こんにちは。私はこれまで女性向けに数えきれないほどのダイエット相談・実践サポートをしてきたダイエット専門家です。
そして同時に、正直に言うと「何度もダイエットに失敗し、何度もリバウンドしてきた当事者」でもあります。
痩せたい。今度こそ変わりたい。そう思って糖質制限、カロリー制限、ファスティング、運動地獄…。
一時的には体重は落ちる。でも、気づけば元通り、むしろ前より太っている。
このサイト名にもある通り、「リバウンドを制する者はダイエットを制す」。
私が何年も遠回りした末にたどり着いた答えは、意外にもとても地味なものでした。
それが「寝る時間を守ること」です。
なぜ「寝る時間」だけでダイエットの結果が変わるのか
正直に言います。昔の私は「睡眠で痩せる」なんて話、完全にバカにしていました。
「そんなことで痩せるなら苦労しない」
「どうせ意識高い系の理論でしょ」
でも、現場で何百人もの女性を見て、そして自分自身の体で実験して、はっきり分かったことがあります。
寝る時間を守れない人は、どんなダイエットをしてもほぼ確実にリバウンドする。
逆に、食事も運動も完璧じゃなくても、寝る時間だけ守れる人は不思議と痩せていく。
「睡眠時間」ではなく「寝る時間」が重要な理由
ここでよくある勘違いがあります。
「7時間寝ればOKでしょ?」
「トータルで寝てるから大丈夫」
これ、完全に落とし穴です。
大事なのは何時間寝たかよりも何時に寝たか。
特に女性のダイエットでは、ここを無視するとほぼ確実に失敗します。
私自身、昔は平気で深夜2時、3時までスマホを触っていました。
「仕事が忙しいから」「ストレス解消だから」と自分に言い訳して。
その結果どうなったか。
- 朝起きても異常にだるい
- 甘いものが無性に欲しくなる
- 夜になると理性が飛ぶ
- 「今日くらいいいか」が毎日続く
そして、気づいたらリバウンド。
【体験談】私が「睡眠」を軽視して失敗し続けたリアルな話
ここからは少し赤裸々に書きます。
当時の私は、体重は55kg前後。決して肥満ではないけど、鏡を見るたびに「太ったな…」と感じる体型。
周りからは「十分細いよ」と言われる。
でも自分の中では、確実にベスト体重ではない。
だからこそ、焦っていました。
・糖質を極端に減らす
・夜はサラダだけ
・ジムに週5で通う
でも、仕事が終わるのは遅く、寝るのは毎日深夜。
ベッドに入ってもスマホを触り、気づけば1時間、2時間…。
結果、どうなったか。
最初の2週間は痩せました。
体重計の数字も落ちたし、服も少し緩くなった。
でも3週間目。
ある日、仕事帰りにコンビニで大量に甘いものを買い込み、家で泣きながら食べました。
「もう無理…」
「なんでこんなに頑張ってるのに…」
そこからは早かったです。
食欲は暴走、自己嫌悪、そしてリバウンド。
このパターンを、私は何度も何度も繰り返しました。
心理学的に見る「寝不足」とリバウンドの関係
ここで少し、心理学と脳の話をします。
寝不足になると、脳の「前頭前野」という理性を司る部分の働きが弱くなります。
簡単に言うと、
「我慢する力」「長期的に考える力」がごっそり落ちる。
その状態で、
- カロリー制限
- 糖質制限
- 運動ノルマ
を自分に課したらどうなるか。
答えは一つです。
いつか必ず爆発します。
そして爆発したあと、人はこう思います。
「私は意志が弱い」
「また失敗した」
でも、違う。
失敗の原因は意志じゃない。
睡眠を削った時点で、負け戦が始まっていただけなんです。
寝る時間を守れる人が「自然に痩せる」理由
一方で、寝る時間を一定に保てる人は何が違うのか。
これは本当に現場で何度も見てきました。
・完璧な食事管理はしていない
・毎日運動しているわけでもない
それでも、なぜか痩せていく。
リバウンドしない。
理由はシンプルです。
脳とホルモンが「痩せやすい状態」に保たれるから。
寝る時間が安定すると、
- 食欲ホルモンが暴れにくい
- ストレス耐性が上がる
- 「今日はこれくらいでやめよう」ができる
結果として、無理な我慢をしなくても食事量が整っていきます。
「早く寝なきゃ」が逆効果になる人の特徴
ここで注意点があります。
いきなり
「今日から22時に寝る!」
と決めて、三日坊主で終わる人。
実はこれ、かなり多いです。
