「こんなに頑張っているのに、なぜ私は痩せないんだろう」
これは、更年期ダイエットの相談現場で、何百回と聞いてきた言葉です。
そして正直に言うと、かつての私自身が毎晩心の中で呟いていた言葉でもあります。
食事も気をつけている。運動もしている。
それなのに体重は減らない。
むしろ、少し気を抜くと一気にリバウンドして、
「前より太った…」と自己嫌悪に陥る。
この記事では、更年期女性が「痩せたいのに痩せない」状態に陥る本当の理由を、心理面・体験談・具体策を交えて、かなりストレートに書いていきます。
更年期ダイエットが地獄に感じる理由
更年期に入ってからのダイエットは、それまでとはまったく別物です。
若い頃と同じ方法では、ほぼ確実に失敗します。
体だけでなく「心」も変わっている
更年期というと、
- ホルモンバランス
- 代謝の低下
こうした身体面ばかりが注目されがちです。
でも、実はもっと厄介なのが心理的な変化。
・イライラしやすい
・落ち込みやすい
・自分を責めやすい
この状態でダイエットをすると、
「うまくいかない=自分がダメ」
という思考に、あっという間にハマります。
私自身が陥った「痩せたい地獄」の正体
ダイエット専門家として活動する前、私は完全に迷走していました。
40代に入った頃、体重がじわじわ増え始め、
「これはまずい」
と思って始めたのが、若い頃に成功したダイエットの焼き直し。
- 炭水化物を極端に減らす
- 夜はサラダだけ
- 毎日ウォーキング1時間
最初の1ヶ月で、確かに体重は落ちました。
でも2ヶ月目、3ヶ月目になると、
・常に疲れている
・理由もなく涙が出る
・甘いものが止まらない
そしてある日、夜中に無意識でお菓子を食べていました。
翌朝、ゴミ箱を見て呆然。
「私、何やってるんだろう…」
その後、体重は一気にリバウンド。
しかも、以前より増えていました。
なぜ更年期女性はリバウンドしやすいのか
心理学的に見る「抑圧→反動」のメカニズム
人間の脳は、
我慢が続くほど、反動を強める
という性質を持っています。
更年期はただでさえストレス耐性が下がる時期。
そこに、
- 食事制限
- 運動の義務化
- 体重への執着
を重ねると、脳は「非常事態」と判断します。
結果、
過食・投げやり・リバウンド
が起こるのです。
現場で聞いた匿名相談①:涙が出るほど痩せたい
相談者A(47歳)
「鏡を見るのが嫌です。昔の写真を見るたびに、もう戻れない気がして泣いてしまいます。痩せたいのに、何をしても痩せません」
この相談、胸が痛くなりました。
ズバリ回答:痩せたい気持ちが強すぎる
Aさんは、決して怠けていませんでした。
むしろ、
- 毎日食事記録
- 週5で運動
- 甘いもの完全禁止
完全に「頑張りすぎ」状態。
更年期ダイエットでは、
痩せたい気持ちが強すぎると、逆に痩せない
という現象が起こります。
更年期女性がハマる3つの心理的罠
① 完璧主義の罠
「ちゃんとやらなきゃ意味がない」
この思考が、ダイエットを一気に苦しくします。
② 比較の罠
SNSやテレビで見る「成功者」と自分を比べて、
落ち込む。
③ 過去の自分への執着
「昔は痩せていたのに」
この思考が、今の自分を否定します。
これらすべてが、リバウンドを引き寄せる思考です。
痩せたいのに痩せない人が最初に変えるべきこと
それは、
ダイエット方法ではなく、ダイエットへの向き合い方
です。
体を変える前に、
- 責めるのをやめる
- 急がない
- 失敗を許す
これができない限り、何をやってもリバウンドします。
ここまで読んで、「自分のことが書かれているみたい」と感じた方も多いと思います。
でも安心してください。
後編では、
- 更年期でも痩せ始めた具体的改善方法
- リバウンドを止めた考え方
