こんにちは。私はこれまで女性向けに数えきれないほどのダイエット相談・実践サポートをしてきたダイエット専門家です。
この記事では、「ダイエットしても必ずリバウンドしてしまう」「本気で痩せたいのに続かない」という女性たちの、かなり赤裸々な体験談と、その背景にある心理・自律神経・女性ホルモンの関係を、包み隠さずお話しします。
正直に言います。
私自身も、過去にダイエット→成功→リバウンドを何度も繰り返してきました。
糖質制限、置き換え、ファスティング、ジム通い、サプリ…一時的に体重は落ちる。でも、気づくと元通り、むしろ前より太っている。
「また失敗した」「私って意志が弱いんだ」
そんなふうに自分を責めて、鏡を見るのも嫌になったこと、正直一度や二度ではありません。
でも、現場で数百人以上の女性と向き合い、自分自身の体と心を実験台にして、ようやく気づいたんです。
ダイエットが続かない原因は、意志でも根性でもなく、“自律神経と女性ホルモンの乱れ”だったということに。
なぜ女性はダイエットでリバウンドしやすいのか
「男性と同じ方法で痩せようとして失敗する女性」は、本当に多いです。
なぜなら、女性の体はホルモンの影響を強く受けるから。
女性ホルモンと自律神経はセットで乱れる
女性ホルモン（エストロゲン・プロゲステロン）は、自律神経と密接につながっています。
ストレス、睡眠不足、過度な食事制限、不規則な生活。
これらはすべて、自律神経を乱し、結果的に女性ホルモンの分泌にも影響します。
自律神経が乱れると、こんな変化が起こります。
- 異常な食欲（特に甘いもの・脂っこいもの）
- 理由のないイライラや不安
- 夜眠れない、朝起きられない
- 代謝が落ち、痩せにくくなる
つまり、自律神経が乱れた状態でダイエットをすると、ほぼ確実にリバウンドするということ。
【赤裸々体験談】私が“痩せては太る”を繰り返していた頃
ここからは、かなり正直に書きます。
当時の私は、「とにかく痩せたい」という気持ちだけで突っ走っていました。
朝はコーヒーだけ、昼はサラダ、夜はプロテイン。
体重は落ちました。でも、心はボロボロ。
仕事中も頭がぼーっとして、些細なことで涙が出る。
夜になると、急にスイッチが切れたようにコンビニへ走り、
スイーツとパンを大量に買って、車の中で一気に食べる。
食べ終わった後に襲ってくるのは、満足感じゃなくて自己嫌悪。
「何やってるんだろう私」
「どうして我慢できないの」
この過食→後悔→また制限のループ。
今思えば、完全に自律神経が壊れていました。
リバウンドは“失敗”ではなく“体からのSOS”
多くの女性は、リバウンドを「自分の失敗」だと思っています。
でも実際は逆。
リバウンドは、体が必死にあなたを守ろうとしているサイン。
栄養不足、ストレス過多、ホルモンの乱れ。
それ以上続けたら危険だよ、という警告なんです。
心理学的に見る「痩せたいのに続かない理由」
ここで少し、心理学の話をします。
自己否定が強い人ほどダイエットに失敗しやすい
「太っている自分はダメ」
「痩せなきゃ価値がない」
こうした思考は、一見モチベーションになりそうですが、実は逆効果。
脳は否定されるほどストレスを感じ、自律神経を乱します。
結果として、食欲が暴走し、ダイエットが続かなくなる。
“頑張るダイエット”ほどリバウンド率が高い
短期間で結果を出そうとするほど、体と心は無理をします。
頑張りすぎた反動は、必ずどこかで返ってくる。
これは私が現場で何百人も見てきた、紛れもない事実です。
自律神経を整えることがダイエット成功の近道
では、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
先に体と心を整える。痩せるのはその後。
体重よりも先に整えるべき3つのこと
- 睡眠リズム
- 食事のリズム
- 感情の安定
これを無視して「とにかく痩せたい！」と突っ走ると、ほぼ確実にリバウンドします。
実際、私のもとに来る相談でも、
「食事制限してるのに痩せません」
「前より太りました」
「気力が続きません」
こうした声のほとんどは、自律神経が乱れきっている状態です。
【匿名相談体験談①】30代女性・会社員
「何をやっても痩せません。
一度は5kg落ちたのに、半年で7kg戻りました。
もうダイエットが怖いです。」
この相談者さんは、毎日1万歩以上歩き、食事もかなり制限していました。
でも、話を聞くと…
- 睡眠は4〜5時間
- 仕事のストレスが強い
- 生理前は過食が止まらない
完全に自律神経と女性ホルモンが乱れているサインです。
私はまず、「痩せる話」は一切せず、
睡眠と食事量を“増やす”ことから提案しました。
最初は「太りそうで怖い」と言っていましたが、
2ヶ月後、彼女はこう言いました。
「体重はほとんど変わらないのに、食欲が落ち着いて、
