「またリバウンドした…」

体重計の数字を見た瞬間、頭の中が真っ白になった経験はありませんか?

私はあります。それも一度や二度ではありません。

ダイエット専門家として今は多くの女性をサポートしていますが、その前に、数え切れないほどの失敗とリバウンドを経験してきました

痩せたい。今度こそ成功したい。

そう思って頑張るのに、なぜか続かない。なぜか戻ってしまう。

この記事では、そんな「リバウンド地獄」から抜け出せなかった私自身の赤裸々な体験と、現場で本当に効果があった「温活習慣」について、包み隠さず書いていきます。

何度ダイエットしてもリバウンドする人の共通点

これまで匿名相談で、何百件もの声を聞いてきました。

その中で、リバウンドを繰り返す人には驚くほど共通点があります。

①「痩せたい」が義務になっている

・やらなきゃ
・我慢しなきゃ
・頑張らなきゃ

ダイエットが罰ゲームのようになっていませんか?

私自身、完全にこの状態でした。

痩せたいのに、ダイエットが嫌い。
でもやめたら太る。

この矛盾が、心をすり減らしていきました。

②体の「冷え」を完全に無視している

これは本当に多いです。

・手足が年中冷たい
・お腹を触るとひんやりしている
・夏でも温かい飲み物が苦手

それでも「カロリー」「糖質」「運動量」ばかりを気にする。

過去の私も、完全にそうでした。

私がリバウンドを繰り返していた頃のリアルな生活

ここからは、少し恥ずかしい話をします。

でも、同じように悩んでいる人には、きっと刺さると思います。

一時的に痩せては、必ず戻る

糖質制限で−4kg。
周りから「痩せたね!」と言われて有頂天。

でも、その裏で

  • 常にイライラ
  • 生理周期が乱れる
  • 夜中に目が覚める

そしてある日、スイッチが切れたように食べてしまう。

「もういいや」

その瞬間から、リバウンドは始まっていました。

リバウンド後の自己嫌悪が一番つらかった

体重が戻ることよりも、

「またできなかった自分」を責める時間が本当に苦しかった。

鏡を見るのも嫌で、写真も避ける。

それでも心のどこかで、また「痩せたい」と思ってしまう。

この繰り返しが、何年も続きました。

転機は「冷え」を指摘された一言でした

ある日、相談に行った先で言われた一言。

「あなたの体、ずっと緊張していますよ」

意味が分からず、詳しく聞くと、

「冷えている体は、脂肪を溜め込むことで自分を守ろうとします。痩せにくいのは当然です」

この言葉が、私の中で何かを変えました。

冷え=意志が弱い証拠ではなかった

今まで私は、

「続かないのは私の性格の問題」
「もっと強くならなきゃ」

そう思い込んでいました。

でも実際は、体がずっと非常事態だっただけ。

守るために、太ろうとしていただけだったのです。

温活ダイエットとは「痩せる前の準備」

温活ダイエットと聞くと、

「何もしなくて痩せる」
「楽して痩せる」

そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。

でも、私が実践した温活はもっと現実的でした。

目的は「体を安心させること」

心理学的に見ると、人は安心できない状態では変化できません

冷えた体=常に緊張状態。

その状態で食事制限をすれば、反動が来るのは当たり前。

温活は、まず体にこう伝える作業でした。

「大丈夫だよ」
「もう溜め込まなくていいよ」

私が最初に取り入れた温活習慣(超地味)

正直、最初は「これで本当に痩せたいが叶うの?」と思っていました。

でも、だからこそ続きました。

朝:冷たい飲み物をやめただけ

それまで、朝からアイスコーヒー。

それを白湯か常温の飲み物に変えただけ。

これだけで、午前中のだるさが減りました。

夜:シャワーだけ生活を卒業

忙しいを言い訳に、ずっとシャワーだけ。

週に数回、10分湯船に浸かるようにしました。

すると、寝つきが明らかに変わったのです。

体重は変わらなくても、確実に変わっていたもの

始めて2週間。

体重はほぼ変化なし。

でも、

  • 暴食が減った
  • 夕方のむくみが軽くなった
  • 「痩せたい」という焦りが弱まった

この変化が、後のリバウンド防止に直結していきます。

(※ここまでが第1回目です。第2回目では、停滞期の本音、さらに踏み込んだ温活改善法、Q&Aを詳しく書きます)