私も何度もやりました。
そして失敗するたびに、
「やっぱり私には無理」
と自己評価を下げていく。
ダイエットで一番怖いのは、
体重が増えることではなく、自己信頼が削れること。
だから次回は、
- どうやって寝る時間を現実的に整えるのか
- リバウンドを防ぐ「睡眠改善ダイエット」の具体策
- 匿名相談で実際にあったリアルな質問と回答
を、さらに深く掘り下げていきます。
「痩せたいのに、なぜか続かない」
「またリバウンドする気がして怖い」
そんな人ほど、続きを読んでください。
※【第2回】へ続きます
睡眠改善ダイエットでリバウンドを止める具体的な方法
ここからは、「じゃあ実際どうすればいいの?」という話をします。
正直に言います。
いきなり完璧な睡眠習慣を目指す必要はありません。
むしろ、それが一番リバウンドへの近道です。
私が現場で必ず伝えている「寝る時間改善の3ステップ」
ステップ1:まずは「固定する」のは起きる時間
多くの人が間違えます。
「何時に寝るか」から決めようとする。
でも、夜は感情に流されやすい時間帯。
意志力が最も弱くなります。
だから最初に固定するのは起きる時間です。
- 平日も休日も同じ時間に起きる
- 二度寝OK、でも布団から出る
これだけで、夜の眠気が自然に前倒しで来るようになります。
ステップ2:「理想の就寝時間」は決めない
「22時に寝る」「23時に寝る」
この目標、実はかなり危険です。
守れなかった瞬間に、
「今日はもういいや」
と自己破壊モードに入るから。
代わりにやるのは、
「昨日より10分早く布団に入る」
たったこれだけ。
10分をナメないでください。
この積み重ねが、リバウンド体質を根こそぎ変えます。
ステップ3:寝る前の「スマホ断ち」は1アクションだけ
「寝る前はスマホ禁止」
理想論です。ほぼ失敗します。
私がすすめているのは、
「布団に入ったら充電器から外さない」
それだけ。
触ってもOK、でも立ち上がらない。
これだけで、ダラダラ夜更かしは激減します。
【赤裸々体験談】寝る時間を整えたら「食欲の地獄」から抜け出せた
私自身、この方法を半信半疑で始めました。
正直、
「こんなので痩せたい欲が消えるわけない」
と思っていました。
でも、3週間目あたりから明らかに変わったんです。
まず、夜のあの感覚が消えました。
冷蔵庫を意味もなく開ける。
甘いものを探す。
食べたあとに後悔する。
あれが、なくなった。
食欲がゼロになったわけじゃない。
「まあ、今日はいいか」と流せる余裕が生まれた。
これが一番大きかった。
体重が落ち始めたのは、そのあとです。
気づけば、
- 食事量が自然に減る
- 外食後も引きずらない
- 翌日リセットできる
これが「痩せる人の感覚」なんだ、と初めて理解しました。
匿名相談から抜粋|睡眠改善ダイエットQ&A
Q1:睡眠時間が短くても痩せる人はいますよね?
います。でも例外です。
しかも、その人たちも長期的には体調やメンタルを崩しやすい。
再現性がない方法は、ダイエットでは採用しません。
Q2:夜勤や不規則な仕事でもリバウンドは防げますか?
可能です。
この場合は「寝る時間」ではなく「寝る前の行動」を固定します。
寝る前に同じルーティンを入れることで、脳が切り替わります。
Q3:睡眠改善だけで本当に痩せたい願望は叶いますか?
睡眠だけで痩せる、は言いすぎです。
でも、
睡眠が整わないと、他の努力がすべて無駄になります。
Q4:どうしても夜に食べてしまう日はどうすれば?
責めない。
これが一番重要。
寝る時間を守れたなら、その日は合格です。
Q5:睡眠改善を始めてどれくらいで変化が出ますか?
早い人で1週間。
遅くても1ヶ月で、
「前ほど暴食しない自分」
に気づきます。
Q6:結局、リバウンドしない人の共通点は?
完璧を目指さないこと。
そして、
自分を回復させる時間を削らないこと。
まとめ|寝る時間を守れる人がダイエットを制する
これまで何度もダイエットして、
・痩せたいのに続かない
・またリバウンドする
そんな経験があるなら、
食事や運動を見直す前に、
「自分はちゃんと休めているか」
ここを見てください。
寝る時間を整えることは、甘えではありません。
リバウンドしない体と心を作る、最短ルートです。
痩せたいなら、まず寝てください。
