「また戻った……」
体重計の数字を見た瞬間、思わずため息が漏れました。
ダイエット、リバウンド、またダイエット。その繰り返し。
40代に入ってからは、痩せたい気持ちはあるのに、体がまったく言うことを聞いてくれない。
この記事は、そんな“私自身”と、これまでサポートしてきた多くの女性たちの、かなり赤裸々な体験談をもとに書いています。
マスコミや雑誌でよく見る「これだけで痩せる」「○週間で−○kg」といった表面的な話ではありません。
会議室で考えた理論ではなく、現場で、感情まみれで、失敗だらけだったリアルなダイエットの話です。
40代女性のダイエットがうまくいかない本当の理由
若い頃と同じ方法でダイエットをしても、なぜか痩せない。
一時的に体重が落ちても、気づけばリバウンド。
これは「意志が弱いから」ではありません。
ホルモンバランスと更年期の影響
40代に入ると、女性ホルモンの分泌が徐々に変化します。
これにより、基礎代謝の低下、脂肪のつきやすさ、メンタルの揺らぎが一気に押し寄せます。
実際、私のもとに相談に来る女性の多くが、
「昔と同じ食事制限をしているのに痩せない」
「食べていないのに太る気がする」
と口をそろえます。
リバウンドを繰り返す心理的メカニズム
リバウンドの最大の原因は、実は食事内容よりも「心」にあります。
人は我慢を続けるほど、反動で食欲が爆発します。
これは心理学でいう「抑圧と反動」の仕組み。
ダイエット中に「食べてはいけない」と強く思うほど、
脳はその食べ物を価値の高いものだと認識してしまうのです。
私自身も、夜中にキッチンで立ったままお菓子を食べて、
「もう終わりだ…」と自己嫌悪に陥った経験が何度もあります。
【体験談】何度も失敗した私のダイエット黒歴史
糖質制限で一時的に痩せたけれど…
最初に手を出したのは糖質制限。
確かに最初はスルスル体重が落ちました。
でも、外食が怖くなり、人付き合いが減り、
「食べたい」という気持ちをずっと押し殺していました。
結果、ある日ぷつんと糸が切れ、
パン・ごはん・スイーツを一気に解禁。
体重は元通り、むしろ以前より増えていました。
運動を頑張りすぎて燃え尽きた話
次はジム通い。
仕事終わりに無理やり通い、週5でトレーニング。
最初は達成感がありましたが、疲労が抜けず、
「今日は休もう」が「もう行きたくない」に変わるまで、そう時間はかかりませんでした。
運動をやめた途端、体重はじわじわ戻り、
「頑張ったのに…」という虚しさだけが残りました。
なぜ「頑張るダイエット」ほどリバウンドするのか
自己否定がダイエットを壊す
多くの女性が、痩せたい気持ちの裏で、
「太っている自分はダメ」
「痩せなきゃ価値がない」
そんな思考を抱えています。
この自己否定こそが、リバウンドの温床です。
ストレスが増え、食欲が暴走し、また自己嫌悪…。
成功体験が積み上がらない設計ミス
極端なダイエットは、成功と失敗の振れ幅が大きすぎます。
小さな「できた」を積み上げられないため、継続できないのです。
私が最後に選んだ「リバウンド前提」のダイエット法
ここで発想を180度変えました。
「リバウンドしないダイエット」ではなく、
「リバウンドしても立て直せるダイエット」を選ぶことにしたのです。
完璧を目指さない。
失敗しても責めない。
戻っても、また整えればいい。
この考え方が、40代以降のダイエットには何より重要でした。
具体的に変えた3つのポイント
- 食事制限ではなく「選び方」を変えた
- 毎日運動をやめ、週2〜3回にした
- 体重より体調と気分を記録した
この時点では、正直「本当に痩せるの?」と半信半疑。
でも、メンタルが明らかに安定し始めたのです。
ダイエットは「痩せる作業」ではなく「自分との関係修復」
痩せたい気持ちの奥には、
「自分を好きになりたい」
「もう失敗したくない」