「あれ?全然痩せない…」温活ダイエット最大の壁だった停滞期

温活習慣を始めてから、体調は確実に良くなっていました。

冷えにくくなった。
夜よく眠れる。
暴食が減った。

それなのに、体重計の数字はほとんど変わらない。

正直、この時期が一番心が揺れました

「やっぱり意味ないのかな」
「また遠回りしてるだけ?」

これまで何度もダイエットに失敗してきた人ほど、“結果が出ない時間”に耐えるのが本当に苦手です。

過去の私なら、ここで必ずやめていました

以前のダイエットなら、

  • 体重が落ちない
  • 不安になる
  • 方法を変える
  • 無理をする
  • 反動でリバウンド

このループを何度も繰り返してきました。

でも、温活ダイエットでは、ここで初めて踏みとどまる選択をしました。

停滞期に私を救った「考え方の切り替え」

体重は「最後に変わるもの」だと理解した

体は、いきなり脂肪を減らすことはしません。

まずは、

  • 自律神経を整える
  • ホルモンバランスを安定させる
  • 内臓の緊張をゆるめる

この土台づくりが先に来ます。

体重は、その「結果」として後から動く。

この順番を知ったことで、「今は準備期間なんだ」と自分を納得させることができました。

「痩せたいのに痩せない自分」を責めるのをやめた

停滞期に一番やってはいけないのは、自己否定です。

責める → ストレス → 冷え → リバウンド

この悪循環を、何度も体験してきました。

だからこの時期は、あえてこう考えるようにしました。

「今は体が回復している最中」

この意識だけで、心と体の緊張が一段階下がりました。

停滞期に追加した温活改善テクニック

基本の温活習慣はそのままに、少しだけ調整を加えました。

① お腹・腰を重点的に温める

手足よりも、実は重要なのが「お腹」と「腰」でした。

腹巻きやカイロを使い、内臓を冷やさない工夫を追加。

これだけで、

  • 便通が安定
  • 食後の重さが軽減
  • むくみがさらに改善

体の反応が、目に見えて変わりました。

② 食事量より「食後の体感」を重視

カロリーや糖質ではなく、

「食後に体が冷えるか、温かいか」

ここだけをチェックしました。

冷える食べ方をすると、眠くなり、だるくなる。

温かい食事だと、満足感が続く。

この違いを感じ取れるようになったことが、大きな成長でした。

そして、ある日突然「痩せ始めた」

温活ダイエットを始めて、約2ヶ月。

ある朝、何気なく体重計に乗ると、

−1.2kg

派手な数字ではありません。

でも、不思議と焦りも興奮もなく、

「あ、やっと来たな」

そんな感覚でした。

以前の減量と決定的に違った点

  • 無理していない
  • 我慢していない
  • 戻る気がしない

このとき初めて、

「あ、今回はリバウンドしないかもしれない」

そう思えました。

【赤裸々Q&A】リバウンド経験者からの匿名相談

Q1. 温活ダイエットって本当に痩せますか?

A. 痩せます。ただし「体を整えた結果として」痩せます。短期結果を求める人には向きません。

Q2. どれくらいで変化が出ますか?

A. 体調の変化は2〜3週間、体重は1〜2ヶ月後が目安です。

Q3. 運動しなくても大丈夫?

A. 最初は不要です。体が温まると、自然と動きたくなります。

Q4. 食事制限は必要ですか?

A. 極端な制限は不要です。冷える食べ方を避けるだけで十分です。

Q5. またリバウンドしそうで怖いです

A. 「頑張って痩せた感」がないほど、リバウンドしにくいです。

Q6. 生理前や不調な日はどうする?

A. 何もしなくてOKです。温めることだけ意識してください。

Q7. 温活をやめたら太りますか?

A. 習慣化できていれば太りません。生活の一部にすることが大切です。

リバウンド経験者にこそ温活をすすめたい理由

リバウンドを何度も経験している人は、

意志が弱いわけでも、努力不足でもありません。

ただ、体がずっと「守りの状態」だっただけ。

温活は、そのスイッチを少しずつ「安心」に戻してくれます。

痩せたいと願うあなたは、もう十分頑張ってきました。

これ以上、自分を追い込む必要はありません。

まとめ:痩せたいなら、まず温める

・痩せたいのに続かない
・頑張るほどリバウンドする
・もうダイエットに疲れた

そんな人ほど、温活習慣は相性がいいです。

ダイエットは、戦いではありません。

体と協力するものです。

リバウンドを繰り返してきたあなたにこそ、伝えたい。

温めることは、甘えではありません。

それは、長く続くダイエットへの最短ルートです。