はじめに:甘い物がやめられない私が、なぜ低GIに救われたのか?
こんにちは。女性向けのダイエットサポートを専門にしている者です。そして、専門家でありながら、過去には激しいリバウンドを何度も繰り返してきた「当事者」でもあります。
今回の記事は、甘い物が大好きで、気づけば食欲が暴走してしまう人にこそ読んでほしくて書いています。私自身がまさにそのタイプで、「痩せたいのに食べてしまう」「つい甘い物に手が伸びる」「気づけばダイエット中なのにコンビニスイーツの棚の前にいる」…そんな日々をずっと繰り返していました。
ダイエットしても、リバウンド。痩せても、また戻る。戻るどころか、以前より体重が増えて自己嫌悪で泣いた夜もあります。
でも低GIダイエットを軸にした“食欲コントロール”を始めてから、あれほど苦しかった食欲の暴走が、本当に静かにおさまっていったのです。
「甘い物が好きだから痩せないんじゃない。血糖値が暴走しているから、食欲も暴走する」
——この事実を知った時、私は涙が出るほどホッとしました。
私の“赤裸々”ダイエット失敗史:甘い物依存とリバウンド地獄
失敗①:ストレスが溜まるとチョコを無意識に食べていた
仕事が忙しかった日。帰宅途中にコンビニへ入り、気づけば手には板チョコとスイーツ。
「今日だけ…」と思って家で一気食い。
食べた瞬間はホッとするのに、食後は強烈な罪悪感。
それでもやめられない。明日こそは…と思うけど、同じことを何度も繰り返す。
今考えれば、完全に血糖値が乱れていた典型パターンです。
失敗②:「痩せたい!」という焦りが極端な食事制限につながる
一時期、食欲を抑えるために「甘い物禁止!」「糖質禁止!」「間食禁止!」と自分を締め付けていたことがあります。でも結果は、夜中の暴食。
寝る前の22時過ぎに食べ始め、翌朝、自分の顔がむくんで鏡を見るのが嫌でたまらなかった。
「なんで私は意思が弱いんだろう…」ずっと自分を責めていました。
失敗③:糖質制限で一瞬痩せたのに、反動で+4kgリバウンド
糖質制限をした時は、一週間で2kg落ちたんです。
「ついに私も痩せ体質に…!」と喜んだのも束の間、たった2週間後、気づけば4kg増えていました。
これが一番つらかった。
痩せて嬉しかった分、反動のストレスと自己嫌悪がきつかった。
でも後からわかったのは、血糖値の急降下が反動のドカ食いを引き起こしていただけということ。
食欲が暴走する本当の原因:心理ではなく“血糖値の乱高下”だった
多くの女性が「自分の意思が弱いから、甘い物をやめられない」と思い込んでいます。でも実は違います。
私がこれまで実践サポートしてきた中で、食欲暴走の原因の大半は、血糖値のジェットコースターみたいな急上昇・急降下でした。
血糖値が急上昇 → インスリン大量分泌 → 急降下 → 空腹爆発
このサイクルにハマると、意思の強さは関係ありません。
・甘い物を見ると異常に食べたくなる
・一度食べると止まらない
・お腹が空いてないのに「食べたい」が湧く
・夕方になると無性にお菓子が欲しくなる
これはすべて、血糖値の乱れがあなたをそうさせているのです。
心理学的にも“は禁止すると逆に欲しくなる”
カリギュラ効果と言われるもので、「禁止されるほど、その対象への執着が強くなる」心理があります。
つまり、甘い物を禁止すればするほど、甘い物が頭から離れなくなる。
この2つ、
【血糖値の乱れ】×【禁止による心理反動】
が重なることで、食欲が暴走するという最悪のループが完成してしまうのです。
そこで私を救ったのが、“低GI”という選択肢だった
低GIダイエットは、糖質をゼロにするダイエットではありません。
食後の血糖値をどう上げるかを調整するダイエットです。
この方法を取り入れた瞬間から、食欲暴走が驚くほど落ち着きました。
「え、こんなに食べてもいいのに痩せるの?」
「甘い物も完全禁止じゃないのに、こんなに楽でいいの?」
と本気で驚いたのを覚えています。
なぜ?低GIは“食欲そのもの”を落ち着かせる
低GI食品を中心に食べると、血糖値がゆるやかに上がり、ゆるやかに下がります。
そのため、急な空腹や衝動的な食欲が起きにくくなるのです。
これが、私が低GIを「食欲暴走のブレーキ」と呼んでいる理由です。
低GIで食欲が整うまでの7日間:私のリアルな体験談
ここからは、かなり赤裸々に書きます。
1日目:夕方の異常な空腹が来なかった
いつも夕方になると「甘い物…甘い物…」と頭の中がそればかりになっていたのに、この日はそれがゼロ。
正直「え…?」と戸惑いました。
2日目:チョコを見ても“必要性”を感じない
職場で差し入れのチョコを配られたけど、食べたい気持ちが湧かなかった。
人生で初めての体験でした。
3日目:食後の眠気が消える
低GI食は血糖値が乱れないので、食後の眠気がなくなります。
これが地味だけど本当にラク。
5日目:精神的なストレス食いが減っていることに気づく
「今日は仕事が大変だったから甘い物!」という思考が薄れ、
逆に「低GIの食事で整えよう」と思えるように変化していました。
7日目:1週間で−1.3kg、むくみが取れて体が軽い
あれだけ暴走していた食欲が、わずか1週間で静まったのです。
