こんにちは。女性向けのダイエット・ボディメイクを専門にサポートしている私ですが、実は昔は「万年リバウンド女」でした。
本気でダイエットして痩せても、結局また戻る…いや、戻るどころか前より増えてしまう時期すらありました。
しかも雑誌で「◯◯するだけで痩せる!」という言葉に飛びついては挫折し、SNSで人気の方法を試してはリバウンド。
まさに迷走そのもの。やるたびに「私って本当に意志弱いな…」と自分がイヤになる負のスパイラル。
この記事では、そんな私が“リバウンドし続ける人生”から抜け出すきっかけになった「筋トレ×心理学×生活改善」のリアルすぎる体験を、かなり赤裸々にまとめています。
女性が一番つまずきやすいポイントを、現場目線でストレートに解説していきます。
なぜ私は何度もリバウンドしたのか? ― 心理学で見る「太りやすい思考」
よく「食べすぎたから太る」「運動不足だから太る」と言われますが、実はもっと根本的な理由が隠れています。
それが“ダイエット脳”と“報酬系依存”です。
● 「早く痩せたい脳」がリバウンドを生む
私が何度も失敗した理由は、まさにこれ。
「◯月までに絶対5kg痩せたい!」という焦りが強いと、どうしても短期間で結果を出す方法に飛びついてしまいます。
しかし、心理学的には短期目標に依存すると、脳は“成功後”に強い反動を起こすとされています。
これが「お疲れ〜!」と食べすぎるリバウンドの正体。
● 私が実際にやらかした“反動食い”の赤裸々体験
当時の私は本当にひどかったです。
例えば、1週間だけ炭水化物を抜いて2kg落ちたときのこと。
成功したのに、なぜかその翌日に「ご褒美ケーキ」が止まらなくなる。
気づいたらケーキ2個→菓子パン→唐揚げ弁当…という流れで「今日だけだから」と自己正当化。
でも翌日には体重が戻り、「またやらなきゃ…」という罪悪感の連鎖。
この自責感とご褒美欲求のループが、私のリバウンド地獄を強めていました。
筋トレがリバウンドを防ぐ本当の理由 ― 女性こそ知るべき代謝の仕組み
ここからが本題ですが、私がリバウンド体質から抜け出せた理由は、間違いなく筋トレです。
でも最初に断っておきますが、いきなりハードな筋トレをしたわけではありません。
むしろ最初は5分のゆるいトレーニングから始めました。
● なぜ筋トレだけが“リバウンド防止”に強いのか?
筋肉には以下の効果があります:
- 基礎代謝が上がり太りにくくなる
- 食べても脂肪になりにくい体質に変わる
- ストレス耐性が上がり、反動食いが減る
- 自己効力感(やればできる感)が強まり、継続しやすい
特に自己効力感の上昇は大きかったです。
● 私が筋トレで感じた“意外な変化”
最初は「体重が落ちない」と焦りましたが、身体の内側の変化が大きかった。
例えば…
- 夕方のだるさが減り、仕事の集中力が上がった
- イライラして甘いものへ走る回数が激減
- 生理前のむくみが軽くなった
- しんどい時でも“とりあえず5分やるか”と思えるように
この「やれば変わる」という手応えが、自分でも意外なくらい精神を安定させてくれました。
筋トレを続けたら痩せる? ― 私が3ヶ月で実際に起きたこと
筋トレを始めて1ヶ月目はほぼ体重が変わりませんでした。
でも、ここで驚いたのはウエストだけ先に変わったこと。
ずっと履いていたスキニーのウエストに、指2本入るようになった瞬間は思わず泣きそうでした。
体重は1kgも減っていないのに、見た目の変化のほうが先に来るという“ダイエットの面白さ”をここで初めて理解したんです。
そして3ヶ月目には…
- 体重 −3.8kg
- ウエスト −7cm
- お腹の浮き輪肉がほぼ消失