- 赤裸々な匿名Q&A(5~8問)
を、さらに深く解説します。
痩せたいのに痩せない更年期女性が抜け出せた現実的アプローチ
ここからは、「じゃあ、どうすればいいの?」という話をします。
精神論ではありません。
根性論でもありません。
実際にリバウンド地獄から抜け出した人たちがやったことを、かなり現実的に書いていきます。
まずやめたのは「体重を減らすこと」だった
意外に思われるかもしれませんが、
痩せ始めた人ほど、最初は体重を減らすことを目標にしていません。
体重執着がリバウンドを呼ぶ理由
毎朝体重計に乗って、
0.3kg増えただけで落ち込む。
この行為自体が、
ストレス→過食→リバウンド
の引き金になります。
更年期は特に、
- 水分量
- ホルモン
- 睡眠
で体重が簡単に上下します。
つまり、
体重=努力の成果ではない
ということ。
私が実際に変えた3つの生活習慣
① 食事を「減らす」から「整える」へ
・食べない
・抜く
・我慢する
これ、全部やめました。
代わりにやったのは、
- 1日3食をほぼ同じ時間に食べる
- 炭水化物を敵にしない
- 夜も極端に減らさない
最初は正直、
「これで痩せるわけない」
と思っていました。
でも、
過食が止まった
この変化は想像以上でした。
② 運動は「頑張らない」
更年期ダイエットで必要なのは、
脂肪燃焼より自律神経の安定
です。
私がやっていたのは、
- 10〜15分の軽いストレッチ
- 疲れない程度の散歩
これだけ。
でも、これを続けることで、
- 眠りが深くなった
- イライラが減った
結果として、体重もゆっくり落ち始めました。
③ 自分を責める言葉をやめた
これは一番大きかった変化です。
・また食べちゃった
・意志が弱い
・どうせ私なんて
こうした言葉を、
意識的に使わない
ようにしました。
更年期ダイエットは、
心を壊したら終わり
です。
現場で聞いた匿名相談②:何度もリバウンドしてきた女性
相談者B(51歳)
「これまで5回以上ダイエットして、そのたびにリバウンドしています。もう痩せたい気持ちを持つこと自体が怖いです」
ズバリ回答:失敗ではなく「学習」です
Bさんは、自分を完全に責めていました。
でも私ははっきり言いました。
「それ、失敗じゃないです」
合わない方法を何度も試しただけ。
更年期に合わないダイエットをやれば、
誰でもリバウンドします。
大切なのは、
もう無理な方法を選ばないこと
それだけです。
更年期ダイエットQ&A(よくある本音)
Q1. 本当に更年期でも痩せられますか?
A. 痩せられます。ただし「急激」ではなく「安定して」です。
Q2. 食べたら太る気がして怖いです
A. 食べない方が、後で確実にリバウンドします。
Q3. 体重が全然動きません
A. 更年期では、体調改善が先、体重変化は後です。
Q4. 甘いものがやめられません
A. 我慢ではなく、タイミングと量を見直しましょう。
Q5. 運動がどうしても続きません
A. 続かない運動は不要です。生活の中で動けば十分です。
Q6. もう年齢的に遅い気がします
A. 今が一番若い日です。遅すぎることはありません。
Q7. 痩せたい気持ちを捨てた方がいいですか?
A. 捨てる必要はありません。ただ、追い詰めないことが大切です。
まとめ:痩せたい更年期女性に一番伝えたいこと
更年期ダイエットは、
自分との戦いではありません。
体をねじ伏せるものでもありません。
むしろ、
今まで頑張りすぎた自分を、やっと労わる時期
です。
何度もリバウンドしてきた人ほど、
正しい方向に進めば、ちゃんと変われます。
どうか、
「痩せたいのに痩せない自分」を責めないでください。
あなたの体は、怠けているわけでも、壊れているわけでもありません。
ただ、やり方が合っていなかっただけです。
