「また失敗した……」
体重計の数字を見て、何度この言葉を心の中でつぶやいたか分かりません。

これまで私は、数え切れないほどのダイエットに挑戦してきました。
糖質制限、カロリー制限、置き換え、断食、ファスティング、○○だけダイエット……。

一時的に痩せることはできる。
でも、必ずリバウンドする。

「痩せたい」という気持ちは本物なのに、
なぜか続かない。なぜか戻る。

この記事では、そんな私が腸内環境を変えたことで、初めてダイエットが“習慣”になったリアルな体験を、かなり赤裸々に書いていきます。

きれいごとは一切なし。
恥ずかしい失敗も、感情が崩れた瞬間も、全部含めてです。


なぜ、私は何度もダイエットとリバウンドを繰り返したのか

「意志が弱いから」だと思い込んでいた

過去の私は、リバウンドするたびに自分を責めていました。

  • 意志が弱い
  • 甘えている
  • 本気じゃない

雑誌やSNSを見ると、「痩せた人=努力した人」という空気があるじゃないですか。

だから、痩せられない私は努力不足。
そう思い込んでいました。

でも今ならはっきり言えます。
問題は意志じゃなかったんです。

リバウンドを加速させていた生活習慣

当時の私の生活は、今思うと完全に悪循環でした。

  • 朝は食べない(忙しいから)
  • 昼はサラダかコンビニ
  • 夜に一気に食欲が爆発
  • 便秘が当たり前
  • 寝不足

それでも「痩せたい」から、
食べない選択を正解だと思っていました。

体重が落ちると嬉しい。
でも、その裏で腸内環境はどんどん壊れていたんです。


腸内環境が壊れると、なぜダイエットは続かないのか

腸は食欲と感情の司令塔

腸は、ただ食べ物を消化するだけの器官ではありません。

腸では、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%が作られています。

つまり腸内環境が乱れると、

  • 理由もなく不安になる
  • イライラしやすくなる
  • 甘いもの・脂っこいものが欲しくなる

この状態でダイエットを続けようとするのは、
ブレーキが壊れた車で下り坂を走るようなもの。

止まれなくて当然なんです。

「我慢型ダイエット」が腸を壊す

私がやってきたダイエットは、ほぼすべて我慢型でした。

  • 空腹は根性で耐える
  • 食欲は無視する
  • 食べたい気持ちは敵

でも、腸は我慢が大嫌い。

栄養が足りない、食事リズムが乱れる、ストレスがかかる。
すると腸は、防衛反応として「もっと食べろ!」と強烈な信号を出します。

これが、暴食とリバウンドの正体です。


腸内環境を意識し始めたきっかけ

体重より先に壊れたもの

あるとき、体重は落ちているのに、

  • 常にイライラ
  • 肌はボロボロ
  • 便秘が2週間続く

そんな状態になりました。

正直、鏡を見るのが嫌でした。
「痩せたい」はずなのに、全然幸せじゃなかった。

そのとき初めて、「これ、どこかおかしくない?」と疑問を持ったんです。

腸活という考え方との出会い

最初は半信半疑でした。
「腸内環境を整えるだけで痩せるなんて、そんな都合のいい話ある?」と。

でも調べていくうちに、腸とダイエット、リバウンドの関係が、
自分の失敗体験とピタッと重なりました。

「これ、私のことじゃん……」

そこから、体重を減らすダイエットではなく、
腸を整える生活にシフトすることを決めました。


腸内環境を変えて最初に起きた変化

体重より先に、感情が安定した

腸活を意識し始めて、最初の1〜2週間。

体重はほとんど変わりませんでした。

でも、明らかに違ったのは、

  • イライラする回数が減った
  • 夜の衝動食いが減った
  • 「まあいいか」と思える余裕

これが本当に大きかった。

今までの私は、
「痩せたい → 食べない → 爆発 → 自己嫌悪」
このループでした。

でも腸内環境が落ち着いてくると、
そもそも爆発しにくくなったんです。

次回(後半)では、

  • 腸内環境を変えるために具体的にやったこと
  • 正直うまくいかなかった失敗談
  • 匿名相談ベースのQ&A(5〜8問)
  • なぜダイエットが「習慣」になったのかの心理学的解説

