こんにちは。私はこれまで、女性向けに数多くのダイエット実践サポートをしてきたダイエット専門家です。
この記事では、「ダイエットしても必ずリバウンドする」「本気で痩せたいのに続かない」という女性たちの、かなり赤裸々な体験談と、そこに共通していた“ある特徴”について、包み隠さずお話しします。

結論から言います。
リバウンドを繰り返す女性の多くは、交感神経を使いすぎている状態です。

意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
むしろ逆で、真面目で頑張りすぎる女性ほど、リバウンドしやすいのです。

ダイエット→成功→リバウンドを繰り返してきた私自身の話

まずは、私自身の話からさせてください。

私はこれまで、本当に数えきれないほどのダイエットをしてきました。
糖質制限、カロリー制限、置き換え、ファスティング、ジム通い。
雑誌に載っている方法、SNSで話題の方法、ほとんど試しました。

結果はどうだったか。

一時的には痩せる。でも、必ずリバウンド。

体重が落ちている間は、気分も高揚します。
「私、やればできるじゃん」
「今度こそ成功かも」

でも、ある日突然スイッチが切れたように、
食欲が爆発する。

夜中に冷蔵庫を開けて、
甘いもの、パン、残り物を立ったまま食べる。

食べ終わった後、襲ってくるのは強烈な自己嫌悪。

「またやってしまった」
「どうして我慢できないんだろう」

翌日はさらに食事を減らして調整。
でも、その繰り返しで、体重は少しずつ増えていきました。

今振り返ると、あの頃の私は常に緊張状態。
交感神経がフル稼働しっぱなしだったんです。

交感神経とは?なぜダイエットと関係があるのか

交感神経と副交感神経の基本

自律神経には、大きく分けて2つあります。

  • 交感神経:活動・緊張・戦闘モード
  • 副交感神経:休息・回復・リラックスモード

本来、この2つはバランスよく切り替わることで、
体も心も安定します。

しかし、ダイエットを頑張りすぎる女性は、

  • 常に結果を出そうと焦る
  • 食事を我慢する
  • 体重の数字に一喜一憂する

こうした状態が続き、
交感神経ばかり使う生活になりがちです。

交感神経を使いすぎると起こる体の変化

交感神経優位の状態が続くと、体は次のように反応します。

  • 食欲ホルモンが乱れる
  • 血糖値が不安定になる
  • 脂肪を溜め込みやすくなる
  • 甘いものへの欲求が強くなる

つまり、痩せたいのに、太りやすい体を自分で作っている状態です。

【赤裸々体験談】匿名相談に共通していた“ある傾向”

私はこれまで、匿名で数多くのダイエット相談を受けてきました。
その中で、リバウンドを繰り返している女性たちには、
驚くほど共通点があります。

相談者Aさん(30代・会社員)

「毎日運動して、食事も気をつけているのに痩せません。
むしろ、前より太りました。
もう何が正しいのかわかりません。」

詳しく話を聞くと、

  • 毎日体重を測っている
  • 0.1kgの増減で気分が左右される
  • 疲れていても運動を休めない

完全に交感神経優位の状態でした。

相談者Bさん(40代・主婦)

「食べるのが怖いです。
食べたら太る気がして、常に不安です。」

この方は、食事のたびに罪悪感を感じ、
常に頭の中が「ダイエット」でいっぱい。

リラックスする時間が、ほぼゼロでした。

なぜ“頑張る女性”ほどリバウンドするのか(心理学的視点)

完璧主義はダイエットの最大の敵

心理学的に見ると、
完璧主義の人ほどストレス耐性が低下しやすいと言われています。

「ちゃんとやらなきゃ」
「失敗しちゃダメ」

この思考が続くと、脳は常に緊張状態になり、
交感神経が休む暇を失います。

結果として、反動が一気に来る。

それが、過食やリバウンドです。

リバウンドは“心が限界を迎えたサイン”

多くの女性は、リバウンドを「自分の弱さ」だと思っています。

でも実際は違います。

リバウンドは、
これ以上頑張れないよ、という心と体のSOS

ここに気づけるかどうかで、
ダイエットの結果は大きく変わります。

ここまでのまとめ

・リバウンドしやすい女性は交感神経を使いすぎている
・真面目で頑張り屋ほど、緊張状態が続きやすい
・痩せたい気持ちが強いほど、逆に太りやすくなることがある
・リバウンドは失敗ではなく、体と心の警告

次の後編では、

  • 交感神経を休ませる具体的な方法
  • 実際にリバウンドを卒業した女性の体験談
  • よくあるQ&A(5〜8問)

