こんにちは。私はこれまで10年以上、女性向けのダイエット実践サポートに関わってきたダイエット専門家です。これまで数えきれないほどの「痩せたい」という声と、「またリバウンドしてしまった…」という涙を見てきました。
正直に言います。ダイエットで一番の敵は、脂肪でもカロリーでもありません。「また太るかもしれない」という恐怖心です。
この記事では、マスコミや雑誌では絶対に書かれない、現場レベルのリアルな体験談と、心理学的な分析をもとに、リバウンドと恐怖にどう向き合えばいいのかを赤裸々にお伝えします。
なぜ人は「痩せたい」のにリバウンドしてしまうのか
「今度こそ本気でダイエットする」
「もう失敗したくない」
そう思えば思うほど、なぜか空回りしてしまう。これは意志が弱いからではありません。人間の脳の仕組みが深く関係しています。
ダイエットとリバウンドの心理的ループ
多くの方が、次のようなループにハマっています。
- 強い決意でダイエット開始
- 短期間で体重が落ちる
- 「また太ったらどうしよう」と不安が強まる
- 食事制限がさらに厳しくなる
- ストレスが限界に達する
- 反動で過食
- リバウンド
- 自己嫌悪
このループ、心当たりありませんか?
私自身、何度もこの地獄を経験しました。夜中にコンビニで菓子パンを抱え、「またやってしまった…」と泣いたこともあります。
【体験談】「成功したはずのダイエット」で心が壊れた話
これは、今でも忘れられない私自身の話です。
当時の私は、糖質制限ダイエットで3か月でマイナス8kgを達成しました。周囲からは「すごい」「見違えた」と褒められ、服のサイズも変わりました。
でも、心の中は全く幸せじゃなかった。
食事のたびにカロリーを計算し、少しでも予定外のものを口にすると、頭の中で警報が鳴る。
「また太るかもしれない」
「せっかく痩せたのに台無しになる」
この恐怖が、24時間頭から離れませんでした。
結果、どうなったか。
ある日、仕事で強いストレスを感じた帰り道、気づいたらファミレスに入っていました。最初はサラダだけのつもりが、パスタ、デザートまで注文。
食べながら涙が止まらなかった。
「どうせもうダメだ」
「私は一生痩せられない」
このたった一回の過食が引き金になり、そこから一気にリバウンド。半年後には元の体重+2kg。
数字以上に辛かったのは、「また失敗した」という心のダメージでした。
「また太るかも」という恐怖の正体
この恐怖は、決して甘えではありません。心理学的には、予期不安と呼ばれるものです。
予期不安とは何か
予期不安とは、「まだ起きていない未来の失敗」を先取りして不安になる心理状態のこと。
ダイエットに置き換えると、
- まだ太っていないのに「太るかも」と怯える
- 失敗していないのに「どうせ失敗する」と思い込む
この状態になると、脳は常に緊張し、ストレスホルモンが分泌され続けます。
その結果、食欲をコントロールする力が弱まり、リバウンドしやすくなるのです。
ダイエット成功者ほど恐怖を感じやすい理由
意外かもしれませんが、「本気で痩せたい」「努力して痩せた人」ほど、この恐怖に苦しみます。
なぜなら、
- 努力の大変さを知っている
- 失敗の痛みを経験している
- 「もう二度と戻りたくない」と強く思っている
からです。
つまり、恐怖を感じるあなたは、本気で自分を変えようとしている証拠でもあるのです。
恐怖を消そうとすると、逆に太る
多くの人がやってしまう間違いがあります。
それは、
「恐怖を感じてはいけない」
「もっとストイックにならなきゃ」
と、自分を追い込むこと。
これは逆効果です。
恐怖を抑え込むほど、心は反発し、どこかで爆発します。その爆発が「過食」や「ドカ食い」という形で現れるのです。
恐怖と上手に付き合うための最初の一歩
ここで大切なのは、恐怖を消すことではありません。
「恐怖があっても大丈夫な状態」を作ることです。
まずやってほしいのは、次の一つだけ。
「また太るかも」と思ったら、こう言い換える
恐怖が湧いた瞬間に、頭の中でこう言ってください。
「私は今、太っていない。今この瞬間は大丈夫」
未来ではなく、今に意識を戻す。これだけで、脳の緊張はかなり下がります。
完璧にできなくても構いません。できない日があってもOKです。
ダイエットは、完璧主義を手放した人からうまくいきます。
後編では、
- リバウンドを防ぐ具体的な行動ルール
- 実際の匿名相談へのズバリ回答
- 「痩せたい」気持ちと一生付き合う考え方
- Q&A形式でのリアルな悩み解消
を、さらに深く掘り下げていきます。
「また太るかも」と不安なあなたは、決して一人じゃありません。
続きは【後編】でお伝えします。
リバウンドを繰り返す人が無意識にやっている行動
ここまで読んでくださったあなたは、「ダイエットがうまくいかない理由は、気合や根性じゃない」と、薄々気づいていると思います。
ここでは、私が現場で何百人もの「痩せたい女性」を見てきて分かった、リバウンドを繰り返す人の共通点を正直に書きます。
①「一生続けられるか?」を考えずに始める
短期間で痩せたい気持ちは、痛いほど分かります。
でも、
- 糖質ほぼゼロ
- 毎日1時間以上の運動
- 外食・間食は一切禁止
これを見た瞬間、「一生続けられる?」と自分に問いかけたことはありますか?
