こんにちは。女性向けのダイエット実践サポートを長年行ってきた専門家です。この記事では、「ダイエットを頑張っているのに痩せたいのに痩せない」「一時的に体重は落ちるのに必ずリバウンドする」という20代・30代女性に向けて、自律神経という視点から、かなり赤裸々にお話しします。
マスコミや雑誌に載っている「○○するだけで痩せる」「これを食べればOK」といった表面的な話ではありません。私自身の失敗、婚活現場で見てきたリアルな女性たちの姿、匿名相談で寄せられた恥ずかしい本音まで、包み隠さず書きます。
キーワードは、ダイエット・リバウンド・痩せたい。この3つに心当たりがあるなら、ぜひ最後まで読んでください。
なぜ20代・30代なのに太りやすくなるのか
相談でよく聞く言葉があります。
「まだ20代なのに太りやすい」
「30代に入ってから急に痩せなくなった」
これ、年齢のせいだと思っている方がとても多いですが、実は違います。
本当の原因は、自律神経の乱れが慢性化していること。
昔と同じダイエットが通用しなくなる理由
学生時代や20代前半は、
- 少し食事を減らせば痩せた
- 数日運動すれば体重が落ちた
という経験があったはずです。
でも社会人になり、仕事・人間関係・婚活・将来への不安が増えると、体は常に緊張状態になります。
これが、自律神経でいう交感神経優位の状態。
交感神経が優位なままダイエットをすると、体はこう反応します。
- 脂肪を溜め込もうとする
- 食欲を強める
- エネルギー消費を抑える
つまり、頑張るほど痩せにくい体になるのです。
【自律神経チェック】太りやすい女性の共通ポイント
ここで一度、自分の状態をチェックしてみてください。
チェックポイント① 朝から疲れている
起きた瞬間からだるい。
寝たはずなのに疲れが取れない。
これは副交感神経がうまく働いていないサインです。
チェックポイント② 食欲に波がありすぎる
普段は我慢できるのに、突然スイーツやジャンクフードが止まらなくなる。
これも自律神経の乱れが大きく関係しています。
チェックポイント③ 生理前に必ず太る
生理前はむくみ、暴食、イライラがセット。
ホルモンだけでなく、自律神経の切り替えがうまくいっていない可能性が高いです。
チェックポイント④ 眠りが浅い
夜中に何度も目が覚める。
夢ばかり見て熟睡感がない。
睡眠の質が落ちると、痩せホルモンは分泌されません。
チェックポイント⑤ 「痩せなきゃ」が口癖
これ、かなり重要です。
常に「痩せたい」「太ったら終わり」と考えている状態は、心が緊張しっぱなし。
心理学的に見ると、慢性的ストレス状態です。
【赤裸々体験談】私がリバウンド地獄にハマった20代後半
ここからは、私自身の話をします。
20代後半、婚活を始めた頃の私は、典型的な「痩せたいのに太る女性」でした。
・平日は仕事でクタクタ
・週末は婚活パーティー
・空いた時間でジム
食事もかなり制限していました。
でも、心の中は常に焦り。
「早く結果を出さなきゃ」
「痩せていないと選ばれない」
体重は一時的に落ちます。でも、その反動で夜中にキッチンで立ち食い。
パンを食べながら泣いたこともあります。
翌朝、自己嫌悪。
体重計に乗ってさらに落ち込む。
この繰り返しで、結果的にダイエット前より太りました。
心理学から見る「痩せたい」が強すぎる弊害
「痩せたい」という気持ち自体は悪くありません。
でも、
痩せなきゃ価値がない
太った私はダメ
この思考が強くなると、脳は危機状態と判断します。
すると、コルチゾール(ストレスホルモン)が増え、脂肪を溜め込みやすくなります。
つまり、自分を責めるほどリバウンドしやすい。
婚活現場で見た「太りやすい女性」のリアル
会議室の理論ではなく、現場での話です。
婚活相談で多いのは、
- 条件は良いのに選ばれない
- 痩せているのに疲れて見える
- 常に緊張している
こうした女性の多くが、自律神経を崩しています。
逆に、自律神経が整い始めると、
- 体重が大きく変わらなくても印象が良くなる
- 「一緒にいて落ち着く」と言われる
これは数字以上に大きな変化です。
ここまでのまとめ
・20代・30代で太りやすいのは年齢のせいではない
・ダイエットとリバウンドを繰り返す人ほど自律神経が乱れている
・痩せたい気持ちが強すぎると逆効果
後編では、
- 自律神経を整える具体的な改善方法
- 実践しやすい生活習慣のポイント
