こんにちは。ダイエット専門家として、これまで数多くの女性の「痩せたい」「もうリバウンドしたくない」という切実な声に向き合ってきました。
でも、今日の記事は、少し違います。
これは専門家としての成功談ではなく、
リバウンド常習犯だった一人の女性の、かなり赤裸々な記録です。
正直に言います。
私は「ダイエットが仕事」になる前、何度も、何度もリバウンドしました。
一時的に痩せては、また太る。
雑誌やマスコミで話題の方法を試しては、挫折する。
そのたびに、こう思っていました。
「また失敗した」
「私は一生、痩せられない体質なんだ」
もし今あなたが、
・ダイエットとリバウンドを繰り返している
・何を信じればいいかわからない
・もう自分に自信が持てない
そんな状態なら、この記事はきっと役に立ちます。
私が「リバウンド常習犯」だった頃の生活
まずは、かなり恥ずかしい話から。
当時の私は、
とにかく「痩せたい」気持ちだけが先走っていました。
・糖質制限で一気に3kg減
・ファスティングでさらに2kg減
・毎日ジムで有酸素+筋トレ
体重計の数字が減るたび、
「今回はいけるかも」と期待する。
でも、その裏側はボロボロでした。
夜は寝る直前までスマホ。
SNSで他人の体型を見ては落ち込む。
「もっと痩せなきゃ」と焦る。
睡眠時間は、平均5時間以下。
朝はだるくて、
コーヒーと甘いパンで無理やり目を覚ます。
昼は我慢。
夜は反動でドカ食い。
「意志が弱い自分」が嫌いで、
さらに食事制限を厳しくする。
今思えば、
完全に自滅コースでした。
一時的に痩せても、必ずリバウンドする理由
当時の私は、
「なぜリバウンドするのか」を全く理解していませんでした。
でも、今ならはっきり言えます。
リバウンドは、意志の弱さではありません。
それは、
生活全体が「無理な状態」になっているサインです。
リバウンド前に必ず起きていた3つのこと
① 常に眠い、疲れている
睡眠不足が当たり前で、疲労感が抜けない。
② 甘いものへの欲求が異常に強くなる
チョコ、ケーキ、菓子パンが止まらない。
③ 自分を責める思考が増える
「また失敗」「私ってダメ」と頭の中で繰り返す。
この状態で、
どんなダイエット方法を選んでも、長続きしません。
睡眠を削るダイエットが失敗する心理学的理由
ここで少し、心理学の話をします。
睡眠不足の状態では、
脳の「理性」を司る部分が正常に働きません。
つまり、
・長期的な目標(痩せたい)より
・短期的な快楽(甘いもの)を優先する
こうした判断をしやすくなります。
これは性格ではなく、
脳の仕組みです。
だから、
「夜になると我慢できない」
「疲れていると食べてしまう」
この悩みを抱えている人ほど、
まず見直すべきは睡眠でした。
「眠るだけで痩せるなんて嘘」だと思っていた
正直に言います。
私も最初は、
「睡眠改善ダイエット」なんて信じていませんでした。
「寝てる間に痩せたい」なんて、
都合が良すぎる。
それに、
「寝る時間を増やす=努力していない」
そんな罪悪感もありました。
でも、ある時ふと思ったんです。
「これ以上、削るものがない」
食事も、運動も、気力も、
もう限界でした。
そこで私は、
人生で初めて「眠ることを優先するダイエット」を選びました。
私が実際にやった「睡眠を最優先する生活」
ここからは、かなり現実的な話です。
理想論ではありません。
忙しくて、完璧なんて無理だった私が、
実際にできたことだけを書きます。
① ダイエットより先に、睡眠時間を確保した
まず決めたのは、
「体重より、睡眠を優先する」こと。
体重計に乗る回数を減らし、
寝る時間だけを気にしました。
最初の目標は、
今より30分早く布団に入る。
たったそれだけ。
でも、この「たった30分」が、
私のダイエット人生を変えました。
② 寝る前のスマホ時間を減らした
正直、これはきつかったです。
夜のスマホは、
私にとって唯一のストレス解消でした。
だから、完全にやめるのではなく、
少しずつ減らすことにしました。
・布団に入ってから見ない
・画面を暗くする
・通知をオフにする
これだけでも、
眠りの深さが変わってきました。
睡眠を変えたら、最初に起きた意外な変化
体重が落ちる前に、
まず変わったのは食欲でした。
夜になると暴れていた甘いもの欲が、
少しずつ静かになっていったんです。
「今日は食べなくても大丈夫かも」
そんな日が、増えてきました。
我慢している感覚は、ほとんどありません。
むしろ、
自然と欲しくなくなった。
これが、今までのダイエットと決定的に違う点でした。
睡眠改善ダイエットQ&A(前半)
Q1. 睡眠を増やすと太りませんか?
