ダイエット専門家として長年女性の体質を見てきた私ですが、実は私自身も「リバウンドのプロ」でした。痩せたい気持ちは本気なのに、思うように体重が落ちず、落ちてもまたリバウンド。そんな地獄のループを10年以上繰り返してきました。
今回は、その経験から生まれた “赤裸々すぎる体験談” と “女性ホルモン×血糖値” を組み合わせたダイエットの本質について、徹底的に深掘りしていきます。雑誌やテレビの表面的な説明ではなく、現場で汗と涙で覚えたことをそのまま書いていきます。
特に今回は、女性ホルモンによって「痩せやすい日」と「太りやすい日」が明確に変わる、というテーマを中心に、血糖値コントロールダイエットの実践方法を紹介します。
なぜ女性は“痩せにくい日”が存在するのか?
女性は男性より太りやすい—これは単なる思い込みではありません。女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の影響で、
- 食欲の増減
- むくみ
- 代謝の変動
- 血糖値の上がりやすさ
が大きく変動します。
つまり、同じ食事をとっても、「痩せやすい日」と「太りやすい日」がハッキリ分かれる体質になっているのです。
私はそれを理解せず、どの日も同じように食事制限をしては、爆発してリバウンドしていました。
【体験談】生理前の“食欲暴走モード”に何度も負けてきた
正直、何度書いても恥ずかしいのですが、生理前は夜中に罪悪感で泣くほど過食していました。
■ 生理前になると、毎回同じ行動を繰り返していた
- コンビニでチョコと菓子パンを買い込む
- 食べている途中で「もう嫌だ…」と思いつつ止まらない
- 翌朝、顔がむくんで自己嫌悪で落ち込む
- 「今日から絶対ダイエットする!」と誓う
- でも3日後にはまた同じことをする
まさに無限ループ地獄でした。
当時は、「自分はメンタルが弱い」「意志がない」と責め続けていましたが、本当の原因はまったく別のところにあったんです。
食欲が暴走する原因は “女性ホルモン×血糖値” の組み合わせ
生理前(黄体期)はプロゲステロンが増える時期。このホルモンには、
- 血糖値が下がりやすくなる
- イライラが増える
- 水分を溜め込みやすくなる
という作用があります。
つまり、女性の「生理前に太る・食欲が暴走する」は、意志の問題ではなく、体の自然な反応なんです。
この仕組みを知らずにダイエットすると、ほぼ確実にリバウンドします。私がリバウンド地獄にはまっていた原因もまさにこれでした。
生理周期で変わる“痩せやすい日・太りやすい日”
ここからは、実際に私が女性のダイエットサポートで使っている「ホルモン周期×血糖値ダイエット」の考え方を紹介します。
ポイントは、毎日同じことをするのではなく、周期ごとにやることを変えるということ。
【痩せやすい日】卵胞期(生理直後〜排卵まで)
エストロゲンが増え、気持ちが安定し血糖値も乱れにくい最強の期間。
→ ダイエットのゴールデンタイム!
- 脂肪が落ちやすい
- 意志力が強くなる
- 食欲が安定する
この期間に集中してダイエットに取り組むと、一気に痩せやすくなります。
【普通の日】排卵後すぐ(数日間)
気持ちが読みにくい時期。血糖値の乱れもなし。
→ 通常の食事管理を淡々と続ける日。
【太りやすい日】黄体期(生理前10日ほど)
プロゲステロンが増えて、最も太りやすい期間。
→ 血糖値が乱れやすく、甘いもの欲求が爆増する。
この時期に無理な我慢をすると99%リバウンドするため、むしろ “食べ方の工夫” にシフトします。
【心理学で解析】なぜ生理前は食欲が爆発するのか?
心理学的には、生理前の食欲増加は「認知資源の低下」が大きく関係しています。
● 認知資源とは?