- よくあるQ&A(5~8問)
を詳しく解説します。
「もうリバウンドしたくない」「本気で痩せたい」
そう思っている方は、ぜひ後編も読んでください。
太りやすさを加速させる「自律神経の乱れ習慣」
前編では、20代・30代女性が太りやすくなる本当の原因として「自律神経の乱れ」をお伝えしました。
ここからは、私自身の体験と、婚活・ダイエット相談の現場で実際に多かった太りやすさを加速させる生活習慣を解説します。
夜の過ごし方がリバウンド体質を作る
痩せたい女性ほど、夜まで気を張っています。
・仕事の続きを考える
・婚活アプリを何度も確認
・SNSで他人と比較
この状態では、副交感神経がまったく働きません。
私自身、布団に入っても頭が冴えて眠れず、気づけば夜中にお菓子を食べていました。
「今日も頑張ったからいいよね」
そう言い訳しながら、翌朝は自己嫌悪。
これを繰り返すほど、自律神経は乱れ、リバウンドしやすい体になります。
頑張り屋ほどハマる「無意識の我慢」
相談者さんで特に多いのが、
「私、そんなに我慢していません」
という声。
でも話を深掘りすると、
- 本当は甘いものが好きなのに我慢
- 疲れているのに運動を優先
- 眠いのにスマホで情報収集
こうした小さな我慢の積み重ねが、自律神経を乱します。
心理学的に見ると、これは抑圧の状態。
抑えた感情や欲求は、必ずどこかで反動として現れます。
それが暴食やリバウンドです。
自律神経を整えるために実際にやった改善方法
ここからは、私自身が実践し、相談者さんにも効果が高かった方法を紹介します。
改善① 夜は「痩せる準備時間」にする
夜は痩せるための時間ではありません。
回復する時間です。
私が意識したのは、
- 寝る90分前に入浴
- 湯船に浸かる
- スマホはベッドに持ち込まない
これだけで睡眠の質が変わり、翌朝の食欲が安定しました。
改善② 食事は「安心感」を最優先
痩せたいからといって、空腹を作りすぎない。
特に意識したのは、
- 朝か昼に炭水化物をしっかり摂る
- 温かい食事を増やす
- 完璧な栄養バランスを目指さない
体が安心すると、自律神経は自然と整います。
改善③ 体重計との距離を取る
体重計に毎日乗るほど、不安は増えます。
私は一時期、体重計を見ない期間を作りました。
その間に変わったのは、
- イライラが減った
- 食欲の波が穏やかに
- 自然と間食が減った
結果的に、リバウンドしにくい状態になりました。
【赤裸々体験談】体重よりも先に変わったもの
自律神経を整え始めて、最初に変わったのは体重ではありません。
・朝の目覚め
・気持ちの余裕
・人と話すときの表情
婚活現場で、
「雰囲気が柔らかくなりましたね」
と言われたとき、初めて気づきました。
痩せる前に、整うことが必要だったと。
よくあるQ&A(自律神経×ダイエット)
Q1. 運動は控えた方がいいですか?
A. 控える必要はありませんが、疲れている日は休む勇気も大切です。自律神経が乱れているときの無理な運動は逆効果です。
Q2. 食事制限しないと痩せませんか?
A. 極端な制限はリバウンドの原因になります。整った自律神経は自然に食欲を調整してくれます。
Q3. 生理前の暴食が止まりません
A. 生理前こそ我慢しないことが大切です。睡眠と血糖値の安定を優先してください。
Q4. 婚活中でも実践できますか?
A. むしろ婚活中にこそ必要です。緊張が抜けると印象が大きく変わります。
Q5. どれくらいで変化を感じますか?
A. 早い人で1〜2週間。体重より先に気分や睡眠に変化が出ます。
Q6. 何から始めればいいかわかりません
A. 夜の過ごし方を見直してください。入浴とスマホ時間の調整が最優先です。
Q7. 痩せたい気持ちを手放せません
A. 痩せたい気持ちは否定しなくて大丈夫です。ただ「痩せなきゃダメ」という考えを少し緩めてみてください。
まとめ:太りやすさは性格でも年齢でもない
20代・30代で太りやすいのは、あなたのせいではありません。
自律神経が乱れたまま、頑張り続けてきただけです。
ダイエット=頑張るもの
この思い込みを手放したとき、体は変わり始めます。
リバウンドを繰り返してきた人ほど、整える価値があります。
「痩せたい」と思うなら、まずは自分の体を安心させてあげてください。
数字に振り回されないダイエットは、
人生そのものを軽くしてくれます。
