はじめまして。私はこれまで数え切れないほどのダイエット相談と、女性向けの実践サポートを行ってきたダイエット専門家です。
そして、これは「成功談だけを切り取ったキラキラした話」ではありません。

正直に言います。私はずっと痩せたいと思いながら、ダイエットとリバウンドを何度も何度も繰り返してきました。
一時的に体重が落ちては、気が緩み、気持ちが折れ、そして気づけば以前よりも太っている。

「また失敗した」「どうせ私には無理」
鏡を見るたびに、自分を責める言葉が頭の中をぐるぐる回っていました。

この記事では、マスコミや雑誌に載っている“理想論”ではなく、
現場で、リアルに、何度も心が折れた私自身の体験をベースに、
腸活ダイエットを通して「体重」だけでなく「自己肯定感」まで変わった過程を、かなり赤裸々に書いていきます。

なぜ私はダイエットで何度もリバウンドしたのか

数字だけを追いかけていた過去

これまで私は、糖質制限、置き換え、ファスティング、サプリ依存など、
流行っているダイエットにはほぼすべて手を出してきました。

最初の1〜2週間は体重が落ちるんです。
「やっぱり私もやればできる！」と一瞬だけ自信が持てる。

でも、問題はその後でした。

・常にイライラする
・食べ物のことしか考えられない
・友達との食事が怖くなる
・ちょっと食べただけで罪悪感

そして、ある日突然スイッチが切れたように食べてしまう。
「もういいや」と思った瞬間、リバウンドへの道が始まるのです。

心理学的に見る「リバウンド体質」の正体

後から心理学を学んで分かったことですが、当時の私は完全に
抑圧型ダイエットにハマっていました。

人は「我慢」を続けるほど、脳が強いストレスを感じます。
ストレスが高まると、脳は本能的に「快」を求めます。

その結果、甘いものや脂っこいものへの欲求が爆発的に高まる。
これは意志が弱いからではなく、脳の防衛反応です。

つまり、私はダイエットが失敗していたのではなく、
「失敗するやり方」をずっと続けていただけだったのです。

腸活ダイエットとの出会いが価値観を変えた

「腸が変われば心が変わる」という言葉

腸活ダイエットという言葉を初めて聞いたとき、正直ピンときませんでした。

「腸内環境を整えたら痩せる」
そんな簡単な話なら、誰も苦労しないじゃない。

でも、その時に出会った一文が、私の考え方を大きく変えました。

「腸は第二の脳。感情や意思決定にも深く関わっている」

実は、セロトニン（幸せホルモン）の多くは腸で作られています。
腸内環境が乱れると、気分が落ち込みやすくなり、
結果として過食や自暴自棄な行動につながりやすくなる。

この話を聞いたとき、私はハッとしました。

「私、ずっと心を無視して体だけ変えようとしてた…」

腸活は“痩せるため”じゃなく“整えるため”

