ダイエットの世界には、流行という波が存在します。糖質制限、脂質制限、オートミール、置き換え、プロテイン、酵素、カロリー計算、夜だけ抜く食事法、そして何より“食べないダイエット”と呼ばれる無理な削減方法。私も全部泳ぎ切ってきました。でも正直に言えば、一番私を疲れさせたのは体ではなくメンタルのほうでした。

痩せたいのに痩せられないことより、痩せても保てないことのほうがしんどい。特にリバウンドの絶望感は、何度体験しても慣れません。数字が戻るたびに、自尊心まで戻らなくなる。体重は戻るのに、自己肯定感は戻らない。そのアンバランスさにずっと苦しんでいました。

私の“食べないダイエット”歴:成功よりも失敗のほうが多かった

まずは体験談からお話します。私の最初のダイエットは高校生の頃。受験ストレス+当時流行っていたモデル雑誌の影響で、昼ごはんを抜くというかなり強引な方法から入りました。痩せるには痩せました。でも、増えるのも速かった。

大学ではサークルの飲み会が増えて、太る→焦る→食べない→痩せる→飲む→太るの無限ループ。女性は体質的に揺れやすいのに、私はその揺れを“努力不足”だと思い込んでいました。今思うとあれが地獄の始まりでした。

社会人になると今度は仕事のストレス。ストレスが食欲と相性最悪なのは、心理学を学んだ今なら理解できます。当時の私は単純に“私が弱いから太るんだ”と信じ切っていたんです。

リバウンドは体の反乱=生存本能だった

ダイエット中の空腹って、ある意味で体がSOSを出している状態です。生物学的にはエネルギー不足。心理学的には報酬不足。現代女性はここにストレスまで加わります。食べないダイエットはここを無視するから続かない。

特に女性はホルモン的に変動が多く、自律神経のバランスが揺れると一気に食欲スイッチが入る。太る仕組みは生存のためであって、怠惰のためではない。太った時に自分を責めやすい女性ほど、痩せたいのに痩せられないスパイラルに落ちやすくなる。実際に女性のダイエット相談では自己評価の低下がほぼセットで起きています。

婚活とダイエットは似ている:数字だけ追うと破綻する

ここからが今回の記事に込めたい“本質”です。婚活のサポートをして感じることがあるのですが、婚活は選ばれることより“選ぶこと”が大事。ダイエットも同じで、痩せることより“維持すること”のほうが大事。

婚活で言えば、スペックで相手を選ぶほど破綻しやすい。ダイエットも同じく数字(体重)だけ追うと破綻します。婚活では心が折れる。ダイエットでは身体が折れる。そしてどちらも“取り返そうとすると焦る”という共通点がある。

焦りは行動を雑にします。雑な行動は短期の結果にはつながるけど、長期の結果を壊す。私のリバウンドは焦りが原因でした。

ゆる断食(ライトファスティング)との出会い

ここで登場したのが“ゆる断食”。ライトファスティングとも言われます。断食と聞くとハードな印象ですが、実際は時間で区切るゆるい方法でした。

例えば“夜20時以降は食べない”とか“朝は消化に負担をかけない”とか“食べた日と節制する日のリズムを作る”とか。極端な絶食とは違う。食べないダイエットのように失敗を責める方式ではなく、抜け道を残したまま習慣化できる方式。

最初の数週間は正直半信半疑。でもある時気づいたんです。“食べない”と“食べるを我慢する”は全く別物でした。

心理学的には“選択の自由”があるだけで人は耐えられる

食べないダイエットは“禁止”ですが、ゆる断食は“調整”。禁止と調整ではストレス量が違います。

心理学では選択肢があるほうがストレスが低く、禁止はストレスを増やします。禁止が強すぎるダイエットが続かないのはここが原因。意志ではなく設計の問題です。

私の痩せたい感情は実は体ではなく心の話だった

痩せたい理由はいつも体ではなく心理にありました。例えば
・周りと比べて劣りたくない
・元彼を見返したい
・綺麗と言われたい
・好きな服を着たい
・自分を好きになりたい

ダイエットで相談を受ける女性たちも同じでした。痩せたい理由が体より心にあると、食べないダイエットは絶対に破綻します。心の不満を体で解消しようとするから、追い込み式のダイエットと相性が悪い。

リバウンドする女性の共通点:我慢が強くて欲望に正直

私は心理学の観点からも女性のダイエットを見ていますが、リバウンドが多い人には特徴があります。

・真面目
・完璧主義
・我慢が得意
・欲が強い
・焦りやすい
・感情で行動しやすい

このタイプは食べないダイエットだと100%リバウンドします。理由は単純で“我慢で痩せると反動で太る”からです。強く押し込んだ感情は反対方向に弾き返ります。これは心理学では反動形成と言われます。

Q&A(前半) よくある質問に体験値で答えます

Q1. ゆる断食って何時間食べないの?