そんな切実な思いがあります。
ダイエットを通して必要なのは、
体重を減らすこと以上に、
自分を信じ直すことでした。
【赤裸々】匿名相談で多かった40代女性の本音と私の本音
ここからは、実際に寄せられた匿名相談と、私自身の経験を重ねながら、
かなりストレートに書いていきます。
正直、綺麗ごとでは痩せられません。
そして、40代のダイエットは「正論」だけでは前に進めない。
「どうせ私なんて」という諦めが一番太る
相談で本当に多いのが、
「何をやっても無駄な気がする」
「またリバウンドすると思うと始められない」
という声です。
これ、昔の私そのものです。
心理学的に見ると、これは学習性無力感。
何度も失敗すると、人は「もう頑張らない方が楽」と脳が判断します。
でも、この状態でダイエットを始めると、
少しの体重増加ですぐ心が折れ、リバウンド一直線になります。
更年期ダイエットで「やってはいけない」3つのこと
① 完璧主義で毎日100点を目指す
毎日運動、毎日自炊、間食ゼロ。
これを40代女性がやると、ほぼ確実に燃え尽きます。
更年期は、体力も気力も波がある。
「できない日がある前提」で設計しないと続きません。
② 体重だけで一喜一憂する
水分量、ホルモン、睡眠。
40代以降の体重は、簡単に1〜2kg動きます。
体重計の数字=努力の成果
と結びつけると、メンタルが持ちません。
③ 食べた自分を責める
「食べちゃった…」
この一言が、次の暴食を生みます。
食べた事実よりも、
食べた自分をどう扱うかの方が、ダイエットには重要です。
私が実際にやって効果があった具体的な改善方法
食事:減らすより「戻しやすくする」
私は、外食も間食もやめていません。
その代わり、
「翌日どう整えるか」だけ決めました。
・翌朝はタンパク質多め
・夜は炭水化物を少し軽め
・水を多めに飲む
これだけで、リバウンドは最小限に抑えられます。
運動:やる気がない日専用メニューを作る
本気の日は30分。
やる気ゼロの日は5分ストレッチ。
「何もしない日」をなくすことで、
自己肯定感が下がらなくなりました。
メンタル:体重より感情を記録する
体重の横に、こんな一言を書きました。
- よく眠れた
- イライラした
- 甘いものが欲しかった
すると、
「太った=失敗」ではなく、
「今日はこういう日だった」と切り替えられるようになったのです。
【Q&A】40代女性のリアルなダイエット相談に答えます
Q1. 何度もリバウンドしている私でも痩せられますか?
A. はい。むしろ、リバウンド経験が多い人ほど向いています。
失敗のパターンを知っているからです。
Q2. 更年期太りはもう仕方ないのでしょうか?
A. 仕方なくありません。ただし、若い頃と同じ方法は通用しません。
Q3. 甘いものがやめられません
A. やめなくて大丈夫です。「量」と「頻度」を一緒に見直しましょう。
Q4. 体重が増えると全部やる気がなくなります
A. それは普通です。だからこそ、体重以外の指標を持つことが重要です。
Q5. 家族がいて自分だけダイエットが難しいです
A. 自分だけ特別メニューを作らなくてOKです。選び方を変えるだけで十分です。
Q6. モチベーションが続きません
A. モチベーションに頼らない仕組みを作りましょう。続いている人は、やる気がある人ではありません。
リバウンドを制する者がダイエットを制す理由
痩せたい気持ちがあるのに、
何度も失敗してきたあなたへ。
ダイエットは、
「一度も太らないこと」ではありません。
太っても、戻れる自分を作ること。
これが、40代以降の本当の成功です。
リバウンドを恐れなくなったとき、
体も、心も、自然と軽くなっていきます。
あなたは、もう十分頑張ってきました。
これからは、責めるダイエットではなく、
立て直せるダイエットを選んでください。