答えがNOなら、そのダイエットは高確率でリバウンドします。
②「痩せた自分=成功」「太った自分=失敗」と決めつける
体重が減った日は気分が良く、増えた日は自己嫌悪。
この思考パターンが、心をすり減らします。
ダイエットは、成功か失敗かの二択ではありません。波があって当たり前の長期プロジェクトです。
【体験談】匿名相談で一番多かった「怖い本音」
匿名相談で、特に多かった言葉があります。
「痩せたいけど、痩せるのが怖い」
一見、矛盾しているように聞こえますよね。
でも、この言葉の裏には、
- 痩せた後にまた太るのが怖い
- 頑張り続けなきゃいけないのが怖い
- 周りの期待を裏切るのが怖い
という、深い恐怖があります。
私自身もそうでした。
「痩せた自分」を守るために、常に緊張して生きる。
これでは、どれだけ体重が落ちても、心は自由になりません。
恐怖と共存するダイエット思考法
ここからは、具体的な考え方の切り替えです。
「太らないように」ではなく「戻っても立て直せる」
多くの人は、
「二度と太らないように」
と考えます。
でも、この考え方は現実的ではありません。
体重は、水分やホルモン、生活リズムで簡単に上下します。
大事なのは、
「少し増えても、戻し方を知っている自分」
になること。
この安心感が、「また太るかも」という恐怖を弱めます。
リバウンドしにくい人がやっている具体的ルール
①体重は毎日見ない
意外に思われますが、数字に振り回される人ほどリバウンドします。
おすすめは、週1〜2回。
それ以外の日は、
- 体調
- 睡眠
- 食後の満足感
を見るようにしてください。
②「食べすぎた翌日の正解」を決めておく
リバウンドしない人は、食べすぎた後にパニックになりません。
あらかじめ、
- 翌日はいつも通りの食事に戻す
- 極端な制限はしない
- 水分をしっかり取る
と決めています。
「取り返そう」としないことが最大のコツです。
【Q&A】ダイエットとリバウンドのリアルな疑問
Q1. 少し太っただけで不安になります
A. その不安は自然です。ただし、体重増加=即リバウンドではありません。数日単位で判断しない習慣をつけましょう。
Q2. また失敗する気がして始められません
A. 「成功しよう」と思わなくて大丈夫です。「途中で揺れる前提」で始める方が、結果的に続きます。
Q3. 食事制限が怖くなりました
A. 怖さが出るほど、過去に頑張った証拠です。制限ではなく「選択」に変えると、恐怖は減ります。
Q4. 痩せたいけど、頑張り続ける自信がありません
A. 頑張り続けなくていい方法を探すのが、本当のダイエットです。
Q5. リバウンド経験が多すぎて自己嫌悪です
A. 経験が多い人ほど、正しい知識が身につけば安定します。失敗はデータです。
Q6. 周りの目が気になります
A. 他人はあなたの体重変化を、あなたほど気にしていません。自分基準を作ることが大切です。
Q7. 一生ダイエットし続けるのでしょうか
A. 正しく向き合えば、「管理」は続いても「苦しさ」は消えていきます。
「痩せたい」と思い続ける自分を責めないで
最後に、どうしても伝えたいことがあります。
「痩せたい」と思う気持ちは、弱さではありません。
それは、
- 自分を大切にしたい
- 変わりたい
- 今より楽に生きたい
という、自然な欲求です。
リバウンドを繰り返した過去があっても、あなたの価値は何一つ下がっていません。
恐怖があっても、揺れても、立ち止まってもいい。
「また太るかも」と思いながらでも、前に進めばいいのです。
この考え方が、結果的に一番リバウンドを遠ざけます。
