こんにちは。ダイエット専門家として女性の実践サポートをしてきた私ですが、実は過去に何度もダイエットに失敗し、リバウンドを繰り返した当事者でもあります。
そして40代に差し掛かった頃、ついに直面したのが…
「え、昔のやり方じゃ全然痩せない…!?」
代謝が落ち、体脂肪が落ちにくくなり、食事を少し我慢しても変化が出ない。むしろ、ちょっと気を抜いたら一気にリバウンド。
今回はそんな私がホルモンバランス改善に取り組んだことで、若い頃の体型に戻り、リバウンドしにくい身体へ変わった実体験を、かなり赤裸々に公開します。
同じように「痩せたいのに痩せられない」と苦しんでいるあなたへ、ひとつでも役立てば嬉しいです。
【結論】代謝が落ちて痩せない理由の8割は“ホルモン”だった
昔の私は「摂取カロリーが多いから太るんだ」と思い込み、食事制限ばかりに頼ってきました。ですが40代になって気づいたのは、
▼同じ食事量でも太りやすくなるのはホルモンの変化が大きい
- 女性ホルモンの低下で脂肪が落ちにくくなる
- ストレスでコルチゾール過剰 → 脂肪を溜め込みやすい
- 睡眠質低下 → 食欲ホルモンが乱れる
- 甲状腺ホルモンの低下で代謝が落ちる
これらの影響で、むしろ頑張れば頑張るほど痩せにくい身体になっていたのです。
【赤裸々体験談】努力しても痩せず、むしろリバウンド…心が折れた瞬間
実は私、35〜42歳の間で「ダイエット⇒成功⇒リバウンド」を5回以上繰り返しました。特に辛かったのは、次の3つの経験です。
1. 夜にこっそり食べてしまい、罪悪感で涙
ストレスで食欲が爆発し、コンビニで買ったスイーツを夜中に食べてしまう…。翌朝鏡を見ると、むくんだ顔、増えた体重、そして強烈な自己嫌悪。
「なんで私は、ちゃんとできないんだろう」
この言葉を何度自分に投げつけたかわかりません。
2. 1週間頑張っても体重が1gも減らない
食事管理、運動、睡眠…全部頑張っても変化が出ない。むしろ増えることも。数字に縛られ、モチベーションはガタ落ち。
この頃は、人生で一番ダイエットが嫌いでした。
3. 無理な糖質制限で体調悪化
筋トレ仲間にすすめられて糖質オフ生活に。しかし…
- イライラが激増
- 集中力低下
- 無性に甘いものが食べたくなる
結果、制限が反動して一気に過食 → リバウンド。
この悪循環を断ち切れたのは、「ホルモンが乱れている状態では痩せない」と理解した瞬間からでした。
【心理学】リバウンドする人の共通点は“自責が強すぎる”こと
これまで多くの女性をサポートしてきて感じるのは、リバウンドしやすい人ほど「失敗=自分の意思が弱い」と考えすぎるということ。
しかし心理学的には、これは完全に逆で、
ホルモンの乱れ → 衝動的な食欲増加 → 自己嫌悪 → ストレス → さらにホルモンが乱れる
という「感情とホルモンの負のループ」が原因です。
あなたが悪いわけではありません。身体の仕組みがそう反応しているだけ。まずはこれを知ることが、ホルモンダイエット成功の第一歩でした。
【具体策】私が実践したホルモン改善ダイエットのステップ
ここからは、実際に効果があった方法を順番にまとめていきます。
ステップ1:夕方の“ストレス食い”を止めるためのセロトニンアップ
夕方〜夜に太りやすいのは、ストレスによりコルチゾールが急上昇するためです。そこで私は
- 15分の散歩
- 深呼吸2分
- トリプトファンを含む食品の摂取(大豆・乳製品など)
を毎日続けました。これだけで「夜の暴走食い」が明らかに減りました。
ステップ2:女性ホルモンの分泌を促す“軽い運動”に切り替え
以前はハードな筋トレやランニングを頑張っていましたが、疲労が溜まり逆効果でした。
そこで
- ゆるいピラティス
- 骨盤周りのストレッチ
- 週2回・20分の筋トレ
に変更したところ、睡眠の質が改善し、食欲の暴走も減少。強い負荷より、身体が喜ぶ動きを選ぶことが大切でした。
ステップ3:睡眠ホルモン“メラトニン”を整える
睡眠不足は、食欲ホルモン「グレリン」が増えて太りやすくなります。そこで私は、
- 夜のスマホ時間を30分減らす
- 寝る前に白湯を一杯
- 23時には布団に入る
この3つだけで、むくみが減り、朝の体重が落ちやすくなりました。
ステップ4:血糖値スパイクを防ぎ、脂肪蓄積をブロック
女性はストレスが多いと血糖値が乱れやすく、食後の眠気や過食を引き起こします。
そこで私は「低GIの食事+食べる順番」を徹底しました。
- 野菜 → たんぱく質 → 炭水化物の順番
- 間食を高カカオチョコやナッツに変更
- 白米を雑穀米に変える
これだけでも脂肪が落ちやすくなり、代謝も徐々に回復しました。
【Q&A】ホルモン改善ダイエットのよくある質問(前半)
Q1. ホルモン改善ってどれくらいで効果が出る?
