こんにちは。女性向けダイエットの現場で、数えきれないほどの「痩せたい」と向き合ってきたダイエット専門家です。
この記事では、更年期に入ってから体重が増え、何をしてもダイエットがうまくいかず、何度もリバウンドを繰り返してきた私自身、そして相談者さんたちのかなり赤裸々な体験談をもとに、「なぜ更年期太りは責めるほど悪化するのか」「どうして自然に痩せ始めたのか」を、心理学的な視点と具体的な改善方法を交えてお伝えします。
雑誌やマスコミでよく見る「更年期でもこれをやれば痩せる!」という表面的な話ではありません。会議室で作られた理論ではなく、現場で泣いて、恥をかいて、それでも変わりたいと願ったリアルな記録です。
匿名相談だからこそ語られた、「こんなこと誰にも言えない」という本音にも、ストレートにズバリ答えていきます。
更年期に入ってから、なぜこんなに太ったのか
食べていないのに太る現実に絶望した
正直に言います。私が更年期太りを自覚した最初のきっかけは、ジーンズのウエストが留まらなくなった瞬間でした。
「最近ちょっと食べ過ぎたかな」程度に思っていたのに、体重計に乗ると、見たことのない数字。しかも一時的ではなく、じわじわと増え続けている。
その時の感情は、焦りと自己嫌悪でした。
「ダイエットの知識なら誰よりもあるはずなのに」
「こんなはずじゃなかった」
この感情が、その後のリバウンド地獄のスタートだったと、今ならはっきり言えます。
更年期太りの正体は“体”だけの問題ではない
更年期に太る理由として、よく挙げられるのがホルモンバランスの変化です。確かにそれは事実です。
でも、現場で数百人以上の女性を見てきて思うのは、本当の原因は「心の扱い方」にあるケースが圧倒的に多いということです。
更年期は、
- 体調が不安定になる
- 気力が湧かない
- これまで出来ていたことが出来なくなる
こうした変化が一気に押し寄せます。その結果、「ちゃんとできない自分」を無意識に責め始めるのです。
この自己否定こそが、ダイエットを失敗させ、リバウンドを繰り返す最大の原因でした。
何度もダイエットに失敗し、リバウンドを繰り返した話
一時的に痩せて、必ず元に戻るパターン
これまで、私は本当にたくさんのダイエットを試しました。
糖質制限、カロリー計算、置き換え、サプリ、短期集中型プログラム…。最初の数週間は、必ず体重が落ちます。
そのたびに、
「やっぱり私、やればできるじゃん」
そう思うのですが、ある日を境に一気に崩れます。
仕事で疲れた日、家族のことでイライラした日、理由もなく気分が落ち込んだ日。そんな日に限って、我慢していた食欲が爆発するのです。
夜中のキッチンで泣いた日
今でも忘れられない夜があります。
夜中に目が覚め、なぜか胸がザワザワして眠れず、気づいたらキッチンに立っていました。冷蔵庫を開け、残り物をそのまま口に運ぶ。
「やめなきゃ」と思っているのに、手が止まらない。
食べ終わった後、襲ってくるのは満足感ではなく、強烈な自己嫌悪です。
「またリバウンドする」
「どうして私は痩せたいのに、こんなことをしてしまうんだろう」
この感情が、さらにストレスを生み、次の日も食欲を暴走させる。完全に負のループでした。
心理学的に見る「更年期ダイエットが続かない理由」
完璧主義がリバウンドを呼ぶ
ダイエットが続かない人ほど、実は真面目で完璧主義です。
更年期世代の女性は、これまで家庭でも仕事でも「ちゃんとする役割」を担ってきた人が多い。その癖が、ダイエットにも出てしまいます。
・今日はここまでしか出来なかった
・予定通り運動できなかった
そうやって自分を責めるたびに、脳はストレスを感じます。すると、脳は「楽になる方法」として食欲を強めるのです。
つまり、責めれば責めるほど、痩せにくくなるという皮肉な現象が起きていました。
「痩せたい」が義務になると失敗する
多くの相談者さんが口にするのが、
「痩せなきゃいけない」
「このままじゃダメ」
この言葉です。
心理学では、人は「やらなければならない」と感じるほど、反発心が生まれると言われています。ダイエットが義務になると、無意識にサボりたくなるのです。
更年期太りを責めるのをやめた、ある出来事
相談者さんの一言で、価値観が崩れた
ある日、匿名相談でこんなメッセージをもらいました。
「先生は痩せているから、太る気持ちは分からないですよね」