これが低GIのすごさ。
低GIダイエットの具体的な食事テクニック(実践しやすい順)
① 白米を“冷やご飯+雑穀”にするだけ
冷やご飯はレジスタントスターチが増え、GI値が下がります。
雑穀を混ぜるとさらに効果的。
② 食事は「サラダ→タンパク質→糖質」の順番
これだけで、糖質の吸収がぐっとゆるやかになります。
③ 甘い物を“食後に食べる”ようにする
空腹時のスイーツは地獄。
食後に少量なら太りにくいという事実をもっと広めたい。
④ 低GIの食材を常備する
ナッツ、豆製品、全粒粉パン、オートミール、ヨーグルトは本当に便利。
⑤ 早食い禁止。噛む回数を増やすだけで食欲が落ち着く
単純だけど、一番効果的です。
Q&A:低GIダイエット相談(前半)
Q1:甘い物が好きでも本当に痩せる?
痩せます。
甘い物を完全に禁止しないのでリバウンドしにくいのもポイント。
Q2:白米は絶対NG?
全くNGではありません。
冷やご飯や雑穀米でGI値を下げればOK。
Q3:甘い物を食べる頻度はどう管理すればいい?
おすすめは「食後のデザート方式」。
空腹時に食べるより太りにくく、暴走も防げます。
甘い物への依存から抜け出す「心理的トリガー」の見極め方
後半では、実際に“甘い物がやめられない私”がどうやって食欲の暴走を止めたのか、そして低GIダイエットがその流れをどのように変えたのか、現場レベルで赤裸々に語っていきます。
まず大前提として、甘い物への依存は単なる「意志が弱い」問題ではありません。これ、ダイエット迷子の女性たちに120回以上カウンセリングしてきて確信しました。
食欲が暴走するとき、必ず何かしらの“心理的トリガー”があります。たとえば…
- 嫌なことがあって気分がガタ落ちした瞬間
- 仕事でミスをして自分を責めたとき
- 夕方になると無性にやる気が落ちるタイミング
- 休日で気が抜けたとき
- 「今日は頑張ったご褒美欲しい」と思った瞬間
私の場合、最強にやばかったのは「夕方のエネルギー切れ」でした。16時になると急に集中力が切れて、気づいたらコンビニでチョコレートの棚を眺めているんです。まるで身体に操られてる感じ。
でも、低GI生活を続けると、この“暴走のタイミング自体”が少しずつ変わってくるんです。血糖値の急降下が起こらないため、「食欲の暴走ポイント」が減っていきました。
もちろんゼロにはなりません。でも、あのコントロール不能な感じではなくなります。ここが、低GIで痩せたい人がまず実感できる「メンタルの変化」です。
◆心理学的ポイント:食べる前に“気持ちの言語化”
私は甘い物が欲しくなった瞬間に、次の質問を自分に投げかけました。
「本当に食べたい?」
「それとも、ストレスを埋めたいだけ?」
この “言語化のワンクッション” が驚くほど効きました。心理学では「メタ認知」と言いますが、これだけで衝動が20〜40%落ちる。
これは現場で多くの女性のダイエットサポートをしても実証済みです。
やってみると分かるのですが、本当にお菓子を食べたい瞬間って実は全体の2割にも満たないことが多いんですよね。
甘い物好きが“低GIで痩せたい”ときに必ず通る壁
ここからは、私の黒歴史・赤裸々な失敗談の続きです。
【黒歴史その2】低GI風ダイエットで満足した気になっていた
私は最初、低GIダイエットを“なんちゃって”で始めて、完全に撃沈しました。
具体的には…
- 玄米 → たまに食べる程度
- サラダ → ドレッシングたっぷり
- ナッツ → 食べてもOK=無限に食べてた
- ヨーグルト → 加糖タイプを「健康だから」と思って食べる
- お菓子 → 「GI低いから大丈夫」みたいな都合のいい解釈
そりゃ痩せないよね、ってあとで思えば分かるんですが、当時の私は真剣でした。
本当に「私はちゃんとやってるのに痩せない…」と泣きそうな日が続いていました。
この時期は、リバウンドもめちゃくちゃ繰り返しました。
軽く2kg落ちる → ストレス爆発 → 3kg増える の地獄ループ。
実は低GIダイエットで痩せたいなら、「GI値だけ見てれば痩せる」は完全に誤解。
GI値は “食欲コントロールを整える土台” であって、痩せる基盤はあくまで「全体の生活仕様」です。
低GIダイエットが成功しやすい理由と、痩せたい女性の“リバウンド回避戦略”
甘い物好きの女性に低GIダイエットを勧めるのは、単に糖質を減らすからではなく、「脳の暴走を止めてくれる」からです。
女性のリバウンド相談を受けていて、いちばん大きいのは次の2つだと断言できます。
- ストレスが溜まり、甘い物で感情を調整してしまう
- 急な空腹で“強い欲求”に抗えず、まとめ食いしてしまう
低GI食は、この2つを同時に解消しやすい。
◆低GIが「食欲の乱気流」を抑えるメカニズム
- 血糖値がゆっくり上昇 → インスリンが急に出ない
- 急降下しないからドカ食い欲求が出にくい
- 脳の“もっと食べたい”命令が弱まる
だから私は、お菓子依存の女性へまず「GI値の乱高下を止める食事」を最初に整えるようアドバイスします。
Q&A:甘い物好きの女性からよく来る相談(後半)
Q5:低GIダイエット中でもケーキは食べていい?
