「また太った…」
正月明け、体重計に乗った瞬間、私はしばらくその場から動けませんでした。
年末まで必死にダイエットして、ようやく痩せたはずなのに。
たった数日のお正月で、体重は元通り。いや、正直に言えばそれ以上。
この記事では、ダイエット・リバウンド・痩せたいという言葉に何度も裏切られてきた私自身の赤裸々な体験と、
ダイエット専門家として現場で女性たちを何百人もサポートしてきた実感をもとに、
「なぜ正月太りは起こるのか」「なぜリバウンドするのか」「どうすれば一生太らないのか」を徹底的に解説します。
表面的な方法論ではありません。
会議室で作られた机上の空論でもありません。
現場で、感情まみれで、失敗だらけで、それでも立ち上がってきたリアルです。
なぜ正月太りは毎年起こるのか?【心理学的視点】
「特別だからいいよね」という自己免罪
正月太りの最大の原因は、実は食事内容そのものよりも心理です。
「お正月くらい、いいよね」
「一年頑張ったご褒美だし」
「三が日が終わったら戻せばいい」
この思考、身に覚えはありませんか?
心理学ではこれをライセンシング効果と呼びます。
「私は普段頑張っているから、今くらいは自分に許可を出していい」という無意識の言い訳です。
問題は、この「許可」が1日で終わらないこと。
1日→2日→「もうちょっとだけ」→気づけば1週間。
ここで体重が増えるだけならまだいいのですが、
自己嫌悪が始まるのが一番の落とし穴です。
自己嫌悪がリバウンドを加速させる
「また太った」
「私は意思が弱い」
「どうせ続かない」
この感情が、次の行動を決めてしまいます。
人は自己評価が下がると、自分を雑に扱うようになります。
すると、
- どうせダメだから食べちゃえ
- もう痩せたいなんて思うのやめよう
- 極端なダイエットで一気に戻そう
こうして、ダイエット→リバウンド→さらに太るという負のループが完成します。
私が何度もリバウンドしたリアルな体験談
糖質制限で10kg痩せたのに、半年後には12kg増
これは、今でも忘れられない失敗です。
当時の私は「痩せたい」の一心で、極端な糖質制限をしていました。
白米ゼロ、パンゼロ、甘いものゼロ。
周りからは「すごい!」「意志強いね」と言われ、正直気持ちよかった。
体重はみるみる落ちました。
でも、心はずっとギリギリでした。
・外食が怖い
・友達との食事がストレス
・頭の中は食べ物のことばかり
そして正月。
実家に帰り、母の手料理を前にして、私は完全に崩壊しました。
「一口だけ…」が止まらない。
気づけばおかわり。
「もういいや」と泣きながら夜中にお菓子を食べました。
その瞬間、頭の中で何かが切れた感覚を、今でも覚えています。
リバウンドは体重よりも心が壊れる
正月明け、体重は一気に増えました。
でも、それ以上に辛かったのは自分への信頼がゼロになったこと。
「私はどうせ続かない」
「ダイエットしても無駄」
「痩せたいなんて言う資格ない」
この状態で再びダイエットを始めると、どうなるか。
・さらに厳しい制限をする
・失敗したら全否定
・少しの増減で情緒不安定
結果、またリバウンド。
私はこのループを、何年も繰り返しました。
「一生太らない人」が無意識にやっていること
ダイエットを「イベント」にしない
リバウンドしない人たちを観察して、気づいた共通点があります。
それは、ダイエットを特別なものとして扱っていないこと。
・正月だから特別に食べる → しない
・痩せる期間と太る期間を分ける → しない
・成功か失敗かで判断する → しない
彼女たちは「生活の一部」として食事や体重と向き合っています。
体重より「行動」を見る
リバウンド経験者ほど、体重の数字に一喜一憂します。
でも、本当に見るべきなのは、
- 昨日よりちゃんと噛んだか
- 無理な我慢をしていないか
- 自分を責めていないか
数字は結果であって、原因ではありません。
この視点を持てるようになってから、私自身のダイエットは大きく変わりました。
