はっきり言います。
私は「ダイエットが得意な人」ではありませんでした。

むしろその逆。
痩せたいと願っては失敗し、
ダイエットに挑戦してはリバウンドを繰り返す、
典型的な“万年ダイエッター”でした。

この記事は、成功者の上から目線のノウハウではありません。
現場で、泣いて、落ち込んで、恥ずかしい思いもたくさんしてきた
ひとりの女性のリアルな体験記です。

「どうせまたリバウンドする」
「私には一生痩せるなんて無理」
そう思っている人にこそ、読んでほしい内容になっています。


何度ダイエットしても失敗した本当の理由

痩せたのに、なぜか不安だった

これまで私は、数えきれないほどのダイエットをしてきました。

糖質制限、カロリー制限、置き換え、断食、サプリ依存。
一時的に体重は落ちるんです。

でも、なぜか心は軽くならない。

体重が減れば減るほど、
「戻ったらどうしよう」
「もっと我慢しなきゃ」
そんな不安ばかりが増えていきました。

今思えば、私は痩せたいのではなく、
太っている自分を否定したかっただけだったのかもしれません。

心理学的に見る「リバウンド思考」

後に心理学を学んで分かったことですが、
当時の私は完全に「白黒思考」に陥っていました。

・守れた=良い
・破った=ダメ

この思考は、ダイエットにおいて最悪です。

なぜなら、一度「ダメ」認定すると、
人は自暴自棄になりやすいから。

「もういいや」
この一言が、リバウンドの引き金になります。


我慢できなかったのは意志が弱いからじゃない

食欲をコントロールできなかった本当の原因

私はずっと、
「食欲を抑えられない自分が悪い」
と思っていました。

でも実際は違いました。

食欲は、意志ではなく腸と脳の状態で決まります。

腸内環境が乱れると、
・血糖値が乱高下
・セロトニン不足
・ストレス耐性低下
が起こります。

その結果、
甘いもの・脂っこいものへの欲求が止まらなくなる

これは怠けでも根性不足でもありません。
完全に生理現象です。

「我慢するダイエット」が腸を壊していた

極端な食事制限は、腸内細菌のバランスを一気に崩します。

・食物繊維不足
・発酵食品不足
・栄養の偏り

これが続くと、
便秘、下痢、ガス、肌荒れ、メンタル不安定。

私は痩せたい一心で、
自分の腸をいじめ続けていたのです。


腸活ダイエットとの出会いは半信半疑だった

正直「また流行りか」と思っていた

腸活ダイエットという言葉を初めて聞いたとき、
私は正直、期待していませんでした。

「どうせまた新しい言葉を作っただけでしょ」
「腸が整ったら痩せるなんて都合よすぎる」

そんな斜に構えた気持ちで調べ始めたのがきっかけです。

腸と感情の深い関係を知ってしまった

調べていくうちに、衝撃的な事実を知りました。

幸せホルモン・セロトニンの約9割は腸で作られる

つまり、腸が乱れると、

・気分が落ち込む
・不安が強くなる
・衝動的に食べる

こうした状態になりやすい。

「私、ずっと心じゃなく腸が壊れてたんだ」

この気づきが、ダイエットへの向き合い方を変えました。


我慢しない腸活ダイエットで最初にやったこと

減らすのをやめて、足すことにした

腸活ダイエットで最初に決めたルールは、

「減らさない。足す」

・ご飯を抜かない
・甘いものを禁止しない
・外食もOK

その代わり、

・発酵食品を足す
・食物繊維を意識する
・よく噛む

たったこれだけです。

それなのに、不思議な変化が起き始めました。

食欲が少しずつ静かになった

最初の1〜2週間は、体重はほとんど変わりません。

でも、

・夜中のドカ食いが減った
・甘いものへの執着が弱まった
・「食べなきゃ」という焦りが消えた

これまでのダイエットでは絶対に起きなかった変化です。

「我慢してないのに、楽」

この感覚は、私にとって革命でした。


腸が整い始めてから気づいた心の変化

「痩せたい」の意味が変わった

以前の私は、
「痩せたい=今の自分はダメ」

という前提で動いていました。

でも腸活を続けるうちに、

「もっと心地よく過ごしたい」
「体を大切にしたい」

そんな気持ちが先に来るようになったのです。

この変化こそが、
リバウンドを止める最大の要因でした。


腸が整ったと実感した瞬間と、体重が動き出した話

体重計より先に変わった「違和感」

腸活ダイエットを始めてから、正直しばらくの間は
体重計の数字にほとんど変化はありませんでした。

ここで過去の私なら、確実にこう思っていました。

「やっぱり意味ない」
「私には効かない」
「また失敗だ」

でも今回は、不思議とやめたい気持ちが湧かなかったんです。