太りません。むしろ、睡眠不足の方が太りやすいです。睡眠は代謝と食欲コントロールに直結しています。
Q2. 寝る時間が遅くても意味はありますか?
あります。まずは「質」を意識してください。寝る前の行動を整えるだけでも変化は出ます。
Q3. どれくらいで効果を感じましたか?
私は1週間ほどで甘いもの欲の変化を感じました。体重より先に、行動が変わる人が多いです。
睡眠改善ダイエットQ&A(後半)
Q4. 睡眠を優先すると、運動しなくなって逆に太りませんか?
この質問、本当に多いです。
結論から言うと、睡眠を整えたほうが、結果的に運動量は自然に増えます。
私自身、寝不足だった頃は、
「運動しなきゃ」と思うだけで気持ちが重く、ジムに行くのが苦痛でした。
でも睡眠が整ってからは、
・体が軽い
・動くことが苦じゃない
・「少し歩こうかな」と思える
こうした変化が起きました。
無理やり動くのではなく、
動きたくなる体に戻る。
これが、リバウンドしないダイエットの鍵です。
Q5. 甘いもの欲が完全になくなるわけではないですよね?
はい、なくなりません。
でも、暴走しなくなります。
以前の私は、
「一口だけ」のつもりが止まらず、
自己嫌悪までセットでした。
睡眠を整えてからは、
・食べる量が自然に少なくなる
・満足感が高い
・罪悪感がほぼない
これだけで、ダイエットは一気に楽になります。
Q6. 睡眠改善ダイエットは、どんな人に向いていますか?
特に向いているのは、
・何度もリバウンドしてきた人
・食事制限がつらくて続かない人
・「痩せたいのにできない自分」を責めている人
努力が足りないのではなく、
努力できる状態じゃなかった。
その可能性が高い方ほど、効果を感じやすいです。
Q7. 睡眠改善だけで本当にリバウンドしなくなりますか?
睡眠だけで全てが解決するわけではありません。
でも、リバウンドしないための土台は確実に作られます。
睡眠が整うことで、
・判断力が戻る
・感情の波が穏やかになる
・無理な選択をしなくなる
この状態で選ぶ食事や運動は、
自然と「続くもの」になります。
ここからが本音。私が一番つらかったリバウンドの記憶
専門家として活動する前、
正直、思い出したくない時期があります。
それは、
「もう痩せたはずなのに、全部戻った」瞬間。
体重計に乗ったとき、
数字を二度見しました。
減らしたはずの体重が、
ほぼ元通り。
いや、正確には、
前より少し増えていた。
その場で、しゃがみ込みました。
「何のために、あんなにつらい思いをしたんだろう」
その日から、
人に会うのが怖くなりました。
「痩せたね」と言われるのが怖い。
「戻った?」と思われるのが怖い。
この心理的ストレスが、
さらに食欲を暴走させます。
今なら分かります。
あの頃の私は、
体だけでなく、心も完全に疲れ切っていた。
リバウンドを繰り返す人の共通点(心理学的分析)
これまで多くの相談を受けてきて、
リバウンドを繰り返す人には、共通点があります。
① 完璧主義
100点を目指し、80点を失敗と感じる。
睡眠不足の脳は、
この思考をさらに極端にします。
② 自分に厳しすぎる
少し食べただけで、
「またダメだった」と全否定。
これが、
次の暴食を呼びます。
③ 休むことに罪悪感がある
「寝る=怠けている」
そんな思い込みが、無理を生みます。
睡眠改善ダイエットは、
この思考パターンそのものを変えてくれました。
睡眠を整えたことで、ダイエットが「普通の生活」になった
一番大きな変化は、
ダイエットが特別なことではなくなったことです。
以前は、
・常に食事を気にする
・体重に一喜一憂する
・我慢している感覚が強い
今は、
・自然に選べる
・多少食べても戻らない
・生活の一部になっている
これが、
リバウンドしない状態です。
睡眠改善ダイエットを成功させるためのチェックリスト
- 寝る前にスマホを見続けていない
- 布団の中で反省会をしていない
- 睡眠を削ってまでダイエットしていない
- 「痩せたい」より「続けたい」を優先している
- できたことに目を向けている
全部できなくて大丈夫です。
一つでも当てはまれば、
あなたは確実に、リバウンドしない方向に進んでいます。
まとめ:リバウンドを制する鍵は「眠る勇気」だった
私は長い間、
「もっと頑張らなきゃ痩せられない」と思っていました。
でも、本当は逆でした。
頑張りすぎていたから、痩せられなかった。
痩せたいなら、
まず自分を追い詰めるのをやめる。
リバウンドしたくないなら、
生活の土台を整える。
その最初の一歩が、
眠ることを選ぶ勇気でした。
もし今、
「もう何を信じればいいかわからない」
そう感じているなら。
今夜、
ほんの30分だけ早く布団に入ってみてください。
それは、
ダイエット人生を変える、静かなスタートになるかもしれません。