イライラしなくなりました。
久しぶりに“普通の生活”ができてます。」
そしてその後、自然と体重が落ち始め、
リバウンドせずに痩せていったのです。
ここまでのまとめ
・リバウンドは意志の弱さではない
・女性は自律神経とホルモンの影響を強く受ける
・痩せたい気持ちが強いほど、無理をしがち
・整える順番を間違えると、何度でもリバウンドする
次のパートでは、
具体的な改善方法、
さらに赤裸々な体験談、
Q&A（5〜8問）を通して、
「じゃあ実際どうすればいいの？」を徹底的に解説します。
自律神経と女性ホルモンを整える具体的な改善方法
ここからは、「じゃあ実際に何をすればいいの？」という部分を、かなり具体的にお話しします。
難しいことや、特別な器具・サプリは一切必要ありません。
① まずは「痩せようとしない期間」を作る
多くの人がここで驚きます。
でも、これは本当に大事。
リバウンドを繰り返してきた人ほど、
体も心も“ダイエット疲れ”を起こしています。
この状態でさらに「痩せたい」「減らさなきゃ」と追い込むと、
自律神経はますます乱れ、結果的に太りやすくなります。
私は相談者さんに、必ずこう伝えます。
「まず2〜4週間は、体重を減らそうとしなくていいです」
その間にやるのは、
- 3食きちんと食べる
- 寝る時間を一定にする
- 自分を責める言葉を減らす
これだけです。
② 食事は「減らす」より「整える」
ダイエット＝食事制限
この思い込みが、リバウンドの最大原因です。
特に女性は、食事量を減らしすぎると、
- 女性ホルモンの分泌低下
- 代謝の低下
- 強烈な反動食欲
が起こりやすくなります。
私が推奨しているのは、
「ちゃんと食べて、ちゃんと痩せる」
具体的には、
- 炭水化物を抜かない
- 朝食を軽くでも必ず食べる
- タンパク質を毎食意識する
これだけで、「なぜか痩せやすくなる」人が本当に多いです。
③ 自律神経を整える簡単習慣
特別な運動やヨガをしなくても、自律神経は整えられます。
私自身が効果を実感した、そして相談者さんにも勧めているのが、
- 朝起きたらカーテンを開ける
- 夜はスマホを早めに置く
- 深呼吸を1日3回
正直、「そんなことで？」と思うかもしれません。
でも、自律神経は小さな習慣の積み重ねでしか整いません。
【赤裸々体験談】私が「痩せる執着」を手放した瞬間
私自身の話をもう少しします。
ある時、体重計に乗るのをやめました。
正確には、「毎日乗るのをやめた」んです。
それまでは、
0.2kg増えただけで一喜一憂。
減れば嬉しい、増えれば自己嫌悪。
完全に体重に支配されていました。
でも、ある相談者さんに言われた一言が、刺さったんです。
「先生、痩せてるのに、全然幸せそうじゃないですよね」
その瞬間、ハッとしました。
私は「痩せたい」のではなく、
安心したかっただけなんだ、と。
そこから、
- 体重より体調を見る
- 数字より気分を大切にする
- 完璧を目指さない
そう決めて生活を変えたら、
いつの間にか体も自然に変わっていました。
しかも、一度もリバウンドしていません。
よくある質問（Q&A）
Q1. 本当に自律神経を整えるだけで痩せますか？
A. 正確に言うと、「痩せやすい状態になります」。
自律神経が整うと、食欲・代謝・睡眠が安定し、
無理なく体重が落ちていく人がほとんどです。
Q2. 運動はしなくていいんですか？
A. 最初は不要です。
むしろ、疲れている人が無理に運動すると逆効果。
まずは生活リズムを整え、その後に軽い運動を取り入れましょう。
Q3. 生理前の食欲が止まりません
A. それは異常ではありません。
女性ホルモンの影響です。
我慢するより、「温かい食事」「睡眠」を優先してください。
Q4. 何度もリバウンドしていて不安です
A. 不安になるのは当然です。
でも、リバウンド経験がある人ほど、
正しい順番で整えれば成功率は高いです。
Q5. どれくらいで変化を感じますか？
A. 早い人で2週間ほどで、
「食欲が落ち着いた」「イライラしなくなった」と感じます。
体重は後からついてきます。
Q6. 意志が弱い私でも大丈夫でしょうか？
A. 大丈夫です。
そもそも、意志の問題ではありません。
仕組みを変えれば、自然と行動も変わります。
リバウンドを卒業したいあなたへ
もし今、
「もうダイエットに疲れた」
「でも痩せたい気持ちは捨てられない」
そう感じているなら、
一度立ち止まって、体と心の声を聞いてみてください。
痩せることはゴールではありません。
安心して生きられる体を取り戻すことが、本当の目的です。
女性ホルモンと自律神経の黄金バランスが整ったとき、
ダイエットは「頑張るもの」ではなくなります。
痩せたい。
でも、もうリバウンドは繰り返したくない。
そんなあなたの一歩目になれたら、これ以上嬉しいことはありません。
