7時間睡眠で痩せ体質に|運動なしでも変われた理由
「またリバウンドした……」
体重計の数字を見た瞬間、膝から力が抜けて、その場に座り込みたくなった朝のことを、今でもはっきり覚えています。
ダイエット専門家として女性向けにサポートする立場の私ですが、
正直に言うと、私自身が“リバウンドのプロ”でした。
痩せたい。
今度こそ変わりたい。
人生をやり直したい。
そう思って始めるダイエットは、いつも最初だけ順調。
・食事制限で一気に3kg減
・褒められてテンションが上がる
・でも2か月後には元通り、むしろ増えてる
このループを、何年も何年も繰り返してきました。
この記事では、運動も根性も使わず、「7時間睡眠」を整えただけで痩せ体質に変わっていった実体験を、かなり赤裸々に書いていきます。
会議室で作られた理論ではなく、
婚活現場で、失敗して、泣いて、食べて、太って、また落ち込んで……
そんなリアルなダイエットの話です。
なぜ私は「痩せては太る」を繰り返していたのか
一時的に痩せるのに、必ずリバウンドする理由
これまで、数え切れないほどのダイエットをしてきました。
・糖質制限
・16時間断食
・パーソナルトレーニング
・宅トレ動画
・プロテイン生活
一時的には、確かに痩せます。
でも、気づくと元通り。
「私って、意志が弱いんだ」
「どうせ一生痩せられない」
そうやって、自分を責め続けていました。
心理学的に見る「リバウンド体質」の正体
ダイエット心理学の観点から見ると、当時の私は典型的なストレス型ダイエットでした。
強い制限をかけるほど、脳は「危機状態」だと判断します。
するとどうなるか。
・ストレスホルモン(コルチゾール)が増える
・脂肪を溜め込みやすくなる
・甘いものへの欲求が爆発する
つまり、頑張れば頑張るほど太りやすい体を作っていたんです。
これは努力不足ではありません。
体と脳の仕組みに逆らっていただけ。
運動よりも先に見直すべきだった「睡眠」
ダイエット相談で気づいた共通点
ダイエット専門家として、これまで数百人以上の女性の相談に乗ってきました。
その中で、リバウンドを繰り返す人には、ある共通点がありました。
とにかく寝ていない。
・平均睡眠時間5~6時間
・寝る直前までスマホ
・夜中に何度も目が覚める
「忙しいから仕方ない」
「寝る時間を削らないと痩せられない」
そう思い込んでいる人ほど、痩せにくい。
睡眠不足がダイエットを壊す仕組み
睡眠が足りないと、体の中ではこんなことが起きています。
・食欲を増やすホルモンが増加
・満腹を感じるホルモンが減少
・判断力が低下し、間食が増える
つまり、「我慢できない脳」が完成します。
これで「痩せたい」と思っても、無理があります。
私の黒歴史|寝不足×婚活×暴食の日々
婚活中、太っていったリアルな理由
当時の私は、婚活真っ只中でした。
仕事が終わって、夜にお見合いやアプリでのやり取り。
帰宅はいつも遅く、そこから一人反省会。
「なんで今日、あんなこと言っちゃったんだろう」
「また断られるかも」
そのまま眠れず、スマホを握りしめたまま深夜1時、2時。
気づけば、コンビニのスイーツを食べながらSNSを見ていました。
太る → 自信がなくなる → 婚活がうまくいかない → さらに食べる
完全な悪循環です。
体重だけでなく、心も荒れていた
睡眠不足の怖いところは、感情コントロールが効かなくなること。
・イライラしやすい
・落ち込みやすい
・自己否定が止まらない
「痩せたい」の裏側には、
「今の自分が嫌い」という気持ちがありました。
この状態でダイエットしても、うまくいくはずがありません。
7時間睡眠を意識しただけで起きた変化
最初にやったのは「運動」じゃない
私が最初にやったこと。
それは、7時間寝る時間を確保することでした。
・夜更かしをやめる
・予定を入れすぎない
・寝る時間を最優先にする
正直、最初は怖かったです。
「寝てる間に太るんじゃないか」
「努力してない自分が許せない」
でも、結果は真逆でした。
食欲が自然に落ち着いていった
7時間睡眠を続けて、まず変わったのは食欲。
・夜中の間食がなくなる
・甘いものへの執着が減る
・満腹で自然に止まる
無理に我慢していないのに、
食べすぎなくなったんです。
これは、脳とホルモンが正常に戻ったサイン。
「頑張らないダイエット」が、ここから始まりました。
7時間睡眠を「習慣」にするためにやった具体的なこと
いきなり完璧を目指さなかった