しかもこの間、ケーキもアイスも食べました。
「食べてもまた戻せる」という安心感が生まれたことで、過食がなくなったのが大きかったです。
継続を難しくする“心のクセ” ― 女性がつまずきやすいポイント
ダイエットを支えるのは、実は筋肉よりもメンタルだったりします。
ここでは、私がクライアントさんの中で特によく見てきた「やりがちな心のクセ」を紹介します。
● 完璧主義が強すぎる
「毎日30分やらなきゃ」
「今日は疲れたから明日まとめてやればいいか」
この2つは表裏一体で、どちらも継続の妨げです。
私も完全にこのタイプでした。
実は心理学的には、習慣化で成功する人の特徴は“やる気ゼロの日の行動量”が少しでもあることとされています。
つまり「毎日5分でOK」なんです。
● 結果を急いでしまう
これもめちゃくちゃ多い。
体重が減らないと、「この方法は合わないのでは?」と簡単に疑ってしまう。
でも身体は3週間〜8週間くらいのタイムラグで変化します。
今努力していることが、明日の体重に出るわけではありません。
● モチベ頼みで進めてしまう
モチベーションは気分と連動しているので、波があって当然です。
“気分が乗らない日でもできる仕組み”を作ることが本当に大事。
そのための仕組みについては次回(2回目)で具体的に紹介します。
よくある質問(Q&A 編・前半)
Q1. 筋トレ初心者で、何から始めればいい?
最初はスクワット・ヒップリフト・プランク(合計5分)で十分です。
いきなり10種類とかやると続かないので、まずは“短く・負担少なく”が正解。
Q2. 食事制限は必要?
極端に減らすとほぼ確実にリバウンドします。
むしろ「食べても太らない身体」を作るために筋トレを併用する方が長期的に痩せやすいです。
Q3. 仕事が忙しくて続かない…
これは私も一番悩んだ部分です。
でも実は、疲れている日ほど筋トレのストレス軽減効果が出やすいんです。
たとえ1分のストレッチだけでもOKなので、とにかく“ゼロにしない”こと。
続・よくある質問(Q&A 編・後半)
Q4. 生理前にどうしても食欲が爆発します…どう対策すべき?
これは本当に多い悩みですし、私自身も長年苦しみました。
女性はホルモンバランスの影響で、PMS期(生理前2週間)に食欲・むくみ・倦怠感が強まりやすく、これがリバウンドを誘発します。
私が効果を感じた対策は次の通りです:
- 食欲が爆発する時期は「量より質」を意識(高タンパク・低脂質)
- 甘いものを“禁止”せず、量を決めて食べる
- 筋トレの負荷を下げ、ストレッチに切り替える
- 寝る前のスマホ時間を減らし、睡眠の質を上げる
特に「禁止しない」のが大事。禁止すると、脳が“反動欲求”を生んでしまいます。
私はこの考え方に変えてから、PMSの食べ過ぎが劇的に減りました。
Q5. 筋トレで痩せたいのに、体重が増えるのはなぜ?
最初に増える体重の多くは水分量の変化です。
筋トレをすると筋肉内のグリコーゲンが増え、その分だけ水分を2〜3倍保持します。これは“筋肉が育つ準備段階”で、むしろ良い反応。
私も当時、筋トレ開始1週間で体重が0.8kg増えました。
「あれ?私、太った?」って焦りましたが、その後の見た目の変化がすごくて、今はむしろ最初に体重が動く方がラッキーとさえ思います。
Q6. 家でトレーニングしても本当に痩せる?
痩せます。むしろ、継続のしやすさを考えると自宅トレは最強です。
特に女性は生活リズムが忙しく、ジムに通う時間が取れないことが多い。
私は自宅トレだけでウエスト−7cmを達成しましたし、クライアントさんでも自宅派が一番成功率高いです。
Q7. 継続できない…気持ちが折れた時にどう立て直す?
