「またダイエットに失敗した……」
「一時的には痩せるのに、結局リバウンド」
「もう何を信じていいかわからない」
これは、過去の私自身の本音です。
私はこれまで、女性向けダイエットサポートの現場で数え切れないほどの「痩せたい」という声を聞いてきました。そして同時に、私自身も何度もダイエットとリバウンドを繰り返してきた当事者です。
糖質制限、置き換え、断食、ジム通い、サプリ、雑誌で話題の方法…。どれも最初は体重が落ちます。でも、気づくと元に戻る。それどころか前より太っていることすらありました。
「私の意思が弱いだけ？」
「努力が足りないの？」
そうやって自分を責め続けた結果、心も体もボロボロになっていったのです。
ダイエットしても痩せない人に共通する「冷え」という盲点
ある時、ダイエット相談を受けている中で、はっきりした共通点に気づきました。
- 手足が一年中冷たい
- お腹や腰を触るとひんやりしている
- 冷房がとにかく苦手
- 朝が弱く、代謝が上がらない
そう、冷え性です。
実は、ダイエットと冷え性は切っても切れない関係があります。にもかかわらず、多くのダイエット情報では「食事制限」や「運動」ばかりが強調され、冷えは完全に無視されています。
冷えた体は「痩せるモード」に入れない
体温が低い状態では、体は常に省エネモードになります。
脳はこう判断します。
「エネルギーが足りない。これ以上消費すると危険」
その結果、
- 基礎代謝が下がる
- 脂肪を溜め込みやすくなる
- 甘いもの・脂っこいものへの欲求が強くなる
つまり、冷えた体でどれだけ頑張っても、ダイエットはリバウンド前提になってしまうのです。
【赤裸々体験談】私が何度もリバウンドした本当の理由
ここからは、かなり正直に書きます。
私は「痩せたい」という気持ちが強すぎました。数字に縛られ、毎日体重計に乗り、0.1kg増えただけで落ち込む。そんな生活です。
食べたいものを我慢し、空腹を気合で乗り切り、運動で追い込む。周りから見れば「意識高い系ダイエッター」だったと思います。
でも内側は違いました。
・常にイライラ
・生理が乱れる
・夜中に甘いものをドカ食い
・食べた後に自己嫌悪
今振り返ると、完全に心が壊れていました。
脂肪は「冷え」を守るためにつく
ある冬の日、ふと自分のお腹を触った瞬間、衝撃を受けました。
「冷たい……」
脂肪って、こんなに冷たいんだ。
そして私は、自分の体を守るために脂肪を溜め込んでいたんだ。
脂肪は敵ではありません。冷えた体を守るための防御反応です。
だから、冷えを無視して脂肪だけを減らそうとすると、体は必死に抵抗します。その結果が、リバウンドです。
「痩せたい」が強すぎる人ほど太りやすい心理的理由
心理学的に見ると、「痩せたい」という強い執着は大きなストレスになります。
ストレス状態では交感神経が優位になり、血管は収縮します。血流が悪くなり、体はどんどん冷えていきます。
つまり、
痩せたい → ストレス → 冷える → 代謝低下 → 太る
という最悪のループに入ってしまうのです。
この状態でさらに食事制限や運動を重ねると、心が限界を迎えます。そして爆発的に食べてしまい、リバウンド。
これは意志の問題ではありません。体と心の仕組みの問題です。
温活ダイエットで私が最初にやめた3つのこと
温活ダイエットを始めるにあたって、私は「何をするか」よりも「何をやめるか」を重視しました。
① 朝一番の冷たい飲み物
健康のために水を飲もうと思い、起きてすぐ冷たい水を飲んでいました。でも、これは冷え性の人には逆効果。
内臓が一気に冷え、代謝が落ちます。今は白湯か常温のお茶だけにしています。
② 薄着を我慢すること
「太って見えるのが嫌」「着膨れしたくない」
この思考が、体を冷やしていました。首・お腹・足首を温めるだけで、体の感覚は驚くほど変わります。
③ シャワーだけで済ませる生活
忙しいからとシャワーだけの日が続いていましたが、湯船に浸かる習慣を取り戻したことで、夜の食欲が自然と落ち着きました。
体重より先に変わった「体と心のサイン」