正直、胸に刺さりました。同時に、「私は本当に自分の体を受け入れていない」と気づいたのです。
その日から、私は「太った自分をどうにかする」ことよりも、「今の体をどう扱うか」に意識を向け始めました。
すると不思議なことに、少しずつ体が変わり始めたのです。
更年期太りが「自然に落ち始めた」具体的な生活改善
ダイエットをやめた瞬間、体が動き出した
正直に言うと、私は一度「ダイエット」という言葉を生活から消しました。
「痩せたい」「減らさなきゃ」「我慢しなきゃ」
この言葉を頭の中で使うたびに、体と心がこわばっていく感覚があったからです。
更年期太りを責めるのをやめた最初の日、やったことはとてもシンプルでした。
- 体重計に乗らない
- 食べたものを記録しない
- 「今日はどうだった?」と体に聞く
ダイエット的には非常識に見えるかもしれません。でも、この「緊張をほどく」行為こそが、長年止まっていた体を動かしました。
食事を「減らす」から「戻す」へ
更年期に入ってからの私は、無意識のうちに食事量を削っていました。
朝はコーヒーだけ。
昼は軽め。
夜は我慢。
それなのに痩せない。むしろリバウンドする。
理由は単純で、体が省エネモードに入っていたのです。
そこで意識的にやったのが、
- 朝にタンパク質を足す
- 炭水化物を完全に抜かない
- 夜は「食べていい」と許可する
不思議なことに、ちゃんと食べ始めてから、夜中のドカ食いが消えました。これは多くの相談者さんにも共通しています。
「痩せたい」を叶えた思考の切り替え方
体を敵にしないと、味方になってくれる
以前の私は、体を「言うことを聞かない敵」だと思っていました。
でも、更年期の体は壊れているわけではありません。必死にバランスを取ろうとしているだけです。
この視点に変えた瞬間、ダイエットの方向性が180度変わりました。
・どうしたら動いてくれる?
・何が負担だった?
・今日は何が楽だった?
こうして体と対話するようになると、自然と行動が変わります。
「痩せたら幸せ」ではなく「今を整える」
多くの女性が、
「痩せたら自信が持てる」
「痩せたら人生が変わる」
と思っています。私もそうでした。
でも現実は、痩せても不安は消えません。むしろ「また太ったらどうしよう」という恐怖が増えます。
そこで軸を変えました。
今の体で、どう快適に過ごすか
この考え方が、結果的に一番リバウンドしませんでした。
現場で多かった匿名相談Q&A(赤裸々版)
Q1. 更年期に入ってから全く痩せません。もう無理ですか?
無理ではありません。ただ「若い頃と同じやり方」が通用しなくなっただけです。整える順番を変えれば、体は必ず反応します。
Q2. 何度もリバウンドして自己嫌悪が止まりません
リバウンドは意思の弱さではありません。体と心の声を無視してきた結果です。責めるのをやめた瞬間から、流れは変わります。
Q3. 痩せたい気持ちが強すぎて疲れます
それは真面目な証拠です。でも、強すぎる願望は逆効果になることもあります。一度「痩せたい」を脇に置いてみてください。
Q4. 家族が協力してくれません
まず自分の体調を優先してください。あなたが元気になることが、結果的に周りにも良い影響を与えます。
Q5. 甘いものがやめられません
やめなくて大丈夫です。我慢が一番リバウンドを招きます。量とタイミングを整えるだけで十分です。
Q6. 体重計を見るのが怖いです
見なくていいです。体重は評価ではありません。体調や気分の方が、よほど大事な指標です。
Q7. どれくらいで変化が出ますか?
多くの方が2~3週間で体調の変化、1~2か月で体重の変化を感じています。焦らないことが最短ルートです。
まとめ|更年期太りを責めるのをやめた先にあったもの
更年期のダイエットで一番の敵は、体重ではありません。
自分を責め続ける思考です。
・痩せたいのに痩せない
・ダイエットするとリバウンドする
・自分に自信が持てない
もし今、こんな状態なら、まずは「責めるのをやめる」ことから始めてください。
体は、ちゃんとあなたの味方です。
整える順番さえ間違えなければ、無理をしなくても、自然に変わり始めます。
この記事が、「もう一度自分を信じてみよう」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
