増え、脂肪が落ちにくくなり、
結果として「やっぱり私は痩せられない」と感じてしまうのです。
③体重=自分の価値だと思い込む
体重計の数字で、その日の気分が決まる。
増えていたら一日中落ち込む。
この状態では、ダイエットは常に苦行になります。
痩せたい気持ちが、自己攻撃に変わってしまうからです。
私が「自己嫌悪ダイエット」をやめたきっかけ
ある匿名相談で突きつけられた一言
ダイエット相談を受ける立場でありながら、
実は自分自身が一番、自分を責めていた時期がありました。
ある日、匿名で届いた相談に、こんな一文がありました。
「痩せたいのに、もう頑張る気力がありません。私はダメでしょうか?」
その文章を読んだ瞬間、胸が締め付けられました。
それは、過去の自分そのものだったからです。
「ダメじゃない」と言い切れなかった自分
相手には「ダメじゃないですよ」と伝えながら、
心の奥では「でも痩せなきゃ意味がない」と思っている自分がいました。
その矛盾に気づいたとき、
私は初めて「やり方そのものが間違っている」と認めたのです。
更年期ダイエットで最初にやめた3つのこと
①体重を毎日チェックする習慣
これは勇気がいりました。
でも、体重の増減に感情を振り回される生活をやめたかったのです。
代わりにチェックしたのは、
・朝の目覚め
・お腹の張り
・夕方の疲労感
②「〜してはいけない」というルール
甘いもの禁止、夜は炭水化物禁止。
これらを一度すべて手放しました。
不思議なことに、禁止しなくなると、
以前ほど過剰に食べたい気持ちが湧かなくなったのです。
③過去の成功体験にすがること
「昔はこれで痩せた」という方法が、
今の体に合うとは限りません。
更年期は、体のステージが変わる時期。
ここを受け入れたことで、ダイエットの方向性が大きく変わりました。
ここから体重が動き出した具体的な変化
正直に言うと、最初の2週間は体重にほとんど変化はありませんでした。
それでも、明らかに違ったのは「気持ち」でした。
食べた後に後悔しない。
体が重い日も「今日は休もう」と言える。
この心の余裕が、
結果的にリバウンドしないダイエットにつながっていったのです。
※後半では、具体的な食事改善・運動の考え方・Q&A(5〜8問)を、
さらに赤裸々な体験談とともに解説していきます。
更年期ダイエットで実際に取り入れた食事の考え方
「何を食べるか」より「どう食べるか」を変えた
更年期に入ってからのダイエットで、私が一番大きく変えたのは、
食事内容そのものよりも「向き合い方」でした。
以前の私は、食事=管理対象。
カロリー計算、糖質量、脂質量…。
食べるたびに頭の中で点数をつけていました。
でもそれは、食事を「敵」にしていた状態。
これでは、痩せたい気持ちがストレスに変わるのも当然です。
更年期世代に合った食事の優先順位
私が実践して効果を感じた優先順位は、以下の通りです。
1. 空腹を我慢しない
2. タンパク質を毎食少しずつ
3. 夜に食べすぎても自分を責めない
特に「空腹を我慢しない」は重要でした。
我慢すればするほど、後で反動が来る。
これは心理学的にもよく知られている現象です。
運動が続かなかった私が、自然と体を動かせるようになった理由
「痩せるための運動」をやめた
以前は、運動=カロリー消費。
サボった日は「ダメな日」と決めつけていました。
でも更年期に入ってからは、これが完全に逆効果。
疲労感が抜けず、運動自体が嫌いになっていったのです。
目的を「整える」に変えたら続いた
私が運動の目的を、
「痩せるため」から「体と心を整えるため」に変えた途端、
驚くほどハードルが下がりました。
・10分のストレッチ
・気分転換の散歩
・寝る前の深呼吸
これだけでも、むくみや食欲の暴走が落ち着き、
結果的に体重も少しずつ動き始めたのです。
リバウンドしなくなった最大の理由は「感情の扱い方」
食べすぎ=意志が弱い、ではなかった
ダイエット相談でよく聞くのが、
「食べすぎる私は意志が弱い」という言葉です。
でも実際は、
・疲れている
・寂しい
・不安
こうした感情を、食で一時的に紛らわせているだけのケースがほとんど。
ここを責めても、根本解決にはなりません。
感情に気づくだけで行動は変わる
私自身、夜に甘いものを欲したとき、
「今、何を感じている?」と自分に聞くようにしました。
すると、
「今日は一日中我慢してたな」
「誰にも弱音を吐けなかったな」
そんな本音が出てくるようになったのです。
これに気づけるようになると、
食べる量が自然と落ち着いていきました。
赤裸々Q&A|更年期ダイエットの本音相談
Q1. 更年期でも本当に痩せられますか?
はい、痩せられます。
ただし「若い頃と同じやり方」ではなく、
体と心の変化を前提にした方法が必要です。
Q2. 何度もリバウンドしていて自信がありません
リバウンドは失敗ではありません。
合わない方法を選んでいただけ。
自信がない状態から始めて大丈夫です。
Q3. 食事制限がどうしても続きません
続かない制限は、あなたに合っていません。
更年期ダイエットでは「制限」より「調整」が鍵です。
Q4. 運動が本当に苦手です
無理に運動しなくても大丈夫です。
まずは体をゆるめることから始めましょう。
Q5. 体重が減らないと不安になります
数字だけを見ない工夫をしてください。
体調や気分の安定は、体が変わる前兆です。
Q6. 家族に理解されず、つい食べてしまいます
環境が変えられないなら、受け止め方を変えましょう。
食べた自分を責めないことが最優先です。
Q7. 何から始めればいいかわかりません
まずは「自己嫌悪をやめる」こと。
これが、更年期ダイエット最大のスタート地点です。
まとめ|痩せたいなら、まず自分を敵にしない
更年期ダイエットで結果が出なかった頃の私は、
常に自分を責めていました。
でも、自己嫌悪をやめ、
体と心の声を聞くようになったことで、
ダイエットは「戦い」ではなく「調整」になりました。
痩せたい気持ちは、悪いものではありません。
ただ、その叶え方を間違えないこと。
リバウンドを制する者は、ダイエットを制します。
そしてその第一歩は、
自分を責めない選択をすることなのです。
