こんにちは。
これまで女性向けに数百件以上のダイエット実践サポートを行ってきた、ダイエット専門家です。
そして同時に、
「何度も痩せて、何度もリバウンドしてきた当事者」でもあります。
いきなりですが、かなり核心を突くことを言います。
ダイエットが続かない女性ほど、ほぼ確実に眠れていません。
これは根性論でも、精神論でもありません。
現場での実体験と、心理学・生理学の両方から見た、かなり現実的な話です。
もしあなたが、
- 何度もダイエットに挑戦している
- 一時的には痩せるけど、必ずリバウンドする
- 「痩せたい」と思っているのに行動が続かない
こう感じているなら、
この記事はかなり刺さると思います。
なぜ私は「ダイエットが続かない女」だったのか
まずは、私自身の話をさせてください。
今でこそダイエット専門家として活動していますが、
過去の私は、完全にダイエット迷子でした。
・糖質制限で一気に3kg減っては、反動で爆食
・ジム契約→3回行って幽霊会員
・置き換えダイエットで夜中に泣く
・「今日から本気」が毎週月曜日
痩せたい気持ちは本物でした。
鏡を見るたびに、
「こんな体じゃ嫌だ」
「もっと自信を持ちたい」
そう思っていました。
でも、続かない。
それが本当に辛かった。
一番しんどかったのは、
「また続かなかった自分」を責め続けることです。
夜、布団に入ってから始まる反省会。
「なんで今日も間食したんだろう」
「痩せたいって言ってるのに矛盾してる」
「私ってほんと意志弱い」
この思考をしながら、
スマホを握りしめて深夜2時。
当然、睡眠の質は最悪です。
「痩せたいのに続かない」は、意志の問題じゃない
多くの女性が勘違いしています。
ダイエットが続かない理由を、
「意志が弱いから」だと思っている。
でも、これはかなり残酷な誤解です。
脳は寝不足になると「我慢」ができなくなる
人が理性的な判断をするときに使うのは、
脳の前頭前野です。
この前頭前野、
睡眠不足にめちゃくちゃ弱い。
寝不足が続くと、
- 衝動を抑えられない
- 短期的な快楽を優先する
- 「まあいっか」が増える
こうなります。
つまり、
眠れていない時点で、ダイエットは不利な戦い。
ここに、さらに追い打ちをかけるものがあります。
睡眠不足は「食欲ホルモン」を狂わせる
睡眠が足りないと、
- 食欲を増やすホルモンが増える
- 満腹を感じるホルモンが減る
という現象が起こります。
これ、めちゃくちゃ怖いです。
なぜなら、
「食べたい」と感じているのは、あなたの意志ではないから。
ホルモンに操られている状態で、
「我慢しろ」は無理ゲーです。
現場で確信した「続かない女性」の共通点
これまで匿名相談という形で、
本当にたくさんの女性の悩みを聞いてきました。
その中で、
ダイエットが続かずリバウンドを繰り返す人には、
はっきりした共通点があります。
① 寝る直前まで頭がフル稼働
・スマホでSNSを延々スクロール
・仕事や人間関係の反省会
・「痩せなきゃ」という自己否定
この状態で眠っても、
脳は全く休まっていません。
② 寝不足なのにカフェインと甘いもので乗り切る
朝はコーヒー、
昼も眠くてコーヒー、
夕方は甘いお菓子。
一時的に元気になりますが、
夜の睡眠の質はさらに悪化。
完全に悪循環です。
③ 「痩せたい」がプレッシャーになっている
痩せたい気持ちが強い人ほど、
自分を追い込みがちです。
・ちゃんとやらなきゃ
・結果を出さなきゃ
・また失敗したらどうしよう
この緊張状態では、
深く眠れません。
【赤裸々】私が一番太った時の生活リズム
恥ずかしいですが、正直に書きます。
私が人生で一番太っていた時期、
生活はこんな感じでした。
- 就寝：2時〜3時
- 起床：7時
- 睡眠時間：4〜5時間
- 常に眠い
- 常にイライラ
夜は一人反省会。
「痩せたいのに今日も食べた」
「また失敗した」
そのストレスを紛らわすために、
スマホを見ながらお菓子。
そして翌日、自己嫌悪。
この時、私は本気で思っていました。
「ちゃんとした人間にならないと痩せられない」
でも違った。
必要だったのは、
ちゃんと眠ることでした。
睡眠を変えたら「ダイエットへの向き合い方」が変わった
睡眠改善を始めて、最初に変わったのは、
体重ではありません。
気持ちでした。
・朝のイライラが減る
・食べ物に対する執着が減る
・「まあいっか」が減る
驚くほど、
ダイエットが続く土台が整っていきました。
頑張らなくても、
選択が変わる。
これが、睡眠改善ダイエットの本質です。
ここまでのまとめ（前編）
・ダイエットが続かないのは意志の問題じゃない
・睡眠不足は食欲と判断力を壊す
・眠れていない状態でのダイエットは高確率でリバウンドする
もし今、
