「ダイエット、もう何回目だろう……」
鏡の前でため息をつきながら、そう呟いたのは30代半ばの頃の私です。
痩せたい。心からそう思っているのに、なぜか結果が出ない。
一時的に体重は落ちるのに、気づけばリバウンド。
それを何年も、何度も繰り返してきました。
この記事では、「なぜ冷えていると痩せないのか」、そして「温活がなぜリバウンド防止につながるのか」を、私自身の赤裸々な体験談と心理学的な視点を交えながら、正直にお話しします。
会議室で語られる理論ではなく、現場で転び、泣き、悔しさを味わった実体験です。
何度も失敗した私のダイエット遍歴
これまでに試したダイエットは、正直数え切れません。
- 糖質制限ダイエット
- 置き換えダイエット
- ジム通い
- ランニング
- ファスティング
最初はどれも「効く」んです。
体重計の数字が落ちると、心が躍ります。
でも、ある日ふと気づくんです。
「あれ?また戻ってる……」
それどころか、前より太っていることすらありました。
そのたびに、私は自分を責めました。
「意志が弱いから」
「続けられない私がダメ」
「どうせ痩せられない体質なんだ」
この思考こそが、リバウンド地獄の入り口だったと、今なら断言できます。
冷え性を完全に甘く見ていた
当時の私は、重度の冷え性でした。
夏でも手足は冷たい。
お腹は常にひんやり。
お風呂に入っても、すぐ冷える。
でも正直、こう思っていました。
「冷え性とダイエットって関係ある?」と。
雑誌にもテレビにも、「冷えが太る原因」なんて、さらっとしか書かれていない。
だから重要視していなかったんです。
この“軽視”が、私のダイエット人生を何年も遠回りさせました。
体が冷えると痩せない理由【心理学+生理学】
ここからは、専門家としての視点も交えて解説します。
基礎代謝が落ちるという現実
体が冷えている状態とは、簡単に言えば「省エネモード」です。
人間の体は、体温を守るためにエネルギーを節約しようとします。
その結果、基礎代謝が下がります。
つまり、同じ生活をしていても太りやすく、痩せにくい状態。
どんなに食事制限しても、どんなに運動しても、
エンジンが冷えたままでは、燃えないんです。
心理的ストレスが食欲を暴走させる
冷え性の人は、実は慢性的なストレス状態にあります。
寒さ=不快。
不快感は無意識にストレスとして蓄積されます。
すると脳はこう命令します。
「快楽をくれ」
「安心できるものを食べろ」
これが、甘いもの・脂っこいものへの欲求につながります。
私は夜になると、決まってチョコレートやパンに手が伸びていました。
意思の問題じゃなかった。
体と脳が、そうさせていたんです。
温活ダイエットに出会ったきっかけ
転機は、匿名のダイエット相談を受けたある女性の一言でした。
「何をやっても痩せないんです。冷え性なんですが、関係ありますか?」
その瞬間、私自身の過去がフラッシュバックしました。
「あ、私も同じだ」
そこから、温活とダイエットの関係を徹底的に学び、
自分自身でも実践することにしました。
正直、最初は半信半疑
「体を温めるだけで痩せたいなんて、都合良すぎない?」
これが本音でした。
でも、もう失うものはなかった。
痩せたい。
リバウンドしたくない。
このループから抜け出したい。
その一心で、温活ダイエットを生活に取り入れ始めたのです。
私が実践した温活ダイエットの具体例
まずは「冷やさない」ことから
いきなり難しいことはしませんでした。
- 夏でも腹巻きをつける
- 冷たい飲み物をやめる
- シャワーだけの日をなくす
これだけです。
最初は違和感だらけでした。
でも、1週間ほどで変化が現れました。
「朝、起きるのが楽」
「むくみが減った」
「イライラしにくい」
体重はまだ変わらない。
でも、体の感覚が明らかに違う。
食事制限をやめたのに、食欲が落ち着いた
ここが一番驚いたポイントです。
温活を始めてから、暴食衝動が減ったんです。
あれほど悩まされていた夜のドカ食い。
気づけば、「食べたい!」という焦りが消えていました。
体が温まり、安心すると、心も落ち着く。
これは心理学的にも理にかなっています。
「我慢して食べない」から
「欲しくならない」へ。
この変化こそ、リバウンドしないダイエットの鍵でした。
体重が落ち始めたのはいつ?
