「何も変えていないのに、体重だけが増えていく」
更年期に入ってから、この違和感を覚えた女性は本当に多いです。

私自身、ダイエット専門家として多くの女性をサポートしてきましたが、
正直に言うと、自分自身が更年期太りの当事者でした。

今まで数えきれないほどダイエットを実践してきたのに、
なぜか今回はまったくうまくいかない。

一時的に痩せても、必ずリバウンド。
「痩せたい」と思うほど、体が言うことを聞かなくなる。

この記事では、更年期太りは本当に年齢やホルモンだけのせいなのか?
私自身のかなり赤裸々な失敗体験と、
現場で寄せられた匿名相談をもとに、
生活の中に潜んでいた本当の原因と改善ポイントをお伝えします。

更年期太り=ホルモンのせい、は半分正解

ホルモン変化だけでは説明できない現実

更年期太りの原因として、よく言われるのがホルモンバランスの乱れです。

確かに、エストロゲンの減少は、
脂肪がつきやすく、落ちにくい体を作ります。

でも、同じ年齢・同じ更年期でも、
太る人と太らない人がいるのはなぜでしょうか。

私はこの疑問を解決できないまま、
「年齢だから仕方ない」と自分を納得させようとしていました。

私が気づかなかった「生活のズレ」

当時の私の生活を振り返ると、
一見すると大きな問題はないように見えました。

  • 食事量はむしろ減らしている
  • 甘いものも我慢している
  • それなりに動いている

でも、細かく見ていくと、
更年期の体には合わない習慣が積み重なっていたんです。

更年期太りを招いていた生活習慣①

「食べていないつもり」が一番危険だった

更年期に入ってからの私は、
「そんなに食べていないのに太る」と本気で思っていました。

でも実際は、食事のリズムがボロボロでした。

朝は食欲がなくて軽く済ませる。
昼は仕事の合間に適当。
夜に一気に食べる。

この生活が、血糖値を乱高下させ、
体に脂肪を溜め込ませていたのです。

更年期の体は「不規則」を嫌う

心理学的にも、生理学的にも、
不規則な生活はストレスとして認識されます。

更年期はただでさえストレス耐性が下がっている時期。

そこに食事のムラが加わると、
体は「守り」に入り、脂肪を溜め込もうとします。

私はこれを知らず、
「もっと食べなければ痩せるはず」と勘違いしていました。

更年期太りを招いていた生活習慣②

睡眠不足を軽く見ていた

更年期に入ってから、眠りが浅くなった人も多いはずです。

私もその一人でした。

夜中に目が覚める。
そのままスマホを見てしまう。
気づけば睡眠時間は削られていく。

「まあ、仕方ないよね」と軽く考えていましたが、
これがダイエットにとって致命的でした。

睡眠不足が食欲を狂わせる理由

睡眠が不足すると、
食欲を増進させるホルモンが増え、
満腹を感じるホルモンが減ります。

つまり、意志とは関係なく食べ過ぎやすくなるのです。

私はこれを、
「自分の甘さ」だと思い込んでいました。

でも実際は、生活習慣が体を太らせていただけだったのです。

更年期太りを招いていた生活習慣③

ストレスを「食」で解消していた

これは正直、書くのが少し恥ずかしいです。

私はストレスを感じると、
無意識に食べ物を探していました。

お腹が空いているわけじゃない。
でも、何かを口に入れたくなる。

これが、更年期太りの大きな原因でした。

感情の空腹と本当の空腹の違い

心理学では、感情的摂食という概念があります。

不安・怒り・寂しさなどの感情を、
食べることで紛らわそうとする行動です。

更年期は感情の揺れが大きいため、
この行動が起こりやすくなります。

私は自分がそれにハマっていることに、
かなり遅くまで気づけませんでした。

更年期太りは「生活の結果」だった

こうして振り返ると、
私の更年期太りは、突然起きたものではありませんでした。

少しずつズレた生活習慣が、
気づかないうちに積み重なっていた。

ホルモンのせいにしていたけれど、
本当は生活の整え方を知らなかっただけ。

次回は、
