こんにちは。ダイエット専門家として、これまで数え切れないほどの「痩せたいのにうまくいかない」「リバウンドが止まらない」という女性の相談に向き合ってきました。
今回の記事では、正月太りを放置することが、なぜ“リバウンド体質”を作ってしまうのかについて、かなり赤裸々に、そして実体験ベースでお話しします。

テレビや雑誌に書いてある「3日で痩せる」「簡単リセット」みたいな話ではありません。
実際の現場、実際の失敗、実際の感情。
ダイエットで何度も心が折れ、「もう痩せたいなんて言うのやめようかな…」と思った瞬間まで含めて、全部書きます。

正月太りは、ただの「一時的な体重増加」ではありません。
放置すると、あなたの脳と体を確実にリバウンドしやすい状態へと作り変えてしまうのです。


なぜ正月太りはこんなにも危険なのか

正月太り=イベント太りだから大丈夫、は大間違い

多くの人がこう思っています。
「正月は仕方ない」「そのうち戻る」「またダイエットすればいい」。

でも、ここが最大の落とし穴です。

正月太りは、食事・運動・生活リズム・メンタルのすべてが一気に崩れる、かなり特殊な太り方です。
しかも期間が短い分、脳は「これは異常事態ではない」と誤認しやすい。

その結果、体はこう学習します。

  • 短期間で体重が増えても問題ない
  • またすぐ戻るだろう
  • 食べたいときに食べるのが普通

この学習こそが、リバウンド体質の始まりです。


【体験談】私自身が正月太りを甘く見て地獄を見た話

ここからは、かなり正直に書きます。

ダイエット専門家と名乗る前、私は毎年のように正月太りを繰り返していました。
当時は「どうせ仕事始まったら戻るでしょ」と本気で思っていたんです。

おせち、実家のご飯、夜中のお餅。
「一年頑張ったご褒美だから」と、自分に言い訳しながら食べ続けました。

体重は3kg増。
でも私は全然焦らなかった。

ところが、仕事が始まっても体重は落ちない。
むしろ、少し食事を減らしただけで異常な空腹感が出る。

・イライラする
・甘いものが止まらない
・夜中に冷蔵庫を開けてしまう

「私、意志弱くなった?」
そう思って自己嫌悪に陥りました。

でも今なら分かります。
あれは意志の問題ではなく、体と脳が完全にリバウンドモードに入っていたのです。


正月太りがリバウンド体質を作る心理学的理由

① 報酬系が一気に暴走する

正月は、食事・お酒・だらだらする時間が一気に増えます。
これは脳の「報酬系」を強烈に刺激します。

報酬系が活性化すると、脳はこう判断します。

「これが普通」「これが幸せな状態」。

その結果、通常の食事や生活が物足りなく感じるようになります。
これが、正月明けに食欲が暴走する正体です。

② 自己効力感が静かに下がる

正月太りを放置すると、「まあいいか」が積み重なります。

・今日は運動しなくていいか
・明日から戻せばいいか
・今週は無理だから来週から

この積み重ねは、自分はコントロールできるという感覚を少しずつ奪っていきます。

これを心理学では「自己効力感の低下」と言います。

自己効力感が下がると、ダイエットは一気に難しくなります。
なぜなら、「どうせまた失敗する」と無意識に思ってしまうから。


正月太りを放置した人に共通するリバウンドパターン

これまで相談を受けてきた中で、共通するパターンがあります。

・短期集中ダイエットに走る

焦って糖質制限、断食、極端な食事制限。
一時的に体重は落ちます。

でも、脳と体は「飢餓」と判断。
その後、確実に反動が来ます。

・体重計に乗らなくなる

数字を見るのが怖くなり、現実逃避。
気づいたらさらに増えている。

・「痩せたい」が口癖になる

行動は変わらないのに、「痩せたい」と言い続ける。
これも自己効力感を下げる典型例です。


ここで一度、正直に問いかけたいこと

あなたは今、こう思っていませんか?