一般的には12〜16時間空けます。でも女性は無理しないほうが良い。私は最初12時間→最終的に14時間程度に落ち着きました。

Q2. 朝食は抜く?食べる?

目的次第です。生理周期や仕事の繁忙期との組み合わせで変えます。朝より夜の調整のほうが結果につながりました。

Q3. リバウンドしない?

少なくとも食べないダイエットより圧倒的にしにくいです。理由は生活のリズムに合わせられるから。

Q4. 仕事忙しい人でもできる?

むしろ相性良いです。食べない時間は悩みが減ります。食事を考える時間は地味にストレスだったと気づきました。

前半まとめ:食べないダイエットの“敵”は体ではなく心理だった

食べないダイエットに疲れた女性は多いです。でも疲れているのは胃腸ではなく心のほう。ゆる断食はその心に余白を作ってくれる方法でした。

次回はより具体的にゆる断食で痩せた現実、リバウンドしにくい理由、婚活とダイエットの意外な関係、そして匿名相談者のリアルなケースを交えて深く掘り下げます。

ゆる断食を続けることで見えてきた“脳の静けさ”と、無意識の食欲の正体

ゆる断食を一ヶ月ほど続けてみて、一番驚いたのは「空腹の暴走が減る」という感覚でした。
今まで私は“痩せたいのに食べてしまう”という矛盾にずっと苦しんでいました。ダイエットもリバウンドも、結局は意志の力不足であり、精神力が弱い人間の問題だと自分を責め続けていたのです。

ところが、ファスティングを一定期間続けると、脳が明らかに変わる感覚がありました。食べ物を前にした瞬間、以前なら反射的に手が伸びていたものが、一拍置いて思考が挟まるようになったのです。心理学で言う「ポーズ(間)」の効果です。

これは行動心理学でも重要な概念で、衝動的行動の前に数秒の間が入るだけで、行動選択の質が圧倒的に変わります。
つまり、食欲は強靭な精神力で踏み潰すのではなく、脳の回路を変えてあげるほうが圧倒的にラクなのです。

そして、これはダイエットの大問題“リバウンド”にも直結します。
リバウンドは意志力が崩壊した瞬間に起きるのではなく、脳が節制モードから快楽モードに再シフトすることで起きるのです。

ゆる断食が脳の回路に及ぼす3つの変化

私の体験も含め、クライアントの女性たちを見ていてすごく顕著だった3つがあります。

  • ①空腹を怖がらなくなる
  • ②食欲のピークが短くなる
  • ③食べ過ぎの翌日の心のダメージが減る

特に②が重要で、食欲というのは波のようなもので、意外にもピークは短く、時間さえやり過ごせれば嘘のように引いていきます。しかし、従来の食事制限ダイエットはこの波を我慢だけで乗り越えようとするため失敗が多い。

ゆる断食では、そもそも波の高さ自体が低くなるので、精神力の削り合いが起きません。
そのため、継続とリバウンド回避がしやすいというメリットがあるのです。

「食べないダイエット」に疲れた女性は多い

私のところに相談に来る女性達は、ほぼ例外なく「食べないダイエット」を経験しています。ブロッコリーとささみ生活、16時以降は食べない法、糖質ゼロ信仰、雑誌や企業案件のSNSインフルエンサーが推す謎ドリンク。
カロリー摂取を下げれば確かに体重は落ちます。しかし、その体重は一時的なもので、身体は必ず揺り戻しを起こします。

そして、その揺り戻しこそ「リバウンド」です。
女性の身体は男性よりホルモンの影響を受けやすく、体脂肪を維持しようとするメカニズムも強めです。そのため、筋トレやハードなダイエットで無理に体重を落とすと、急激な反動を受けることになります。