なぜなら、体重よりも先に
生活の中の小さな違和感が消えていったから。

・朝起きたときのだるさが軽い
・お腹が張っていない
・イライラする頻度が明らかに減った
・夕方の爆食衝動が来ない

「痩せてないけど、楽」

この感覚は、今までのダイエットでは一度もありませんでした。

数字が落ちた日のリアルな感情

腸活ダイエットを始めて約1か月半。

ある朝、何気なく体重計に乗ったとき、
数字が1.5kgほど落ちていました。

でも、飛び上がるほど嬉しかったかというと、正直違います。

私の最初の感情は、

「やっぱり体って、整えればちゃんと応えてくれるんだ」

という、静かな納得でした。

過去の私は、体重が減ると同時に
「もっと落とさなきゃ」
「次は何を我慢しよう」
と焦り出していました。

でもこのときは違った。

減っても、増えても、大丈夫
そう思えていた自分に、一番驚きました。


リバウンドしなくなった最大の理由

「戻る=失敗」という思考を手放した

リバウンドを繰り返していた頃の私は、

「少しでも増えたら終わり」

という極端な考え方をしていました。

でも腸活ダイエットを通して、
考え方がこう変わりました。

体重は揺れるもの。整え直せばいいだけ

この思考の転換は、心理学的にも非常に重要です。

人は「取り返しがつく」と思える行動は、
パニックにならず継続できます。

逆に「失敗したら終わり」と思うと、
自暴自棄になり、リバウンド一直線。

腸活ダイエットは、
この“思考の安全装置”を自然に作ってくれました。

食事をジャッジしなくなった効果

私は腸活を始めてから、
食事に点数をつけるのをやめました。

以前は、

「今日は80点」
「今日は最悪、0点」

こんなふうに評価していました。

でも評価をやめて、

「今日は外食だったな」
「今日は発酵食品が少なかったな」

事実だけを見るようにしたのです。

これだけで、食後の罪悪感が激減し、
結果的に食べ過ぎも減りました。


腸活ダイエット中の正直すぎる失敗談

「腸にいい」を意識しすぎて逆に崩れた

ここはあえて失敗談も書きます。

腸活に慣れてきた頃、
私は少し調子に乗りました。

「もっと発酵食品を増やそう」
「もっと食物繊維を摂ろう」

その結果、

・お腹が張る
・ガスが溜まる
・逆に便秘気味

完全にやりすぎです。

このとき学んだのは、

腸活も“頑張りすぎると逆効果”

体調を見ながら微調整することが、
リバウンドしない最大のコツだと実感しました。


【匿名相談Q&A】腸活ダイエットとリバウンドの本音

Q1. 我慢しないと本当に痩せますか?

A. 我慢の種類によります。

「食べたいのに無理やり抑える我慢」は、
ほぼ確実にリバウンドします。

腸活ダイエットでは、
我慢の代わりに「整える」を優先します。

Q2. 腸活しても体重が増えることはありますか?

A. あります。

特に最初は、腸内環境の変化で
一時的に体重が増えることもあります。

それを理由にやめるのが一番もったいないです。

Q3. 外食や甘いものは完全NGですか?

A. NGではありません。

「完全禁止」はリバウンドの最大要因です。

翌日・翌週で整える視点を持つことが重要です。

Q4. 生理前の食欲が止まりません。

A. 正常です。

ホルモンの影響で、
腸内環境も不安定になります。

この時期は「減らす」より「守る」が正解です。

Q5. 途中で腸活をやめたら意味はなくなりますか?

A. いいえ。

腸活は積み重ね型なので、
また戻せばいいだけです。

やめた自分を責めないことが、
最大の継続力になります。

Q6. 結局、腸活ダイエットのゴールは何ですか?

A. 数字ではありません。

「リバウンドを恐れずに過ごせる状態」
これが本当のゴールです。


「痩せたい」が自己否定じゃなくなった

腸が整うと、思考も優しくなる

今の私は、
体重が増えても昔ほど落ち込みません。

なぜなら、

「また整えればいい」

という選択肢を知っているから。

腸活ダイエットは、
体を細くするための方法ではなく、

自分と喧嘩しないためのダイエット

だったのだと思います。

リバウンドを制する者はダイエットを制す

何度もダイエットに失敗してきた私だからこそ、
断言できます。

リバウンドは敵ではありません。

向き合い方を間違えなければ、
ダイエットは人生を壊すものではなく、
人生を整えるきっかけになります。

もし今、

「また太った」
「また失敗した」

と思っているなら、
それは終わりではありません。

腸を整え直すタイミングなだけです。

我慢しないところから、始めてみてください。