「私もこれ、当てはまってる…」
「また同じこと繰り返してる…」

大丈夫です。
気づいた今が、唯一のチャンスです。

次回の【後編】では、リバウンド体質から抜け出す具体的な改善方法と、匿名相談Q&A(5〜8問)を、かなりストレートに解説します。

正月太りは、正しく向き合えば「体を立て直す最高のタイミング」になります。

リバウンド体質から抜け出すために絶対に必要な考え方

正月太りを放置してしまった人が、ここから本当に痩せたいなら、まず最初にやるべきことがあります。
それは「早く元に戻そうとしない」ことです。

これ、かなり意外に思われるかもしれません。
でも、リバウンドを繰り返している人ほど「急いで痩せよう」とします。

私はこれまで、数百人以上の女性のダイエット相談を受けてきましたが、
リバウンド体質から抜け出せた人に共通しているのは、焦る気持ちを一度止めたことでした。


「早く痩せたい」がリバウンドを呼ぶ心理メカニズム

正月太りをした直後、頭の中はこんな状態になりがちです。

  • 早く戻さないとまずい
  • 去年も失敗したし今度こそ
  • とにかく体重を減らしたい

この状態、実は脳がかなりパニックを起こしています。

パニック状態で選ぶ行動は、ほぼ確実に極端になります。

・食べない
・我慢する
・運動を詰め込む

これらは一時的には体重を落としますが、脳は「危険」だと判断します。

結果、少し気を抜いた瞬間に、強烈な食欲が襲ってきます。
これがリバウンドの正体です。


【体験談】私が「正しいこと」をやめたら痩せ始めた話

正直に言います。
私はダイエット専門家になる前、「正しいダイエット」ばかりを追いかけていました

糖質制限、有酸素運動、筋トレ、カロリー計算。
どれも間違っていない。

でも、正月太りのあとにそれを全部やろうとして、見事に失敗しました。

朝はヨーグルトだけ。
昼はサラダ。
夜はプロテイン。

3日で2kg落ちました。
でも5日目の夜、気づいたらコンビニでスイーツを大量に買っていました。

家に帰って、泣きながら食べたのを今でも覚えています。

「私ってなんでこんなにダメなんだろう」
「痩せたいって思う資格ないのかな」

その後、私は一度ダイエットをやめました。
正確には、「痩せるための努力」をやめたんです。

代わりにやったのは、生活を壊さないことだけ。

・3食食べる
・夜更かししない
・完璧を目指さない

すると、2週間後。
体重が自然に落ち始めました。

このとき初めて、リバウンド体質は努力で治すものではないと気づきました。


正月太り解消で最優先すべき具体的改善方法

① 体重より「食事のリズム」を戻す

体重は見なくて大丈夫です。
それよりも、次の3つを揃えてください。

  • 朝起きて6〜8時間以内に朝食
  • 昼を抜かない
  • 夜は寝る3時間前までに食事

これだけで、脳は「安全だ」と判断し始めます。

② 「減らす」より「戻す」を意識する

正月中に増えた分を減らそうとしないでください。
やるべきなのは、正月前の生活に戻すことです。

食事量を減らすのではなく、
・食べる時間
・食べるスピード
・間食のタイミング

これらを戻すだけで十分です。

③ 「痩せたい」を一度言うのをやめる

意外ですが、これはかなり効果があります。

「痩せたい」と言うたびに、脳は「まだ痩せていない自分」を確認します。

代わりに、こう言ってください。

「今日は普通に戻せた」
「昨日より落ち着いて食べられた」

この積み重ねが、自己効力感を回復させます。


匿名相談Q&A|正月太り・リバウンド編

Q1:正月太りで3kg増えました。すぐ戻せますか?

戻せます。ただし「急がないこと」が条件です。
2週間かけて生活を戻せば、体は自然に調整を始めます。

Q2:正月明けから食欲が止まりません

意志の問題ではありません。
報酬系が過剰に刺激された反動です。
食事を抜かず、時間を整えることで落ち着きます。

Q3:またリバウンドする気がして怖いです

その感覚は正常です。
怖さがある人ほど、丁寧に戻せば成功率は高いです。

Q4:運動はしたほうがいいですか?

最初は不要です。
まずは生活と食事を安定させてからで十分です。

Q5:体重計に乗るのが怖いです

無理に乗らなくてOKです。
今は「整える期間」。数字は後からついてきます。

Q6:何度も失敗していて自信がありません

失敗ではなく、体質が整っていなかっただけです。
今回はやり方を変えれば結果も変わります。


正月太りは「人生最後のダイエット」の入り口になる

正月太りを放置すると、確かにリバウンド体質になります。

でも逆に言えば、ここで正しく向き合えた人は、もう同じ失敗を繰り返しません

痩せたい気持ちは、敵ではありません。
ただ、急がせすぎないこと。

あなたの体は、ちゃんと戻る力を持っています。

今年こそ、「痩せたい」と一生言い続ける人生を終わらせましょう。