正月太りをリバウンドの起点にしないための具体策
「戻す」ではなく「整える」という発想
正月太り解消で一番危険なのは、短期間で戻そうとすることです。
・断食
・極端な糖質カット
・過剰な運動
これらは一時的に体重を落としますが、確実にリバウンドします。
おすすめなのは、「整える」という考え方。
- 食事時間を戻す
- 睡眠リズムを戻す
- 胃腸を休ませる
体重は、その結果として自然に落ちていきます。
「痩せたい」が叶わない人に共通する思考パターン
完璧主義がダイエットを壊す
これまで数え切れないほどの女性のダイエット相談を受けてきましたが、
リバウンドを繰り返す人には、驚くほど共通点があります。
それが完璧主義です。
・100点じゃないと意味がない
・少し崩れたら全部ダメ
・決めたルールを破った自分を許せない
正月太りのあと、
「よし、明日から完璧にやろう」と思った瞬間、実は失敗が始まっています。
なぜなら、人生に完璧な日常は存在しないからです。
「できなかった自分」を責めるクセ
匿名相談で、特に多い言葉があります。
「またできませんでした」
「意志が弱くて情けないです」
私は、この言葉を見るたびに胸が苦しくなります。
ダイエットは人格テストではありません。
できなかった=ダメな人、ではない。
むしろ、できなかった理由を冷静に見る力こそが、
一生太らない習慣を作る土台になります。
私がリバウンド地獄から抜け出せた決定的な転換点
「痩せる」より「戻らない」を優先した
あるとき、私は気づきました。
「私は痩せたいんじゃない。
もう二度と、この自己嫌悪を繰り返したくないんだ」
そこから、ダイエットの目的を変えました。
- 短期間で痩せる → 目指さない
- 体重の上下 → 想定内
- リバウンドしない行動 → 最優先
すると不思議なことに、体重はゆっくりですが確実に落ち、
そして戻らなくなりました。
「太ったときの行動」を先に決めておく
一生太らない人は、太らないのではありません。
太っても戻し方を知っているだけです。
私が実践しているのは、とてもシンプル。
- 体重が増えたら、まず睡眠を整える
- 食事を減らす前に、食事時間を戻す
- 反省より記録
感情で動かない仕組みを作ったことで、
正月太りも「イベント」で終わるようになりました。
匿名相談Q&A|正月太り・リバウンド編
Q1. 正月に太った体重はどれくらいで戻せばいいですか?
A. 目安は増えた期間の2〜3倍です。
3日で増えたなら、1週間〜10日かけて戻す。
焦るほどリバウンドしやすくなります。
Q2. 正月明けに断食やファスティングはありですか?
A. 胃腸を休める目的なら短時間はあり。
ただし「早く痩せたい」目的ならおすすめしません。
多くのリバウンド相談は、ここがきっかけです。
Q3. 食欲が止まらなくて自己嫌悪になります
A. 食欲は意志ではなく疲労とストレスで暴走します。
まずは睡眠時間とリラックスを最優先してください。
Q4. 何度もリバウンドしていて自信がありません
A. それは失敗ではなく、経験値です。
リバウンド経験者ほど、正しい順序を知ったときに強いです。
Q5. 運動はどれくらい必要ですか?
A. 正月太り解消に激しい運動は不要です。
まずは日常活動量を戻すことが先決です。
Q6. 「痩せたい」と思うこと自体がストレスです
A. その感覚、とても大切です。
「痩せたい」を一度手放し、
「整えたい」に言い換えてみてください。
正月太りは「一生太らない習慣」への入口
正月太りは、悪者ではありません。
むしろ、
- 無理なダイエットに気づく
- リバウンドの原因を知る
- 本当に必要な習慣を選び直す
このチャンスをくれる、最高のタイミングです。
痩せたい。
でも、もう振り回されたくない。
そう思ったあなたは、もう次のステージにいます。
一生太らない人は、特別なことをしていません。
自分を壊さない選択を、積み重ねているだけです。
正月太りをきっかけに、
今年こそ「戻らないダイエット」を始めましょう。