A:条件付きでOK。むしろ食べてください。
「一生ケーキ禁止」は反動で失敗します。私もそれで4回リバウンドしました。
低GI生活で大事なのは、“ケーキを食べても暴走しない食習慣を作ること”です。
おすすめは…
- 食後に食べる(空腹時はNG)
- 半分だけにする(小さめの皿に盛る)
- 食べる前にプロテインやナッツで“血糖値の壁”を作る
こうすると、ケーキを食べてもその後の暴走がほぼ起きません。
Q6:低GIなのに全然痩せない時は何を見直すべき?
A:食事より“日常のクセ”を疑ってください。
特に痩せたいのに停滞している女性でよくあるのが、
- 夜のながら食べ(スマホ見ながら)
- 寝不足で食欲ホルモンが乱れている
- タンパク質不足で全体の代謝が落ちている
- “ヘルシー風食品”を無意識に食べすぎている
特に夜のながら食いは高確率で食欲を暴走させるので、まずはここを断つだけでも体重は動きやすくなります。
Q7:毎日甘い物のことを考えてしまう…依存ですか?
A:食欲依存というより“脳の栄養切れ状態”です。
私もそうでしたが、甘い物が四六時中頭に出てくるときって、
脳が「即効性の糖をくれ!」と叫んでいる状態なんです。
低GI生活を続けると脳のエネルギーが安定し、「甘い物~!」という指令が弱まります。
実際、私も最初の1週間はキツかったですが、10日すぎた頃から不思議なくらい楽になりました。
Q8:生理前だけどうしても甘い物が止まりません…
A:甘い物が欲しくて当たり前の時期。まず罪悪感を捨てて。
生理前は脳が糖を欲しがるので、甘い物を食べたいのは正常です。
この時期は“生理前モード”として、次の方法が効果的でした。
- 低GIおやつ(ナッツ・ハイカカオチョコ・ギリシャヨーグルト)
- 食後に少量のお菓子をセットにする
- 1日の糖質量ではなく“暴走を防ぐ”ことを優先する
実際、私はこの方法に変えてから、生理前の爆食がなくなりました。
甘い物好きの私が「低GI」を続けられたワケ
最後は、現場で本当に多くの女性を見てきた立場としての、決定的な結論です。
低GIダイエットは、意思でなく“仕組み”で痩せるスタイル。
世の中のダイエットはどうしても「気合い」や「意志の強さ」に頼りがちですが、
低GIは、血糖値の乱高下を抑えることで「脳を暴走させない環境」を作ります。
だから、甘い物大好きな私でも続けられました。
リバウンドだらけの女性でも、取り組むほど食欲が自然に落ち着きます。
あの日、夕方のコンビニに吸い寄せられていた私が、
今は「甘い物? あ、今日は別にいいかな」と思えるようになりました。
これを読んでいるあなたも、同じ未来が手に入ります。
低GIは、甘い物とケンカせずに“痩せたい”を叶えてくれるダイエットです。
まとめ:甘い物好きこそ低GIダイエットでリバウンドから抜け出せる
この記事の後半では、食欲暴走の心理学、低GIで痩せる仕組み、そして現場での赤裸々な体験談をお伝えしました。
甘い物がやめられないのは、あなたが弱いからではありません。
脳と血糖値の仕組みが“甘い物を求める仕様”になっているだけ。
低GIダイエットはその仕様を、自然に・穏やかに整えてくれます。
痩せたいけどリバウンドばかり…そんな女性にこそ、ゆるく始めてほしい方法です。
ぜひ、できるところから始めてくださいね。
あなたの食欲は、必ず整います。