簡単に言うと「意志力のエネルギー」。
ストレスや疲れが多いと消耗し、甘いもので補おうとする。
● 生理前は認知資源が勝手に減る
ホルモンが不安を起こしやすく、血糖値も乱れ、脳が「糖をくれ!」と叫ぶ。
つまり、あなたの食欲はあなたのせいではなく、脳がSOSを出している状態だったのです。
“太りやすい日”を乗り越える具体的テクニック
ここからは、リバウンドしないための実践方法を紹介します。
どれも現場の女性たちに効果があった方法なので、ぜひ試してください。
1. 血糖値を急上昇させないおやつを持ち歩く
太りやすい時期は、空腹=暴走のサイン。
以下の“急上昇しないおやつ”を常備しておくと本当に楽になります。
- ナッツ
- 高カカオチョコ
- チーズ
- 茎わかめ
2. 食べる順番を徹底(食物繊維 → タンパク質 → 炭水化物)
血糖値コントロールの基本。
順番を変えるだけで太りにくさが激変します。
3. 生理前は“減量ではなく維持”に切り替える
最も重要なのはこれ。
太りやすい時期に体重を落とそうとすると、高確率でリバウンドします。
4. 白米より玄米・全粒粉を優先する
吸収スピードが遅く腹持ちが良い。
血糖値が乱れにくいため、食欲暴走を防げます。
5. 無理に我慢しない。「甘いものOKの日」を作る
禁止すると反動で爆食いするため、むしろ少量はOKにするほうが継続できます。
【Q&A:女性ホルモン×血糖値ダイエットの疑問】
Q1:生理前の体重増加は脂肪ですか?
A:ほとんどが水分です。むくみやホルモンの影響で体重が2kgほど増えても脂肪ではありません。焦らないことが大事です。
Q2:何をしても甘いものをやめられない…。
A:血糖値が下がっているサインです。食事内容(特に朝)を見直すと自然に減っていきます。
Q3:生理前に運動しても意味ないですか?
A:意味はありますが、無理な運動は逆効果。ストレスが増えてさらに食欲が増します。軽めの運動が◎。
Q4:リバウンドしないために一番大事なことは?
A:食欲が暴走する時期に“自分に優しくすること”。我慢するほどリバウンドします。
Q5:痩せやすい時期にやるべきことは?
A:糖質を完全に抜くのではなく、食べ方を丁寧にすること。リバウンドしない痩せ方の基本です。
女性ホルモン×血糖値を味方にする「実践ロードマップ」
ここからは、生理周期ごとに“何を食べるか・どう過ごすか”を、私自身の失敗と成功の体験を交えながら、さらに具体的に書いていきます。
正直に言うと、私が人生で一番痩せたタイミングは、「痩せやすい日に一気に攻めて、太りやすい日は守る」という戦略を徹底した時でした。
ダイエットには“努力のタイミング”がある。この事実を知ったとき、私は本気で泣きました。
「今までの苦労はなんだったの?」と…。でも、ここから私の人生が変わりました。
【実践1】痩せやすい日(卵胞期)は“攻める日”
生理直後〜排卵までの約10日間は、女性の身体が最も軽く、気持ちも前向きになり、血糖値も安定しやすい“奇跡の期間”です。
● この期間にやるべきこと
- 低GIの炭水化物に切り替える
- タンパク質を増やす(体が吸収しやすい)
- 軽い筋トレで代謝アップ
- 脂肪燃焼系の有酸素運動をプラス
- 甘いものを控えてもストレスになりにくい
ここで意識してほしいのは、「我慢ではなく、整える」という意識。
私のクライアントさんは、この期間に1〜1.5kg落としておき、太りやすい時期に少し戻ってもトータルは減っていく、という成功パターンが多いです。
【実践2】普通の日(排卵後数日)は“維持する日”
ホルモンの揺れが小さい期間です。この期間は無理にダイエットを攻めない方が成功率が高いです。
私はこの時期、あえて“淡々とやる期間”と呼んでいます。
● この期間は「粛々と続ける」
・食事は整える
・運動は軽め
・ストレスは増やさない
・甘いものは食後に少量
この期間に焦ると、一気にリズムが崩れます。
【実践3】太りやすい日(黄体期)は“守る日”
女性のダイエットが最も崩れるのがここ。