ここは心理学がめちゃくちゃ役に立つ部分です。
気持ちが折れる原因の多くが「全か無か」思考。つまり、完璧にできないと意味がないと思ってしまうクセ。
実は習慣化のコツは「ハードルを思いっきり下げる」こと。
私がメンタル的に落ちていた時に使った方法がこちら:
- “5分だけ”と決める
- 筋トレをしない代わりにストレッチでもOKとする
- 体重計に乗る頻度を減らす
- やる気がない日の記録をあえて残す
特に「やらなかった日の記録を残す」ことで自己嫌悪が減り、逆に継続力が上がります。
私はこれを取り入れてからリバウンド率が激減しました。
筋トレ×心理学 ― 続けられる人がやっている“4つのルール”
筋トレで痩せたい女性がつまずきやすいのは、技術ではなく習慣。
だからこそ、心理学的アプローチが必要になります。
1. 目標は「数値」より「行動」で決める
NG例:3ヶ月で−5kg
OK例:週4日5分の筋トレを続ける
行動ベースにすると、達成感が積み重なり自己効力感が上がっていきます。
2. ご褒美は“行動後に”設定する
心理学的に、行動直後のご褒美は習慣化を強化します。
私は「筋トレできた日はお気に入りのハーブティー」と決めていました。
3. 誘惑を“排除”ではなく“管理”する
甘いものを家に置かない方法は、短期的には効果的ですが長期的には失敗の元。
我慢の反動で、いつか爆食いします。
だから私は、あえてお菓子は置いておく。その代わり、1日1つまでというルールに変えました。
結果、反動食いがゼロに。
4. 小さな達成を毎日自覚する
気づかない変化ほど継続を邪魔するものはないです。
私は次の項目を毎日メモしていました:
- 前日より姿勢が良かった
- 浮き輪肉が少し柔らかくなった
- 脚のむくみがマシだった
- 寝つきが良かった
数値に出ない“見えない変化”を拾ってあげることで、モチベは自然と上がります。
私が経験した“本気でやってよかった瞬間”
筋トレダイエットを続けて一番良かったのは、体型よりも自己肯定感が戻ったことでした。
ある日、ふと鏡の前に立ったとき、久しぶりに「私、ちょっと良くなってる…?」と思えたんです。
涙がこぼれて止まりませんでした。正直、自分の身体を“好き”と思える日が来るとは思っていなかったから。
その後、友人から「なんか痩せた?雰囲気いい感じだよね」と言われ、人生で初めて“努力が報われた瞬間”を感じました。
身体が変わると、気持ちも変わる。
気持ちが変わると、人生が変わる。
これは大げさでも何でもなく、本気でそう思っています。
今日からできる“リバウンドしない筋トレ習慣”まとめ
最後に、この記事の総まとめです。
- 筋トレはダイエットの土台になる“代謝改善”の要
- 短期で痩せたい焦りはリバウンドを呼ぶ
- 食べても戻せる身体を作るのが最強
- 習慣化は心理学の力を借りると圧倒的に続く
- PMS期は「食欲との戦い」ではなく「上手く付き合う」
- 見た目は体重より先に変わる
- 最初の3ヶ月は“準備期間”と考える
そして何より大事なのは、完璧を求めないこと。
続けること、やめないこと、ゼロにしないこと。
あなたの身体は、確実に変わります。
その変化を楽しみに、ぜひゆるく長く続けていきましょう。
最後に ― あなたもきっと「変われる側」の人です
昔の私は「何をやっても痩せない」「続かない」「またリバウンドする」と本気で思っていました。
でも、筋トレをきっかけに、その思い込みはあっさり崩れ去りました。
痩せたい気持ちがあるなら、あなたはすでに半分成功しています。
残りの半分は、行動を“続けられる仕組み”を作るだけ。
次の3ヶ月、あなたがどんな自分に変わっていくのか——その未来を一緒に楽しみにしています。