ここまで踏み込みます。


腸内環境を変えるために、私が実際にやったこと

「痩せたい」より先に「腸を守る」を優先した

腸活ダイエットを始めると決めたとき、
私が最初にやめたのは「痩せたいから○○しなきゃ」という思考でした。

これまでの私は、
痩せたい → 食事を減らす → 我慢 → リバウンド
この流れを何度も繰り返してきました。

だから今回は、順番を変えました。

腸が嫌がることをやめる。
それだけを意識したんです。

まず徹底的に見直した生活習慣

具体的に見直したのは、次のようなポイントです。

  • 朝食を抜かない(量は少なくてもOK)
  • 食事時間をなるべく一定にする
  • 冷たい飲み物ばかりを避ける
  • 便意を我慢しない
  • 「食べてしまった自分」を責めない

正直、最初は怖かったです。

「朝ごはん食べたら太るんじゃない?」
「夜もちゃんと食べて大丈夫?」
頭の中は不安だらけ。

でも、腸はちゃんと応えてくれました。

食べる内容より「食べ方」を変えた

腸活=特別な食材、と思われがちですが、
私が最初に変えたのは食べ方です。

  • よく噛む
  • スマホを見ながら食べない
  • 満腹になる前に一度箸を置く

これだけでも、
腸への負担はかなり減ります。

結果として、
「食べ過ぎて苦しい」という状態が激減しました。


正直に言うと、うまくいかなかった時期もある

腸活をしても暴食した夜

誤解してほしくないのですが、
腸活ダイエットを始めてからも、暴食したことはあります。

仕事で限界まで追い込まれた日、
帰宅してから止まらなくなりました。

パン、チョコ、アイス。
「もうどうでもいい」と思いながら食べていました。

以前なら、ここで全てを投げ出していました。

でもこのときは違った。

「戻れる感覚」があった

翌朝、体重計には乗りませんでした。

代わりに、
温かい飲み物を飲んで、
腸を休ませる意識をしました。

「昨日は腸が疲れただけ」
「今日整え直せばいい」

そう思えた自分に、正直驚きました。

これが、ダイエットが習慣になる感覚だったんです。


心理学的に見る「腸内環境が整うと習慣化できる理由」

意志力ではなく環境で変わる

人は、意志の力で行動を変えられると思いがちですが、
心理学的にはそれはかなり難しいとされています。

腸内環境が乱れていると、

  • 判断力が落ちる
  • 衝動に弱くなる
  • 短期的快楽を選びやすい

つまり、リバウンドしやすい状態。

腸を整えることで、
「我慢しなくても正しい選択がしやすい」状態になります。

「痩せたい」が執着にならなくなる

腸内環境が整ってくると、
不思議と体重への執着が薄れます。

「減った?増えた?」に一喜一憂しなくなる。

結果的に、

  • 極端な行動を取らない
  • 長期的に続けられる
  • リバウンドしにくい

この状態に入ると、
ダイエットは努力ではなく生活の一部になります。


腸活ダイエットQ&A(匿名相談より)

Q1:腸活ダイエットはどれくらいで効果が出ますか?

体重変化より先に、便通や気分の安定を感じる人が多いです。
目安は1〜3ヶ月で「戻らない感覚」が出てきます。

Q2:食事制限をしないと痩せないのでは?

無理な制限はリバウンドの原因になります。
腸が整えば、自然と食事量が落ち着きます。

Q3:便秘がひどくても大丈夫ですか?

むしろ腸活の効果を実感しやすいです。
ただし焦らず、腸の回復を優先してください。

Q4:途中で暴食したら失敗ですか?

失敗ではありません。
腸活ダイエットは「戻れる力」を育てる方法です。

Q5:年齢が高くても痩せたい気持ちは叶いますか?

年齢より腸内環境が重要です。
40代・50代でも習慣化できた例はたくさんあります。

Q6:サプリや発酵食品は必須ですか?

必須ではありません。
まずは生活リズムと食べ方の改善が最優先です。


まとめ|腸内環境を変えたら、ダイエットは戦いじゃなくなった

これまで何度もダイエットに失敗し、
リバウンドを繰り返してきた私が断言します。

ダイエットは、根性論では続きません。

腸内環境を整えることで、

  • 食欲が安定する
  • 感情が乱れにくくなる
  • 自然と習慣になる

痩せたい気持ちを否定しなくていい。
ただ、体の土台から整えるだけ。

リバウンドを繰り返してきたあなたにこそ、
この考え方が届けば嬉しいです。