私が実際に生活をどう改善したのか
そして匿名相談で多かったリアルなQ&Aを、
包み隠さずお伝えします。

実体験から分かった更年期太りの改善ポイント

「痩せる生活」ではなく「太らない生活」を作った

前半でお伝えした通り、私の更年期太りは、
特別な原因があったわけではありません。

むしろ問題だったのは、太りやすい生活を続けていたこと

そこで私は、
「どうやって痩せるか」よりも、
「これ以上太らない生活を作る」ことに集中しました。

この考え方の転換が、
リバウンドを止める最大のきっかけになりました。

改善ポイント① 食事量より「時間」と「流れ」

まず見直したのは、食事の量ではありません。

・食べる時間が毎日バラバラ
・空腹を我慢しすぎる
・夜にまとめて食べる

この流れを整えることを最優先にしました。

更年期の体は、
規則正しさ=安心として受け取ります。

安心できる体は、脂肪を溜め込もうとしません。

改善ポイント② 「ちゃんと食べる」を怖がらなかった

正直に言うと、
私は「ちゃんと食べること」が怖かったです。

食べたら太る。
またリバウンドする。

そんな不安で、
常にブレーキをかけながら食事をしていました。

でも実際は、
食べなさすぎることが太る原因でした。

必要な栄養が入ると、
不思議なくらい過食が落ち着いていきました。

改善ポイント③ 睡眠をダイエットの一部として扱った

それまでの私は、
睡眠を「どうにもならないもの」として扱っていました。

でも更年期において、
睡眠はダイエットの土台です。

・寝不足の日は食欲が暴れる
・イライラが強くなる
・自己コントロールが効かない

これらはすべて、
睡眠と深く関係しています。

「痩せたいなら、まず寝る」
これは今では、相談者さんにも必ず伝えている言葉です。

それでも体重がすぐに減らなかった理由

体は「信用できるか」を見ている

生活を整え始めても、
体重はすぐには減りませんでした。

正直、この時期が一番不安でした。

「やっぱり更年期だから無理なのかも」
そんな考えが何度も頭をよぎりました。

でも今なら分かります。

体は、この生活が続くかどうかを見ていたのです。

短期間でまた無理をするのか。
すぐ元に戻るのか。

それを確認してからでないと、
体は変わろうとしません。

匿名相談で多かった更年期ダイエットQ&A

Q1. 更年期太りはやっぱり年齢のせいですか?

年齢の影響はあります。
でも、それだけではありません。

生活習慣を整えることで、
体は必ず反応します。

Q2. 何度もリバウンドしていて怖いです

怖くなるのは当然です。
それだけ頑張ってきた証拠です。

だからこそ、
もう「短期集中型」は選ばないでください。

Q3. 食事を増やしたら本当に太りませんか?

内容と流れが整っていれば、
簡単には太りません。

むしろ、過度な制限の方がリバウンドを招きます

Q4. 体重が減らないとやる気が出ません

その気持ちはとても自然です。

でも更年期では、
体重よりも「暴食が減ったか」を見てください。

Q5. 家族と同じ生活リズムで大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。

自分だけ特別扱いすると、
続かなくなります。

Q6. 痩せたい気持ちを手放せません

無理に手放す必要はありません。

ただ、「追い詰める痩せたい」から
「守る痩せたい」に変えてください。

更年期太りは「生活を責めない」ことから始まる

更年期太りは、
あなたの意志の弱さでも、
努力不足でもありません。

ただ、今の体に合わない生活を、
知らずに続けていただけ。

私自身、何度もリバウンドして、
「もう一生痩せられない」と思いました。

でも、生活を整えたことで、
体も心も落ち着いてきました。

痩せたい気持ちは、
自分を大切にしたい気持ちの裏返しです。

どうか、
これ以上自分を責めるダイエットをしないでください。

リバウンドを制する者が、ダイエットを制す。
これは、現場で何度も確信した真実です。