私の場合は、最初の変化が出るまで約3週間でした。ただし、劇的に痩せるわけではなく、「食欲が落ち着く」「体重が増えにくくなる」という変化から始まります。
Q2. 運動はどれくらいやれば良い?
朝の5分ストレッチ、週2回の軽い筋トレで十分です。ホルモン改善は“継続”が重要なので、負担の少ない運動から始めましょう。
Q3. 生理前にどうしても食欲が爆発します
生理前はプロゲステロンの影響で食欲が強くなります。無理に抑え込むのではなく、高たんぱく+低GIのおやつに置き換えて、過食を防ぎましょう。
【Q&A】ホルモン改善ダイエットのよくある質問(後半)
Q4. 食事制限しないと痩せないのでは?
実はこれは大きな誤解で、ホルモンが乱れた状態で食事制限だけすると、むしろ代謝がさらに下がり、太りやすくなります。まずは食欲と代謝を整えてから、緩やかな食事改善へ移行したほうが結果的に痩せやすくなります。
Q5. 更年期でも効果は出ますか?
もちろん出ます。むしろ更年期こそホルモンの揺らぎが大きいため、改善の効果を実感しやすい時期でもあります。焦らず、身体の声を聞きながら進めることがポイントです。
Q6. リバウンドが怖いのですが、どうすれば?
ホルモン改善ダイエットは、リバウンドしにくい身体を作るのが最大のメリット。食欲・睡眠・ストレスの3つを整えることで、衝動食いの頻度が減り、自然と太りにくい体質へ変化します。
Q7. 運動が本当に苦手でも大丈夫?
大丈夫です。ピラティスやストレッチ、深呼吸など「ホルモン刺激系」の運動は軽い負荷でも十分な効果があります。頑張りすぎないほうが長続きします。
Q8. 甘いものがやめられません…
これは多くの女性が抱える悩みです。甘いもの欲求は、幸せホルモンであるセロトニン不足や、睡眠不足によるグレリン増加など複数の要因が重なって起こります。自制心で抑え込むのではなく、根本となるホルモンバランスを整えることで自然に落ち着いていきます。
【実践記】ホルモン改善ダイエットで起きたリアルな変化
ここからは、私自身に起きた変化をできる限り赤裸々に書きます。
1ヶ月目:食欲が安定し、夜の過食が激減
ホルモン改善を始めて、まず感じたのは「無駄な食欲が減った」ということ。それまで毎晩のように甘いものが欲しくなっていたのが、気づけば自然と落ち着いていました。
夜中に冷蔵庫の前で立ち尽くしていた日々から卒業できた瞬間でした。
2ヶ月目:停滞していた体重がスルッと落ちる
ここは正直びっくりしました。半年以上停滞していた体重が、何をしたわけでもなくスッと1.5kgほど落ちたのです。
代謝が回り始めると、こんなに違うのか…と感動しました。
3ヶ月目:鏡の中の自分に「お?」と声が出る
顔がスッキリし、腰まわりの贅肉が少しずつ薄くなり、身体のラインが変化してきました。若い頃の“締まり”が戻ってきた感覚。
体重以上に、見た目が変わるのが嬉しかった時期です。
6ヶ月目:リバウンドの気配がなくなる
リバウンド癖があった私ですが、半年経っても体重は安定。むしろ少しずつ引き締まっていきました。これは本当に大きな自信になりました。
ホルモン改善は「頑張った分だけ痩せる」ではなく「整えば自然と痩せる」方法です。
【さらに深掘り】なぜホルモンが整うと“リバウンドしにくい”のか?
これは、心理学と生理学の両面から説明できます。
●心理学的メリット
- 自己嫌悪が減る → ストレス食いが減る
- 睡眠の質が上がる → 衝動的な食欲の抑制
- 心のゆとりが増える → 継続しやすくなる
ストレスは「食べる」という行動に直結しやすいので、心の安定はそのままダイエットの安定につながります。
●生理学的メリット
- 女性ホルモンの低下が落ち着く
- コルチゾールの暴走が収まる
- 甲状腺ホルモンの働きがよくなり、代謝がアップ
- 血糖値が安定し、脂肪がつきにくい
これらが組み合わせて働くことで、身体そのものが「太りにくい状態」になっていきます。
【まとめ】ホルモン改善は“若い頃の体型”を取り戻す最短ルート
昔のダイエットでは痩せなくなった…と悩む女性は本当に多いです。原因は努力不足ではなく、ホルモン。
私自身、何度もリバウンドしては泣いて、失敗しては落ち込んで…。その繰り返しでした。でも、ホルモン改善に出会ってからは、あの頃の体型に少しずつ近づけています。
もしあなたが、
- ダイエットしても痩せない
- リバウンドばかり
- 代謝が落ちた気がする
- 昔より太りやすい
という悩みを抱えているなら、ぜひホルモンバランスに目を向けてみてください。身体は必ず応えてくれます。
【最後に】あなたの身体は、必ず変わる
どんなに落ち込んでいても、どんなに太っていても、スタート地点は関係ありません。大事なのは「整える」こと。
焦らず、優しく、でも確実に。
あなたのダイエットが、これからもっと楽に、もっと前向きに進むよう願っています。