正直に言います。
体重が目に見えて落ちたのは、3週間後でした。
それまでは、焦りもありました。
「本当に意味あるのかな」
「また無駄なことしてる?」
でも、体調が良い。
心が安定している。
だから、続けられた。
結果として、2ヶ月で体重はゆっくり、でも確実に減少。
そして何より、リバウンドしなかったのです。
(※ここから後半では、さらに踏み込んだ体験談・心理分析・Q&Aを詳しく解説します)
温活ダイエットで「リバウンドしなかった」最大の理由
ここが、私が声を大にして伝えたい部分です。
温活ダイエットで痩せたこと以上に価値があったのは、「リバウンドしなかった」こと。
なぜ、今まで何度も失敗してきた私が、今回は戻らなかったのか。
ダイエット=我慢、という思い込みが消えた
以前の私は、ダイエットと聞くだけで身構えていました。
「食べちゃダメ」
「運動しなきゃ」
「続けなきゃ意味がない」
このプレッシャーが、心をすり減らしていたんです。
温活ダイエットは違いました。
やることは、体を冷やさない、温める。
それだけ。
禁止されるものがない。
責められることもない。
この「心理的安全性」が、継続につながりました。
自律神経が整い、感情の波が小さくなった
冷えは自律神経を乱します。
自律神経が乱れると、
- イライラする
- 不安になる
- 無性に食べたくなる
これ、全部リバウンドの引き金です。
温活を続けることで、感情のアップダウンが穏やかになりました。
「今日はダメな日だ…」と自己否定する回数が、明らかに減ったんです。
結果、暴飲暴食も自然と減少しました。
現場で聞いたリアルな匿名相談とズバリ回答
ここからは、私が実際に受けた匿名相談と、その回答を紹介します。
相談①:温活だけで本当に痩せるんですか?
回答:
温活は「痩せる魔法」ではありません。
でも、痩せられる体に戻す土台です。
冷えた体は、どんなダイエットも拒否します。
まずは燃える状態を作ること。それが温活です。
相談②:運動が苦手でも大丈夫?
回答:
大丈夫です。むしろ、最初は無理に運動しないでください。
体が冷えている状態での運動は、
ストレスになり、リバウンドの原因になります。
温活で体調が整ってから、
「動きたい」と思えるタイミングが自然に来ます。
相談③:どれくらいで効果が出ますか?
回答:
体感の変化は1〜2週間、体重変化は3〜4週間が目安です。
焦らないでください。
急激に落ちる体重は、ほぼ確実にリバウンドします。
相談④:生理前の食欲が止まりません
回答:
それ、冷えが原因の可能性が高いです。
生理前は特に体温が下がりやすく、
甘いものを欲しやすくなります。
この時期こそ、温かい飲み物・湯船・首元を温めてください。
相談⑤:温活って何から始めればいい?
回答:
一番簡単なのは、飲み物を常温以上にすること。
次に、お腹・足首・首を冷やさない。
この3点だけでも、体は変わり始めます。
相談⑥:リバウンドが怖くて痩せたいけど踏み出せない
回答:
その気持ち、とてもよく分かります。
でも、温活は「減らすダイエット」ではありません。
「整えるダイエット」です。
だから、失うものより得るものの方が多い。
温活ダイエットで学んだ一番大切なこと
それは、体を責めないということ。
痩せたいのに痩せられないのは、
あなたの意思が弱いからじゃない。
体が冷えて、守りに入っていただけ。
温めることで、体はちゃんと応えてくれます。
私自身、遠回りしました。
何度もリバウンドしました。
でも今は、自分の体を信じられています。
まとめ:冷えを制する者がダイエットを制す
ダイエットで一番怖いのは、リバウンドです。
短期間で痩せても、戻ってしまえば意味がない。
温活ダイエットは、
- 体を整える
- 心を安定させる
- 自然と食欲を整える
この3つを同時に叶えてくれました。
もし今、
「痩せたいのに痩せられない」
「またリバウンドする気がする」
そう感じているなら、
まずは体を温めることから始めてみてください。
あなたのダイエットが、
苦しいものから、優しいものに変わるはずです。