実際に私もそうでした。
数ヶ月ストイックに頑張り、体重を落とし、「痩せたね!」と言われるところまで行ったのに、そのあと半年で元の体重+3kgに戻ったことすらあります。
あの数字が戻っていく絶望感は、味わった人にしか分かりません。

だから私は今、女性に無理をさせない方法だけを残して、それ以外は全部捨てました。
そして残ったものの一つが“ゆる断食”でした。

体重よりも“習慣回復”のほうが痩せたい女性には重要

ダイエットで一番誤解されているのは、“痩せたこと”よりも“痩せ続けられたこと”のほうが圧倒的に価値があるという点です。
短期で痩せてリバウンドした人は、何も痩せてないのと同じです(ここは専門家としてあえて強めに言います)。

リバウンドは結果ではなく、習慣の破綻です。
そして習慣は精神力ではなく、仕組みでしか保てません。

ゆる断食は“仕組み寄り”のダイエットなのが大きなポイントです。

ゆる断食の実践テクニック(専門家向けに少し細かく)

クライアントに渡しているメソッドを簡単な範囲でまとめます。

  • ・食事を抜くのではなく時間を抜く
  • ・禁止を作らず“ルール”で縛る
  • ・外食は制限ではなく調整対象
  • ・空腹のピークに“作業”を当てる
  • ・成功は体重ではなく自覚の変化で測定

特に最後が重要で、女性は“数字”を追いすぎて自己否定に入るパターンが非常に多いです。数字は客観指標ですが、行動と習慣は未来を作る指標です。

痩せたい女性が自分に一番必要なのは禁欲ではなく理解だと私は思っています。

Q&A:よく相談される質問を体験談込みで回答

Q1. リバウンド癖があるけどゆる断食は向いてる?

向いてます。むしろドハマる人が多いです。
リバウンド癖の正体は「反動」です。
ゆる断食は反動が起きるほど負荷が高くないので、継続に耐える仕組みが作りやすいです。

Q2. ゆる断食中に甘い物は食べてもいい?

OKです。ただし時間を守ること。糖質は悪ではなく、時間外に入ってくることで暴走します。
私自身、期間中にシュークリームを週1〜2回食べ続けましたが、それでも痩せました。

Q3. 空腹が不安でパニックっぽくなることがある

すごくよくあります。特に拒食経験がある女性は顕著です。
その場合は“段階制の断食”に切り替えます。いきなり12時間・16時間ではなく、まずは2時間制限→4時間→6時間という具合に心理負荷を下げましょう。

Q4. 生理中はどうする?

止めます。これが最強です。
生理中はホルモン的に“痩せない時期”なので、無駄なストレスをかけないほうがいい。
ダイエットの成功は攻めではなく撤退の美学です。

Q5. 1ヶ月続けた結果どうなった?(体験談)

私は体重−3.2kg、体脂肪−2.4%、そしてそれ以上に食欲の波が落ち着き、衝動食いゼロという変化が大きかったです。
数字以上に価値があったのは、スイーツを“依存的に”食べなくなったこと。これは心理面の回復とも言えます。

痩せたいのに痩せられない女性は、もう罰をやめてほしい

ここまで書いてきて、私が一番伝えたいことはこれです。
ダイエットに失敗してきた女性たちの多くは、自分を罰しながら痩せようとします。

しかし、罰と節制はセットではありません。
心理学的には罰は短期行動には効くが、長期習慣には致命的に効かないと言われています。
実際、罰が強いほどリバウンドは強烈になる。これは現場で嫌というほど見ました。

ゆる断食は“罰がないダイエット”です。
それが女性を回復させ、習慣を作り、結果的に痩せるのだと思います。

まとめ:食べないのではなく、習慣を整えるという新しいダイエット

最後にまとめとして一番伝えたいことを一行で書きます。

痩せたい女性に必要なのは“強い意志”ではなく“壊れないルール”です。

その意味で、ゆる断食はリバウンド地獄で疲れた女性に最も相性がいいアプローチの一つだと今でも思っています。

そして私のクライアント達がその証明です。
食べない生活をやめて、食べる時間だけ整えたら、食欲が静かになっていきました。
痩せるために戦うのではなく、痩せるために回復する。
それがゆる断食です。