腸活ダイエットを始めてから、最初に意識したのは体重ではありません。

・毎日ちゃんとお通じがあるか
・お腹が張っていないか
・食後に異常な眠気が出ていないか
・気分の波が激しくないか

こうした「体の声」を聞くことを最優先にしました。

不思議なことに、腸内環境を整える食事を続けていくうちに、
暴食衝動が少しずつ弱くなっていったのです。

腸活ダイエットで実際にやったこと（かなりリアル）

完璧を目指さない食事改善

まずやめたのは「完璧主義」です。

以前の私は、
「これを食べたらダメ」「今日は失敗だから全部ダメ」
と、0か100かの思考でした。

腸活では、
足し算の発想を意識しました。

・いつもの食事に発酵食品を足す
・白米をやめるのではなく、よく噛む
・野菜を増やすより、種類を増やす

無理に制限しないことで、心のストレスが激減しました。

正直しんどかった初期の変化

正直に言います。
腸活ダイエットの最初の2週間は、かなりしんどかったです。

お腹がゴロゴロしたり、
今まで溜め込んでいたものが一気に出たり、
肌が一時的に荒れたり。

「これ本当に合ってる？」と不安にもなりました。

でも、ここでやめなかった理由があります。

体重は変わらないのに、気分だけが少し楽になったから。

イライラが減り、夜の過食が減り、
「まあ今日はこれでいいか」と思える日が増えました。

腸活ダイエットがもたらした一番の変化

体重よりも先に変わったもの

腸活ダイエットを続けて1ヶ月ほど経った頃、
体重計の数字は大きく変わっていませんでした。

でも、明らかに違ったことがあります。

・自分を責める回数が減った
・食べた後の罪悪感が薄れた
・「痩せたい」が「大切にしたい」に変わった

これこそが、リバウンドを繰り返していた私にとって
一番必要だった変化でした。

体を整えることは、
自分との関係を修復することだったのです。

腸活ダイエットで体重が動き始めた瞬間

数字が落ちた日の正直な感情

腸活ダイエットを始めて約6週間。
正直、その間も「本当に痩せるのかな？」という疑いは消えていませんでした。

でもある朝、何気なく体重計に乗ったとき、
数字がストンと1.2kg落ちていたんです。

その瞬間、ガッツポーズをしたかというと、違いました。

私の口から出た言葉は、
「……あ、ちゃんと続けてよかった」
でした。

過去のダイエットでは、体重が落ちた瞬間に
「もっと落とさなきゃ」「次は何を制限しよう」と焦っていました。

でもこのときは、
安心感が先に来たのです。

リバウンドしなかった理由を自己分析

ここで心理学的に振り返ると、明確な違いがありました。

以前の私は、
「痩せなきゃ価値がない」
という条件付き自己肯定で動いていました。

腸活ダイエットでは、
「整えている私はもう十分頑張っている」
という無条件の自己承認が育っていた。

この心の土台があったからこそ、
体重が落ちても舞い上がらず、
増えてもパニックにならなかったのです。

リバウンドを防ぐために意識した3つの改善ポイント

①「戻る前提」で考える

多くの人がやってしまう失敗は、
「この体重を一生キープしなきゃ」と思うことです。

でも、人の体は波打つもの。
多少戻るのは自然な反応です。

私は最初から、
「少し増えても、また整えればいい」
という前提で腸活を続けました。

これだけで、
リバウンド＝失敗という恐怖が消えました。

②食事を“評価”しない

腸活ダイエット中、私は食事に点数をつけるのをやめました。

・今日は良い
・今日はダメ

この評価が、過食とリバウンドを生みます。

代わりに使った言葉は、
「今日はこうだったな」

感情を乗せず、事実だけを見る。
これがメンタルを安定させる大きな鍵でした。

③腸内環境の乱れをサインとして受け取る

便秘、下痢、ガス、肌荒れ。
これらは「ダイエット失敗」ではありません。

調整が必要だよという体からのメッセージです。

ここで無理をすると、
一気に心も崩れてリバウンドします。

私は不調が出たら、
・睡眠
・水分
・発酵食品
を優先するルールにしました。

【匿名相談Q&A】腸活ダイエットとリバウンドの本音相談

Q1. 腸活しても全然痩せません。不安です。

A. 正直に言います。
最初は痩せなくて普通です。

腸内環境が乱れている人ほど、
「整う→安定する→痩せる」の順番になります。

体重だけを見ず、
気分・便・食欲をチェックしてください。

Q2. 外食が多くても腸活ダイエットできますか？

A. できます。むしろ無理に避けない方が続きます。

外食＝悪ではありません。
・よく噛む
・発酵系を一品入れる
・翌日で整える
これで十分です。

Q3. 甘いものがやめられません。

A. 腸が疲れている可能性が高いです。

我慢するより、
・質を変える
・量を決める
・時間を決める
が効果的です。

甘いもの欲求は、意志ではなく腸の声です。

Q4. 生理前の過食が止まりません。

A. 止めなくていいです。

ホルモン変動期は、
腸内環境も乱れやすくなります。

「増えても戻せる」と知っていることが、
最大のリバウンド防止策です。

Q5. 腸活ダイエットは一生続けるものですか？

A. ルールとしては続けません。

でも、
「腸を意識する感覚」は自然に残ります。

それが、
リバウンドしない思考になります。

Q6. 途中でやめたら意味ないですか？

A. 全くそんなことはありません。

腸活は「積み重ね型」。
やめた＝ゼロではありません。

また戻ればいいだけです。

腸活ダイエットで「痩せたい」が変わった

自分を嫌わなくなったことが最大の成果

今振り返って思うのは、
腸活ダイエットの最大の成果は
体重ではありません。

「どうせ私なんて」
と思わなくなったこと。

リバウンドを恐れず、
体と対話できるようになったこと。

痩せたい気持ちは、
自分を否定するためじゃなく、
大切にしたいという感情だったと気づけたこと。

リバウンドを制する者はダイエットを制す

何度も失敗してきた私だからこそ、
はっきり言えます。

リバウンドは敵ではありません。

正しい向き合い方を知れば、
ダイエットは人生を壊すものではなく、
自分を知るツールになります。

もし今、
「また太った」「また失敗した」
と思っているなら。

それは、
整え直すタイミングなだけです。

腸から、ゆっくり始めてみてください。