「何をやっても痩せたいのに続かない」
そう感じているなら、
まずは体重より睡眠を見てください。
後編では、
- なぜ睡眠改善がリバウンドを防ぐのか
- 具体的に何をどう変えればいいのか
- 匿名相談で多かったリアルなQ&A
さらに踏み込んで解説します。
睡眠を整えた女性が「自然に痩せ続ける」理由
前編でお伝えした通り、
ダイエットが続かない女性ほど、眠れていないケースが本当に多いです。
では逆に、
睡眠を整えただけで、なぜ痩せやすくなり、リバウンドしにくくなるのか。
ここを、心理学と現場の両面から解説します。
理由①「意志力」を使わなくて済むから
ダイエットが続かない最大の理由は、
意志力を使いすぎることです。
・食べたいのを我慢する
・疲れているのに運動する
・本当は眠いのに夜更かしして反省会
これ、全部意志力を消耗します。
そして意志力は、
睡眠不足で一気に枯渇します。
睡眠を整えると、
- 判断が雑にならない
- 衝動的に食べにくくなる
- 「もうどうでもいい」が出にくい
結果、
頑張っていないのに、太りにくい選択ができる。
これが「自然に痩せる」状態です。
理由②「痩せたい」がプレッシャーにならなくなる
睡眠が足りていない時ほど、
人はネガティブになります。
・どうせ私なんて
・またリバウンドするかも
・ちゃんとやらなきゃ
この思考が、
ダイエットを苦しいものにします。
睡眠を整えると、
メンタルが安定します。
すると、
「痩せたい」が、義務や恐怖ではなく、希望に変わる。
これが続く人の思考です。
【実体験】睡眠改善で私の行動がどう変わったか
ここからは、かなりリアルな話です。
睡眠改善を始めてしばらく経った頃、
私は気づきました。
「ダイエットを頑張ろう」と思っていない自分に。
以前は、
・今日は我慢できたか
・食べすぎてないか
・体重は減ったか
常に頭の中がダイエットでいっぱいでした。
でも、睡眠が安定してくると、
- 空腹じゃないのに食べなくなった
- 夜の間食が減った
- 翌日の自分を信頼できるようになった
これ、本当に大きいです。
「どうせまた失敗する」という前提が消えた。
だから、
短期的な快楽に逃げなくなった。
結果、体重はあとからついてきました。
睡眠改善ダイエット｜現実的な実践ポイント
① いきなり早く寝ようとしない
これは多くの人が失敗します。
今日から22時就寝。
ほぼ確実に続きません。
まずは、
「布団に入る時間を固定する」
これだけでOKです。
寝れなくても大丈夫。
体は必ず慣れてきます。
② 寝る前の「自己否定」をやめる
これが一番大事かもしれません。
夜にやりがちなのが、反省会。
・今日も食べすぎた
・痩せたいのにダメだった
・私って意志弱い
この思考は、
睡眠の質を一気に下げます。
代わりに、これだけ。
「今日も生き延びた。OK。」
最初は違和感があっても、
確実に眠りが変わります。
③ 体重より「食欲の暴れ具合」を見る
体重は水分やホルモンで簡単に増減します。
それよりも、
- 夜のドカ食い衝動
- 甘いものへの執着
- 食後の罪悪感
これが減っていれば、
ダイエットは正しい方向です。
匿名相談で多かったリアルQ&A
Q1. 睡眠時間が短いと、絶対痩せませんか？
「絶対」ではありません。
ただし、
リバウンドのリスクは確実に上がります。
短期的に痩せても、
長期的に維持できません。
Q2. 生理前の食欲が止まりません
止めなくて大丈夫です。
生理前は食欲が増えて当然。
睡眠を削らず、
「許可された範囲で食べる」ことが、
リバウンド防止になります。
Q3. 夜勤や不規則な生活でもできますか？
できます。
大事なのは時間より、
寝る前の行動を固定すること。
毎回同じ流れを作るだけで、
睡眠の質は上がります。
Q4. 睡眠改善だけで本当に体重が減りますか？
最初に減るのは、体重より「暴食」です。
その結果、
自然に体重が落ちていきます。
順番を間違えないでください。
Q5. またリバウンドするのが怖いです
その不安がある人ほど、
睡眠改善は効果的です。
生活の土台を整えるので、
一気に崩れにくくなります。
まとめ｜ダイエットが続かない女性へ
最後に、これだけは伝えたいです。
あなたが痩せられなかったのは、意志が弱いからではありません。
眠れていない状態で、
ダイエットを続けようとしていただけ。
それは、
誰にとっても無理があります。
痩せたいなら、
まず眠る。
これは逃げでも甘えでもなく、
一番現実的で、リバウンドしにくい戦略です。
「ダイエットが続かない」
「またリバウンドしそう」
そう感じているなら、
今日から、ほんの少しだけ睡眠を大事にしてみてください。
それが、
長年のダイエット地獄を終わらせる第一歩になります。