正直、温活を始めてすぐ体重が落ちたわけではありません。
でも、
- 朝のだるさがなくなった
- 間食への衝動が減った
- イライラが激減した
この変化は、今までのダイエットでは一度も感じたことがありませんでした。
「頑張っていないのに、整っていく」
ここから、リバウンドしないダイエットの本番が始まります。
次回は、
- 具体的な温活ルール
- 実際に失敗した温活ダイエット
- 匿名相談によるQ&A（5～8問）
かなり踏み込んだ内容を書いていきます。
温活ダイエットで実践した具体的ルール｜痩せたい人ほど守ってほしいこと
ここからは、私が実際に現場で指導し、自分自身でも試して「これは効いた」と断言できる温活ダイエットの具体ルールをお伝えします。
ポイントはシンプルです。
「体を温めてから、痩せる」
順番を間違えないこと。それだけでダイエットとリバウンドの結果は大きく変わります。
ルール① 内臓を冷やさない食べ方に変える
冷え性の人ほど、無意識に内臓を冷やす食事をしています。
- サラダ中心
- 冷たい飲み物
- 朝食抜き
これ、全部やっていました。しかも「痩せるため」だと思って。
でも、温活ダイエットでは真逆です。
・朝は必ず温かいものを口にする
・生野菜よりも温野菜
・常温以上の飲み物
これだけで、午後の間食欲が激減しました。
ルール② 「運動しなきゃ」を一度手放す
痩せたい人ほど、運動を義務にしがちです。
でも冷えた体で無理に動くと、体はストレスを感じて脂肪を溜め込みます。
私は一度、
「運動しなくていい」
と自分に許可を出しました。
代わりにやったのは、
- 湯船で体を温める
- 軽いストレッチ
- 深呼吸
結果、体が動きたくなってくるんです。不思議ですが本当です。
ルール③ 体重を毎日見ない
これは心理学的にもかなり重要です。
体重計に乗るたびに一喜一憂すると、脳がストレスを感じます。そのストレスが冷えを生み、ダイエットを邪魔します。
私は体重測定を週1回にしました。
代わりに見るのは、
- お腹の冷たさ
- 手足の温度
- 朝の目覚め
この変化の方が、リバウンドしないダイエットには重要です。
【失敗談】間違った温活で逆に太った話
ここまで読んで、「温活なら何でもいい」と思った方。要注意です。
私も失敗しました。
以前、
- 温活サプリを大量に飲む
- 無理に汗をかく
- サウナで我慢大会
をやっていた時期があります。
結果どうなったか。
・食欲が爆発
・疲労感が抜けない
・体重増加
温活は「攻め」ではなく「整える」もの。
頑張る温活は、逆効果です。
【匿名Q&A】冷え性×ダイエットのリアルな悩みにズバリ回答
Q1. 温活だけで本当に痩せますか？
痩せます。ただし正確には「痩せやすい体になる」です。冷えを取らない限り、どんなダイエットもリバウンドします。
Q2. 運動ゼロでも大丈夫？
最初は大丈夫です。体が温まり、代謝が上がると自然に動きたくなります。無理に始める必要はありません。
Q3. 生理前の食欲が止まりません
冷えが強いサインです。特にお腹・腰を温めてください。食欲を責めると逆効果です。
Q4. 冷房のある職場でもできますか？
できます。首・お腹・足首を守るだけで全然違います。見た目より体優先で。
Q5. どれくらいで効果が出ますか？
体感は1〜2週間、体重は1〜2ヶ月が目安です。焦らないことが最大の近道です。
Q6. 食事制限は必要ですか？
必要ありません。冷えが取れると自然に食べ過ぎなくなります。
Q7. またリバウンドしそうで怖いです
怖いと思えるのは、過去にたくさん頑張ってきた証拠。温活は「戻らない体」を作る方法です。
リバウンドを繰り返す人ほど、まず体を温めてほしい
ダイエットに失敗し続けてきた人ほど、自分を責めがちです。
でも断言します。
あなたの意志は弱くありません。
ただ、順番が違っていただけ。
冷えた体に、痩せろと命令しても無理なんです。
まずは守る。整える。温める。
そこから始めたダイエットは、もうリバウンドしません。
「痩せたい」と苦しむ日々から、そろそろ卒業しませんか。
温活は、あなたの味方です。