そして私が最も苦しんだのもここ。
正直に書きますが、私はかつて毎月ここでリバウンドしていました。
■ 黄体期の私のリアルな過去(赤裸々)
- 仕事帰り、無意識でスイーツコーナーに行く
- 「今日は頑張ったし…」と言い訳が爆速で出てくる
- 帰宅後に止まらない食欲に襲われる
- 食べたあと、猛烈な罪悪感でベッドで泣く
- 翌朝、生理前のむくみで体重+2kg…絶望
これを毎月やっていたら、そりゃ太りますよね…。
でも、原因は私の意志の弱さではなく、ホルモン×血糖値の暴走でした。
● 黄体期にやるべきことは“我慢ではなく、工夫”
我慢するほど、爆食いの反動が強くなります。
なので私は以下のルールを作ってみました。
- 甘いものは食後に限る(空腹時はNG)
- ナッツやチーズなど“血糖値が上がりにくいおやつ”を常備
- 炭水化物は吸収の遅いものにする
- 夜は“温かいスープ”で満腹感を上げる
- 生理前は痩せなくてOK、むしろ維持で100点
これを徹底したら、なんとあれほど毎月繰り返していた過食癖が、約3ヶ月でほぼ消えました。
【さらに赤裸々】私の「劇的ビフォーアフター」
私は過去、ダイエットに失敗するたびに自分を責めていました。
でも「女性ホルモン×血糖値」を理解してから、明らかに体調も体型も変わりました。
■ Before:地獄のダイエット期
- 食事制限してはリバウンド
- 生理前は過食が止まらない
- 体重は+2kg、−1kgを毎月ループ
- むくみがひどく、顔がパンパン
- 生理前は泣くほど食欲暴走
■ After:血糖値コントロール導入後
- 生理前でも過食がほぼゼロに
- 体重の乱高下が消えた
- むくみが減り、顔がシュッとしたと言われる
- 一年で−7kgの緩やかな減量(リバウンドなし)
- 甘いものへの依存が大幅に減った
これを読んでくれている女性に伝えたいのは、
「痩せられないのはあなたのせいじゃない」
ということ。
原因はホルモンと血糖値の乱れ。
だから、方法を変えれば絶対に体は応えてくれます。
【Q&A追加】女性ホルモン×血糖値ダイエットの疑問をもっと解決
Q6:生理前の食欲はどれくらい許していい?
A:食後に少量の甘いものなら許可してOK。“ゼロにする”より“爆食いを防ぐ”ことが大切です。
Q7:生理中はどう過ごすのがベスト?
A:体力も気力も低下するため、無理に痩せようとせず、軽めの食事+温かいスープで乗り切るのがおすすめです。
Q8:血糖値コントロールで本当に痩せますか?
A:痩せます。なぜなら「暴食が減る→総摂取カロリーが自然に減る」からです。「我慢しないダイエット=血糖値コントロール」と言われるほど。
Q9:パンが大好きな私はどうしたら痩せますか?
A:パンをやめる必要はありません。食べる順番(野菜→タンパク質→パン)を徹底し、できれば全粒粉を選ぶとリバウンドしにくいです。
Q10:ホルモンの揺れに振り回されずに痩せる方法は?
A:痩せやすい日に“攻める”、太りやすい日に“守る”。これが最強。周期を味方にすることが最大の武器です。
Q11:ダイエットの停滞期がつらい…。心が折れます。
A:停滞期は「体が変化に慣れてきただけ」で、痩せる前のサインです。女性ホルモンの周期と重なっている場合が多く、焦りは禁物です。
【まとめ】女性ホルモン×血糖値を知ると、一生リバウンドしない
女性の体は、毎日同じではありません。
だからこそ、毎日同じダイエットではうまくいかないのです。
・痩せやすい日は攻める
・太りやすい日は守る
・生理前は自分に優しく
・血糖値を乱さない食べ方をする
これらを徹底するだけで、ムリに頑張らなくても、自然と痩せる体になります。
そして、何より伝えたいのは、
あなたはずっと“間違った努力”をしていただけ。
努力不足でも、意志が弱いわけでもない。
女性ホルモンと血糖値を味方につければ、どれだけリバウンドを繰り返してきた人でも、必ず変われます。
これからは“身体の仕組みと仲良くするダイエット”を始めてください。
あなたの未来は、今より絶対に軽くなる。
