自律神経が整うと恋も体重も動き出す!最強のメンタル痩せ習慣
「また失敗した……」
体重計の数字を見た瞬間、胸の奥がズンと重くなったあの日の感覚を、私は今でもはっきり覚えています。
こんにちは。女性向けのダイエット実践サポートを長年行ってきたダイエット専門家です。これまで何百人もの「痩せたいのに痩せられない」「リバウンドが怖くて前に進めない」女性たちと向き合ってきました。
そして、実は私自身も——。
この記事では、ダイエット・リバウンド・痩せたいというキーワードの裏側にある、自律神経とメンタルの話を、かなり赤裸々に書いていきます。
会議室で語られる理論ではなく、現場で泣いて、悔しがって、時には暴食してしまった「生身の体験談」です。
なぜ私は「何をやっても痩せられない人」だったのか
一時的には痩せる。でも必ずリバウンドする
糖質制限、ファスティング、置き換えダイエット、ジム通い、サプリメント……。
思いつく限りのダイエットは、ほぼ全部やりました。
確かに、最初は体重が落ちるんです。
「あ、今回こそいけるかも」
そう思った矢先、ある日を境に歯止めが効かなくなる。
夜中にコンビニでスイーツを買い込み、家に帰ってから一気食い。食べながら「何やってるんだろう私」と泣いていました。
翌朝、体重は元通り。むしろ増えている。
これが、私のリバウンドの典型パターンでした。
痩せたいのに、自分を責め続ける毎日
当時の私は、「意思が弱い」「努力が足りない」と自分を責めていました。
婚活もしていたので、
「痩せたらもっと愛されるのに」
「太っている私は選ばれない」
そんな思考が、頭の中をぐるぐる回っていたんです。
でも今なら、はっきり言えます。
問題は意思でも根性でもなかった。
問題は、自律神経が完全に壊れていたことでした。
自律神経が乱れると、なぜダイエットは失敗するのか
自律神経とは「痩せるスイッチ」の正体
自律神経は、簡単に言うと「体と心の自動調整装置」です。
・食欲
・睡眠
・代謝
・ホルモン分泌
・感情の安定
これらすべてに関わっています。
つまり、自律神経が乱れている状態で「痩せたい」と願うのは、
ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなものなんです。
ストレス×我慢=暴食の心理メカニズム
心理学的に見ると、強い制限ダイエットは「反動」を生みます。
・食べたいのに我慢
・甘いものを禁止
・体重ばかり気にする
この状態が続くと、脳は「危険!」と判断します。
そしてある日、スイッチが切れたように暴食が起こる。
これは意志の弱さではなく、脳と自律神経の防衛反応です。
私が夜中に泣きながら食べていたのも、今思えば当然でした。
「痩せたい」が強すぎる人ほど太りやすい理由
痩せたい=緊張状態が続いている
「絶対に痩せなきゃ」
「失敗したら終わり」
この思考は、交感神経を過剰に刺激します。
交感神経が優位な状態が続くと、
・睡眠の質が下がる
・血流が悪くなる
・内臓の働きが低下する
結果として、脂肪は燃えにくくなります。
つまり、頑張れば頑張るほど痩せにくいという、最悪のループに入るのです。
婚活現場で見た「メンタル痩せ」のリアル
私はダイエット指導と並行して、婚活中の女性の相談にも数多く関わってきました。
その中で気づいたことがあります。
急に恋が動き出す人は、体重も自然に落ちていく。
逆に、
「痩せなきゃ愛されない」
「太っている私はダメ」
この思いが強い人ほど、体がガチガチに固まり、結果が出にくい。
自律神経が整うと、表情が柔らかくなり、呼吸が深くなり、自然と行動も変わる。
それが恋にも体重にも影響していたのです。
私がリバウンド地獄から抜け出せた「たった一つの転換点」
痩せる努力をやめた日
ある日、私はダイエットをやめました。
正確に言うと、「痩せるための努力」をやめたんです。
体重計に乗るのをやめ、食事制限をやめ、
「今日はどんな一日だった?」と自分に問いかけるようにしました。
最初は怖かったです。
「太るんじゃないか」
「全部無駄になるんじゃないか」
でも、不思議なことに——。
暴食が減っていきました。
夜中にコンビニへ走ることがなくなり、朝の目覚めが変わった。
自律神経を整えると起きた体の変化
・お腹が空く感覚が自然に分かる
・甘いものを欲しすぎなくなる
・イライラが減る
・体が軽くなる
体重は、あとからついてきました。
「痩せたい」を手放したら、痩せ始めた。
これは、私の人生で一番の逆説でした。
※この続きでは、具体的な自律神経の整え方、今日からできる実践テクニック、そして匿名相談Q&A(5〜8問)を、さらに赤裸々に掘り下げていきます。
自律神経を整えると「勝手に痩せ体質」になる理由
前編では、私自身が何度もダイエットに失敗し、リバウンドを繰り返してきたリアルな体験を書きました。
後編ではいよいよ、
・具体的に何を変えたのか
・どうやって自律神経を整えたのか
・痩せたい気持ちとどう付き合えばいいのか
このあたりを、かなり実践的にお話ししていきます。
「自律神経を整える」とは、何か特別なことをすることではない
多くの人が勘違いしているポイント
自律神経を整える、と聞くと、
・難しい呼吸法
・毎朝の瞑想
・完璧な生活リズム
こんなイメージを持つ方が多いです。
でも、正直に言います。
それを「頑張って」やろうとすると、逆に自律神経は乱れます。
なぜなら、
「ちゃんとやらなきゃ」
「できない私はダメ」
という思考自体が、交感神経を刺激してしまうからです。
まずやめるべきは「痩せるための正解探し」
痩せたい人ほど、正解を探します。
・これが正しい食事?
