こんにちは。女性向けダイエットの現場で、これまで何百人もの「痩せたい」「でもリバウンドしたくない」という悩みと向き合ってきたダイエット専門家です。
今回の記事では、私自身とクライアントさんたちのかなり赤裸々な体験談をもとに、「冷え性」と「ダイエット」「リバウンド」の深すぎる関係についてお話しします。

正直に言います。
私は昔、ダイエットに失敗し続けた人間でした。体重は落ちても、必ずリバウンド。むしろ前より太る。その繰り返し。
「なんで私はこんなに意志が弱いんだろう」
「どうして痩せたいのに続かないんだろう」
そうやって自分を責め続けていました。

でも、あるとき気づいたんです。
問題は意志じゃなかった。「冷え」だった。

何度もダイエットに失敗してきた私の黒歴史

・糖質制限で一気に5kg減 → 2か月後に7kgリバウンド
・サラダ中心生活 → 代謝が落ちて全然痩せなくなる
・ジム通い → 冷えて疲れて続かない

「痩せたい」という気持ちは本気でした。
でも体はいつも重く、だるく、朝は起きられない。手足は年中冷たい。夏でも靴下が手放せない。
今思えば、完全に冷え性体質でした。

それでも当時の私は、
「運動量が足りない」
「食事管理が甘い」
と自分を追い込み続けていました。

「冷え性=太りやすい」は本当だった

ダイエットの現場でよく聞く言葉があります。
「冷えている体は、痩せる準備ができていない」

冷え性の状態では、次のようなことが体内で起こります。

  • 血流が悪くなり、脂肪が燃えにくい
  • 内臓温度が下がり、基礎代謝が落ちる
  • 自律神経が乱れ、食欲が暴走しやすい
  • ストレス耐性が下がり、ドカ食いにつながる

つまり、どれだけ「痩せたい」と思っても、
冷えた体のままでは、ダイエットはリバウンド前提になりやすいんです。

温活ダイエットに切り替えたきっかけ

私が温活ダイエットに目を向けたのは、正直「もう限界」だったからです。
体重は増え、鏡を見るのも嫌で、ダイエット情報を見るたびに自己嫌悪。

そんな時、匿名相談で届いた一通のメッセージがきっかけでした。

「何をやってもリバウンドします。冷え性もひどいです。もう諦めた方がいいでしょうか」

その相談文を読んだ瞬間、昔の自分が重なりました。
そして、はっきり言えたんです。

「諦める必要はありません。ただ、順番を間違えているだけです」

ダイエットの順番を間違えると必ずリバウンドする

多くの人はこう考えます。

「痩せる → 体調が良くなる」
でも、現場では逆です。

「体調を整える → 自然に痩せる」

冷え性改善(温活)は、体調を整えるための最重要ポイント。
ここを飛ばして痩せようとすると、体は「危険だ」と判断し、脂肪を溜め込もうとします。

心理学的に見る「冷え」と「食欲暴走」の関係

冷え性の人がダイエットで失敗しやすい理由は、単に代謝だけではありません。
心理的な問題も大きく関係しています。

冷えは「不安」と「衝動」を強める

体が冷えている状態は、脳にとって「非常事態」。
すると無意識に、次のような行動が起こります。

  • 甘いもの・脂っこいものを欲する
  • 今すぐ満たされたい衝動が強くなる
  • 我慢ができなくなる

これ、意志の問題ではありません。
生理的な防御反応です。

だから「また食べちゃった」「私ってダメだ」と責めるほど、
ストレス → 冷え → 食欲暴走 → リバウンド、という負のループにハマります。

私が実際にやった温活ダイエットの第一歩

ここから、かなりリアルな話をします。

最初にやったのは、食事制限でも運動でもありません

① 朝イチで白湯を飲む(正直ナメてた)

正直、最初は「こんなので痩せるわけない」と思っていました。
でも、1週間続けた頃から変化が。

・朝のだるさが軽くなる
・お腹がグルグル動く感覚が出る
・便通が明らかに改善

体重はまだ変わらない。でも、体が目覚め始めた感覚がありました。

② お風呂はシャワー禁止(これが一番キツかった)