まず大前提として、私は最初から完璧な7時間睡眠なんてできませんでした。
それまでの私は、
・平均睡眠時間5時間台
・布団に入ってもスマホ
・夜中に目が覚める
こんな状態。
だから最初に決めたルールは、たった一つ。
「今日は何時に起きるか」だけを固定する
寝る時間ではなく、起きる時間を先に決めました。
心理学的に正しい「睡眠習慣」の作り方
人は「やめる」より「決める」方が行動しやすい生き物です。
・スマホをやめる → 失敗しやすい
・〇時に起きる → 成功しやすい
起床時間を固定すると、自然と眠くなる時間が前倒しされます。
これが、行動心理学に基づいた睡眠改善です。
寝る前の行動を「置き換える」
寝る前スマホを完全に禁止すると、反動が来ます。
なので私は、こうしました。
・スマホ → 紙の本を1ページだけ
・SNS → 明日の予定をメモ
・考え事 → 深呼吸3回
ポイントは「1ページ」「3回」など、
頑張らなくていい量にすること。
これだけで、脳が「もう休む時間だ」と理解し始めます。
体重に起きたリアルな変化
1か月目:数字はほぼ変わらない、でも異変が起きた
正直に言います。
7時間睡眠を始めて、
最初の1か月は体重はほとんど変わりませんでした。
でも、明らかに違ったことがあります。
・朝のむくみが減った
・便通が安定した
・夕方の爆食欲が消えた
「あれ?いつもならコンビニ寄ってる時間なのに…」
そんな日が増えていきました。
2〜3か月目:気づいたら体重が落ちていた
運動は、ほぼしていません。
食事も、極端な制限はなし。
それなのに、体重は少しずつ減っていきました。
・-1kg
・-2kg
何より驚いたのは、戻らないこと。
以前の私は、少し気を抜くとすぐリバウンド。
でも今回は違いました。
「痩せた」というより、
太らなくなった感覚。
リバウンドしなくなった本当の理由
ダイエットが「戦い」じゃなくなった
睡眠が整うと、メンタルが驚くほど安定します。
・イライラしにくい
・自分を責めない
・完璧を求めなくなる
これが、リバウンド防止に直結します。
リバウンドは、
「体重」よりも「感情」が原因。
感情が安定すれば、
過食も、自己嫌悪も起きにくくなります。
「痩せたい」が苦しみじゃなくなった
以前の「痩せたい」は、
・今の自分が嫌い
・変わらないと価値がない
そんな否定から来ていました。
でも今は違います。
・体を大切にしたい
・心地よく生きたい
この変化が、一生リバウンドしない思考を作ります。
婚活と恋愛に起きた意外な変化
顔つきと雰囲気が変わった
体重が少し落ちただけで、
婚活がうまくいくようになったわけではありません。
でも、明らかに変わったことがあります。
表情と余裕。
・目が開くようになった
・笑顔が自然になった
・焦りが減った
睡眠不足の頃は、
無意識に「必死さ」が出ていたんだと思います。
「選ばれる」より「選ぶ」側に戻れた
体も心も整うと、
自分を安売りしなくなります。
・無理な我慢をしない
・違和感をスルーしない
結果的に、
人間関係も、恋愛も、楽になりました。
匿名Q&A|睡眠改善ダイエットの本音質問に答えます
Q1:7時間寝ると太りませんか?
A:太りません。むしろ逆です。睡眠不足の方が脂肪を溜め込みます。
Q2:仕事が忙しくて7時間寝られません
A:まずは30分増やすところからでOKです。完璧を目指さないことが大切。
Q3:寝ても疲れが取れません
A:寝る「質」が重要です。寝る前スマホ、カフェイン、照明を見直してください。
Q4:運動しなくて本当に痩せますか?
A:睡眠が整うと、自然と動きたくなります。順番が逆です。
Q5:リバウンドが怖いです
A:感情が安定すれば、リバウンドは起きにくくなります。睡眠は土台です。
Q6:何日くらいで変化を感じますか?
A:早い人で1週間、体重変化は1〜2か月が目安です。
Q7:痩せたい気持ちが強すぎて焦ります
A:焦りは最大の敵です。まずは「ちゃんと寝る自分」を作ってください。
まとめ|痩せたいなら、まず寝てください
ダイエット=食事と運動。
そう信じて疑わなかった私が、
今一番大切だと感じているのは睡眠です。
・頑張らなくていい
・我慢しなくていい
・リバウンドしにくい
7時間睡眠は、
「痩せたい人生」から
「整った人生」への入り口。
もし今、
何をやってもダイエットがうまくいかないなら。
まずは今夜、少し早く布団に入ってみてください。
それが、一生変われなかった私が変わり始めた最初の一歩でした。