・この運動が効く?
・もっと頑張らないと?
この状態は、常に脳が緊張しています。
自律神経を整える第一歩は、
「正解を探すのをやめること」でした。
私が実際にやった「自律神経リセット習慣」
① 朝イチで体重を測るのをやめた
これは本当に大きかったです。
体重計に乗った瞬間、
・増えていたら落ち込む
・減っていたら気を抜く
この感情のジェットコースターが、自律神経を乱していました。
体重は「結果」であって、「評価」ではありません。
そう理解できるまで、私は体重計と距離を置きました。
② 空腹かどうか「お腹」に聞く
ダイエット中って、
「今食べていいのかな?」
と頭で考えがちです。
でも私は、
「お腹はどう?」
と体に聞くようにしました。
最初は分かりません。
でも続けていると、
「これは本当の空腹」
「これはストレス食い」
少しずつ区別がつくようになります。
③ 夜は「自分を緩める時間」と決めた
以前の私は、夜になると反省会をしていました。
「今日も運動できなかった」
「また甘いものを食べた」
これが一番ダメでした。
夜は副交感神経の時間。
自分を責めるのではなく、
「今日もよく生きたね」
そう声をかけるようにしました。
「食べてしまう私」を責めなくなったら起きた変化
暴食はメンタルのSOSサイン
心理学的に見ると、暴食は「意志の弱さ」ではありません。
心や体が限界だよ、と出しているサインです。
私は暴食した日、ノートにこう書くようにしました。
「今日は何がしんどかった?」
すると、
・仕事で言いたいことを我慢した
・寂しかった
・疲れが溜まっていた
必ず理由が出てきました。
痩せたい気持ちを否定しない
ここで大事なのは、
「痩せたいと思う自分を否定しない」こと。
痩せたい=悪いこと、ではありません。
ただ、
痩せたい理由が「自己否定」だと、体は守りに入る。
だから私は、こう言い換えました。
「痩せたい」→「今より楽に生きたい」
この変換が、自律神経を一気に緩めました。
【匿名相談Q&A】リバウンドに悩む女性たちへ
Q1:何度もリバウンドして、自信がありません
A:自信がないのは、あなたが失敗したからではありません。「自分を責め続けてきた」からです。まずは体重ではなく、「今日できたこと」を見る練習をしてください。
Q2:食事制限しないと太る気がして怖いです
A:怖いと感じている時点で、自律神経は緊張しています。制限を一気にやめる必要はありません。「減らす」より「感じる」に意識を向けてみてください。
Q3:痩せたいのに、やる気が出ません
A:やる気が出ないのは、怠けではなく疲労です。まず休んでください。休むこともダイエットの一部です。
Q4:周りの目が気になってしまいます
A:それだけ、これまで頑張ってきた証拠です。他人の目を気にする人ほど、優しい。まずはその優しさを自分に向けてください。
Q5:年齢的にもう痩せない気がします
A:年齢よりも影響が大きいのは、自律神経とストレスです。実際、40代・50代で自然に体重が落ちる方もたくさんいます。
Q6:婚活とダイエット、両立できません
A:同時に頑張らなくて大丈夫です。自律神経が整うと、表情と雰囲気が変わります。それが結果的に両方に影響します。
リバウンドを制する者は、人生を取り戻す
ダイエットは、体重の話ではありません。
自分とどう付き合うかの話です。
何度失敗してもいい。
何度リバウンドしてもいい。
それでも、
自分を見捨てなかった人から、人生は動き出します。
自律神経が整うと、体重も、恋も、驚くほど自然に動き始めます。
「痩せたい」と思ってこの記事に辿り着いたあなたは、もう一人じゃありません。
焦らず、比べず、今日を少し楽に。
それが、最強のメンタル痩せ習慣です。