忙しい日ほどシャワーで済ませていた私。
でも、湯船に浸かるようにしたら、夜の暴食が減ったんです。

理由はシンプル。
副交感神経が優位になり、安心感が出たから。

「今日はもういいや…甘いものいらないかも」
こんな感覚、何年ぶりだろうと思いました。

体重が減り始めたのは「頑張るのをやめた後」だった

温活を始めて3週間ほど経った頃、久しぶりに体重計に乗りました。

−1.8kg

正直、拍子抜けでした。
あれだけ必死に頑張っても減らなかった体重が、
「痩せよう」と必死にならなくなったら減り始めた。

このとき、はっきり確信しました。

「リバウンドを制する者は、ダイエットを制す」

そして、その鍵が「温活」だったんです。

「頑張らないのに痩せる」状態が続いた理由

温活ダイエットを始めてから、体重は少しずつ、でも確実に落ちていきました。
1週間で1kg減るような派手さはありません。でも、不思議な安心感がありました。

「また戻るかも」という恐怖が、ほとんどなかったんです。

これまでのダイエットでは、体重が減るほど不安が増していました。
「いつ戻るんだろう」
「この食事、ずっと続けられるのかな」
そんな気持ちばかり。

でも温活ダイエットでは逆でした。
体が整うほど、痩せたい気持ちが落ち着いていったんです。

体温が上がると「痩せなきゃ」という焦りが消える

冷え性のときは、常にどこか不安でした。
理由はわからないけど、落ち着かない。
だから食べて安心しようとする。

体が温まり、血流が良くなると、
この「理由のない不安」が驚くほど減ります。

結果として、
・間食が減る
・夜遅くに食べなくなる
・自分を責めなくなる

これが、リバウンドしない土台でした。

温活ダイエットで私がやめたこと

痩せるために「足したこと」より、
実は「やめたこと」の方が多かったです。

① 無理な糖質制限

冷え性なのに糖質を極端に減らすと、体はさらに冷えます。
以前の私は「糖質=悪」と思い込んでいました。

でも実際は、
必要な糖質まで減らすと、痩せにくくなる

ごはんを適量食べるようにしたら、
体温が上がり、食欲も安定しました。

② 冷たい飲み物

夏でも氷入りの飲み物をガブガブ。
これ、内臓を一気に冷やします。

完全にやめるのは大変なので、
「常温か温かいものを選ぶ回数を増やす」だけ。

これだけで、お腹の張りやむくみが減りました。

③ 自分を責める言葉

これが一番大きかったかもしれません。

「また食べちゃった」
「意志が弱い」
「どうせリバウンドする」

こうした言葉は、
自律神経を乱し、冷えを悪化させます

責めるのをやめただけで、
体も心も驚くほど落ち着きました。

現場で多かった「温活ダイエット相談」赤裸々Q&A

Q1. 温活だけで本当に痩せますか?

A. 正直に言います。
温活だけで一気に痩せる人は少ないです。

でも、温活をしないままダイエットすると、
高確率でリバウンドします。

温活は「痩せるための準備」。
ここを整えることで、努力が報われる体になります。

Q2. 冷え性かどうかわかりません

A. 次に当てはまったら要注意です。

  • 手足がいつも冷たい
  • お腹や太ももを触ると冷たい
  • 夏でもクーラーが苦手
  • 生理痛・PMSが重い

1つでも当てはまれば、
ダイエットより先に温活をおすすめします。

Q3. 運動は必要ですか?

A. いきなり激しい運動は不要です。

冷え性の人が無理に運動すると、
疲労 → 冷え → 食欲暴走、になりがち。

まずは、
・湯船に浸かる
・軽くストレッチする
・深呼吸する

これだけで十分です。

Q4. どれくらいで効果が出ますか?

A. 早い人で2〜3週間。

体重より先に、
・便通
・睡眠
・食欲

このあたりが変わります。
ここが変わらないうちは、体重も焦らなくてOK

Q5. リバウンド癖がある人でも大丈夫?

A. むしろ、リバウンド経験者ほど向いています。

何度も失敗している人ほど、
体は「守りモード」になっています。

温活で安心させることで、
脂肪を手放せる状態になります。

Q6. 食事で一番意識することは?

A. 「温かいものを1品入れる」こと。

完璧な栄養バランスより、
体を冷やさないことが最優先です。

Q7. メンタルが弱くても続きますか?

A. 続きます。というより、
メンタルが弱い人ほど効果を感じやすいです。

温活は、心を落ち着かせるアプローチだからです。

「痩せたい」が「大丈夫」に変わった瞬間

温活ダイエットを続けて3か月。
体重は−6kg。

でも一番の変化は、数字じゃありません。

「また太るかも」という恐怖が、ほぼ消えたこと。

ダイエット=戦い、
ダイエット=我慢、
だと思っていた私にとって、これは革命でした。

体を温めることは、自分を大切にすることだった。

リバウンドを制する者はダイエットを制す

痩せたいなら、まず冷えを疑ってください。

・何度もリバウンドしている
・頑張るほど辛い
・食欲がコントロールできない

それはあなたの意志の弱さではありません。

体が冷えて、守りに入っているだけです。

温活で体を整えれば、
ダイエットは「頑張るもの」から「自然に続くもの」に変わります。

痩せたい気持ちが強い人ほど、
一度、立ち止まって体を温めてみてください。

それが、
リバウンドしないダイエットへの一番の近道です。