を通して、「どうすればリバウンドしない体になれるのか」を、
さらに深く掘り下げていきます。

交感神経を休ませることが「リバウンド卒業」の第一歩

前編でお伝えした通り、リバウンドを繰り返してきた女性の多くは、
痩せたい気持ちが強すぎて、交感神経を使いすぎている状態です。

ここからは、「じゃあどうやって休ませればいいの?」という疑問に、
かなり具体的に答えていきます。

難しいことは一切ありません。
むしろ、“今までやってきたことを減らす”のがポイントです。

① まず「頑張るダイエット」をやめる

これは勇気がいる決断かもしれません。

でも、何度もリバウンドしている人ほど、
もう十分すぎるほど頑張っています。

・毎日体重を測る
・食事を細かく記録する
・疲れていても運動を休まない

これらはすべて、交感神経を刺激し続ける行為です。

私が相談者さんに最初にお願いするのは、

「一度、体重計から離れてください」

数字に追われる生活をやめるだけで、
食欲や気分が落ち着く人は本当に多いです。

② 食事制限より「安心して食べる」

リバウンド経験が多い女性ほど、
「食べる=太る」という恐怖が染みついています。

でも、その恐怖自体がストレスとなり、
交感神経を刺激しているのです。

ここで大切なのは、

何を食べるかより、どんな気持ちで食べるか

・座って食べる
・よく噛む
・「食べていい」と自分に許可を出す

これだけで、副交感神経は働きやすくなります。

③ 夜の過ごし方がダイエット結果を左右する

交感神経が優位な女性ほど、
夜になっても頭が冴えてしまいます。

・スマホを見続ける
・次の日のことを考えて不安になる
・「明日こそ頑張ろう」と反省会を始める

これ、すべて交感神経スイッチONです。

おすすめなのは、

  • 寝る1時間前に照明を少し暗くする
  • スマホを見る時間を短くする
  • 深呼吸をゆっくり3回する

「こんなことで?」と思うかもしれません。

でも、自律神経は小さな安心の積み重ねでしか整いません。

【赤裸々体験談】リバウンドを卒業した瞬間の本音

ここで、私自身の体験をもう少し正直に書きます。

交感神経を休ませる生活に切り替えた最初の頃、
正直かなり不安でした。

「こんなに食べて大丈夫?」
「運動しなくて太らない?」

頭の中は、常に疑問だらけ。

でも、不思議なことに、

ある日を境に、食欲が落ち着いたんです。

夜中に甘いものを探すこともなくなり、
食べても罪悪感が出にくくなった。

体重はすぐには減りませんでした。
でも、増えもしなかった。

その「増えない期間」が続いた後、
自然と体重が少しずつ落ち始めました。

努力感はゼロ。
でも、これまでで一番安定していました。

そして何より、

「もうリバウンドしそうな感覚がない」

これが一番の変化でした。

よくある質問(Q&A)

Q1. 頑張らないと本当に痩せないのでは?

A. 頑張りすぎてきた人ほど、
「休む」ことで体が正常に戻り、結果的に痩せやすくなります。

Q2. 運動は完全にやめてもいいですか?

A. 一時的にやめても問題ありません。
疲労感が強い場合は、休むことが最優先です。

Q3. 食べる量を増やすのが怖いです

A. 怖いと感じるのは自然なことです。
無理に増やす必要はありませんが、「減らしすぎない」ことが重要です。

Q4. 生理前の過食も交感神経が関係しますか?

A. 大きく関係します。
生理前は特に自律神経が乱れやすいため、
無理な制限はリバウンドを招きやすくなります。

Q5. どれくらいで変化を感じますか?

A. 早い方で1〜2週間ほどで、
「イライラが減った」「食欲が安定した」と感じるケースが多いです。

Q6. またリバウンドしそうで怖いです

A. 怖さを感じるのは、過去に真剣に向き合ってきた証拠です。
正しい順番で整えれば、同じ失敗は繰り返しません。

リバウンドを繰り返してきたあなたへ

もし今、

「もうダイエットに疲れた」
「でも痩せたい気持ちは捨てられない」

そう感じているなら、
一度、交感神経を休ませる選択をしてみてください。

痩せるために、これ以上自分を追い込む必要はありません。

ダイエットは、戦いではなく調整です。

リラックスできる体と心を取り戻した先に、
リバウンドしない「本当のダイエット成功」があります。

痩せたい。
でも、もう同じ失敗は繰り返したくない。

その想いがあるあなたは、
もう正しいスタートラインに立っています。